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big red enigma

昨日は、羽田発の最終便で帰ったのに、今朝も6時に目が覚めました。全然、目が覚めないこともあるので、まずは、良いということにしておきましょう。

昨日、書いた、行政不服審査法がらみの部分は話を聞きながらメモを取り、ディスカッションに入ったときの心覚えの走り書きなので、後日、整理することになると思います。

あともう一点、個人住民税を公的年金等(国民年金、厚生年金、共済年金等)から特別徴収、つまり天引きする制度が来年から施行されます。
今年から、年金から、健康保険料等の天引き、特別徴収が始まり大ブーイングになっているわけですが、それより大変なことになるはずです。
保険料の場合は、緩和措置があって、保険料が年金を上回る場合においては、全額天引きしないという制度なのですが、住民税に関してはこのような緩和措置がないのです。
つまり、住民税等が特別徴収されることになって預金口座に振り込まれる年金額がゼロとなる人が出てくるということなのです。
制度の勉強をもう少ししなければと思っています。

ブログの過去の記事をいじるということがどういう意味を持つのかわかりませんが、私のこのブログは、一義的に私のメモランダムなので、過去の記事について後から訂正、修正、改変を行っているのは事実なのです。

実際には、当日のブログに関しては、一時間以上かけないようにしているのですけど、過去ログの訂正等の方に時間がかかっていたりしまして。

性格ですね。つまり、最初から構成をし、プレヴューで確認、きちんと構成してアップするということができないのです。
今朝も、目が覚め、頭に浮かんだことを書こうと思ったのに、こここまでは、それとは関係ないことばかりですから。

忘れないうちに、昨晩、Ronnie Laneの'Live in Austin'を聞きました。疲れていて直ぐ寝ればいいのに、彼の別のソロ・アルバム' One for the Road'まで聞きました。
Small Faces,Faces , Magic Migits なんてところの参照まで始めると泥沼なので、Layla Sessins のうち、Duane Allman 抜きのセッションを聞き始め、Jim Gorodon のドラムが鳴り出したらすっと眠れました。
この一連のセッションは、Eric Clapton もバンドの他の連中もドラッグとアルコールでヘロヘロ、かつ煮詰まっていてどうしようもなかったところへオールマンが登場するわけです。ECの歌もギターもフィルタリングしてしまうと直ぐに眠れます。

ところで、ロニー・レインのスタイルをどう評すればいいのか。彼はなぜスターになれなかったのか・・・背が低かったから・・・冗談です。別にスターになりたくはなかったのだと思いますが。

忘れないうちに、The Who の亡霊がまた来日するようですね。ロック・スターは、適当なところでこの世から消えている方が良いようですね。
普通のスター・レベルなら、生きていてもひっそりとファンを相手にしていればいいのですが、スーパー・スターは、なまじ、ビッグ・ビジネスになるからわけが悪いんでしょう。
too young to die, too old to Rock'n'Roll と洒落のめしているIan Anderson の方が50歳になって、まともにフルートの練習をしたのだと発言するくらい率直だし、評論家受けはしていないかもしれませんが、真面目にできることをしている、あるいは、するようになったように思えます。

Pete Townshend はロニーを色々助けているので大目に見ておくことにします。

モンタレー・ポップ・フェスにスモール・フェイシズが出ていたら、あるいは、ウッドストックにHumble Pieが出ていたら、ロニー・レインやSteve Marriottのロック人生は変わったのでしょうか。

あのときの、Keith Moon とピートを擁するザ・フーほどのインパクトをアメリカの聴衆に与えることはできなかったであろうと予想されますけれど。

ロニー・レインの音楽の話に戻りますが、彼のスタイルをどう表現すべきか、カントリー・フレイバー漂うなんていう表現が適切かどうか。基本的には、スモール・フェイシズやフェイシズ時代にすでに確立しているスタイルをやっているのですが、R&B的というか、いわゆる黒っぽい部分がそぎ落とされたスタイルに純化しています。

これをカントリーと呼ぶべきか。The Band の’Music From Big Pink'に触発された部分もあるなんていいだす人がいそうな感じですが、時系列でいうとどちらが早いかとい点において疑問符がつきます。

ロニーのこのスタイルに通底すると私が感じるものをやったと思いつくのは、Rod Stewart, Peter Frampton です。
ロッドの場合は、一連のソロのうち最初の3作(’An Old Raincoat Won't Ever Let You Down’, ’Gasoline Alley’, ’Every Picture Tells A Story’)中のR&Bのカヴァーじゃないやつです。フランプトンだっら、ハンブル・パイ初期のカントリーっぽいやつ。

ストレートにこれに近い音を出していたのは、Lindisfarneあたりなのかな。でも、リンディスファーンは、ちょっと勘弁してくれとという気がするときがあるのです。つまり、あまりにイギリスの下町酒場、パブというものの実態を知らないので、ワーキング・クラスの集まる酒場の独特のイギリス風味が強すぎるのです。
初期の Strawbs にも同様の感覚を抱くときが少なからずあります。

このあたりに関して、グラマー・ボーイズのFairport Convention 一派は、それまでのアメリカのフォーク・ロックの影響下のバンド(ロカビリーとサイケデリックの影響もあり)から、ブリティッシュ・トラッドへ方向転換するので小学校唱歌で刷り込みがなぜかなされている日本人の私などが、フェアポートに違和感を覚えない。

Bert Jansch は、フォーク・ブルース・スタイルのシンガー・ソング・ライター・ギタリストだと私は考えています。ワーキング・クラス出身ですけれど。

スキッフルって本当はなんだったんでしょう。

ロニー・レインもロッドもフランプトンもフェアポートもみんな都会の子です。それに比べるとバート・ジャンチは田舎の出身ですけれど。

ブリティッシュ・トラッドというのは、日本のいわゆる民謡がそうなのと同様、伝承歌がそのままの形で受け継がれているわけではなくて、途中で財布等をした音楽家が存在するのです。
民謡だとみんなが思っている「ちゃっきり節」は、作曲者がいますからね。

ほんとに今朝、目が覚めて書こうと思ったところに到達する前の方が長い。

レイラ・セッションについて、録音データと前後の状況を当時の関係者の話をまとめて、つまり、クロス・チェックをかけて、評価を交えず、データで状況だけまとめておけたらと昨日、モノレールの中で考えました。
要するに、当時のセッションの前後、スタジオ近辺に実際にいた人のインタヴューとツアーや録音データを時系列にまとめようと思っているわけです。ですから、かのLayla のCoda 部分は、ジム・ゴードンの手になるものだということについては、何人かのインタヴューで確認しているのですが、それの元がさらに、当時ゴードンのガール・フレンドだったRita Coolidge のアイディアであるというウェブ上の書き込みの存在は知っていますが、その書き込みの元ネタが日本の雑誌の記事の引用なので、そのレベルのものは登場させられないわけです。
確認できれば、作者がバッハだとすればそれでも全然構わないのですけど。

クーリッジ姉妹は、今や、Robbie Robertson と同じようにNative American Music の発掘、承継に力を注いでいるようです。アルバムもいくつか出しています。
Dickey Betts の二度目の奥さんも’Blue Sky'という名前からわかるようにクーリッジ姉妹と同様、西洋から移民が来る前からアメリカにいた人たちの血を引いてますね。

むかし、英語を習っていたとき、先生の姓が、Standingsoldier というものでした。アリゾナ出身で、スーだと言っていました。
彼は、ベトナム従軍後、GIビルで日本の上智大学へ来て人類学の研究をしながら、他学で、英語も教えていました。

オールマン、クラプトンのためではなく、未完に終わるであろうEddie Hinton Story の序章ないし助走として、です。
レイラ・セッションにエディは全く登場しませんからね。

また、違う話ですが、アンソロジーではなく個人の詩集を求めて読もうと思ったのはEmily Dickinson とCharles Bukowskiだけです。
ビート詩人は、はっきりいって嫌いなのですが、ブコウスキーはビート詩人だと意識する前に語り口に魅了されたというべきでしょうか。
だから、彼の人生には興味ありませんし、ディキンソンも同じで、彼女の人生に興味はありません。

J.G. Ballardの小説と彼の生い立ち、Nick Drake との接点・・・ビルマ・・・についていつか考えてみたいと、これもメモです。

最初に私が読んだブコウスキーの詩は、これです。

      don't come round but if you do ...

yeah sure, I'll be in unless I'm out
don't knock if the lights are out
or you hear voices or then
I might be reading Proust
if someone slips Proust under my door
or one of his bones for my stew,
and I can't loan money or
the phone
or what's left of my car
thought you can have yesterday's newspaper
an old shirt or a bologna sandwich
or sleep on the couch
if you don't scream at night
and you can talk about yourself
that's only normal;
hard times are upon us all
only I am not trying to raise a family
to send through Harvard
or buy hunting land,
I am not aiming high
I am only trying to keep myself alive
just a little longer,
so if you sometimes knock
and I don't answer
and there isn't a woman in here
maybe I have broken my jaw
and am looking for wire
or I am chasing the butterflies in
my wallpaper,
I mean if I don't answer
I don't answer, and the reason is
that I am not yet ready to kill you
or love you, or even accept you,
it means I don't want to talk
I am busy, I am mad, I am glad
or maybe I'm stringing up a rope;
so even if the lights are on
and you hear sound
like breathing or praying or singing
a radio or the roll of dice
or typing -
go away, it is not the day
the night, the hour;
it is not the ignorance of impoliteness,
I wish to hurt nothing, not even a bug
but sometimes I gather evidence of a kind
that takes some sorting,
and your blue eyes, be they blue
and your hair, if you have some
or your mind - they cannot enter
until the rope is cut or knotted
or until I have shaven into
new mirrors, until the world is
stopped or opened
forever.

こんな語り口があるのだと非常に新鮮でした。Bob Dylan よりましだと感じたのかな。
by nk24mdwst | 2008-06-23 07:07 | その他


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