1930年代の不況が以下に大変だったかという詩です。
The Depression of the 1930's The depression of the 1930's was the time of my childhood days, There were a lot of worries and hardships in many ways. Whatever time people could spare, they would help each other out, Bad times also came when there was a draught. The depression of the 1930's our parents would help make quilts of all kinds, They would work long hours, day and night, it was alot on their minds. Fathers would work on the W.P.A. just to make ends meet, Breaking stones was very hard work, some of them fell to their feet. The depression of the 1930's there were problems about work, severe winters and war, People never know from day to day what may be in store, There were children of all ages, sick with an illness, Some of them passed away with the long nights of stillness. The depression of the 1930's made it bad for all ages, Work was scare, there was pay of low wages. During the depression, we all learned how to survive, A lot of people shared the hardships by showing love and being alive. The depression of the 1930's will be in my heart for the rest of my life, I, Margaret L. Hockenberry, now Margaret l. Rodkey lived in those hardships of struggle and strife My parents were loving and caring in every way, They taught me to respect people and show them we care. Margaret Rodkey という人が書いています。 この詩の登場人物は、普通の人たちです。日々の生活、食料、仕事、病気に苦しむ普通の人たちです。 教科書的教訓をたれたいわけではありませんが、以下の一節 During the depression, we all learned how to survive, A lot of people shared the hardships by showing love and being alive. キーワードは、share だと思います。 余計な一言ですが、資本の集中というか富の集中が本当に起きるのは好況時ではなくて、不況時です。要するに本当の金持ちは、借金をして摩ることがないので不況で資産価格が暴落したときがチャンスというわけです。 日本でも江戸時代以来の米価の高低と景気の動向は一致し、地方の〇〇家といったいわゆる豪農、豪商へ見学に行くと、その家がどの時代に資産を集積したかが一目でわかります。 天保、天明の飢饉などというとき、あるいは、大正時代の米騒動、あるいは、昭和初期の不況時に巨額の富を蓄えるようになるのですね。 1929年にウォール街で株の暴落が起こるわけですが、実際に不況が深刻化するのは1930年代にはいってからです。 1930年代になって、世界中が保護貿易主義を取り出しいっぺんに世界経済の縮小が起こるわけですが、良い悪いは別にして、国が主導権を握って経済をコントロールしだして最初に復活したのは、ヒトラーのドイツと日本、それと、経済体制の違う旧ソ連ということになります。 テディ・ローズベルトが出てきてニュー・ディールをやりだし、アメリカ経済も上向き始めたところで、ローズベルトは金融引締めをやってしまい、1934年に二番底を打つということになり、アメリカ経済は世界大戦に参戦することによってやっと体力を回復するというわけです。 1934年のワールド・シリーズ優勝チームがセント・ルイス・カージナルスだったというのはどういう意味があるのかなどと考えるのは私だけでしょう。 ちょうどこの時代に、モダン・ブルース、モダン・ジャズ、ブルー・グラスの芽吹くというのも事実ですが。 ニュー・ディーラーは、突然出てきたわけではなくて、裸の資本主義の結末である1930年代を経験し、アメリカは戦争と虚構としての冷戦によってそれを脱却したのだと私は思いますが、いずれにしろ、若い頃に社会の惨状を目の当たりにしたから、1945年の戦争終結後もアメリカにおける所得格差の是正、市場原理主義に対する規制体制が維持されたのだと思っています。 基本的に、建国以来、政府による経済介入を嫌うアメリカにおいて、政府が経済に関与することができたのは戦時体制があったからです。 どうようのことは、戦後日本にもいえるということを、榊原・野口論文が1980年代初頭に指摘していますね。 ジェネレーションというのは30年だと思いますから、世代交代が起きて70年代中頃から振り子が反対に触れだすわけですね。 アメリカを中心とする世界全体に対する市場経済万能主義的原理主義が破綻しようとしているわけです。この金融資本主義は、何度か危機的な状況があったと思うのですが上手くすり抜けてきたようです。 一つの転機というのは1985年のプラザ合意なのだと思います。それと1989年の冷戦終結。 プラザ合意はアメリカの敗北であり、冷戦終結は旧ソ連邦の敗北だったと位置づけられないのかな。 現在の信用不安というのは1980年代のアメリカ国内のレーガン政権下で不動産バブルが弾け、S&L危機になったこと、それと、ジャンク・ボンドでミルケンがドレクセル・バーナム・ランベールを潰したことという教訓を糧にして、世界中に伝染させてみたらどうなるかということをやっただけなのじゃないかというと、誰かを誹謗中傷していることになるか。 余談、偏見、憶測に基づき、実証的な、つまり統計等の数値を用いて論理構成していないので戯言にしか過ぎませんが。 今朝の日経の経済教室は、大したことを書いてなかったと思いますが、あそこにアメリカにおける不動産担保ないし派生証券商品残高とアメリカの預金残高が書いてあったと思います。 アメリカの家計は債務超過ですから預金残高の方が少ないわけですが、この差額を1兆ドルと書いてあったと思います。 この手の統計数値は、ちょっとどこかで調べなければいけませんが、貸借対照表原理からいえば、アメリカのこのバランスシートの債務超過分を世界の国が債権として持っていて、それは価値がないということになっちゃったという理解になるのかな。 世界中が100兆円余りをアメリカに貸してそれが貸し倒れたという理解は、非常に短絡的ではありますが、当たらずとも遠からず・・・だったら嫌だな。 エーット、夕べは、FZのアポストロフィを聞きました。30分プラスの演奏時間ですが、終わったなと思ったところで眠りました。 このアルバムのタイトル曲は、FZ、Jim Gordon, Jack Bruce がやってますが、これは失敗ですね。ベースがでしゃばりすぎ。FZがクリームの真似をしたらやっぱりだめだったというあたりでしょうか。
by nk24mdwst
| 2008-09-24 15:50
| Poetry
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