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2010年 02月 22日 ( 2 )

so you gonna wade the water

ちっとも面白くない月曜日です。

だまし、だまし使っていたウォークマンが、PCに認識されなくなってしまって。
そもそも、誤って、転送してあった全曲を消したというのが失敗、入れなおそうと思ったら、認識できません、って。

例によってアトランダム、かな。IMFって誰の味方なのか?
Global Crisis Leads I.M.F. Experts to Rethink Long-Held Ideas
E-Mail

By SEWELL CHAN
Published: February 21, 2010

WASHINGTON — The International Monetary Fund has long preached the virtues of keeping inflation low and allowing money to flow freely across international boundaries. But two recent research papers by economists at the fund have questioned the soundness of that advice, arguing that slightly higher inflation and restrictions on capital flows can sometimes help buffer countries from financial turmoil.
http://www.nytimes.com/2010/02/22/business/22imf.html
IMFとかOECDのHPというのは、日本語でも読めるのですが、英語では記述されているものが全て日本語になっているわけではないような感じであります。

インフレ・ターゲット論、今度は、日本の政府と日銀の軋轢について、ロイターが。
Japan finmin needles BOJ on inflation targeting

By Stanley White and Leika Kihara

TOKYO, Feb 22 (Reuters) - Japan's Finance Minister Naoto Kan reiterated his desire to target inflation, setting up a clash with the Bank of Japan over how best to pull the country out of deflation.
http://www.reuters.com/article/idUSTOE61L00X20100222
菅財務大臣に対する読売のインタヴューが元ねたなのですが。

アメリカは、ギリシャ並みの財政状態だというわけですが。
Greece and the welfare state in ruins

By Robert J. Samuelson
Monday, February 22, 2010

It would be possible in other circumstances to disregard the ongoing story of Greece and its debts as a tedious tale of financial markets. But there's much more to it than that. What's happening in Greece speaks to two larger issues affecting hundreds of millions of people everywhere: the future of the welfare state and the fate of Europe's single currency -- the euro. The meaning of Greece transcends high finance.
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2010/02/21/AR2010022102914.html
この比喩でいうと、日本はどこに位置するのかなって思うわけで。

インフレ・ターゲット論というのは、ディスインフレないしデフレの下で、どれくらい意味があるものなんでしょうね。
February 21, 2010, 9:37 am
Inflation Perceptions

I’ve recently put up several posts on disinflation, and was struck by how many of the comments were along the lines of “Get real — the cost of everything like food and gas has gone way up over the past two years.” So I thought I’d look at the BLS average price data.
http://krugman.blogs.nytimes.com/2010/02/21/inflation-perceptions/
バブル崩壊後、不良債権処理に手間取り、その後のデフレ・スパイラルから抜け出ることができなかった日本で、インフレ・ターゲット政策が取られなかったことだけは事実ですが。

クルーグマンってやっぱり嫌われているみたいです。
The Deflationist
How Paul Krugman found politics.
by Larissa MacFarquhar
March 1, 2010

When it is cold at home, or he has a couple of weeks with nothing to do but write his Times column, or when something unexpectedly stressful happens, like winning the Nobel Prize, the Princeton economist Paul Krugman and his wife, Robin Wells, go to St. Croix.
http://www.newyorker.com/reporting/2010/03/01/100301fa_fact_macfarquhar
クルーグマンと奥さんのロビン・ウェルズがそれぞれ猫を抱いて立っている写真が載ってます。
猫の名前は、ドリス・レッシングにアルバート・アインシュタインだそうで。

どうも、60年代のR&Bを聞きたい気分が続いていて、今は、サム・クックのSAR Record Storyを聞いています。
この二枚組みの1枚目はSoul Stirrers 他のゴスペル・グループがサム・クック他の人たちの書いた曲をレコーディングしたものです。プロデューサーは、サム・クックで、ところどころ、サムとグループとのやり取りが聞けます。The Wommack Brothers の演奏で一枚目はお終い。
CD2は、サムのYou Send Me のデモから始まるというわけです。
Lou Rawls は、バック・コーラス。Billy Preston のソロがあります。

バック・ミュージシャンもきちんとクレジットされていて、知っている人の名前がずらりと並びます。
1959年から1965年までのレコーディングなので、ドラマーの中にはハル・ブレインがいないのでしょう。アール・パーマーはちゃんとクレジットされていますし、ジーン・エステス、エミール・リチャーズの名前もちゃんとあります。
ベースでは、レイ・ポールマン、ギターは、トミー・テデスコといった人の名前が当然出てきています。
マック・レベナックの名前もあります。

フィル・スペクターのセッションや一連のサーフ・ミュージックのセッションに参加した人たちと相当重なっているのですが、重ならない人もいます。
シド・シャープ・オーケストラもちゃんとクレジットされています。

R&Bやソウルを期待する人には、ゴスペル・グループの演奏に聞こえるかもしれませんが、このレコーディングで聞ける歌声は、洗練されたR&Bそのものですね。
Hey, girl というかわりに、Oh, Lord、baby じゃなくてJesus って言ってるだけです。

音楽が持つ力の素晴らしさって、歌詞なんか関係ないようです。
このグループのアカペラものは、まだ「ゴスペル」という感じがしますが、このスモール・コンボをバックにしたものは、ソウル、というべきなんでしょう。

'60年代のアメリカに、何も知らないガキの私は、日本の田舎で憧れていましたが、あの独特の理想主義的な(逆に言うと偽善的な)一連の運動、movement は、結局、いくつかの暗い事件を経て、負の遺産だけをあの国に残したように思えることが少なくありません。
by nk24mdwst | 2010-02-22 18:34 | economics

warm head, cool heart

もう、春が来たのか知らん、という陽気です。
風邪、ノロ・ウィルスが周りで流行っているので気をつけないと。

昨日、日経に出ていた記事です。共通番号制度について。
共通番号に住基ネット 既存のシステム、政府が活用検討

 政府は社会保障と税の共通番号制度で住民基本台帳ネットワーク(住基ネット)を活用する検討に入った。全国民に固有の番号が割り振られている既存の仕組みを使い、システム設計にかかるコストや時間を抑える。住基ネットの採用が固まれば、共通番号の具体的な活用策をめぐる議論の早期着手にもつながりそうだ。

 共通番号を使えば税務当局が所得を正確に把握しやすくなり、社会保障給付にも役立つとみている。政府は2010年度税制改正大綱に共通番号制度の導入を明記した。11年の通常国会に関連法案を提出し、準備期間をおいて早ければ14年の利用開始をめざしている。菅直人副総理・財務相をトップにした関係閣僚による検討会が週明けから制度設計に向けた議論に入る。(21日 19:02)
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20100222ATFS2001H20022010.html
昨日も書いたのですが、順序が違うだろうという話ですね。

政府が経済成長見通しをどうするか、日本の経済成長についてどういう見通しを持っているのか、あるいは、どういう方向へ持っていくのかを明らかにするというのが最初ですね。
ここは、思うように行かないことは承知しているのですが、財政見通しも経済全体の見通しなしにやるのは無責任だと思います。
当たらなくても、見通し、立ててね。
*天気予報も当たらないのに、経済予測なんてできっこないのは承知いたしております。

経済見通しの下、政府の財政規模を決めるというのが第二段階。

政府の財政規模を賄うための国民負担率をどうするかというのがその次の段階。

国民負担、つまり、租税、保険料等について、どのような形で、どのような税金や保険料によりまかなうかというのが第四段階ですね。
つまり、ここで、所得税なのか消費税なのかという話ですね。

番号制度というような技術的な問題は、その次の、租税の賦課、徴収レベルの話ですね。
ただし、問題を複雑にしているのは、ここに、社会保障政策として位置づけられる給付付き税額控除における所得はあくという概念を持ち出すことでしょうね。

しかし、給付付き税額控除、ないし、ベーシック・インカム論を持ち込むというのは、第二段階の政府の財政規模、あるいは、政府の国民生活への関与、福祉レベルの高低の話と関係するのは事実です。
だから、第二段階の話をするときに、国民共通番号制度が必要だと議論をすりかえられる可能性がある。
というよりは、すりかえようとしているように見えますね。

でも、常識でわかるように、どの程度の福祉と負担が必要とされるか、国民は求めるかというコンセンサスに関する議論が先ですね。
番号制度のような技術論は、システム構築に時間と金がかかることはわかりますが、順序としては後になるのが普通でしょうに。

などといっていてもしょうがないんで、現在の番号制度はどのようなものなのかという検証が一つ必要ですね。
それから、給付付き税額控除のような負の所得税の実効性についても検討するということでしょうか。

共通番号制度による所得の把握が必要だとしているわけですが、これは、高額所得者の所得を把握して、所得課税の脱漏を防ごうとするようなものでは、全くないという点に十分注意しておく必要があります。
つまり、ベーシック・インカム論に通じる給付付き税額控除導入云々という枕詞が着いていることからわかるように、低所得者の所得を把握したいということですね。
福祉で手当しなければならないほどの低所得の人、低賃金、不定期労働、あるいは低額公的年金の受給し課していない人たちの所得情報を把握したいということなのだと思います。

富裕層課税のための番号制度に関しては、かつてのグリーンカード導入が直前に取りやめになったように、強力な拒否反応があり、国税当局はやろうと思えばできるのにもかかわらず、やる気がないのだとしか思えませんから。
もうひとついえば、この高額所得者の所得把握に関しては、恐らく国民共通番号制度という社会保障と連動した番号がない現在においても、既に十分把握ができていると見るのが正しいように思えます。
by nk24mdwst | 2010-02-22 12:12 | 租税法(日本)