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Bert Janschがニューヨークで公演しています。そのレヴュー。
Casually Tough, Steeled by Ghosts

By BEN RATLIFF
Published: December 16, 2010

From this distance, the early 1960s Edinburgh and London acoustic folk scenes that produced the singer and guitarist Bert Jansch seem credulous, pious, sentimental to the point of mysticism, a lot of impressionable boys and girls trembling before the authentic.
http://www.nytimes.com/2010/12/17/arts/music/17jansch.html
ニール・ヤングの昨年の全米ツアーの前座をバート・ジャンチはやったんですね。
そのお返しで、今年は、バーとの前座は、ニールの奥さんのペギーがやってる。

ブラウニー・マギーに影響を受け、ブルーズを始めたスコットランド人なんて紹介ですね。あとは、ニール・ヤングそのほかに対するバートが与えた影響。
バート・ジャンチのギター・スタイル、歌い方をどう捉えるかというのは、なかなか難しいものがあるわけで、この評者もかなり困っている様子がうかがえます。

まず、ブラウニー・マギーやビッグ・ビル・ブルーンジーがニューポート・フォーク・フェスのイギリス版という感じで渡英するのがブリティッシュ・ブルーズ・ブームの始まりです。彼らは、アメリカのクラブ等では既にエレキを使いモダンなスタイルでやっていたわけですが、ニューポートでは、トラディショナル・カントリー・ブルーズを演じさせられた。
同様に、イギリスでもアクースティックを使ったスタイルで公演して回ったのですね。
正しておかないといけないのは、バーとに影響を与えたのは、この評者がいうブラウニー・マギーじゃなくてブルーンジーだということです。
それらか、ブルーズやフォークに関してはアメリカからイギリスに対して影響が最初に与えられるわけだけど、それに反応して生まれたブリティッシュ・ビート・グループ、ブルーズ・バンド等がアメリカのポップ音楽を変え、バーズ等を生んだ。
バーズ等から派生したジェファーソン・エアプレーンへのイギリスからの回答がフェアポート・コンヴェンション。まあ、私の解釈ですが。
ペンタングルは、最も優れたブルーズ・ギター・ロック・バンドだったと時期があると思います。ちょうど、クリームとかってバンドがあったころの話。

エーと、何を書こうとしていたんだっけ。

ペンタングル解散以後のバートは、商業的には成功していません。アメリカで1970年代初頭に録音した数枚のアルバムは悪くないと思いますが、時代にはそぐわなかった。
近年、Black Swanという佳作を出しましたが、体調があまりよくないと聞いていたのに頑張っているようで、まずは、一安心ということかな。

ギタリストとしてはJohn Renbourneが数段上なのだと最近思います。でも、ISBのロビン・ウィリアムソンの連れだったって考えると、ね。
by nk24mdwst | 2010-12-17 18:07 | 音楽の本


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