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a lot to be done

先の書き込みの中で、議会における法案の事前審査システムの必要性に関する議論は、ベントレーの著書の見解に沿ったものです。
本を読んでいるときには、気がつかなかったことについて、というか、日本の場合はと考えてみる機会を今朝の新聞記事が与えてくれたというとこです。

司法、官僚システムの無謬論も配さなければなりませんが、使える資源としては有効利用すべきです。
廃すべきは、御用学者ないし、何も勉強していないマスコミ論調でしょう。

中立的な立場を採る振りをやめればいいのですけどね。

もうひとつ、スウェーデンの話で今朝思い出したことです。かの国の国会議員の数は、わが国のというか、わたしの住んでいる当時、人口5万人余りだった市の市議会議員の数よりも少なかったと。
有能な議員を選んで、しっかり仕事をさせているというべきか。

資質の評価は、外国人の私にはできません。ただ、スウェーデンは地方分権が非常に進んでいるのでその意味で国会議員の数が少なくてもいいという議論はありえるでしょうね。それと、社会福祉国家体制は、強力な官僚機構を擁しているのだということも念頭においておくべきでしょう。

アメリカの立法については、1998年のIRS組織再編法制定のころから、色々見てきていたのですが、ジョージ・ウォーカー・ブッシュが大統領になってから、手抜きをして観察をしてこなかった不明を恥じています。
昨年来の経済金融危機とそれに対する政府、議会の対処の仕方を毎日新聞記事を追いかけていることにより、非常に複層的なシステムで法律が制定されていくのだということが良くわかりました
大前提として、官民学それと議会を含めた中における、非常に頻繁な人事交流の階段を上ることによってキャリアを積んでいくシステムなのだということもわかってきました。

民主党、共和党という二大政党のどちらにつくかということを除くと、かなり限定された形で選抜されたエリート統治機構が存在するようです。

さて、UBS事件は、これからは、刑事告発という形で痛い目にあう人が出てくるんでしょう。
Editorial
Oh, That Account

Published: October 18, 2009

There is some good news for law-abiding taxpayers and the United State Treasury. The Obama administration is smoking wealthy tax cheats out of their offshore hiding places. More than 7,500 Americans rushed to take advantage of a voluntary disclosure program that ended last Thursday, telling the I.R.S. about offshore accounts with up to $100 million in undeclared funds.
http://www.nytimes.com/2009/10/19/opinion/19mon2.html
ワシントン・ポストとニューヨーク・タイムズのスタンスの違いもなんとなく判ってきたような気がします。

銀行危機は去っていないと。
The Banks Are Not Alright

By PAUL KRUGMAN
Published: October 18, 2009

It was the best of times, it was the worst of times. O.K., maybe not literally the worst, but definitely bad. And the contrast between the immense good fortune of a few and the continuing suffering of all too many boded ill for the future.
http://www.nytimes.com/2009/10/19/opinion/19krugman.html
これも、日本の失われた10年を考えれば当然ですよね。

失われた10年は、どこかの誰かが仕組んだなどという陰謀論には余り加担したくは無いのですが、陰謀論の立場からすると、嵌めたやつらが嵌ったということは、どう解釈するんでしょうか。
もうひとつ上のランクでチェスのこまを動かしているやつがいるってこと?

ブルーグラスとFZのオーケストラ作品を交互に聞いている人間は、変ですね。
ザッパの管弦楽曲は、聞いていると、かなり心地よい部類です。
20世紀初頭にラヴェルやストラヴィンスキーがやったことを当時の人が聴いたときの衝撃?!に比較すると、われわれは、ストラヴィンスキーからウェーベルン、シュトックハウゼンだって知っているわけで、それほど衝撃的なものでもなんでもないですね。
19世紀末の西洋古典音楽の行き詰まり的音楽に比べると、はるかに聴きやすい。

ストラヴィンスキーは、ドゥーアップやディスコを知らなかったということを考えると、ね。

ザッパは、ハリウッド映画音楽や、ブルース、ドぅーアップ、ディスコにホワイト・ブルース・ブーム、ビッグ・バンド・ジャズまで全部しっているわけで、聴く方も肩肘張るのではなくて、パスティーシュだという位の気持ちで聴けばいいんじゃないかなと最近思う次第です。

80年代のザッパのバンドの演奏は、ヴォーカルも含めて完成度が高いとおもうのですが、淵源はほとんど60年台のMOIにあり、同時代批評性に関しては、ザッパがずっと個人的に抱いているものなのだと思います。
ディスコとレゲェをヴィークルにしているのが、今聞いていると、かなり辛い部分もあるのですね。Hotel California のリフを入れたり、Puple Haze、Sunshine Of Your Love なんかを引用するのは、逆に、彼の音楽を後年の世代の人が聴く場合には、却って、障害になるのではないかと思わないでもないのですが。
それと、リズム・ギタリストとしてのザッパとソロでインプロヴをやるリード・ギタリストとしてのザッパは別人ですね。15歳のときにはわかりませんでしたが、マイク・ブルームフィールドなんかよりはるかにストレート・ブルースに聞こえる私は、耳が変なのかもしれません。

ブルース・ギターが弾けないロバート・フリップとブルース・ギタリストから抜け出さないザッパという位置づけ。
この2人の下で下働きをした(している)アメリカ人ギタリストの意見を聞いていみたいです。

そう考えると、ザッパとドン・ヴァン・ブリートは、ジョニー・フランクリンと同じ高校にいて同じような音楽を聴いていたかもしれませんが、たっているところが決定的に違うのだと思います。
問題は、1970年代のマジック・バンドにマザーズOBが加わって、洗練された音楽を持ち込んだことをどう考えるかというあたりでしょうか。

ファウラー三兄弟のファンなのです。

ローウェル・ジョージを含めて、3人のハリウッドの落ちこぼれ。ただし、金銭的にはFZは、かみさんのおかげで成功したし、晩年、時間の無い中でやりたいことをとことんやりつくそうとしたことは認めます。

80年代のザッパの書いた歌は、当時のアメリカの世相批判でしたが、それは結局、今度のバブルの崩壊の底に流れているものに対する、嫌悪、批判だったのでしょう。
たたき上げの中小企業の親父にとって、アイビー・リーグ出身の秀才なんてのが一番、はらの立つ人種であるはずなので。
by nk24mdwst | 2009-10-19 16:45 | 租税法(アメリカ)

long way to go, time's flying

秋晴れ。昨日がこんな日だったら、墓参りに行ったのに、朝から、雨が降り続けていたので、やめました。

いつもの月曜のように、不快な目覚めでした。というか、寝ても寝ても、まだ眠り足りないという感じです。
眠らないと頭が休めないので、駄目です。寝不足感があること自体、調子が悪い証拠。

理由ははっきりしていて、二週続けて、週末の休みを取っていないからですね。もうひとつ、二日連続の法事のおかげで、ヘビーな昼食が続き、体重が増えたのが元に戻りません。あと500グラムが減らない。
代謝能力の低下と時間に対する感覚との関連性についてどこかで誰かが触れていたような気がします。

ちょっと、驚いたことがひとつ。いつも覗いている海外の音楽サイトで、ある投票が始まっていました。某ギタリストのファン・サイトなんですが。40年弱前のレコーディングの状況を関係者の証言からではなく、推測しようというものです。
このサイトの主催者のハンスは、投票を求めているだけではなく、問題提起に対して、さらに詳細な情報収拾したものを加えています。たいした労力ですが、頭が下がります。
ベンチャーズのドラマーが誰か、誰がこのフレーズを弾いたかというのと同じような話なんですけどね。
結局、スタジオの中の出来事であり、それと二通りのセッション・シートが存在したり、肝心のプロデューサーがピンボケだったりするのでこういうことが起きるんですね
しかし、問題提起に対して、すぐに回答を準備できたということは既に、ハンスはこのことを検討済みだったということか。脱帽ですね。

DPJは、法案の党内事前審査を止めると表明しています。これをどう考えるか。
LDP政権が永久政権として機能していたころ、政府税調で税調委員を使うという形で財務省(大蔵省)が絵を描き、自民税調が本当の機能を果たしていた、なんて新聞は、書いていますが、正しくは違いますね。
自民税調は、業界団体からの意見等も取り入れながら、のりしろ部分を足したり引いたりしていただけです。経団連なんていうのも業界団体のひとつ。無視されている業界団体が税理士会。
まあ、いずれにしろ、党内税調で決まったものを党総務会にかけ、ガス抜きだといってしまえばおしまいですが、一応事前審査を済ませたものが政府案として国会の上程される。

国会での税法審議に関しては、結果としてきわめて形式的なものにならざるを得ず、かの不動産譲渡所得の損益通産の廃止などという、租税法律主義の根幹にかかわるようなものも素通りになってしまうというわけです。遡及立法は違憲だと思うのですけどね。金子租税法に何とかいてあるかなんてどうでも良いわけで。
期間税論は、妥当性を欠くと考えます。

日本の新しい政権は、党が政府の中に入って、官僚機構ではなく政治が政策を決める、法案を国会に上程するのだといっているわけです。
議院内閣制の日本と大統領制のアメリカは立法システムが根本的に異なるので比較に意味はありません。
ところで、党が政策、法案を決める、党で政策、法案を決めるのは有権者の投票を経て当選した国会議員だ。だから文句無かろう。
議論は、すべて国会、委員会も含むわけですが、ここすればいい。技術的にどの程度可能かという問題は別にして、論理的にこれは正しいのか。

先のコイズミ以後のLDP政権もそうでしたが、今のDPJ連立政権も両院で絶対多数を持っているのですね。
そこで、与党の質問は不要だとかいうのは根本的に間違っていると思います。

国会においては委員会での審議も含めても絶対的な審議時間が足りません。他の法律もそうですが、税法のような国民生活に直接かかわる重要なものに関しては、いろんな意見を聞き、できるだけ良いものを作るというシステムを構築する必要があると思います。

是非はともかく、自民税調による事前審査には、各業界その他の声を聞くという点において一定の意味があったと評価することもできます。それが、逆に利権等に結びついていたのだとしても、です。

この立法事前審査を全廃するというのは、乱暴な話だと思います。特に、第1党が絶対多数を握っている場合においては、特にそうです。
自民党スタイルの事前審査が一定の機能を果たしていたとしても、それを全面的に評価できないのは、その事前審査が密室で行われていたからですね。

税法のような技術的側面が多く、かつ、業界や所得階層等によって利害相反がおきやすい法律の立法においては、議会での十分な審議が必要です。そして、それを補充する意味で、正式に議会に法案として提出される前に事前立法審査を行うことには、大きな意味があると思います。

この場合の事前立法審査において大切なことは、特定の業界、個人、あるいは官僚機構の言いなりにならないようすることの確保です。したがって、この事前立法審査は、従来の与党税調、与党総務会のような政権党内部におけるものではなく、超党派のもので無ければなりませんし、その具体的な審査、審理の中身は、当然に公開されなければなりません。

日本には、形骸化した官僚機構の道具としての、あるいは隠れ蓑としての審議会制度がありますが、これに変わるものとして事前立法審査機構を設ける必要があると思います。その構成員は、国会議員で与党だけではなく複数の政党が参加するものでなければなりません。
いわゆる有識者とか、最も重要な情報を握っていると思われる官僚システムをこの中にどのような形で組み込むのかということについては、議論が必要でしょう。少なくとも、議員以外の人の意見等を聞く場所を設ける必要があります。税法知識の無い人が議論していも何も出てきません。

公開のものであることが大前提ですし、さらに、それ、つまり事前立法審査機構は、法的に正式なものとして定められたものであるひつようがあります。
与党税調等は、国会議員によるものでしたが、非公式のものであり、非公開のものであったという点で問題が大きかったといえます。

屋上屋を架すような議論に見えるかもしれませんが、このような制度は、日本と同様の議院内閣制の国である、イギリスやオーストラリアにおいて既に導入されて一定の成果を上げているものです。
このような機構の実効性については、種々議論があるところです。
いずれにしろ、日本で必要だと思われるのは内閣機構の改革だけではなく、議会機構を改編し、その審議を有効なものにすることです。

今朝の新聞を見ていて、思いついたことなのですが、忘れないうちに書いておかないと。

きょうは、Gordon Lightfootです。しかし、引越しまでの道は通し、日は短し。
by nk24mdwst | 2009-10-19 13:09 | 租税法(日本)

east west

Paul Butterfield Blues Band の不朽の名作と、タイトルは無関係です。

アホとバカという言葉に対するニュアンスですが、西日本と東日本とでは、反対になるのですよね。
西日本、たとえば、大阪を中心とする関西文化圏では、アホという言葉には、それほど深い侮蔑の意図はなく、バカの方が侮蔑の意識が強いといわれます。

東京のような東日本では、これが逆転するのですね。バカね、などという言い方に比べると、アホの方に侮蔑の意識が強いのでしょう。

当地は、一応、料理の味付け等も含めて関西の文化の影響を受けているので、アホという言葉を使うときとバカという言葉を使うときの区別は、前者です。だから、私がこのブログでバカと書いているときは、かなりきついということなのかな。
もっとも、話し言葉以外でアホという言葉を使った経験は、個人的にはありません。

メーリング・リスト等で、アホという言葉を使う人がいます。東西の人が混じっているところで使うので難しいのですが、この言葉を使うのは、どうも、東京を中心とする東日本の人のことが多いように思います。
まあ、こんな品のない言葉を使うMLというのは、同業者、関連学者が集うところなのですが。

昔、監督がアホやからといって辞めたプロ野球選手、江本氏ですが、いましたが。

探偵ナイトスクープで、日本のアホ、バカの使い方の境界線を調べた企画があったやに記憶しています。

畏敬する先輩が、アホという言葉を使うのをみて、ちょっと、悲しくなっただけのことですが。

口汚いといえば、英語の口語がそうですね。特に、われわれが見せられるのは、悪党が登場する映画が多かったりするからでもありますが。
言葉に対する規制が、昔はきつかったので、ジョン・フォードの映画ではフォー・レター・ワーズなどは出てきません。言い換えていますからね。

英語が難しいのは、もともとのアングロ・サクソン起源の言葉と、ノルマン征服後のフランス語経由のラテン語起源の複音節(polysyllable)の言葉が重なっているからですね。単音節の前者の言葉よりも後者を使う方がインテリというか階級が上だという事になるのでしょうか。

ニクソン・テープで、大統領がフォー・レター・ワーズを連発しているのが暴露されたわけですが、史上もっとも、言葉遣いが汚かったのはLBJなのだそうです。1930年代に放浪した経験があるのだそうで。

ディラーズからジーン・クラークへと進むというのは、個人的には自然な流れですね。

ディラーズは、アンディ・グリフィス・ショーのレギュラーだったので、テレビでステロ・タイプの南部人を演じていたのだそうですが、これは、彼らにとって良いことだったのかどうか。
FZもアーカンソー出身のジョニー・キャッシュをネタにしていますが。

東部や西海岸の人たち自体は、南部を知らずに南部人を頭の中に作り上げているのだと書いた人がいました。ウォーレン・ヘインズも同様のことを言っています。

日本における、東日本と西日本の人間性特性なんていうのも幻想なのかもしれません。
by nk24mdwst | 2009-10-18 16:59 | その他

today is tomorrow of yesterday

また、目が早く覚めてしまいました。寝つきがいいから。
きょうは、墓参りの日ですね。先週は、法事だったし、先々週は、東京にいたので。

昨日、風呂に入りながら、少し消費税のことを考えていました。難しいことではなくて、基本的な構造がどうかというレベルです。構造の前に、歴史ですね。

まず、歴史を知る必要があります。一つは、税が累積する独仏の売上税から付加価値税が誕生したこと。
何が問題で、それを解決するためにどうしたか。税の累積を排除するために前段階の税額を控除するシステムが考案されたことですね。
欧州人は間接税が好きで、アメリカは直接税が好き、なんて前の税調会長はとぼけたことを言っていますが、現在のフランスの所得税が税収に占める割合を知っているのかって。
コメントを入れずに、項目列挙しないと。

日本の消費税導入の歴史。幻の大平一般消費税法案、廃案になった中曽根売上税法案、そして竹下原稿消費税法とその改正ですね。
中曽根売上税法案では、税額票、つまりインボイスが用いられることになっていました。蔵出し税スタイルを考えていたということですが。大平一般消費税法案は帳簿スタイルでした。
竹下消費税は帳簿方式、現在は、帳簿および請求書等の保存を課しているので、インボイス方式よりも厳しいものとして法規定されているのだという認識が必要です。
日本では、この帳簿の保存に関して大きな問題が多数の訴訟の起因となったことも留意すべき。この問題は、最高裁判決において解決したのか。

消費税の基本的な構造に対する理解について。
課税対象は、なにか。
国内における課税資産の譲渡等全般が課税され、非課税は限定列挙されている。
非課税とゼロ税率、つまり免税はどう違うのか。ゼロ税率は輸出でしか適用されないのですね。
この法律が導入されたときに医療等は非課税とされたわけですが、医師会等が非課税の意味を理解していなかったのは明らかです。単に、自分が負担した消費税額相当額を転嫁できなくなっただけです。
非課税と免税の区切りについてどう評価するか。

付加価値税には加算型と控除型がありますが、日本を含め一般的に控除型が用いられています。
控除型の計算の仕方から輸出免税がどのような効果を持つのか。
人件費は控除対象取引にはならないのですが、これを派遣に切り替えるとどうなるのか。
これは、数字を使って考えてみると一目瞭然なので、それをいずれしてみます。

消費税の納税義務の成立と課税期間を決めて納税することの意味。消費税法のこれまでの改正と遡及効の関係。消費税は期間税なのか、随時税なのかという議論ですね。

簡易課税の問題、一括比例配分方式と個別対応方式の問題か。
後者はかなり技術的ですが、簡易課税方式、あるいは免税業者の存在が益税を生むという欺瞞を考える。

内税と外税に意味があるか。

実は、派遣に関する税務上の問題は、消費税だけではなく、所得税の問題とも関係します。源泉徴収の問題があるからです。
これに関係して、日本における複数税目同時調査の問題をどう捉えるか。外国はどうなっているのか。

推計課税の問題をどう考えるか。推計課税がおこなわれた場合、あるいは、仕入税額控除が形式的な理由で否認された場合は消費税は、単なる売上に対して課税される売上税になることをどう考えるか。条文構造上の問題はクリアするのだとしても、です。
思い出した。誰もが忘れている税制改革法の位置づけ論。

行きつ戻りつする私の悪い癖ですが、消費税の計算構造を理解するとこれの税率アップが雇用抑制要因であることが明らかになります。欧州各国の付加価値税率と失業率の相関関係を傍証として。

税率アップに伴い、複数税率は不可避か、複数税率を処理するためにはインボイスは不可避か、インボイスにより消費税の透明性が増し脱税がなくなるか。
消費税率の引上げに際しては、政治的な配慮から「生活必需品」等に関して軽減税率を適用すべきだというような論点が浮上するのだと思われますが、これも含めて、上記の論点についてはすべて、否定的な考え方を個人的には持っています。
そもそも、税率アップ自体に反対なのでありますが、税率アップがあったとした場合においてもということです。

消費税の申告書には、消費税および地方消費税の確定申告書と記されています。
消費税の税率は5%ではありません。国税としての消費税の税率は4%です。
これに、地方消費税が加わっているわけです。地方消費税は、消費税の譲渡割に25%をかけることとされています。
5%=4%+4%×25%=5%ということになるのですね。
譲渡割にかける地方消費税の税率に関して、25%のままなのかという問題が将来的にはあります。
それから、この地方消費税相当額を国税当局が収受して、地方に分配するというシステムの細かいところが必ずしも明確ではありません。

基準期間の問題とかいろいろありますが、上述のようなことは、実際に消費税の実務に携わる立場の人間にとっては、考えるまでもなく所与の条件です。というより、そんなことを考えているより、消費税の計算における課税非課税の判断等の方がはるかに大変なのですね。

課税非課税の判断基準等については、通達や質疑応答の形で国税当局から一定の見解が示されていますし、それに反する処理をした場合は課税をされます。しかし、そのような技術的な細部は、税調などでは議論されることがないのですよね。財務省の主税局レベルでもどれくらい理解しているのか。

技術的問題と消費税の本質が関るのは、派遣に関する部分だけでしょう。

最後に、税理士損害賠償責任保険で対象事案となるのは、ほとんどが消費税がらみだということも一応問題でしょうね。というより、そこに問題の難しさが現れているというべきでしょうか。
by nk24mdwst | 2009-10-18 07:13 | 租税法(日本)

who axes taxes

午後から雨だという天気予報でしたが、ちょっとぱらついただけでした。

FZの歌の中で、天気予報にしか関心のない女性を取り上げて貶していましたっけ。私は、天気予報には、まったく関心ありません。当たらないもの。
明日の天気も当たらないのに、今世紀の気候変動の予測ができるのかって思いますが。

景気の予測と同じで、方向性を変えないことですね。景気は良くなる一点張りにするか、悪くなるか一点張りにする。良くなるとか悪くなるとかって、予想を始めると、運がよければ百発百中だってあるでしょうが、下手すると全部、外れます。一点張りなら、常に五分五分。

消費税のことで、hirokichi さんにご質問いただき、居ずまいを正さないとと思いました。

エキサイト・ブログは、検索ワード等がわかりづらいというか、ほとんど機能していないのじゃないかと感じるのですが、このブログは、一定の時期に特定の文字列で検索されることがあります。消費税もその中のひとつなのですが、検索ワードを見ていると、大学のゼミ等、ないし、リポート等でネタを探しているのだなと感じてしまうのですね。
一般論というよりは、かなり専門的というか、税金オタクの用語が出てきますから。

しかし、日本でも政権交代があったわけだし、税経通信での石前税調会長と藤井財務大臣の対談を見ていると、話がかみ合っているようないないような。かつての細川連立政権で国民福祉税7%って夜中に発表して、一晩で引っ込めたって前歴のある連中が政権にいますからね。

この対談で藤井財務大臣は消費税は基幹税だと言っています。べき論としてはともかく、実質的に基幹税となっているのが事実なのですね。
このことの是非は、きちんと再度問い直されるべきでしょう。

原理主義的消費税廃止論とは、一線を画さざるを得ないと個人的には思っています。消費税のような付加価値税が良いと思っているのではなく、国民の間に定着してきた、福祉財源としての消費税率アップに関しては、かなりの国民が賛成していると言う報道があるからです。
と書いてみはしたものの、20年やっているんだから、そりゃ定着しているさと言うことと、税率アップを飲むと言う話とは別ですし、世論調査だってどれだけ信用できるのか。
そもそも消費税の本質なんて、立場で見方が変わるでしょう。

給与所得者で、消費税に関しては、価格の中に含まれているものとして担税者扱いされている人と、実際に課税事業者として消費税の納税義務を負っている人(法人)とでは、考え方は当然違うはずです。
大多数の人が前者なのですね。官僚も学者も前者です。

インボイス導入ですべてが解決するなどと口走る人に関しては、その時点で、もう議論をする意味がないと私は思っています。

世界銀行の支援を受ける条件となっているので、アフリカの部族間抗争に資源争奪が絡んで国内で殺し合いをやっている国もみなインボイスとセットの付加価値税を入れているわけです。それもみんなカウントするから、世界中で100カ国をはるかに上回る導入国があるなんて話になるのですね。

OECD加盟国で、国、連邦レベルの付加価値税が無いのは、アメリカだけです。納税者権利憲章、ないし、納税者権利章典が無いのは、日本だけです。

アメリカにおける付加価値税導入論というのは、まだ小さなところでしか目に付きません。日本では、まだ誰も照会していないと思います。そもそもアメリカでさえ、そんな話を知らない人の方が大多数を占めるでしょう。
アメリカでの医療保険制度改革と関連して財源論としての付加価値税導入論があることを一応、念頭においておくことは必要だと思うので私は、個人的にこのブログにそれを書いています。
アメリカで連邦レベルの付加価値税を導入するかどうかはアメリカの国民が決めることです。また、アメリカが導入を仮にしたとしても、付加価値税が最も優れた税金だなどとは毛ほども考えていません。

心情的には限りなく消費税撤廃論者に近いと個人的に考えているのですが、基幹税という実態がある以上、これを無くすわけにもいかない、代わりの財源をみつけないと、ということです。

例によって下書きをしないで書き進めているおかげで、本当に言いたいことを書くのを忘れるところでした。
日本の消費税は世界で一番課税ベースが広いものであるのは間違いところですがそれだけではなく、おそらく、世界で一番、消費税の課税漏れや脱税が少ない国なのではないかというのが、私の実感です。

石さんは消費税が大切って言っていますし、藤井さんもそう言っていますが、それ自体は勝手ですけど、消費税の申告書、仕入れ税額控除の計算、その下となる帳簿等の記帳、さらには、調査等に立ち会ったことなんかないと思います。
学者さんですから、ジョルジュ・エグレの「付加価値税」という白水社から出ている本は読んでいるでしょう。ヘンリー・アーロンだって読んでるでしょう。

エグレの本は新書本ですが、付加価値税の淵源からきちんと整理されていてまったく古びていません。どうして付加価値税が登場したのかという歴史を知らないと話になりません。

私は、スウェーデン語なんて読めもしませんが、かの国の財務省で付加価値税の申告書の用紙を見たとき、何だ日本と同じだなってすぐにわかりました。逆に、日本ではトヨタのような大企業であっても、近所のラーメン屋さんでも基本的にまったく同じ消費税の申告書を使います。申告書一枚と付表が一枚です。
ちょっと複雑なのは、寄附金収入等がある財団法人、あるいは、国や地方公共団体の公益事業で消費税が課税されるところですね。市町村の水道事業等を思い浮かべていただければいいのですが。

スウェーデンでは、農業、漁業、製造業、商業等、業種によって申告書が異なっていました。つまり、単一税率25%ということになっているわけですが、事業によって課税されるものが異なっているのだということです。
予断ですが、日本や他の国では、例えば税率が5%だとすると、100+100×5%=105という計算になります。
スウェーデンの25%というのは、100→125になるということではないのです。100のうち25%が付加価値税なのです。
日本流の税率に引き直すと100÷(100-25)なので、33.3%なのですね。

これだけの高率になると、生活実感としてどうなるか。要するに、昔日本にあった物品税のように感じられるということです。
100円の33%と100,000円の33%は、率は同じですが、金額的には大きく異なるわけです。

スウェーデン財務省の税務担当者が言っていたことですが、まず、付加価値税が転嫁する、つまり、負担をするのは消費者だというような考え方は意味がない、つまり、私がいつも書いているように神学論争だと。
もらった資料の中で、付加価値税収が企業課税の中にカウントされていたので、私が質問したのに対する答えです。他の人は納得していないようでしたが、個人的にはわが意を得たりでありました。

もうひとつ、スウェーデンは法人税率の低い国です。昔は、老人を湖に突き落として人減らしをしたなんて歴史のある国ですから、輸出で稼ぐしかないのですね。ですから、高率の付加価値税率は輸出産業に対する大きな補助金になります。これは、国民的合意を得ていることです。かの国の話ですが。
ここで書いたことは、前述の質問の後に、法人税率は意図的に低くしているのだと話がありました。

あと、国民の平等度と所得課税の話があるのですが、よその国の話よりも、日本の消費税について、そもそも論として問題点を挙げて検討する必要がありますね。

手がかりは、hirokichi さんのコメントあたりから出発するという事でしょうか。

きょうは、Gene Clark を聞いております。

引越し準備というか荷物を動かしながら、ルーティンと宿題やりつつ、息抜きに、思い付きを書き連ねて精神安定剤としているのです。
by nk24mdwst | 2009-10-17 17:24 | 租税法(日本)

get smart

「それ行けスマート」ってテレビ映画、ありましたね。ドン・アダムズがピンボケ・スパイ役でした。

一番優秀な連中がウォール街に行くようになったのが、今次の世界不況の原因だと。
Op-Ed Contributor
Wall Street Smarts

By CALVIN TRILLIN
Published: October 13, 2009

“IF you really want to know why the financial system nearly collapsed in the fall of 2008, I can tell you in one simple sentence.”
http://www.nytimes.com/2009/10/14/opinion/14trillin.html
昔は、一番できるやつは、ロー・スクールなら判事に、経済学部なら学者になった。それが、今は、一番できのいい連中、頭のいいやつらがウォール街に巣食うようになった。それが諸悪の根源だと。

クルーグマンも、確かにそのとおりだと。
October 15, 2009 , 6:09 pm
Smart guys and Wall Street

I’m a little late on this great Calvin Trillin piece, but it accords with my own more specialized memories from grad school. The year I got my PhD (1977), there was a very clear ranking of desirable career paths. The best economics grad students went into academic jobs; the middle went to the Fed or the IMF; the bottom went, poor souls, to Wall Street.
http://krugman.blogs.nytimes.com/2009/10/15/smart-guys-and-wall-street/
日本でも同様のことが起こったのではないかと思いますね。
東大で一番成績優秀な連中は、氏素性さえちゃんとしていれば、キャリア官僚になった。
キャリアを脱落して政治家になったとか、東大に残って教授になった人って、二番手、三番手だったわけです。

しかし、何とかファンドなんてのが跋扈するようになったころ、一番優秀な連中は、役人になんかならずに、金儲けに走ったのでしょう。弁護士とか公認会計士とか、ファンド・マネージャー、呼び方は色々でしょうが。

ポップスの世界では、どうなんでしょうね。一番実力のある人たちがちゃんと報いられるような時代って、あったんでしょうか。
あったとすれば、それが終わってから30年以上たったんでしょう。

イギリスのワーキング・クラスからブルース・ピュアリストが遅れて出てきたのはなぜか。

ペンタングルとフェアポート・コンヴェンションの違いは、デッドとエアプレーンの違いみたいなものだと思っていた15歳のころが懐かしい。

15歳のときに、つまり1970年に一番聞いたアルバム10枚なんてすぐに出ます。だって、100枚もLP、持っているはずも無かったわけで。
当時、一枚2,000円だとして、100枚あったら、200,000円です。
8年後に娑婆に出たときの基本給が、月95,000円でしたから、15歳のがきが100枚もレコードを持っているはずがないのです。
ギターを持ってただけ、ましですね。

LP一枚買うのも、アマゾンでワン・クリックとはまったく違い、全身全霊をこめて選んでいました。その割に、カスをかなりつかんだかもしれませんが。
正体がアフィリエイトそのものの、アマゾンなんていんちきサイトで、誰がワンクリックの設定なんかするものかです。

予算に限りがあると、思い切って、このラインは無視するとかいうことをしないと、私のような偏執気味の人間は、決断できません。
まあ、だから、ゼップとスライの交換なんてことをしたのですね。
by nk24mdwst | 2009-10-16 19:28 | economics

fools on a bank

今日も秋晴れ、25度を超えると、暑いと感じますね、日向だと。

アメリカ現職大統領のノーベル平和賞について、憲法上の疑義ありだと。
By Ronald D. Rotunda and J. Peter Pham
Friday, October 16, 2009

People can, and undoubtedly will, argue for some time about whether President Obama deserves the Nobel Peace Prize. Meanwhile, though, there's a simpler and more immediate question: Does the Constitution allow him to accept the award?
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2009/10/15/AR2009101502277.html
大統領のノーベル平和賞受賞自体についての是非論は当然あるだろうが、それとは別に憲法上の大きな問題が二つあるというわけです。

合衆国憲法第9条は、報酬条項(emolument)で、そこでは、現職大統領等が他の主権国家からいかなる賞、金品等の報酬を受け取ることを禁じています。
ノーベル平和賞は主権国家であるノルウェーの議会の委員会が受賞者を決めるのでこれに該当するというわけです。過去のウッドロー・ウィルソン、テディ・ローズベルトは受賞時は、現職大統領であったが過去の業績に対して行われたものであるということで、これをクリアしたと。
しかし、今の大統領は違うわけです。これからの業績に期待して与えられたものだとしたら内政干渉だという話ですね。

報酬概念(emolument)については、1902年の合衆国司法長官の見解として、記念撮影の写真のプレゼントであってもそれに該当すると。まあ、写真の重要性は異なっているかと思いますが、この見解を1993年のクリントン政権時代の大統領府司法部もこの見解を支持しているそうです。

もうひとつ、賞金を全額寄付する意向だと伝えられていることについてです。
寄付金は、所得税の課税所得計算上控除できるので、140万ドルを受け取り、これを寄付すると50万ドルほど税額が小さくなるのだと。

さらに問題なのは、そもそもこの賞金は誰に帰属するのかということだそうです。
連邦法は、大統領が有形、無形の資産を贈与により取得したときは、その資産は連邦に帰属すると規定していると。すなわち、賞金そのものは、大統領のものではなくて、合衆国のものだという理屈です。

アメリカの法制自体は、独立国のそれとして当然のものとして納得できるものですね。だって、自国の元首が他国ないし外国の勢力によって買収されては困りますから。

さて、ダグ・シュールマンI.R.S. 長官の富裕層に対する課税強化策に関しては、基本的に賛成する人が多いわけですが、そうでない人もいると。
Outspoken U.S. tax cop hits offshore cheats
Thu Oct 15, 2009 4:18pm EDT

By Kim Dixon

WASHINGTON (Reuters) - In his last job, U.S. tax commissioner Douglas Shulman rubbed elbows with brokerage firms as he worked at an industry regulator criticized for having a light touch on Wall Street.

Now, he is the outspoken chief of the US. Internal Revenue Service which has taken on Swiss banking giant UBS AG, forcing it to reveal thousands of names of rich American clients hiding assets overseas.
http://www.reuters.com/article/newsOne/idUSTRE59E5UJ20091015?sp=true
シュールマン氏は、ブッシュ大統領が2008年3月に任命したわけです。
前職は、Financial Industry Regulatory Authorityにいて、ウォール・ストリートの金儲けに目をつぶっていたくせに、内国歳入庁長官になってからは態度が一変、こわもてになったと。

やりすぎだと、全米納税者連盟のピート・セップ氏の談話が引かれていますね。

シュールマン氏は、租税分野の経験はほとんどない人物です。42歳です。

ハーバードで広報に関して修士号、ジョージタウン大学ロー・スクールで法曹資格を取得しています。
全米納税者擁護官のNina E. Olsen 女史もそうですが、やっぱりGULC組ですね。財務省、I.R.S.には、GULC人脈というのがあるのですね。

ジェスイットの大学ですから、当然、その筋に強いということでしょう。どの筋って、その筋です。

夕べは、オザークマウンテン・デアデヴィルズを聞いていたら、寝てしまいました。イーグルスっぽいところが無ければねと思うのですが。まあ、仕方ないでしょう。

今朝は、なぜか、早く目が覚め、Rowan Brtohers のファースト・アルバムを聞いていました。これが出てとき、貶していた音楽評論家がいたことを思い出しながら。
デッドから、ガルシア、レっシュ、クルーツマン、他にケルトナー等々、オールスターがバックで、プロデュースは、デヴィッド・グリスマンです。
時代なんでしょうね。ポップなフォーク・ロック、カントリー・ロック、ブルーグラス風味というだけで終われない。
イーグルスというかディスコの匂いが既に漂いつつあります。1972年なので、そのときは気づかなくても、今は、それが鼻につきます。
2人だけで歌っているので、アメリカの二番煎じを狙ったのでしょうね。
余りに守備範囲が広いというか焦点が定まらないというか。それでも、結構楽しめるところもあったりして、結局、二度寝せずに聞いてしまいました。
ピーター・ローワンの弟2人組なんですが。
by nk24mdwst | 2009-10-16 14:54 | 租税法(アメリカ)

where and when to get outta here

出口戦略の話は、早すぎると警告するクルーグマン。
Misguided Monetary Mentalities

By PAUL KRUGMAN
Published: October 11, 2009

One lesson from the Great Depression is that you should never underestimate the destructive power of bad ideas. And some of the bad ideas that helped cause the Depression have, alas, proved all too durable: in modified form, they continue to influence economic debate today.
http://www.nytimes.com/2009/10/12/opinion/12krugman.html
1930年代と同じ過ちを繰り返すな、ですね。

アメリカの州政府の財政逼迫について。
States Lag in Recovery, Report Finds

By MICHAEL COOPER
Published: October 14, 2009

The recent signs of possible improvement in the economy have not trickled down to the states, which continued to be pummeled this spring by the steepest drop-offs in tax collections since comparable data was first compiled nearly half a century ago.
http://www.nytimes.com/2009/10/15/us/15states.html
州政府の財政悪化が景気回復の足を引っ張っている。こんなことは、年初から解っていたわけです。

7,500人が、悪うございましたと。
7,500 offshore tax evaders come clean-US tax chief
Wed Oct 14, 2009 5:22pm EDT

By Kim Dixon

WASHINGTON, Oct 14 (Reuters) - Some 7,500 wealthy Americans turned over information about hidden overseas assets, including some valued at more than $100 million, ahead of a tax amnesty program's Thursday deadline, the top U.S. tax collector said.
http://www.reuters.com/article/euRegulatoryNews/idUSN1318696020091014?sp=true
まだ、詳細は明らかになっていませんが、UBSに関連した人ばかりではないようですね。

いずれにしろ、みつからないことに掛けた人もいるはずですが、みつかったときは、吊るし上げられるでしょうね。
猶予を与えてやったのに、出てこなかったのだから、お前が100%悪いって話になるんでしょう。

また、ここで話が変わって、ゴードン・スミスのようなイギリスのワーキング・クラスの若者たちが、既に時代遅れというか流行おくれになっている古いブルースにとりつかれたのはなぜかって考えてしまいます。

ストーンズが、ビートルズの影響下、方向を見失っていたのを、原点のブルース、R&B「回帰」!!!をして復活しようとしていたときに、ロバート・ジョンソンのコピー・キャットをやるということの意味ですね。

ブルースは、アフロ・アメリカンにしかできないものだと決め付けたくはないのですが、ブルースの伝統、特に、リズム、タイムの独特の揺らぎという点に関しては、それができる人とできない人がいるようです。
これは、人種の問題ではなくて、育った環境、あるいは、音楽的キャリアを積んだ場所によるような気がします。

ジム・ゴードンのような正確なタイムをブルースは要求しないのだと思うのですね。反対に、それでないのが正統派の印かと。
ジム・ゴードンは、B.B.King とかBuddy Guy とやっているのですが、この2人は、個人的には肌が合わない人たちなんですね。
by nk24mdwst | 2009-10-15 16:10 | 租税法(アメリカ)

movin', day no one cares

今日も、秋晴れ。久しぶりに不快な目覚めです。

日曜、月曜と法事で休んでいないので疲れが出たか。単に、夕べ、寝つきが悪かったせいか。
FZのYCDTOSAMのVol6をCD二枚分聞いてしまったのです。不覚でした。眠れなくなるなと思ったのですが、聞き入ってしまった。

昼間は、ずっと、Dillards を聞いています。今、聞こえているのは、Pickin' & Fiddlin' かな。

昨日、歯医者と医者をはしごして、週刊誌をちらと見ました。待合室でしか週刊誌なんて見ないもので。ビートルズの曲名、あなたは何曲当てられるなんて書いてありましたが、私は、駄目ですね。
ビートルズが駄目と言う意味ではなくて、LPでもっているものは、ジャケット眺めつつ聞いたので、曲名というのが音楽の記憶の一部になっているわけです。
ところが、CDになってから知った曲は、駄目ですね。CDのあの文字を読むと言うのは、老眼の私には苦痛以外の何物でもなく、最初に曲名を眺め、録音データ、ミュージシャン等のデータをちらと眺めて頭に入れて、聞き出しておしまいです。繰り返し聞いたとしても、小さな字に戻ることがない。
紙ジャケなんてのはどうでもいいから、字を大きくして欲しいのであります。特に英語の小さな字を読むのはしんどい。

Gov't Mule などというバンドは、繰り返し繰り返し聞いていますが、曲名はほとんど知りません。Soul Shine 位です。すぐに思いつくのは。

朝から疲れているところへ、突然の来訪者、20年前は50代後半でこちらが背筋を伸ばして話をうかがった方ですが、さすがによる年波には勝てず。しかし、そんな人に家族がみんなぶら下がっているのもね。

後、朝から電話が、やたらとかかってきて。引越しの色々な段取り、手続の関係です。まあ、什器備品の類とかPC関連の引越しの手配は終わったのです。ただ、諸手続というのがあり、さらに、什器備品の中身を箱につめ、動かすのは、自分でやらないわけにいかない。
ルーティンは、ルーティンでやらなきゃいけないし。愚痴ったところでしょうがなく、日だけがいたずらに過ぎていく。
あちこちから催促の電話もかかってくるし。催促されていることは、私が怠惰なせいですが。

Byron Berlineのフィドルは、さすがナショナル・チャンピオンと言う感じです。
しかし、これの次に出てくるのがエレクトリック・ディラーズで、ジム・ゴードンがドラムというわけです。エレクトリック・バンジョーなんてものを最初に使ったバンドのひとつなんでしょうね。

今日は、愚痴っておしまいかな。
by nk24mdwst | 2009-10-15 15:41 | 音楽

ain't no predicton no mo'

多国籍企業に対する法人課税強化を、5月のグリーン・ブックは掲げていたのですが、現下の経済情勢では、法人税率の引下げ等の条件が充たされない限り、先送りされるだろうと言う見通しを伝えるロイター。
U.S. corporate tax hikes likely delayed
Tue Oct 13, 2009 5:43pm EDT

By Kim Dixon

WASHINGTON (Reuters) - President Barack Obama remains committed to ending "unfair loopholes" and tax breaks for international corporations, but congressional tax writers and others doubt that will happen without broader reforms, such as cutting the top corporate tax rate.
http://www.reuters.com/article/politicsNews/idUSTRE59C34N20091013?sp=true
景気が悪いから仕方がないと言うわけですが、さてさて、どうなりますやら。
今後10年間で連邦政府の財政収支を黒字に転換させる大きな柱の一つであったはずなのですが。

他方、医療制度改革は、とにもかくにも法律としてまとまるのでしょうね。この制度導入推進論者が当初考えていたものよりは、はるかに後退したものになるのでしょうが、新たな歴史と言うことになるのでしょう。

クルーグマンのブログそのものより引用しているサイトは、昨年の1月に景気後退を的確に予想しているのですが。
October 13, 2009, 5:04 pm
Leading indicators and the shape of the recovery

Michael Shedlock has an awesome takedown of ECRI’s claim that its indicators (a) have successfully predicted turning points in the past (b) point to a sold recovery now. I’d add that this is a really, really bad time to be relying on conventional indicators.
http://krugman.blogs.nytimes.com/2009/10/13/leading-indicators-and-the-shape-of-the-recovery/
経済学情の伝統的というか正統派の指標は確かに的確に現状を予測しているが、しかし、問題があるとクルーグマンは注意を促しています

他に頼る指標が無いので仕方が無いわけだけど、日本がかつて陥ったのと同様、ゼロ金利状態で流動性のわなにはまっているときこのような指標にどんな意味があるかと。
逆に、アメリカよりはるかに状況が良くないと思われる日本で、日銀は、かつてのような非正統的な施策を打たないし、新しい民主党政権はマニフェスト至上主義に陥っているように思えるといってしまうとおしまいか。

Dillard & Clark を聞いていて、声が若いな(当たり前だ)、リズムセクションがいいな(これも当たり前だ)と感じました。
Gordon Smith などという1969年ごろにブルー・ホライズンと契約したシンガー・ギタリストを昨日からかなり繰り返し聞いています。
イギリスのワーキング・クラスに生まれ、どんなに練習しても、ロバート・ジョンソンにはなれないわけです。しかし、こういうピュアリストと言うか、全身全霊をブルースにささげる人たちがいたというのも事実です。
歌は、ロバート・ジョンソンやマディ・ウォーターズ、ハウリン・ウルフにかなうはずは無いのですが、逆にあまりに忠実に再現しようとしているのが痛々しいといえばいえますけど、ロッド・ステュアートよりはうまいかもしれない。
ロッドに悪気があっていってるのじゃなくて、先週から歯医者さんでロッドの歌ばかり聞かされているので。

ギターは、うまいです。

ギターに弾き語りで、ハーモニカもやります。ゲストで、ダスター・ベネットとかピーター・グリーンがハーモニカを吹いていたりします。

バスキングしているところをスカウトされたそうです。結局、食えなくて、市役所づとめをしながら、小さなパブ等で演奏してきたのだそうです。20歳の若者にしては、と言うよりは、若さゆえの純粋さなのかな。

ロバート・ジョンソンがエレクトリック・ギターを弾いたことがあるかなんて命題があるわけですけど、そんなことを思い出させる演奏です。義理の息子のロバート・ジュニア・ロックウッドが最初のエレクトリック・ブルース・ギタリストとして録音を残すのですが。
by nk24mdwst | 2009-10-14 19:41 | 租税法(アメリカ)