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who needs the peach corps?

一昨日、昨日と仕事場では、Van Morrison をずっと流し続けていました。6割ほど終わったような感じです。
ヴァン個人の名義になっているものが420曲ほどフォルダーになっていて、他にGeorgie Fame 等との共演盤、それからThem が残っているという感じですね。

朝からFZのYCDTOSAM(You Can't Do That On Stage Anymore)のシリーズを聞いています。
1988~1992年にかけて2枚組みCDのセットが1~6集まで出されました。
足掛け5年間に12枚のCDがでたわけです。FZは、1988年に自伝を発表、CDに関しては、同期間にさらにGuitar, Make A Jazz Noise Here, Playground Psychotics をそれぞれ二枚組で出しています。
これらは、基本的にすべてライブ・アルバムですが、善意に解釈すれば、ある程度自分に残された時間を意識していたのかなと考えます。
1993年末に亡くなる訳ですから。

同時並行的に、まあFZの常ですが、やたらとプロジェクトを進行させていてもいます。

まあ、アメリカ大衆のコンシューマリズムは、FZの絶好の攻撃対象だったわけですが、このような形で生のライブ音源を提供することによって、ここの曲がどのような形でそれまで公表されたアルバム群の中に用いられたか、あるいは、どのような過程によってそのバリエーションが変貌していったかなどということを、馬鹿なFZフリークができるようにサービスしてくれているわけです。

コンシューマリズム批判なのか、逆手に取った金もうけなのか。

中小企業の親父の鏡だと思います。FZ死して、CDとテープ群を残す。

膨大なテープ群は、FZのビデオ等で垣間見ることができるのですが、未発表のそれらがどのような形で公表されるのが本来あるべき姿なのか。

いつも勝手に考え方の変わる私は、以前、ZFTの態度が傲慢だというFZファンの大勢と同様の意見でしたが、ZFTにどれほどの権限が与えられているのかと言う法的問題とは別に、これらのテープの公開に当たっては色んな考え方があるだろうと思うようになりましたし、トリビュート・バンドがFZの曲を演奏するということに関しても、若干の留保をつけるべきなのかという気もしてきました。

Scott Freeman の本は、後半、流し読みしました。ABBとドラッグの深い関係、それからくすりをめぐる裁判とメンバー間の軋轢、Cher の登場、タブロイドねたでかつ賞味期限切れと感じました。
Memory of Elizabeth Reed での二人のギタリストのインプロは、それぞれ、Miles Davis と John Coltrane に触発されたものだというような見解は、噴飯ものだなと。
ロックよりジャズが上位だという前提があるわけでしょうから。
どっちが好きかというのは、聞く人の好みだすからね。技術的に難易度が高いからよい音楽であるわけではないので。

まあ、例によって私のブログのスケープ・ゴートに登場してもらうことにすれば、オールマン&ベッツの方がオールマン&クラプトンより数段ましだという当然のことを再確認するだけです。

ABBの二人のドラマーがそれほど優秀だとは、個人的には思わないのですが。
ただ、南部のドラマーは、ハリウッドのスタジオ・プロとは違う感覚でそもそもやっているのではないかという気もします。

タイムの揺れがある、遅い(手数とは違います)という共通項があるのかなあと。

Warren Haynes の相方のMatt Abts はハード・ヒットをするし、正確なドラミングをすると思うのです。テクニックと体力では誰にも負けないと思いますが、やっぱりちょっと遅いかなと最近思います。

FZのギターは、昔聞いていたときは、非常にへんてこりんなフレーズを弾いている、訳のわからん難しそうなフレーズを連発しているけどと感じていたのですが、最近は、なぜかオーソドックスなブルース・ギターの系譜に連なるのではないかと感じていたりするわけでして。

まあ、Captain のTrout Mask Replica 以外は、普通のデルタ・ブルースだって言う具合に聞こえるようになっているので当てにはなりませんが。

テクニシャンで見かけによらず細かな表情に富むギターを弾くウォーレン・へインズは、FZの曲になると、お手上げですね。Steve Vai は、そっくりに弾きます。ただ、だからそれがどうなんだって思いますけど。
ヴァイは数少ないFZに対して、悪感情を持たずにバンドを抜けたプレイヤーでしょうね。

Don Preston は、FZよりかなり年上だったので、別格ですが。
Loeon Russell とつるんでいたもう一人のギタリスト・シンガーのDon Prestonは、Jesse Ed Davis なんかよりはるかに実力があるとジェシ・フリークの私は最近思っています。

オールマンが事故死してからベッツがスライド・ギターのパートをやらざるを得なくなるわけですが、彼は一夜漬けでやったわけではなくて、当然のことですがRobert Johnson を初めとするデルタ・ブルースのボトル・ネックは10代から弾いていたキャリアがあります。
逆に、オールマンの方は、Southern Fried というアルバムになるレコーディングのためにマスル・ショールズへやってきたJohn Hammond, Jr. にオープン・チューニングを習ったというわけで。

Barry Miles の’Zappa' かKevin Courrier の’ Dangerous Kitchen: The Subversive World of Zappa’のどちらかを出張るときに持って行こうかと考えています。
後者は、新版を最近入手したのです。
出先へ持ち出すには小さい本がよいので前者かな。

しかし、飛行機の移動は速いようで、実際は、一時間しか違わず、逆に移動時間中、何もできずに拘束荒れているだけの時間が多く、人生の無駄ですね。
読書はできますが、PCを使ったり、携帯音楽プレーヤーの使用を制限されますから、時間が長くてもなんでもできる・・・ゆっくり寝られる電車の方がましなようです。

昨日のニュースで、自民税調が動き出したという話でした。首相がどういおうとやはりメインのターゲットは消費税の問題なのでしょうね。
社会保障財源としての消費税の目的化を前提とした税率引き上げは国民的なコンセンサスがある程度できているのだそうです。
経済をどうしてそんなにスタティックに考えることができるのか・・・官僚も学者も大多数の議員も自分で商売したことがないからでしょうね。

独白ですが、なにか気晴らしになる税金がらみの勉強テーマを目ないといけないかななどと考えています。
tax the churches, tax the business owned by the churces なんてFZが宣言しています。

通則法と行政不服審査法改正の関連、租税専門裁判所創設について、質問検査権について、事業体課税論について、給与所得者課税についてあたりのうち、何かを選んで暇つぶし寝たとしての勉強材料にしないとぼけてしまいそうです。
納税者権利保障制度の国際比較とセットにするなら何がふさわしいかは自然と出て掃きますが。

自民税調は、ガソリン税の暫定税率を取っ払い、かつ、一般財源化するのと見返りに環境税の導入だなどと新聞に出ていました。
本丸の消費税の税率引上げをカモフラージュしたのでしょう。
社会保障国民会議の報告書が秋に出るので、福祉財源論と消費税の税率アップ論は必ずセットで持ち出されるという筋書きになっているわけです。

環境税を皮肉る詩は、こちらをごらんいただければと。
税金の詩の最近の流行は、この環境税批判ですね。

日本でも既に、県税のような地方税レベルの環境税的性格の税金、法定外目的税は存在しています。
by nk24mdwst | 2008-07-02 05:21 | その他


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