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uncertain world

きょうも、雨、梅雨のような感じです。
今朝は、暖房を入れてました。5月も終わりだというのに。

昨日、Jim Coleman のサイトにアクセスできないと書いたのですが、さっき見たら、ちゃんとありました。
http://www.jjcoleman.com/index.html
バイオを読むとわかりますが、Tuscaloosa での高校生時代、Chuck Levelle と友達だったのですね。
Jim Coleman, MDというサイトのタイトルが示すとおり、コールマンは医者でした。色々曲折があって、ナッシュヴィルに移り住み、そこで、Chet Atkins のかかりつけの医者になったのだと。

ウェブって、当てにならんですね。きのう、消えていたのに。

税法、財政学の話にいきなり方向転換します。

納税者の権利保障法制を考える上で、租税実体法と租税手続法における課税処分庁側と納税者との権利配分の関係が異なることについては、ドイツの税法学者アルベルト・ヘンゼルの議論を検討しなければならないということを以前書きました。検討してませんが。

ギリシャ政府の財政破綻懸念に端を発して欧州全体、特にEU諸国における政府の財政運営に対する信頼が薄れ、不安感が増しているわけです。
ギリシャはEUに加盟し、統一通貨ユーロを用いているので、独自の為替政策等による調整ができないのですね。EUは、主権国家の集合体であって連邦そのものではありませんが、経済的には共通通貨を用いている(イギリスは例外ですが)のですね。
ドルという共通通貨を用いてる連邦国家において、連邦政府自体が大幅な財政赤字を出し、さらに、連邦を構成する州政府財政が破綻同様だという状況も一方に存在するわけです。アメリカにおけるカリフォルニア州のことを念頭においています。
カリフォルニア州の経済規模は、ギリシャの比ではありません。
カリフォルニア州の財政破綻懸念があっても、同様の危機が起こらないのはなぜか。同州は必ずしも適切な対策を採っているようにも見えませんし。ただ、州の憲法によって均衡財政を義務付けられていることは事実ですが。

アルベルト・ヘンゼルの財政調整理論を検討するということが、上記のような問題を理解する上で有効なのかな。
ヘンゼルは、連邦国家における国と地方政府の関係について述べているわけですが、EU、アメリカそして連邦国家ではない日本において、その理論の有用性はどのようなものなのかというのが、今、私が考えていることなのですが。
ヘンゼルの財政調整理論については、三木先生、 森 稔樹先生などの名前がウェブで検索すると出てきますね。
by nk24mdwst | 2010-05-26 10:03 | 音楽

before the moon

もう、梅雨なんでしょうかね。鬱陶しい限りです。
今週は、こんな天気が続くようです。

夕べ、Jim Coleman のLittle Jo を聞き、次いでEddie Hinton との共作Coleman Hinton Project を聞いていました。
前者は、サザン風味のカントリー・フォーク・ロックにゴスペル風味をさっと振りかけたというところでしょうか。White Gospel というジャンル自体は存在するのですが。
エディー・ヒントンとやっている方は、ヒントンのギターと歌が、気に入っています。
こっちは、CDでは入手不能だと思います。
これらの楽曲(プラスアルファ)は、故ジム・コールマンのHPからMP3をダウンロードしたものです。ビットレートが高くて、良い音です。
残念なことに、きょう確認したら、このサイトは、閉鎖されていました。

最近、感じるのは、マスル・ショールズとナッシュヴィルとの音楽的な距離というのはそれほどあるわけじゃないなということなのですが。
いずれにしろ、マスル・ショールズ探訪シリーズで、Scott Boyer とかTommy Taltonあたりの近作も聞いてます。
この2人が組んでCowboy というバンドとしてカプリコーンで二枚のアルバムを出しているわけです。Duane Allman がセッションに参加していたりするのですが、これが手に入らない。
カプリコーン音源は、同社の破綻のおかげで、行方知れずなのでしょうか。

スコット・ボイヤーのHPもいつの間にやら消えていて・・・

ひょっこりみつけたのが、Swampland.comというサイトです。
要するにアメリカ南部諸州の音楽と「スポーツ」がテーマのサイトであるようです。
サザン・ロック、カントリーだけじゃなくて、Betty Davis のファンクもあったりするので、懐が広いというか。
スポーツがあるというのが、個人的には、少なからず気に入りました。
20 ベスト・サザン・ロック・アルバムなんて記事もあります。そのうちの7割ほどは、個人的には、余り評価できないというか好きじゃないし、屑じゃないかと思っているものが入っているので、なおさら、このサイトが気に入ったわけです。
Rolling Stone なんか、気取り屋の馬鹿が読むものだと考えていることが良くわかるので。逆も言えるかなということでもあります。

税金の話というか、財政金融政策の話をちょっとメモしておきたい気もするのですが、ここに貼るのは、止めます。

Steve Young のサイト更新されていて、新作ライブ・アルバムが高音質で落とせたりします。
by nk24mdwst | 2010-05-25 18:38 | 音楽

be as you like

朝は、小雨でしたが、晴れてきました。風は、まだ少し冷たい。

木蓮は、誇らしげに咲き始めましたが、サクラは、まだチラホラ、一輪、二輪というあたりでしょうか。

去年、e.e. cummings の In Just- をひいている日があります。3月25日ですね。
そう思うと、今年は、3月以後、余り暖かくない。

ついでですから、カミングズの春の詩でも。
Spring is like a perhaps hand


Spring is like a perhaps hand
(which comes carefully
out of Nowhere)arranging
a window,into which people look(while
people stare
arranging and changing placing
carefully there a strange
thing and a known thing here)and

changing everything carefully

spring is like a perhaps
Hand in a window
(carefully to
and fro moving New and
Old things,while
people stare carefully
moving a perhaps
fraction of flower here placing
an inch of air there)and

without breaking anything.
声に出して読んでみて、わかった気分に勝手になればいいのだと思います。
大文字、小文字の使い方は目で楽しむ?!

こんなのもあります。
ygUDuh


ygUDuh

ydoan
yunnuhstan

ydoan o
yunnuhstand dem
yguduh ged

yunnuhstan dem doidee
yguduh ged riduh
ydoan o nudn

LISN bud LISN

dem
gud
am

lidl yelluh bas
tuds weer goin

duhSIVILEYEzum
くだけた話し言葉を文字で書いてみたというところでしょうか。
それと、ここで表記されているしゃべり方というのは、どこの地方のどのような階層の人たちの言い方なのかって思います。北東部のインテリの話し方でないことだけは、確かで。
southern drawl、つまり、南部のゆっくりした口調でもないし。th の発音がdとなっていることや、語尾のg の音を落としていることに注目するということでしょうか。
それから、表記自体も、単語とか文法の区切り、無視してますからね。

ラップの早口は、さっぱりわからんので私は、苦手ですが。

今朝、目が覚め、Coleman Hinton Project を聞いていたら、Eddie Hinton が〔Sha-Na-Na-Boom-Boom)を歌っていて、いいなと思いました。
声が若いだけではなくて、力んでシャウトしていないのでとても好ましいのです。

というわけで、いま、Staples のStax Profile というコンピを聞いています。1969年から1972年にかけてのヒット曲を集めたもので、ほとんどが、The Muscle Shoals Sound Rythm Section にMemphis Horns が加わった演奏ですね。
当然、かの曲もやっております。

マスル・ショールズのレギュラーというと、Barry Becket, Jimmy Johnson, David Hood にRoger Hawkins ということになるわけですが、これにリード・ギタリストとしてEddie Hinton が加わっているという一番いいときですね。
ヒントンが通常、この時期のレギュラー・リード・ギタリストなのですが、リズム・セクションのメンバーの中には入れられていないことが多い理由は、何なのでしょうね。
オーナーシップの観点から言えば、ジミー・ジョンソンたちがスタジオ設備を持っていたと言えますけれど。
もちろん、このメンバーで最初に録音したBoz Scaggs のファースト・アルバムがコケ、その次のCher のもコケ、スタジオの共同所有者になっていたジミー・ジョンソンたちは破産寸前だったのを救ったのが、Wilson Pickett のHey Jude!のヒットとDuane Allman の出現ということなのですが。
この頃のデュアン・オールマンは、バンドの生活費稼ぎのためにスタジオに突然現れたわけですね。ボズのアルバムは録音順に入っていて(Layla と同じだ。)、最初の二曲ではエディーがリードです。
高校時代からのなじみだったので、エディは特に嫌がった様子もなく楽しそうにプレイしています。
恐らく生前のデュアンより、同時期のエディの方がはるかに稼いでいたはずです。セッションの仕事は、マスル・ショールズ・スタジオが有名になってからは順調でしたから。

Rick Hall のフェイム・スタジオのレギュラーが独立したのが、このメンバーだというわけです。デュアン・オールマンはフェイム時代にセッション・プレイヤーとして契約をしていたのですね。Phil Waldenから契約を買ったわけです。デュアンを中心とした南部版Cream を作ろうとしたら、デュアンは結果的に南部版Grateful Dead を作ったということでしょうか。ツイン・リード、ツイン・ドラムにキーボード、ベースだから同じコンセプトですね。

エディー・ヒントンは、ステイプルズとの仕事が人生で一番楽しかったって語っています。
エディー・ヒントンのソロとかバンドの演奏はほとんどおさえました。数は少ないですから。彼のセッション・ワークをたどるというのは、かなり、難しいです。
60年代の最後あたりから、70年代初頭にかけてのサザン・ソウルとマスル・ショールズ周辺のレコーディングを総ざらいしてみないとわからないでしょう。誰も、そんなことやってない。
Dan Penn を探せ、あるいは、まだ知られていないデュアンのセッション・ワークを探せというのと重なる部分があるのでそれなりに楽しそうですが。
'80年代に再発見されてからのセッションはともかく、マスル・ショールズ時代のものを特定していくのは、かなりきつい。

前も紹介したのですが、コールマン・ヒントン・プロジェクトの音源は、ジョン・コールマンのサイトで落とせます。
コールマンとヒントンが交互にリード・ヴォーカルを取っています。コールマンとヒントンのギターも悪くないです。

ジム・コールマンはかなり宗教色が強い感じなのですね。いわゆるホワイト・ゴスペルと呼ばれるものに近づいていったのでしょう。
Poco にいたRitchie Furay なんかも自分の教会作っちゃてますからね。
まあ、いずれにしろ、エディ・ヒントンについてメモを作り始めてはいるのですが。三年前から。

Kent のコンピーレーションにTake Me To The River というシリーズがありますが、川の水に全身を浸からせて洗礼するというバプティストのイメージですね。
Southern Music/American Music という本を最近、入手しました。サザン・ミュージックがアメリカ音楽のルーツだというコンセプトです。
このコンセプト自体には異論が多数あるところでしょうし、私も、それを正しいというつもりなぞ毛頭ありません。日本の田舎ものが言うことか?!

この本が採り上げているサザン・ミュージックというのは、50年代、60年代が中心ではなく、さらにもっと古い時代、つまり1900年代から30年代にかけてのものです。
そして、その後のR&B,soul 時代を経て、現代に至るという構成ですが、この本に出てくるディスコグラフィは、ワシントンの議会図書館にある録音とか、アラン・ロマックスの録音だというところに、この本の本質をみるという話になります。

この本を起点にして、例えばロックンロールの生成へということを考えたくて買ったのではありません。サザン・バプティストの源流を探り、FDR連合を経て、公民権運動、レーガン・デモクラットを経て現代のアメリカ社会の背景を探る・・・大風呂敷ですね。
そして、こちらの宿題である給付付き税額控除とは何かという資料にしようという、余人には真似のできない、そして私の能力を超えた、単なる誇大妄想的ひらめきによっているというお粗末。
アメリカ社会の大きな変化に伴う政治的な思潮の変遷とそれが起こした税制上の変化を追う資料にしようということです。資料になるかどうかはともかく、どちらも私の興味のある点だということです。
現実には、ワシントンのロビーストが税制や政策を牛耳っているのですが、社会的背景の変化を考える必要があるでしょうし、そのためのツールの一つとして音楽を考える。
音楽を社会的に位置づけるというのは堕落したやり方で、音楽そのものを聞けばいいだけです。だから、音楽そのものをしっかり聞かないと。

給付付き税額控除というのは本質的にまやかしの部分があるはずなのですね。南部におけるリベラルなインテリ富裕層、対抗する強固な右派、低所得の一般白人層の保守的な考え方と宗教観、与えられたものであるキリスト教を独自の文化として再構築したアフロ・アメリカンの社会ですね。アフロ・アフリカン社会自体も階層分化していますし。
それから、南部にあるけど、他のデルタの各州やテキサスなどとは明らかに違うルイジアナ、特にニューオーリンズの文化的な位置づけでしょうか。

エディ・ヒントンについては、ちょっとお勉強したいなって夕べ考えていたら眠れなくなりそうだったのでPaul Butterfield Blues Band のライブを聞いて寝ました。

それと、どうせ解らないんだから、アメリカの連邦財政じゃなくて地方財政の方の切抜きを作っておくのもいいんじゃないかとか。
全部、ここへ持ち込んだら収拾がつかなくなりますけど。

大体、カミングズの詩で始まって、ステイプルズを経由して、何で現代アメリカの地方財政の話になるのかということですが・・・こういう飛躍をするのが、私の思考回路なのでしょうがない。
by nk24mdwst | 2010-04-02 18:28 | Poetry

file preparing machine

きょうは、春らしい日。
天候が、ころころ変わるのも春らしいといえばいえましょうか。

きょうは、なぜか、箱に入っていたStyle Council なんてのを聞いていて、そうか、このバンド、Paul Weller が、やっていたバンドだって、後から知って、買い求めたような記憶が。
MTVでちょっと見た記憶があって、あんなところで見たのが最初なので印象が悪かった。
盤を入手して聞いてみたら、結構、まじめにやってるなといいますか、やっぱりポール・ウェラーは、ポール・ウェラー。
先年、来日したコンサートを見に行ったという追っかけの友人は、ウェラーも年で直ぐに腰掛けちゃってなんて言ってましたが。

個人的には、Steve Marriott Memorial Concert での実に控え目な態度が気に入りました。あのコンサートでは、Ian McLagan が結構弾けていてよかったですね。DVDを見ただけですけど。
それから、ひいきのGreg Ridley が病気をおして出演して、Peter Frampton, Dave Clempson, Jerry Shirley とHumble Pie を復活させていたのが、懐かしい。
その直ぐ後に亡くなってしまいましたからね。

いずれにしろ、MTVというのは、最後まで(まだやっているのかな)慣れることができない媒体でした。

Johnnie Taylor は最後、ディスコもやってるわけです。思えば、FENでよく聞いた歌だなと。
ゴスペルから始まって、R&B、ソウル、ディスコ、商品名は変わっても歌っているジョニー・テイラーは、変わらないわけであります。
歌がうまい、特にレンディションがいい、声に魅力があるというのは絶対的な武器ですね。
ソウル・トレインというのもはっきりいって、どう捉えればいいのかわからない番組でした。

P-Funk までぶっ飛んでしまうと、また理解できるわけですが。というか性にあってくるわけで。

ある日、帰宅したら、連れ合いがParliament のアルバムを聞いていて、これ悪くないって言われて、驚きました。アキラ、裕次郎、ひばりの人なんですが。

ディスコは、はっきりいって、嫌いです。ある日、気がついたらそこら中がディスコに染まっていたという記憶があります。Eagles なんか、カントリー・ディスコ・ハード・ロック・バンドに最後はなっちまいますからね。

あのディスコのブームというのは、社会的にはどういう意味があったんでしょうね。
アフロ・アメリカンの立場から見た場合と、そうでないアメリカ人から見た場合とでは違うだろうし。
ディスコ、ファンク、パンク、ヘビメタってそんなに違いがあるのかないのか。

ディスコをヴィークルとしてFZが使い出したということの意味かなあ。

ABBA は、1960年代終わりには、スウェーデン版のWaterson Family 見たいなバンドだったって言いますけど。ユーロ・ヴィジョン・コンテストに民俗衣装で登場したのをJoe Boyd は見たそうです。

70年代半ば以後、シンセサイザー全盛になり、あの電子音のピコピコが流行ってました。今、聞いていると、あれが一番古びて聞こえるように感じます。
マシーンがリズムを刻めば、ジム・ゴードンのタイムは素晴らしいとかいう話も超越してしまうわけですね。
ただ、機械の正確なリズムにグルーヴ感があるのか。

もう閉めちゃった店ですが、いつも行っていた近くの印度料理のお店、印度はカシミール出身の方のお店だったのですが、いつも印度の流行歌がかかっていました。
ディスコ・ビートでしたね。ただ、例によってリズムは抜群、弦楽器、打楽器の演奏レベルと歌のメリスマは、抜群でしたが。

ディスコ・ビートのインドの流行歌のことを思うと、エディ・ヒントンなんて最初から最後まで変わりませんね。自分でも、自嘲気味に I'm a dreamer, loser, refuser だって歌っていますけど。
いや、自嘲なんてしていないです。開き直ってますね。
見果てぬ夢を捨てないという言い方は珍しくないですが、refuser 、つまり、変わることを拒むというか頑固一徹わが道

コールマン・ヒントン・プロジェクトにおける、Jim Coleman の音楽は、最初期のホワイト・ゴスペルというか、サザン・バプティスト回帰をしたいわゆるクリスチャン・ロックの最初期のものの一つに聞こえます。

70年代、ニクソンは、われわれはみなケインジアンだって言ったわけですけど、その後、静かに、アメリカ社会の右旋回がカーター時代に始まっているのですね。

クルーグマンはFZも聞いていたんだなと。
Freakout-nomics

If you think conservatives are freaking out over the growing prospects that health care reform will, in fact, happen, wait until you see the freakout over climate change.
http://krugman.blogs.nytimes.com/2010/03/02/freakout-nomics/
ザッパが生きていたら、環境問題原理主義者に対してどう言ったでしょうね。
環境問題の議論に関しては、クルーグマンの意見には基本的に賛成しません。
これを採り上げた理由は、タイトルにあります。

明日の天気予報ができないのに、どうして長期気候変動の予測ができるのかっていつも思います。
どこかで火山の大噴火が起きて成層圏にまで塵が上ると小氷期が来たりしたなんてこともありますしね。
19世紀の浅間山の噴火とかクラカトゥアの噴火って祖いういう影響があったという説もあるわけで。

天気予報もできないんだから経済予測だってできっこないでしょう。

不況下におけるデフレにアメリカも陥っているという指摘には同意いたします。
Disinflation in Recessions

Tim Duy is right — the Fed, and equally importantly the ECB, is seriously underestimating the deflationary danger.
http://krugman.blogs.nytimes.com/2010/03/02/disinflation-in-recessions/
しかし、今朝の日経の経済教室欄でも、日本財政赤字と国債デフォルトの可能性について触れていましたが、日本人がそのほとんどをもっている日本の国債がデフォルトするなんて可能性を説得力を持って説明してはいませんでした。

ところで、財政赤字を作ったのは誰かという話は別にして、財政赤字削減のためには増税だという議論になるわけですね。
そして、経済に中立な消費税の増税だと。
単純に考えて、名目経済成長率が1%に回復するという政策をどう立てるか、さらに、そのときに経済成長によってもたらされる果実からその一部を税収で政府の財政赤字補填に充てるというのなら分けるのです。
つまり、これは、所得課税(個人、法人)に重点を置くという考え方です
経済成長は別にして、経済的に中立的だという前提の下、消費税によって、政府の取り分を経済成長異常に増やせば、誰が考えても、結論は、民間から資金が吸い上げられることになって経済成長が止まるのだと思うのですが、これって、違うんでしょうか。

1万歩ほど譲って、消費税の増税で、財政赤字を賄うとした場合、毎年、1%ずつあげるなんてことだけは、止めていただきたいですね。
年度末の3月に駆け込み需要が見込めるというわけですか?!

食料品等に対して軽減税率を設けないことにしても、リース契約等の長期契約が存在するので複数税率を実務的にはどう処理するかという問題があります。
インボイス以前の問題です。これ自体は、3%と5%が並存したときにちゃんと対応できましたからやってやれないことはないはずですが、それもインボイスなんかなしに、ですけど、やるのは、インボイスがあろうとなかろうと大変です。

毎年税率を引き上げるということは、年度末になるとレジのソフトの入れ替えが要りますし、会計ソフトもそれに対応させる必要があります。
申告書を処理し税務調査を行う課税当局の負担も労多くして実り少ないものになるでしょう。

上げるのなら、一度に上げるべきですね。

毎年1%ずつなんてことを平気で新聞で発表したりする人は現金出納帳をつけたことがないんでしょう。あるいは、商取引の契約なんてことをしたことがないんでしょう。
世間知らずの馬鹿って言ってやりたくなります。

私は、原理主義的消費税増税反対論者ではないつもりです。ただ、原理主義的番号万能論者や消費税中立性論者には徹底抗戦します。
私が抵抗したところでどうなるのか。どうもならんでしょうね。

私自身が消費税の転嫁に苦しんでいるわけで。

翌年4月1日から消費税率が例えば、10%になるとします。そこで、現在、10,500円のものを4月からは、1,100円でお願いしたいんですがと切り出すわけですね。
景気がよければ、わかりましたって返事が返ってくるかもしれません。
現実は、消費税込みで8,000円にしてくれないかって言われかねません。
実際、3%から5%になったときこれを経験しましたから。

こんなことができないように、事業場の取引以外においては、税込表示をするということになっているので、転嫁は単に絵に描いた餅です。

税制調査会の専門委員とか財務省の主税局で自分で値付けして商売している課税事業者の経験のある日撮っているんでしょうかね。
財務省のお役人さんって、転勤族ですけど官舎住まいだから、アパートの賃貸契約も結んだことないのだと思いますが。

ギリシャの経済が世界経済の動向を左右するのでしょうか?
Greece Set to Release Austerity Plan

By NIKI KITSANTONIS
Published: March 2, 2010

ATHENS — The Greek government will announce new austerity measures on Wednesday aimed at raising additional money to help curb its bloated budget deficit and avert a debt crisis in the euro zone, a government spokesman said Tuesday.http://www.nytimes.com/2010/03/03/business/global/03greece.html
歳出カット、付加価値税の増税を含む増税で財政赤字をうめるというのですが。

Eddie Hinton のどのアルバムが好きかといわれると、コンピを除くと、Dear Y'All ですかね。
Eddie Hinton:Vocals, Guitar, Piano, Harmonica
Spooner Oldham: Organ
Barry Beckett: Piano
Jimmy Johnson: Guitar
David Hood: Bass
Roger Hawkins:Drums
というメンバーです。

RhinoHandmade サイトを見ていたら、Cher の3614 Jackson Highway のスペシャル・エディションがあるんですね。ボーナストラックが10曲ほど追加。
入手は無理のようですが。
by nk24mdwst | 2010-03-03 17:32 | 租税法(アメリカ)

CRS

キャット・スティーヴンズもマスル・ショールズでレコーディングしていたりするのだというのを、ライナーをちらちら見ていたら気が付きました。

昨日、手元に来たCDを聞いています。

Capricorn Rhythm Section の Alive at 2nd Street Music Hall という2005年のライブです。
まあ、興味の無い人には興味のない代物でしょうが。

Scott Boyer と Tommy Talton の元 Cowboy に Bill Stewart, Paul Hornsby, Johnny Sandlin というのがこのバンドのメンバーです。
カプリコーンが、70'年代末に破綻したので、結局、Cowboy のLPのCD化は、叶わないでしょうね。

ボイヤー、トールトンの他、Eddie HintonやDan Penn の曲をやっています。

懐メロ・バンドだといってしまえばそれっきりですが、ビーコン・シアターで毎年やっているABBとどこが違うんだって話ですね。

Decoys とどこが違うかという問いの方が難しいか?!

ライナーは、曲目とメンバー、そして、Duane, Beryy, Eddie それにP.W. に捧ぐとあるだけです。

詳しくは、ここかな。
Scott Boyer Talks About
THE CAPRICORN RHYTHM SECTION
http://www.angelfire.com/rock3/itzorr/BoyerCRS.html
ジョニー・サンドリンは、何でもやる人ですが、ここではベースを弾いてますね。

エディーがいたらなって、思います。

しかし、この面子で、60年代半ばから70年代半ばまで色々やっていたんですけどね。
ジミー・カーターが悪いということにでもしておきましょう。
by nk24mdwst | 2010-02-24 17:49 | 音楽

wind and snow, cold, cold, cold

予報がいうほど、雪は積もらないのですが、強風と寒さにはまいります。
気温が低いので、サラサラの雪です。当地特有の湿気を含んだ思い雪なんてのはこの数年、あまり降らないですね。

EMIから出ているLindsays のシューベルトの弦楽四重奏のボックス・セットは茶色の紙製の箱の中にショッキング・ピンクの紙のCDケースで、どういう色彩感覚なのだと思います。

きょうは、この前、家から持ってきた一箱に、入っているCDを流しています。
James Carr といったアーティストを筆頭とする(好みが出ている)Goldwax が60年代から69年にかけて出した音源を、イギリスのACE/KENTが再発したものです。

記憶を遡ると、1971年か72年ごろ、いつも行っていたレコード屋さんに、箱にどさっとサザン・ソウルの洋盤がぶち込んであり、一山いくらという感じで売っていました。
情報も無く、知識も無い16歳の私は、財布とにらめっこをしながら、何度かに分けて、そこから10数枚レコードを買った記憶があります。後年、その中にGoldwax ものもあることに気が付きました。
その店の誰かが、どこかで纏め買いしてきたんでしょうが、売れなかったんでしょうね。
箱ごと買うなんてことは、16歳の私にできるはずも無く。

ゴールド・ワックスのCDをなんで、何枚も手元に集めたのか、理由は忘れました。アーマ・トーマスは、好きでしたが。

聞いていると、ゴールド・ワックスは、スタジオを持たないレーベルだったので、南部を色々、転々としているわけでフェイム・スタジオでの録音だろうと思われるものも少なからずあります。
というわけで、Eddie Hinton のギターだろうと思うものもあります。Duane Allman だと感じるものもほんの少し混じっています。
デュアンの方は、裏の取れているものと、そうでないものがあります。

特にどこのスタジオで録音すると決まっていなかったのに、レーベル独自の音があるのが特徴でしょうか。

エディ・ヒントンがプレイしたかって裏を取る物好きは、あまりいないようで。
ただ、このEddie Hinton's Work は、確実なものを押さえているとは思いますが、かなり大幅な欠落があるように感じます。
ツアーで忙しかった同時期のデュアンと違い、ヒントンは、スタジオに腰をすえていたわけですから。
デュアンのセッションを含むディスコグラフィは、このサイトが実に丁寧なリサーチをしています。
オランダ人は、こういうことが好きなんですね。

年寄りだから、やっぱり、ファンクよりエンカの方が気が休まります。

スタックスよりもゴールド・ワックスの方が、より'bama sound という感じが強いです。

しかし、40年以上経って聞いてみると、いまの日本人が流行でやっている音楽の方に違和感を感じるのは、年がいったということなんでしょうね。なにせ、日本語で歌っているらしいのに、なにを言っているのかわからんのです。
by nk24mdwst | 2010-02-06 11:45 | 音楽

the band kept goin'

今朝方の雨も上がり、青空が見えてきました。

15度ほどになりそうなので暖かい11月というべきでしょう。

ずっと、Eddie Hinton ばかり聞いています。Roger Hawkins のドラムがJim Gordon に、敵わなくても、関係ないです。
歌は、彼の身の上話のような感じです。音作りは、それこそ、Sam & Dave の時代かと思わないでもないですが。
チープなシステムでも大きな音でスピーカーを鳴らして聞くと魅力が倍増するのだと。

シンプルなアレンジ、そりゃ、そうです、デモ音源的なものが多いわけですから。骨組みだけがあるという感じなんですが、聞いてて飽きないものはしょうがない。

ちゃんとホーンまで入った、完成品もあるんですけどね。
by nk24mdwst | 2009-11-25 10:50 | 音楽

eddie the dreamer

Eddie Hinton 聞きながら、朝から仕事。

俺は、どうせ、負け犬、夢ばっかり見てる、押し付けは嫌いって歌っているのです。
loser, dreamer, refuser なんて自分を評しています。
かみさんに、逃げられて、彼の人生は狂ってしまったようですが。

しかし、彼の歌声、作った曲、独特のグルーブを感じるリズム・ギター、時にスライド・ギターは、魅力的です。
アレンジャーとしても悪くないと思います。

年の順でいうと、Eddie Hinton, Greg Allman, Warren Haynes, Patterson Hood という順番になるのです。といっても10歳プラスくらいしか違わないんですが、それぞれ世代の違いがあるのですね。

南部のブルースとの距離のとり方というか、社会背景が1960年生まれの世代を境に変わっているのでしょうか。

コンピレーションもあって、曲のダブっているものもありますが、

Very Extremely Dangerous(カプリコーンから再発されて入手)、Letters From Mississippi、Cry And Moan、Very Blue Highway、Hard Luck Guy、Dear Y'all、Playin Around、Anthology 1969 - 1993、Beautiful Dreamというところですね。

あと Lost And Found は、Jim Coleman のHPで落とせます。

エディー・ヒントンはそういう意味で言うと、私が12歳のときに聞いたオーティス、ステイプルズ直系だと感じますし、若いころの演奏を聞くと、オールマンズ以上にストレートにブリティッシュ・インヴェイジョンの影響を受けていたりして。

コックニーじゃないブルー・アイド・ソウル。いやなに、通っている歯医者さんじゃいつもロッドがかかっているもので。ヴァン・モリソンの曲なんかやると、ロッドの方が落ちるって感じますね。ロッドは、スコッツだということは知ってますし、ヴァンはアイリッシュですが。

こういう流れで話を進めると、同世代のクラプトンって一帯何なんだって話になるのですが。

まあ、元気に生きているから、彼が勝者なんでしょう。

ザッパがPunky Meadows といってネタにしているのは、Peter Frampton なんでしょうかね。恥ずかしながら、私も13歳の時にはフランプトンの正体がわからず、ある日、FENからフランプトンばかりかかるようになった時には驚きました。
いまは、フランプトンのファンです。スティーヴ・マリオットが火事なんかで死なずに、二人でPie を再結成していたら、売れたかどうかはともかく、見てみたかった。

ザッパがニューヨークでハロウィーン・コンサートでうけていたころ、マリオットの方は、南部でドサ回りしてました。
下手なアメリカ人ギタリストをつれて。当時のライブを聞くと相変わらず元気いっぱいなんですが。
IRSと組織の両方に追いかけられて逃げ出したっていうんだから、一体何があったのやら。
by nk24mdwst | 2009-11-21 15:55 | 音楽

the sky is blue and

本日も、秋晴れ、風やや冷たし。

夏休みの日記帳ですね。夏休みの日記なんて、つけたこともなく、日記もつけたことがないのに、こんなものを書き続けているというのも、一種のアディクションですね。

大体、書き始めたときに何を書こうか、決めていないんだからひどいです。朝、起きたときに、頭に浮かんだこと、寝る前に頭に浮かんだこと、全部忘れてますから。

風呂に入って、血の巡りが良くなると色々、思いつくのですが、私の思いつきというのは、例によって、私特有の飛躍を重ねるわけで、頭とお終いがつながらない。

昨日、書いたものなんか、行ったり来たり。
まともに文章修行をした人、あるいは、文章を書いてお金をもらっている人にすれば、読むに値しない屑ですね。

Eddie Hinton のVery Extremely Dangerous は、かなり入手困難な状態だったのですが、今年、再発されたのです。
この数日、寝る前は、エディー・ヒントンを聞いています。
彼のしゃがれ声と、癖のある歌い方は、聞き手を選ぶかもしれません。ただ、単なるシャウターではないわけで。
改めて聞きなおしてみて、彼のギターが、渋いなとつくづく感じています。上手いと思いますね。
速弾きするとか、チョークをきかせるなどという派手なことをしないのですが、独特のグルーヴがあります。実に心地の良いグルーヴですね。上記のアルバムでのホーンのアレンジは、ヒントンがやっていますが、これもサザン・ソウルの王道アレンジですね。
あ、それから、ザッパよりはるかにオーソドックスなジャズ・ギターも上手に弾いていたりして。このアルバムじゃないですが。Bandcestors というコンピは、60年代半ばの盤起こしから、70年代終わりのカントリー・スタイルまでごちゃ混ぜですが。アラバマのヴァン・モリソンみたいな感じで歌っていたりします。

彼は、ピアノも独学で覚えたのだそうですが、Allen Toussaint を手本にしたのだそうです。トゥーセイントと発音するようですが。

ヒントンの家系は、サザン・メソジストの牧師の家です。
昨日、オーティスよりもサム・クックが聞こえると書いたのですが、サザン・ゴスペルの影響を受けた歌唱だと感じます。当たり前のことを言っているだけですけど。

グレグ・オールマンよりは、ゴスペル色、R&B色が強い。ブルースっぽいというなら、フランキー・ミラーやスティーヴ・マリオットの方でしょう。

エディー・ヒントンにささげた Drive-By Truckers のSandwiches for the Road の歌詞です。これを書いた、Patterson Hood は、David Hood の息子です。
知った風な口をきくなというか、Danko / Manuelの歌詞は、言うまでもなく、The Band のリック・ダンコとリチャード・マニュエルをテーマにしています。
リチャードが自殺したこと、彼らの音楽、ダンコの歌への思い。

ドライブ=バイ・トラッカーズは、いわゆるサザン・ロックが始まって、現在、到達したところを示していると思います。
つまり、サザン・ロックが勃興し、衰微し、オルタ・カントリー、サザン・パンク(ジミー・ジョンソンの息子は、この手のバンドをやってました。)、ABBやスキナードの復活、Phish のようなジャム・バンドの流れ、さらにWidespread Panic という大きなサザン・ミュージックの流れを総括しているのだと感じます。
カントリーとブルーズ、ブルーグラスは、全部、横並びに存在しています。複層的に存在してきていると言ってもいいです。ただ、人種の壁、あるいは、クラスの壁が大きくはっきりと存在していて、特に前者は、1970年ごろを境にした、統合政策があったにもかかわらず、却って、南部の人たちのアイデンティティを見失うきっかけになったのでしょう。

ABB とレーナード・スキナードが決定的に違うのは、この壁の存在を最初から無視していたバンド、つまり、ブラザーズという名前、人種混成の編成がそれを示しているわけですが、それと、トレーラー・ハウスで生まれ育ち、まともに学校も行っていないクラスのバンドの違いです。
その意味で、グレグ・オールマンが薬の件で身内を売ったことは決定的にまずかったわけですし、南部のある世代以後の人たちにとって衝撃だったのは、スキナードのクラッシュなのです。

ウォーレン・ヘインズは、スマートにこれを乗り越えたように見えます。仲間の死を乗り越えたにしろ。

それに対して、このバンド、つまりドライブバイトラッカーズは、アラバマで生まれ育つというのはこういうことなのだと、宣言したのですね。だから、このバンドを初めてきいたときは、かなりな衝撃でありました。
彼らも既にいい年ですが、こういうことを宣言するということは、親の世代と自分たちとの位置づけをどうするかということで・・・・抽象的に述べていてもしょうがないですね。歌詞と演奏をきちんと分析して検討する・・・それが日本の田舎ものにできるものか、です。
直感です。直感。いつも歌詞をきちんとつけてるバンドだし。

フッド親子は、マスル・ショールズを一見、貶めているように見える Southern Rock Opera 以後の彼らのアルバムにもかかわらず、上手くやっているようですが、ジミー・ジョンソンはかなり傷ついたと語っています。

また、Gov't Mule を聞いているのです。Allen Woody が存命中の演奏と以後の演奏は、やはり、どこか違いますね。
Warren Haynes は、ABBとかDead なんかといっしょにやって金を稼ぎながら、何かを追いかけているというか。
風貌や声とは違い、ギターの演奏は、技術以上に右手のピッキングを色々変えて音色を変える非常に繊細なものだといつも感じているのです。それと、ハードロッカーだと呼びましたが、守備範囲が非常に広いのは、紛れもない事実で、引き出しの数では、なかなかこれだけの人はいないかなとも思います。
ただ、ここで、Fairport Convention を引き合いに出すのも変ですが、フェアポートもあの交通事故以後、それまでのレパートリーを捨てています。ヘインズもウディの死後、彼ら2人が試行錯誤をしていた方向性を捨てたように感じます。

それから、Matt Abts は、やっぱり好きなドラマーですね。正確なリズムを刻む人ですが、ジム・ゴードン、ケルトナー、ハル・ブレインなんかとは決定的にタイムが遅いかなあ。
リーヴォン・ヘルムほど遅くないし、手数も多いので気にしなければそんなものでしょうが、気になる人には、決定的に駄目かもしれません。
ただ、ハリウッドとジョージアでは、時間のスピードが違うのかな。
遅いと思って聞き出すときになってしょうがないのです、私も。

ここへ、ゴールドマン・サックスがファニー・メイの税額控除余裕額を買い取るという申し出を連邦政府が拒否したという話を持ち込んだり、クルーグマンがさすがに現政権擁護にも疲れてきたとぼやいているなんて話をするのも止めましょう。

最近のGov't Mule は、トゥー・マッチ・レゲェだって貶している人をどこかで見かけました。
この辺りが、ウディの亡霊からの逃避なのかな。

エーット、普通のサザン・ソウル・ファン、あるいは、アメリカ南部の音楽、ブルーズ、カントリー、ブルーグラス、R&B、サザン・ロック、ジャム・バンド(ロックとブルーグラス)、マスル・ショールズの興亡、工房としてのナッシュヴィル、フェイム・スタジオと同じ机の上でアメリカの税制をぐだぐだ考えることに意味があるか。
そもそも、これを同じ机に乗せるのが理解できない。
おっしゃるとおりです。

社会的なものとして音楽を捉えるのではなく、音楽は音楽そのものとして捉えるべきなのだと思います。
アメリカ南部の政治状況、経済環境は、それはそれで、検討に値するものでしょう。
これの背景を知ったかぶりをして、無理に、極東の田舎でこじつけた理屈を考えることに意味があるのか。

レーガン・デモクラットとの登場とか、宗教保守などといったものとハリウッドってそんなに離れているのか。

Zappa は、オーキーやアーカンソー出身のジョニー・キャッシュあるいはエルヴィスを笑いものにします。彼には、彼の信念があってそれをする理由があるのだとは、理解できるような気がしますが。
Inland Empire in California というのは、結局、大恐慌時代にオクラホマから移ってきた人たちが住んでいるところですよね。クリス・ヒルマンは、サーファーになんかなるはずがなかったわけです。ガキのときから、馬に乗っていたわけで。
サーフ・ミュージックが流行っていたから、人と違うことをしようと思ってブルーグラスやったというのは半分、本当かもしれませんが、そもそも背景が違ったのでしょうね。

ここにもう一人、ザッパと同い年のオーキーがハリウッドにいました。リオン・ラッセルです。
彼は、Stranger In A Strange Land で20歳になるかならないでグレイ・ハウンドに乗ってハリウッドへやってきたときのことを歌っています。田舎ものには、恐い町だったと。
この題名、ハインラインの小説と同じですが。
まあ、そのオーキーのリオン・ラッセルがサーフ・ミュージックの興隆の中で小さくない位置を占めているというのは皮肉ですが。でもまあ、リオン・ラッセルは、根っこにはカントリーがあるんでしょうね。
器用だから色んなスタイルをやりますが。

Asylum Choir なんてプロジェクトは、Sgt. Peppers みたいな物を作ろうとした習作なんでしょう。David Axelrod も、似たようなことをやってます。

Jesse Ed Davis は、リオン・ラッセルの追っかけみたいに見えるんですが、カレッジ・ボーイだし、大体、Taj Mahal なんて人は、ブルーズの伝統を背負っているわけではなくて、音楽研究家でしょうが。こういうやり方の元は、John Fahy なのじゃないかとおもいます。これを受け継ぐのが、Ry Coooder ですか。

しかし、ブルーズの地元から来ていたデュアン・オールマンがタジのバンドを見て、スライド・ギターの練習を始めたというのも、つまり、カリフォルニアでHourglass なんていんちきバンドをやっていた成果だというのも笑います。

Hourglass のヴォーカルは、もちろん、グレグ・オールマンですけど、演奏はほとんど、セッション・プロですね。

よくわかりませんが、ディープ・サウスの音楽に惹かれるのは、私が、古い村落共同体の名残が消えつつある田舎に住んでいるからでしょうか。大正生まれの人がいなくなって、昭和10年代生まれの人たちが大きな顔をしている町は、村落共同体が消え、若い人は、行き場を失い、バカな政治家を出してこの国に迷惑をかけていたりするので、代表して謝っておきます。

Scot Turow のLimitation なんて本を読んでいるのですが、トゥロウは、日本では、売れないのでしょう。翻訳が出なくなりました。まあ、アメリカの法律家が書いた法廷推理小説というのは、掃いて捨てるほどあって、その中では、トゥロウは変な文学趣味があるところが嫌われるのかもしれません。
ただ、司法制度の内幕、裁判の実際を一番、克明に描いていると思うのですが。
by nk24mdwst | 2009-11-07 19:11 | 音楽

politically correct liars

本日も秋晴れ、きょうは、暖かいです。

PCの引越しは、USBケーブルでつないで終わりますが、本物の引越しは、そうは行かない。PCだって、完全に同じPCというのは2つないので、実際は色々不都合があるのですよね。
というか、同じPCでも、昨日と今日とでは、違う存在ですから。

引越ししようがしまいが、月末が来るし、色んな期限、締切りも来ます。最初の見込みではできるはずだったものが、途中で色々あると、そうはいかなくなる。まあ、全部私が怠惰で無能なせいです。
などといいつつ、ひたすら、人生の終点に向けて歩き続けているわけです。

ハーラン・エリソンでしたかね、生きるということは絶えざる死への挑戦だって。死んだら生き返りませんからね。

昨日は、1934年のワールド・シリーズ・チャンピオン、Gashouse Gang ことSt. Louis Cardinals の1934年のロースター眺めながら色々考えていました。
大恐慌のどん底の年、日本でもテロの季節でしたかね。

このときの、カーディナルズは、フリッシュ、ドローシャーという2人のニューヨークのブルックリン生まれの二遊間を投手ではディジー・ディーン兄弟、ペッパー・マーティン以下、ほとんどが南部ないし南西部出身の選手をそろえていて、アグレッシブな野球でワールド・シリーズを勝ち取ったのですね。

このころのメジャーって、色んな伝説があって、外野の芝を長くしてホーム・ティームが守るとき、そこにボールを隠していて、外野を抜かれたときにそれを使ったとか、ドローシャーは、ベルトのバックルを尖らせていて、ピッチャーにボールを返すとき、それで傷をつけて(いわゆるスカフ・ボール)いたとか。

ブランチ・リッキーがGMで、彼が、ファーム・システムを整備したのがこの黄金時代の基礎になっているのですね。ブランチ・リッキーは、後年、ブルックリン・ドジャーズに移り、最初のアフロ・アメリカン・メジャー・リーガーとしてジャッキー・ロビンソンと契約するにいたるわけです。ブルックリンの人種構成が変わったからです。

ファースト・タイム・ホーム・バイヤー・クレジットは効果がないと、タイムズもポストも断じているんですが。
Editorial
A Bad Way to Spend Money

Published: November 5, 2009

Congress threw good money after bad this week when it voted to extend and expand a wasteful home buyer’s tax credit set to expire at the end of the month.
http://www.nytimes.com/2009/11/06/opinion/06fri2.html
百害あって一利なしだと。
要するに、こんな制度があろうがなかろうが買う人は適正価格だと思えば買ったはずだと。
税額控除を目的にして不動産購入する人間はいない。
正論です。ただ、世の中、いろんな人がいるのも事実で、日本の住宅借入金等控除も実際にどれくらいの経済効果があるのかという検証がされないまま、年毎に、制度の微調整が行われつつ続いています。

突然、思い出しましたが、政府税調、つまり、今の政権の税調の議事録を読んでいて、財務副大臣が日本の消費税収が少ないとか、地方税、つまり住民税ですが、これは、会費と同じだから比例税率でいいなんていっているのを見て、馬鹿かと思いました。

民主党議員の方が、下手をするとバックグラウンドがサラリーマンだった人が多くて、経済の実質がわからないのじゃないかしらんという危惧も無きにしも非ずです。
つまり、財務省の主税局のデータを鵜呑みにし易い。

経団連が事前準備が周到で、ちゃんとおいしいところを持っていこうとしているのは相変わらずでしょうか。

民主党が貶した、前の政府税調の最後の仕事というべき、今年の初めの海外視察レポートは力作で一読の価値があるように思えます。
http://www.cao.go.jp/zeicho/gijiroku/sg.html

今の税調の資料は、http://www.cao.go.jp/zei-cho/index.html です。

気分が悪くなってきたので、Eddie Hinton の話でも。
昨日は、Playin Around を聞いていました。これも Dear Y'all と基本的に同じメンバーで同じころに録音されたものだと思います。
こちらの方が、バックもシャキッとしていて、エディー・ヒントンの声も明るいように感じたりします。

しかし、ローラ・ニーロのバックまでやってますからね、彼は。

60年代半ばのアメリカ南東部のクラブ・サーキットでヒントンがいたThe Five Minutesなどというのは、要するにブリティッシュ・インヴェイジョンのコピー・バンドでした。当時のライバルがEscorts で、これがAllman Joys になるというわけです。
彼らは、カレッジのダンス・パーティー等ではストーンズのカバーなんかをして稼ぐのですが、Jimmy Reed とかJohn Lee Hooker のナンバーもやっているのですね。

デュアン・オールマンとエディー・ヒントンは、その性格を比べると正反対なんでしょうね。典型的なホット・ドッグ野郎とシャイな南部の若者の違い。グレグ・オールマンは、どちらかというとヒントンと同じタイプの人間だったはずなんですが。
カプリコーンが破綻する直前に録音されたVery Extremely Dangerous がカプリコーンのロゴつきで再発されています。
1970年ごろに、ヒントンは年収100,000ドルだったいうことですから、同じ時期のオールマンズより稼いでいたのですね。
白いオーティスという言い方は、好きではありません。彼の歌を聞いていると、サム・クックの影響も感じます。
ギターとドラムの練習は、デュアンと同様、45回転のシングルをかけては、真似を繰り返していたのだそうです。

Gov't Mule を今日も聞いているのですが。Drive By Truckers のCDを引越し荷物の中から探さないと。

ここで、また方向転換、タイトルの所以。
November 5, 2009, 2:36 pm
The lost generation

Matthew Yglesias catches Eugene Fama making a strange assertion:
http://krugman.blogs.nytimes.com/2009/11/05/the-lost-generation/
クルーグマンが、データを示して「先進国は、80年代以後になって大きな成長木に入った」という議論に反駁しています。
80年代のアメリカの合言葉が、politically correct というわけですね。

アメリカの社会の右旋回です。これで、南部の保守的民主党支持層が共和党に鞍替えする。それに対抗するために、ゴア元副大統領のかみさんティッパー・ゴアが、青少年の教育によくない音楽といってザッパなんかを攻撃しだし、ザッパが議会で証言するなんてことになるのですね。

ザッパは、独学の才人ですが、とても俗っぽいというか人間らしいというか、中小企業の親父というか。どれも私は、否定的な意味では、使っているつもりはありません。
ビーフハートは、それに比べると独創の人なんでしょうね。生活道具一式とアルト・サックスを紙袋に入れて持ち歩いていたレコーディング・アーティストというのも他にいないでしょう。まわりは、大変ですが。

Trout Mask Replica で一番、金をもうけたのは、案外、ザッパなのではないかと思います。
by nk24mdwst | 2009-11-06 18:12 | 音楽