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sumo in the rain

梅雨のような雨です。
庭のてっせん(クレマチス)なのですが、この数年、咲かなかったのに昨日、つぼみに気づいたのですが、今朝、一気に五輪も咲き出しました。

5月というのは、私の商売では、まだ繁忙期なのですね。税金の話は、余りしたくない。

いや、税金の計算の話ならいいのです。所詮、加減乗除ですから。
もちろん、何を加減乗除の計算に入れるかということに関する判断は必要ですが。

消費税増税論について、今朝の日経の「今を読み解く」欄で、明治大学教授の畑農鋭矢教授は、こう書いています。「財政再建は必要だが、増税すれば景気は悪化する。減税すれば景気は刺激されるが、将来世代の負担は増す。結局、われわれはバランスをとるほかない。景気動向をにらみながら、できるだけ早く消費税を引き上げるべきであろう。」といわわけです。
これって、自己矛盾を認めていますよね。
様子見をしながらバランスをとって増税するって、いうのは簡単だけど、難しいです。
なお、消費税の逆進性の問題については、福祉で手当てするという前提をおいていますが。
それから、この文章の冒頭で、輸出免税不公平論の非合理性を説明しています。輸出免税が不公平かどうかというのは、国内における問題ではなく、国境税調整の問題なので、この反論は失当ですね。というか、これを不公平だというのは気持ちはわかるけれど理論的ではありません。
輸出免税における、95%以上の課税売上高割合がある場合におけるプロラタ計算の強制をせず、全額仕入税額控除を認めていることにおける不公平性というべきでしょうか。余りに技術的過ぎますか。
畑農鋭矢教授は、1991年一橋大学卒、2004年経済学博士(一橋大学)なのですね。石弘先生の愛弟子なんでしょう。
消費税が導入されたときは、まだ大学生だったわけか。

この世代の学者のみなさんは、みな真面目で勉強熱心なんだけど、何か、私の世代とは所与の前提が異なるんですね。バブルの最中に学生生活を送るってどんな感じだったんでしょう。

バランスをとって増税するときの租税は、消費税がいいのか、個人、法人所得課税がいいのか。もちろん、これらの各種の税金のバランスをとって増税するのがいいのですよね。
この手の経済的に中立な最適な租税政策を採るべきだというのが、最適課税論という似非理論であります。

昨日のアメリカは、今日の日本であるようなので、クルーグマンの戦後アメリカ税制についての一文を。
May 22, 2010, 11:55 am
Down The Memory Hole

Richard Green flies into a rage over remarks by Peter Wallison, who declares that

Indeed, the modern era of rapid economic growth commenced after both Democratic and Republican presidents undertook to lift costly and stultifying New Deal regulations.
http://krugman.blogs.nytimes.com/2010/05/22/down-the-memory-hole/
アメリカの経済成長率は、民主、共和両党の大統領がニューディール的な市場規制を行う大きな政府政策を放棄したところから上昇しているというPeter Wallison の根拠の無い議論に対する反論です。
所得階層別に適用される所得税率のグラフの時系列推移に注目することです。
日本でも同様のことが起きていますからね。

No, not now. というのが、問題先送り路線?

以下、5月24日追記。
上記のクルーグマンの記述について言葉足らずだったと、本人が補足しています。
May 23, 2010, 9:15 am
The Bestest Generation

A few pedantic notes on an earlier post. In an earlier post, I presented this graph:
http://krugman.blogs.nytimes.com/2010/05/23/the-bestest-generation/
保守派が、実際に起こっていないことを根拠にしているのとは反対に、現実のアメリカ経済は、高い所得税率、一定の規制(強い労働組合)の下において、まともに成長を遂げていたと結論づけています。以上、追記終わり。

'80年代のザッパの音楽は、非常に洗練されているし、時代性ゆえに陳腐化しているように見える歌詞の内容も、現在の世界につながる時代の方向転換の時期を反映しているので、考えると意味が深いかなとおもうのであります。
ただ、もっと昔の、'60年代を、あるいは、'50年代を考えてみないと。

今の世界の始まりは、恐らく1980年頃でしょう。その前が、1950年。さらに、その前が1920年、1890年ごろということなのかなあ。世界史年表を眺めて考えてみます。
クルーグマンが指摘しているのもサイクル論です。
by nk24mdwst | 2010-05-23 15:01 | 租税法(日本)


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