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day 8, doing nothing

先週、金曜の午前中にドクヘ行ってから4日目です。本当は、朝一番に行って、包帯を替えてもらい、写真を撮ってもらうところなのですが。

先からの予定が入っていて、今日と明日は、終日、拘束されています。夕方に拘束が解け次第、ドクヘ行くつもりなのですが。
拘束されているといっても、病が原因で拘束されているのではありません。

東京へなぞ行ったので、足指の調子は、良くなるはずがありません。歩くとき、先週は、骨折部分に痛みがなかったのに、鈍い痛みを感じます。

一応、世界中で公的資金を金融機関にぶち込むと言う共通合意が行われ、アメリカも2,500億ドルをつぎ込むと表明しました。株価も世界中で持ち直したようですね。

一応の止血は、できたということでしょうか。
一応の止血なのかどうなのかは、わかりません。
まず、表面上の出血は止まったようですが、本当に一時的にせよ、止まったのかどうかという問題があります。もちろん、止まっていないと困るわけですが。

次に、本質的な出血の原因についての開腹手術が行われたといえるのかどうか。
これは、今回の出血の本当の原因は何か、どこか、どの程度の病状かということがどれくらい明らかになっているかという問題ですね。

仮に出血が止まり更なる出血が回避できたとして、本来の病巣に対する治療ができているのかということですね。

病巣、病気の大きさは、先日来引用している、クルーグマンの二つのグラフを参考に考えるしかないと思います。グリーンスパンがバブルの主犯だということは誰の目にも明らかですし、彼にはそうせざるを得ない理由があったのだろうとも容易に推測がつきます。
終わってしまったことはどうしようもないので、今後の治療、リハビリの話になるわけですが、最初に紹介した米国の有する対外資産と米国以外の国が有する在米資産のグラフを参考にすることになると思います。

常識的には、このグラフの上昇カーブは米国の成長率、ないし、世界の成長率と同じような曲線を描くはずですが、1990年代半ばから大きな乖離ができています。
ですから、この乖離部分に相当する資産(負債)が金融バブルによってもたらされているのだとすれば、そのバブル分が消えるのは仕方がないということになるわけです。
現在までの出血でそれが全部消えたのかどうかという問題ですね。表面に出ないところで、相変わらず出血は続いているのかいないのか。
見えない出血があるとすればそれをどう止血するか。
見えない出血がない場合であったとすれば、出血した部分に対する輸血は、既になされた、あるいはなされようとしているもので充分なのかどうか。

確かにバーナンキFRB議長がは、恐慌論が専門だし、あそこまで世界中の証券市場で暴落、金融市場が麻痺寸前という状況になれば、主義主張、議論や立場は乗り越えて協調体制をとらざるを得なくなったというわけでしょう。

Paul Krugman やそのほかのエコノミストの主張のとおりの行動を起こさざるを得なかったと言うわけです。
クルーグマンは、英国政府が示した対応策が市場が予想していたもの以上であったことに意義があったとしてます。
また、バーナンキ議長は、イギリス政府やEU諸国の対応に対して積極的な評価をしていたというわけです。
Gordon Does Good
By PAUL KRUGMAN
Published: October 12, 2008 nytimes.com

Has Gordon Brown, the British prime minister, saved the world financial system?
O.K., the question is premature — we still don’t know the exact shape of the planned financial rescues in Europe or for that matter the United States, let alone whether they’ll really work. What we do know, however, is that Mr. Brown and Alistair Darling, the chancellor of the Exchequer (equivalent to our Treasury secretary), have defined the character of the worldwide rescue effort, with other wealthy nations playing catch-up.
・・・
also wonder how much the Femafication of government under President Bush contributed to Mr. Paulson’s fumble. All across the executive branch, knowledgeable professionals have been driven out; there may not have been anyone left at Treasury with the stature and background to tell Mr. Paulson that he wasn’t making sense.

Luckily for the world economy, however, Gordon Brown and his officials are making sense. And they may have shown us the way through this crisis.
http://www.nytimes.com/2008/10/13/opinion/13krugman.html
とゴードン・ブラウン英国首相の対策を評価するとともに、ポールソン米国財務長官の資質に疑問を投げかけているわけですが、結論としては、公的資金の投入が決まったというわけですね。
U.S. Investing $250 Billion in Banks
By MARK LANDLER
Published: October 13, 2008 nytimes.com

WASHINGTON — The Treasury Department, in its boldest move yet, is expected to announce a plan on Tuesday to invest up to $250 billion in banks, according to officials. The United States is also expected to guarantee new debt issued by banks for three years — a measure meant to encourage the banks to resume lending to one another and to customers, officials said.
・・・
The guarantee on bank debt is similar to one announced by several European countries earlier on Monday, and is meant to unlock the lending market between banks. Banks have curtailed such lending — considered crucial to the smooth running of the financial system and the broader economy — because they fear they will not be repaid if a bank borrower runs into trouble.

But officials said they hoped the guarantee on new senior debt would have an even broader effect than an interbank lending guarantee because it should also stimulate lending to businesses.

Another part of the government’s remedy is to extend the federal deposit insurance to cover all small-business deposits. Federal regulators recently have been noticing that small-business customers, which tend to carry balances over the federal insurance limits, had been withdrawing their money from weaker banks and moving it to bigger, more stable banks.
http://www.nytimes.com/2008/10/14/business/economy/14treasury.html?_r=1&hp&oref=slogin

いずれにしろ、日本のように公的資金投入に関して本当に手遅れになるまで行われないと言うことがなかったのは幸いです。しかし、クルーグマンも例にとっていましたが、スウェーデンの例のように非常に迅速に処理した場合であっても3年かかっているのですね。

本人も驚いているようですが、今年のノーベル経済学賞者にクルーグマンが選ばれたのですね。
彼は、歯に衣着せぬ物言いが災いして、民主党政権下においても経済関係の重要ポストにつけず、以後、かなりシニカルになっていたと思うのですが。

受賞が決まったせいか、昨日、今日とクルーグマンは口数が少ないです。
クルーグマンは、ブログで自伝的エッセイ等を紹介しています。

この数日、寝る前に音楽を聞くこともなく寝てしまっています。車を運転しながら聞くABB。
かの有名なFilmore Live でも亡霊の影が聞こえます。しかし、Filmore East Last Concert にはそれがなぜかない。

このラスト・コンサートはウィークデイに関係者だけを集めて行われているので、Duane Allman が会場が空っぽで気が乗らないとぶつくさいっている割に演奏自体は、明るいのです。明日を生きようという雰囲気が感じられる。
単なる私の、個人的な印象にしか過ぎませんが。
前も書いていますが、演奏自体の出来は先のフィルモア・ライブよりこっちの方がはるかに良いと思います。

それから、フィルモア・ライブ・デラックス・ヴァージョンのElizabeth Reedでは、最初に発売されたヴァージョンでは聞こえなかったブラスがかすかに聞こえます。
このコンサートでは、デュエンの提案でブラス・セクションを加えて行うことになっていたのですが、Tom Dowd がバンドの音が聞こえなくなると言って、初日以後は、ABBだけの演奏になっているのです。

私は、トム・ダウドがあまり好きじゃないというだけの話です。

*夕方、ドクへ行ってきました。亀裂は一週間前と変わっていなくて、がっかり。
by nk24mdwst | 2008-10-14 13:08 | その他


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