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Original Mothers-2

オリジナル・マザーズを片付けておきます。
Mothers of Invention というバンドの名前の由来は、言わずもがなということですが、もとは、Mother******sとしたかったけど、そんなのが許されるわけもなく。
しかし、1966年当時、Frank Zappa は26歳で、有罪判決を受けて服役経験のある立派な大人であったわけで大人気のない話といえば、それまで。

Freak Out!、それに続くWe're Onliy In It For Money あるいは、Lumpy Gravy あたりには、ハリウッドのプロを少なからず起用しているわけですが、それとは別に、ニュー・ヨークのGarric Theater で公演をやり、ロンドンにも渡りという、ロードをこなしていたメンバーについて、メモしておくことにします。

レコードとして発売されたものについては、発売順序と録音順序は必ずしも一致しておらず、これは、別個に検討するということにします。

一応、1966年のフリーク・アウト!のジャケットには、Frank Zappa,Jimmy Carl Black,Roy Estrada, Elliot Ingber,それにRay Collinsが写っているわけです。

ここから、エリオット・イングバーが抜け、Billy Mundi, Don Preston, Bunk Gardner, Jim Sherwood が加わります。
FZのギター、ロイ・エストラーダがベース、ジミー・カール・ブラックとビリー・マンディの二人がドラムス、ドン・プレストンがキーボード、バンク・ガードナーとジム・シャーウッドがサックスですね。8人編成プラスアルファでSuzy Creamcheese という感じでしょうか。

ビリー・マンディが、ライノセロスに引き抜かれ、その後にIan Underwood, Arthur Tripp が加わります。マルティ・インストゥルメンタリストのイアン・アンダーウッドとパーカッションのアーサー・トリップが加わり、バンドは9人プラス・アルファに。

イアン・アンダーウッドは、Yale で作曲を学び、UC Berkeley において作曲で修士取得、モーツァルトが専門のコンサート・ピアニストとしての訓練を受けています。ロンドンでのBBC交響楽団との共演あたりでその腕前は十二分に発揮されているというわけですね

レイ・コリンズが抜けたので、 Lowell Georgeがリード・シンガーとして加入するわけですが、代わりが勤まるはずはなく、ですね。ザッパは、ギターを弾きながら歌うことを苦手としています。特に60年代はそうです。また、80年代になってからは、歌ったり、しゃべったりしているときと、ギターを弾くときとは別人になってますし。

なお、この時代に、Don Sugarcane Harrisが公演によっては参加、ギャリック・シアターでは、当時まだ学生だったRuth Kommanof (その後、Ian Underwoodと結婚します。)がそれぞれ、ヴァイオリンとパーカッションで加わっています。

ギャリック・シアターを経営していたのは、David Lee Roth の親父です。

解散直前には10人程度にバンドはなっていたわけですが、FZ、バンク・ガードナー、アート・トリップ、ドン・プレストンそれにイアン・アンダーウッドと初見で弾ける連中を五人も擁していた訳です。ザッパは、毎日新しい曲、新しいアレンジ、リハーサルを繰り返し、雇っていた!!!他のメンバーにはきちんと給料を払いと几帳面なところを見せてはいたのですが、ヒット・レコードがあるわけではなく、金銭的に雇われたほうに不満がたまったということですね。

ザッパは、作詞、作曲、編曲、演奏とやっているので、ロイヤリティが入ってくるけれど、他のメンバーにはそれがなかった。

このあたりの不公平について、ロウェル・ジョージは、他のメンバー、特にドン・プレストンのアイディアが沢山活かされているのにそれが、金銭的に反映されていないとザッパをけなしています。自身も後年そういうことを言われるようになるとは思っていなかったでしょう。

この読譜能力とロイヤリティという点に関しては、Captain BeefheartMagic Band においても同様のことがいえます。Don Van Vliet は、独創的な音楽家であるのは間違いないですが、彼のハミングを譜面にしたのはDrumbo ことJohn French なのですね。

だから、オリジナル・マジック・バンドもキャプテンを見限るわけですね。

*ザッパとビ-フハ-トに関しては、もう少し期間を短く区切ってその録音、演奏等を検討する必要があると思うので、オリジナル・マザ-ズ論は、一から立て直すつもりです。2008.1.17

*マザーズ、フランク・ザッパのバンドについては、ドラマーとベーシストを区切りにして区分するやり方がある方と一つ考えています。
*ドラマー、ベーシストを基準に考える場合は、基本的にレコーディングで追いかけられる中に限定する。ただし、その場合、ライブの一連のシリーズ、あるいは、ギター・ソロを抽出したものをどうするかという問題は残ります。なお、John Guerin,Max Bennet 等のスタジオ・プロをどう扱うかという点ですが、彼らもライブ・ツアーに短期間参加している事実はあるのですが、それは、それなりの理由があったわけで大きな流れとは別の話になるかと。

*オーケストラとの共演をどうするか。さらに、Ensemble ModernLPOなどのクラシック音楽家がやったものをどう扱うか。

*さらに、個別のアルバムを時期ごとに区切って取り上げるか。

いずれにしろ、見果てぬ夢、ですか。
by nk24mdwst | 2008-01-16 16:15 | 音楽


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