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2010年 01月 27日 ( 2 )

the darkest hour before the dawn

1970年か1971年にフィリップ・K・ディックの小説と出会っているのですが、当時、とにかく邦訳がそれまで出ていたものも含めてほとんどなかったのですね。
サンリオ文庫から、ばたばたと出たことがありましたが、あの翻訳はひどかった。というか、あそこで出た一連の1960年代後半からのディックの著作は、70年代半ばにペーパーバックで全部読んでいたのですけど。

フレドリック・ブラウンが好きでした。あと、ファン・フォクト、アルフレッド・ベスターというところでしょうか、中学高校時代に読んでいたのは。ハインラインやアーサー・C・クラークは、あまり好きじゃなかった。
ジュディス・メリル編のベストSFのシリーズがなぜか、好きでした。

ハメットとチャンドラーも好きでした。特に、ハメットですね。短編があまり当時は翻訳されていなかったように記憶しています。稲葉明雄さんの翻訳短編集が出たのは少し後だったかな?

当時、世の中に税金なんてものがあって、それが現代資本主義国家を規定するものだということを全く知りませんでしたが。
20年近く前、東京に出かけて、北野先生が「現代資本主義国家体制は、シュンペーターがいうところの租税国家体制であり・・・」という言葉を聞いたときは、目から鱗でした。だから、税金を論じるということは国家を論じること、国民を論じることなのだって、こっちは地元の先生から新年会の宴席で聞いたのですが、その言葉の意味が解ったという次第です。
この国では、所詮、税務署が代官所、税理士は、岡っ引きでしかないんですけどね。それを自覚するかどうか。

江戸時代の岡っ引きなんて、銭形平次は知りませんが、みんな二足の草鞋で碌なもんじゃない。現代のこの国でもどれほどの違いがあるのかって言われると、ね。大体、確定申告とか何とかいう繁忙期が存在して、思考停止をやらないと生活できない商売ですから。
思考停止というのは、制度のあるべき姿なんかを考えている暇がない、あるいは、そういうことを考えるための知識を蓄えるための読書をしたりする暇がないという意味です。目の前のルーティンをこなすだけで精一杯です。
ルーティンとはいうものの、全く同じ納税者というのは2人いないわけでその意味で頭は使うし、神経も使うのですが。
PCとソフトで何でもできるというのは幻想です。
モデルと同じ納税者は2人といないからです。

いずれにしろ不況で税収不足、かつ、減税による雇用創出ができるか、完全に二律背反なのですが、執行面はどこも強化するということですね。取れるところから取る。大企業が取っている節税策がグレイ・ゾーンのときは、事前に申し出ろというIRSの声明。
IRS requires firms to report iffy tax breaks

By STEPHEN OHLEMACHER
The Associated Press
Tuesday, January 26, 2010; 4:57 PM

WASHINGTON -- The Internal Revenue Service plans to start requiring large corporations to disclose on their tax returns whether they are taking tax breaks that might be unacceptable to the IRS.
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2010/01/26/AR2010012601992.html
この事前申告スタイルの調査対応に関しては、3年前にアメリカに行ったとき、IRSの新たな大企業調査手法だと説明されていて、財務報告書類上においてもそれを明確にすることが会計基準で求められているとされていました。今回は、その基準に関して、つまり、課税当局と野見解の相違が起こる可能性がある範囲等について明確化がされることになるようです。結論とすれば、大企業は、税務調査の前に問題点となりそうな点を自主申告しなければならないということですね。
司法等による事後解決スタイルではなく、事前解決スタイルをとるということですが。

雇用創出のためにペイロール・タックスの減免措置を用いるという案が浮上。
A Payroll Tax Break for Jobs

By CHARLES E. SCHUMER and ORRIN G. HATCH
Published: January 25, 2010

Washington

WITH the national unemployment rate at 10 percent, and more than 15 million Americans looking for work, ideas to spur job creation are at the forefront of everyone’s minds. While we may represent different political philosophies, we recognize that high unemployment — particularly long-term unemployment — is not a liberal problem or a conservative problem; it’s a national problem that takes a huge toll on families.
http://www.nytimes.com/2010/01/26/opinion/26hatch.html
既に新規雇用者に対する税額控除が存在するのですが、これは、新たに雇用した従業員の給与の額に影響を受けて増減します。これを新規雇用従業員の給与の額に関係なく税額控除ではなく、ペイロール・タックスの減免という形で雇用促進をしようというものです。
'70年代後半に同様の制度が導入されたことがあるのですが、制度が複雑すぎて効果があまりなかったということですが。

バーナンキの再任について、クルーグマン。
The Bernanke Conundrum

By PAUL KRUGMAN
Published: January 24, 2010

A Republican won in Massachusetts — and suddenly it’s not clear whether the Senate will confirm Ben Bernanke for a second term as Federal Reserve chairman. That’s not as strange as it sounds: Washington has suddenly noticed public rage over economic policies that bailed out big banks but failed to create jobs. And Mr. Bernanke has become a symbol of those policies.
http://www.nytimes.com/2010/01/25/opinion/25krugman.html
FEDは、大恐慌の再来は防いだことは認めるけれど、雇用の回復を図れと。

これ、結局、この20年間の日銀にもいえることですね。

ところで、日本の成長率を示すGDPの数値ですが、自民党政権時代は、インフレ・デフレーターをカウントしたあとの、実質成長率で公表されていました。最近は、名目GDPを使って説明していますね。
日本は、バブル崩壊の後ずっとデフレなので、本来、実感なき景気拡大なんて嘘を言わずに、つまり、実質GDPなんてまやかし(インフレではこちらに意味がありますが)を使わずに、ずっと実質GDPで話を進めるべきだったはずですね。
そうすれば、橋本行財政改革による景気の失速もなかった。消費税増税なんかできなかったはずです。
二度目に官製不況をやったせいで、そのあとの国債乱発につながったわけですから。

逆に、実質経済成長率をもとにして、増税策を打ち出すというのは、政治的にはかなり難しいことなのだと思いますが、その方が真摯な態度だと思います。
デフレ下における消費税率の引上げとその転嫁の問題というのは、非常に難しい方程式を用いなくても直ぐにわかることだと思いますが。
by nk24mdwst | 2010-01-27 13:50 | 租税法(アメリカ)

greenerthegrass

晴天、山がきれいです。1月とは思えない日和。

むかし、まだスタッドレスではなく、みんなスパイク・タイヤを履いていた時代だと、街中が粉塵でひどいことになっていたろうと思います。
本当のアイス・バーンのときにスタッドレスだと恐いのですが、この10数年、そういう経験がほとんどないのですね。

雪吊りなんていうのは冬の風物詩ではありますが、造園業者のためにやっているとしかいえない感じです。

昨日の晩は、Paul Kantner/Jeffeson Starship のBlows Agains the Empire を聞いてました。思い起こすと、1971年には、よく聞いていたなと。これも歌詞をほとんど覚えているようです。
ヒューゴー賞なんてのを取ったアルバムですが、いま、思うと、なんと無邪気な中身というか。要するにウッドストック・ネイションがスターシップをハイジャックして宇宙へ旅立つなんてストーリーで。

Airplane が分裂始めていた頃なので、Jorma Kaukonen は、登場しません。Jack Casady はいますが。

Jerry Garcia がいるから買ったのだと記憶しています。カントナー、スリック、クロズビーのアルバムですね。クロズビーのIf I Could Remember My Name とかMickey Hart のRolling Thunder なんかと同じような傾向の音です。

クロズビーのファースト・ソロのLaughing ですが、LPではジョニ・ミッチェルの声が聞こえたと記憶しているのですが、夕べ、半分寝ながら聞いていたらそれが消えていたような。
こっちは、デッドをバックにクロズビーがやっているという感じでしょうか。
クロズビーは、Prflyte なんかに入っている、ソロで録音したフォーク・ジャズっぽいやつが一番いいです。それ以後は、ハーモニーをつける以外にこれといってみるべきものなしかなあ。
不肖、私めは、15歳のときクロズビーの大ファンでありました。

JBLのパラゴンを友人が持っていて、それをマッキントッシュの管球アンプで鳴らしています。彼も私も同意見ですが、Tannoy のアーデンの方がはるかにいい音がします。
彼は、いわゆるモダン・ジャズと19世紀西洋古典音楽しか聞かないのですが(あと、奥村ちよ)、パラゴンは、良いステレオ録音モノには合わないのだと思います。
SP盤の蓄音機がラジオになり、それがハイ・ファイに変わるのですが、パラゴンはでっかいラジオです。
音の定位などというものとは無縁です。

フィル・スペクターのものとかかけるといいのかなと思うのですが、手持ちを彼のところに持っていくのはためらいがあります。

貸したら帰ってこないというのが、本とかレコードの宿命ですから。

航空ファンの彼は、ケイジャンなんて知らないくせに、 Doug Kershaw のFlip, Flop & Flyを買ってきたことがあります。ジャケ買いです。皮の飛行服姿のジャケットに惹かれたのですね。君にはもったいないなんていって、借りてきたのですが。

真空管で思い出しましたが、ファン・フォクトのSFでは、空間移動や時間移動をする機械は、真空管を使っています。トランジスタ以前だから当然ですが。

Jackson Brown よりEmmylou Harris の方がはるかに私の趣味ですね。パワー、パンチが違う。

ジャクソン・ブラウンもアンディ・ウォーホールの取巻きだった時代があるのだそうで。ヒップスターの作り方、か。
David Bowie も私、あまり好きじゃないです。

きのう、ジョン・レンボーン、クリス・スペディング、ミック・エイブラハムズがいいと書きました。
バート・ジャンチより、レンボーンがギタリストとしては上かなと。

ロバート・フリップなんて人がいます。この人は、1970年ごろは、やっとジャズ・ギターが弾けるという感じになった程度でしょうか。ブルーズが弾けない。速弾きは認めますけどね。
イアン・ウォーレスがフリップがKCのアルバムの録音でやたらと時間がかかるのをこぼしていたというか、馬鹿にしていたというか。
フリップ曰く「キング・クリムゾンらしさが出ない」。具体的に何がどうなのだと聞くと、答えられない。
Island 製作時代のKC、つまり、ボズ・バレル、メル・コリンズ、イアン・ウォーレスにフリップのクリムゾンが一番、個人的には好きです。このメンバーでのライブは、爆発しています。
メル・コリンズは、イアン・マクドナルドが吹いたフレーズがうまく吹けなくて悩んだそうですけど。

そうです、私は、フリップが嫌いなんです。
つまらない音楽だと思いますが、フリッパトロニクスは、それなりに価値があったかなと思いますけど。ただ、あの手の音楽の普遍性ってないかなと思うし。

とか何とかいいながら、フリップの商法には嵌ってしまった口であることは認めます。
オリジナル・ラインナップのフィルモア・ライブとかハイド・パーク・ライブはやっぱり凄いし。

エイドリアン・ブリューは、もう少しザッパのところで修行していたら違う道が開けたのに。金に目がくらんだか。
本人が悔やんでいるのだからしょうがない。若気の至りだったって。
by nk24mdwst | 2010-01-27 10:57 | 音楽