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de-seri

夜来の雨は、朝方、雷を伴うひどい大降りになりました。9時ごろから、また墓参りに行ったのですが、日ごろの行いが見事に報われ、散々降り込められてしまいました。
10時過ぎに、帰宅すると雨が上がり、いまは、快晴です。
暑くなかったので良しとします。

この数日来、夜はDelaney & Bonnie をずっと聞いています。このデュオがBlind Faith のイギリス公演の前座をつとめたことから、リズムセクションがDerek & The Dominos になるということです。

このデュオ自体の歌そのものにそれほどの魅力を感じているわけではないのですが、1970年ごろにある種のトレンドを作るきっかけになったのは確かなのだとは考えています。

いわゆるスワンプ・ロックというカテゴライズに関しては、そんなものは存在しない、ピリオド、という考え方です。ただ、このデュオが主導権を持っていたのか、Leon Russell に主導権があったのかは自明だとは思いますが、ハリウッドのトップ・セッションメンが大挙、イギリスのアーティストと共演するきっかけ、ターニング・ポイントに存在していたグループだと認識しています。

スワンプ・ロック、代表はCreedence Clearwater Revival なんて定義が簡単にされるので、そんなジャンルはなかったとしか言えません。CCRは、Tom Foggerty がリード・ヴォーカルのGolliwacks って掃いて捨てるほどあるカリフォルニアの当たらなかったガレージ・バンド上がりですから。
ゴリウォックスの録音を聞くと、歌っているだけだとよくわかります。

無理やりスワンプ・ロックというカテゴリーを作るとすると、中心は、Crazy Cajun ことDoug Kershaw あたりかな・・・。
これも無茶な論理で、スワンプ・ロック=ケイジャン風ロックという定義の仕方ですから。だグ・カーショーあたりの音楽をいま聞くと、いまのメイン・ストリーム・カントリーよりはるかにカントリーっぽいと感じます。

D & Bの演奏自体については、ベッドで寝ながら、ドラムは誰、、ベースは誰、キーボードは、ギタリストは、などと考えていると眠れなくなるだけです。最近、寝つきがいいので先へ進みません。

Ike Turner のRocket'88'が最初期のロックンロールのひとつだったという考え方、例えばRobert Palmer が著書で展開している考え方ですけれど、この考え方の当否を論ずるだけの識見は持ち合わせていないのですが、Ike & Tina Turner がPhill Specter のプロデュースにより製作したRiver Deep Moutain High は、いわゆるブルース・ブーム、サイケデリック・ブーム以後のロックの方向性を決めるような意味があったのではないかと考えています。

結局、ここでも一番大きな成果を挙げたのは転がる石組か?!

FZを聞きながら、仕事です。正確にいうと、遊びではない、されど、金儲けでもない。

ソニーのヘッドフォンと、シュアーでは全く違うと最近感じます。シュアーを購入したときから違うと感じていたのですが、評価が180度逆転してシュアーが格段によい音がします。価格差以上の差があるようですね。ヘッドフォンにもエージングが必要なのかな。

スワンプ・ロックというカテゴリーを信用しないのは、Humble Pie をスワンプ・ロックでカウントしているところがあったりするからです。
1980年代のSteve Marriottは確かにアメリカ南部をドサ周りしていましたけど。Foghat になめられたので、ステージでぶちかましてやったとか語っています。ブリティッシュ・ブルース・バンド崩れ風情にロンドンの顔が負けるわけには行かない。
まして、アメリカのフロリダの名も無い町で。Jacksonvillだったかな。

38歳のマリオットのクラブでのライブDVDは、40分弱しかないのですが、繰り返し見ているのはこれくらいですね。
20年前はルックスが売りだったはずの彼も、若干、前髪が後退、腹回りもスマートではないのですが、デニムのつなぎを着て、でかいギブソンをもって弾き、歌いまくる姿は、中年の星そのものでありました。

われながらミーハーだと思います。何をやっていても聞いてるだけ、見てるだけで満足という人がいて、一人がマリオット、もう一人はRichard Thompson です。同い年くらいのはずです。
35年前には、Seteve Winwood の方が私の中でのランクは高かったのですけれど。

亡くなったのが惜しまれますが、同郷だからといって、どのメンバーでやり直しても不遇なSpooky Tooth に加わってみたりしているJim Capaldi の方が変に気になったりします。
スプーキー・トゥースは、いわば元祖ヘビメタ・バンド的な存在のはずなのですが、メンバーが変わりすぎてスターになり損ねましたね。
V.I.P.s あたりから聞いてますが、普通はSpooky Two がベスト、ついでLast Puff というところでしょうか。
この「ラスト・パフ」をやっているスプーキー・トゥースの正体というのはGrease Band なんですけどね。
by nk24mdwst | 2008-08-15 12:52 | 音楽


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