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2010年 02月 14日 ( 3 )

what's old and what's new

EU内における、タックスヘイブンの解決をめぐる蔵相会議が行われました。
Luxembourg summit to discuss future of bank secrecy
Sat Feb 13, 2010 8:58am EST

By Lisa Jucca, European Wealth Management Correspondent

ZURICH, Feb 13 (Reuters) - High-level talks in Luxembourg on Sunday will assess whether there is a future for what remains of bank secrecy in Europe in the face of international pressure, but offshore centres are struggling to find common ground.
http://www.reuters.com/article/idUSLDE61C04Y20100213
スイス、ルクセンブルク、オーストリアの蔵相が会談をしました。リヒテンシュタインの首相とドイツの蔵相も同席。議題は、銀行の守秘義務を楯に富裕層の貯蓄を集めるビジネスを行う国と、これらの国に対して、税務情報開示を求めるEUの他の国との折り合いが付くかということです。
EUは、税務情報を相互共有することを求める一方、スイスは、EU金融市場から締め出されるないことを望むという点で、なかなか合意が難しいようですね。

ギリシャを筆頭とする南欧諸国政府の財政危機が話題というか問題になっているのですが。
Op-Ed Contributor
Europe's Stealth Bailout

By MELVYN KRAUSS
Published: February 12, 2010

While Europeans debate the pros and cons of bailing out Greece, a bailout already is taking place under their very noses thanks to the declining euro.
http://www.nytimes.com/2010/02/13/opinion/13iht-edkrauss.html
ユーロ圏諸国における財政赤字の問題は、結局、ドル対ユーロの問題に帰結すると。
そして、ドル高ユーロ安という形をとることによって、つまり、自国通貨(ユーロ)の価値を下げることによって、政府債務の切り下げが行われているという議論ですね。

アメリカは、1990年代の円高ドル安で、日本に時刻の借金を付け替えましたからね。

アメリカも確定申告シーズンなので、申告ソフトウェアについてのタイムズの記事です。
アメリカは、給与所得者の源泉徴収制度はありますが、年末調整制度がないので、基本的に所得のあるすべての人は申告をする必要があるということを再確認しておきます。
A Side-by-Side Look at Tax Software

By TIM GRAY
Published: February 13, 2010

TAXES can make people do silly things, like investing in chinchilla and ostrich ranches or, over the last several years, buying a second home — which was a bad move just about anywhere in the United States.
http://www.nytimes.com/2010/02/14/business/yourtaxes/14review.html
イントュイットのターボ・タックス等がポピュラーなソフトで、これらを使って電子申告することにより大幅な省力が可能だというわけですが、その前にご注意、ご注意というわけです。
IRSは、年収57,000ドル以下の納税者に関しては、IRSが準備した無償で使える電子申告ソフトを用いて申告することができることに注意しないさいと。
それから、当然のことですが、色々、複雑な税務上の判断を要する場合には専門家に相談、依頼しろと。
これも当たり前。
さらに、ソフトが申告書を作るとしても、自分できちんと記帳、記録・証憑を保存し、さらに、税法の適用に関して確認することが大切だと。これまた、当たり前。
最後に、くれぐれも期限内に申告することを忘れないように。おっしゃり通りです。

アメリカの相続税は、2010年1月1日以後の相続開始したものに関しては、現在、適用がとめられているわけです。
That Fog Still Hasn’t Lifted From the Estate Tax

By CONRAD DE AENLLE
Published: February 13, 2010

THE estate tax isn’t dead. It’s resting.
http://www.nytimes.com/2010/02/14/business/yourtaxes/14estate.html
相続税を俗に「デス・タックス」などと呼ぶのですが、デス・タックスは、まだ死んでいないというわけです。

そりゃそうです。2009年12月31日に亡くなった人に関しては適用があるわけですし。
さらに、現在の法制の下でも来年の1月1日には、復活することになっていますし、議会は、その前に相続税を復活させる動きに出るでしょうからね。

遡及効がどうこうなんて問題もありますが、租税専門家は当然、事前に対策を打つことを求められているわけです。対策を打つのはいいのですが、このように、前提となる税法自体が不確定では、やりようがないですね。

日本では、税額の耕治制度が廃止されたわけですが。
Should Tax Bills Be Public Information?

By ANNA BERNASEK
Published: February 13, 2010

MANY people are phobic about letting others see their tax information. Perhaps they shouldn’t be.
http://www.nytimes.com/2010/02/14/business/yourtaxes/14disclose.html
隣の人の納めている税金がいくらか知りたいかどうかという話から始まっているわけですが。

このエッセイは、アメリカの番号制の問題等にもふれていて、検討してみる価値がありそうです。

現在、アメリカでは、個人の納税データは、当然ですが、公表されていません。なお、この記事にはありませんが、スウェーデン等ではすべての納税データを公開していたりします。
アメリカにおいても19世紀中ごろ以後、高額所得者の納税データが公表されていたようですが、クーリッジ大統領時代に、財務長官だったアンドリュー・W・メロンが開示を止める決定をしたということです。
それまでは、ジョン・D・ロックフェラーJr.やJ.P.モーガンJr.が番付のトップに位置してのですね。

納税額を公示することの意義として、相互監視作用が働くので、適正納税に対する間接的強制力を持つであろうというのが一つですね。
逆に、IRSがいうほど、IRSの電子化されたシステムのセキュリティが高いのかどうか疑念があること等を含め、アメリカの現在の税務行政機構、組織が効率的に運営されているかどうかを知る指針になるという論理です。
それなりに、説得力があると思います。

日本の番号制度と給付付き税額控除、それから、DPJの税財政政策全般について考えないといけないのですが、この時期、目の前の仕事が忙しいのですよね。言い訳か。
by nk24mdwst | 2010-02-14 12:31 | 租税法(アメリカ)

what's old and what's new

EU内における、タックスヘイブンの解決をめぐる蔵相会議が行われました。
Luxembourg summit to discuss future of bank secrecy
Sat Feb 13, 2010 8:58am EST

By Lisa Jucca, European Wealth Management Correspondent

ZURICH, Feb 13 (Reuters) - High-level talks in Luxembourg on Sunday will assess whether there is a future for what remains of bank secrecy in Europe in the face of international pressure, but offshore centres are struggling to find common ground.
http://www.reuters.com/article/idUSLDE61C04Y20100213
スイス、ルクセンブルク、オーストリアの蔵相が会談をしました。リヒテンシュタインの首相とドイツの蔵相も同席。議題は、銀行の守秘義務を楯に富裕層の貯蓄を集めるビジネスを行う国と、これらの国に対して、税務情報開示を求めるEUの他の国との折り合いが付くかということです。
EUは、税務情報を相互共有することを求める一方、スイスは、EU金融市場から締め出されるないことを望むという点で、なかなか合意が難しいようですね。
by nk24mdwst | 2010-02-14 11:55 | 租税法(アメリカ)

go to the hall

昨日は、飛行機で、とんぼ返り。
パックで一泊した方が身体も楽だし、安上がりなんですが、今日は、予定があるので仕方がなかったのです。
当地へ帰ってくると、雪は降っていませんでしたが、気温は、氷点下で、駐車場においてあった車のフロントガラスは、霜で真っ白に覆われていました。放射冷却気味だったんでしょう。
空を見上げると、星空がきれいでオリオンをはじめ、冬の星座が満天に広がっていて、久しく、空なぞ、見上げたことがないことに気づいた次第。

今日は、地元の小さなホールで隣の市にある小編成オーケストラの演奏を聞きに行くことになっています。演目は、ベートーベンの交響曲第九番です。このオーケストラはこの数年、長足の進歩を遂げていて、いい演奏をするのです。ただ、第九をやるのに適しているのかは不明ですが。
行く理由は、簡単で、合唱が当然付いているわけですけど、その合唱団に義母が参加しているから。88歳の義母が参加しているのですよ。歌詞が覚えられないって言ってましたが、声も出るのかな。

まあ、第九は、第四楽章は別の曲だと思って聞けばいいので、合唱が始まったら寝るかもしれません。

数日前の日経に、故五味康祐氏のオーディオと音楽鑑賞に対する姿勢について、ステレオ・サウンドの編集長氏が書いていました。
五味氏は、レコードは百枚に絞るべきだというのが持論で、所蔵のレコードは八百枚だとありました。
没後、三十年くらいだと思いますが、思った以上に所蔵レコードが少ないのに驚きました。聞いてつまらないものを手元に残さなかったのでしょうね。
当然、西洋古典音楽が中心のはずで、その録音の隅々まで聞くという姿勢だったのは、かつて、氏の書いたものを読んだことがあるので想像するに難くありません。

コンクリート・ホーンとか、タンノイなどという言葉が出てきて、古き良きオーディオ・ブームの頃を思い出したのも事実です。我が家のヤマハNS1000モニターは、20代後半に購入したものなので、もう少しで四半世紀になるのだなとか。
プリ・メインのマッキントッシュMA6400がダウンしているので、半年ほど、音を出していませんが。

疑問が一つ沸いてきたのは、ライブの一発どりならともかく、西洋古典音楽のレコーディングでもテープの切り貼りが行われていたことをどう考えるか、同氏はどう考えていたか、そもそも知っていたか、知っていた上で聞いていたか、などということです。全部、余計なお世話ですけど。

しかし、前も書いたことがありますが、西洋古典音楽こそ、録音されて商品化されているものと、ライブで聞くものとを区別しなければならないのじゃないかという疑問です。
例えライブ録音と称していても、いくらでも補正が効きますし、スタジオ録音ならいいところだけ切り貼りすればいいわけです。そのやり方を否定はしません。録音された音楽ってそういうものですから。

それから、オーディオに凝るってどういうことだったんだろうとか思うのですね。
ボーズなんて、所詮拡声器の親玉だと思いますが、置き場所を選ばないし、広い空間でそれなりの音を出しますからね。音の広がりだの、繊細さなんて、所詮、錯覚でしょうし。
ケーブルを変えると音が変わるなんて話がありますが、昔は、アンプは重いといいとか、スピーカーの上に重石をおくといいとか、色んな神話がありました。

真空管は温まらないと駄目ですが、トランジスタの時代も過ぎ、ちっぽけなメモリー・チップが強大な力を発揮する時代になっているわけで、それでも、新たな神話が生まれているんでしょう。

番号制度万能神話というのは、昔からあって、消えないものの一つですね。なぜ、神話が生まれ、それを信じるかという理由は簡単で、現実、実務、経済活動の実際、人間の本性、なんと呼んでもいいですが、これらをちゃんと知らない人が頭の中で考えたものだということでしょう。
制度を構築した、あるいは、そのための立法をした人たちはそれがどう機能するかなんて、結局、わからないんだから。

ただ、少なくとも十九世紀までの作曲家はこんなこと前提にしていなかったはずではあります。

ただ一言、クラシックは、ライブのそのときの演奏に敵うものはないと最近感じるというだけです。
一定以上の水準の演奏だという前提ですが、一定水準というのは、そんなに高く設定していません。ただ、技術が高いから、個人的に満足するということではないですけどね。

クラシックのライブを見て感じたのは、楽団の音がそれぞれ違うこと、指揮者によって楽団の良い特性を引き出せる人とそうでない人が入るということでしょうか。後者は、楽団と指揮者の相性だという言い方は、指揮者に対する過大評価なのではないかと思います。逆に、指揮者が楽団の潜在能力を引き出すという例もあるのだろうとは感じますが。

私が見た最高のヘビメタ・バンドは、レニングラード・フィルですね。
あの大音量と重戦車のような演奏は、ヘビメタ、ロシアの重工業偏重時代の象徴のように思えました。

ベルリン・フィルなんて見たことはないですが、いくつか北ドイツのオーケストラを見ましたが、こちらは、非常に機能的、効率的なドイツの高級乗用車というかフォーミュラ・カーといか、そんな肌合いです。
BMWは、バイエルンなので味が違いますが。
by nk24mdwst | 2010-02-14 07:40 | 音楽