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taxing yourself or yourselves

天気予報は、雪。見事に外れ。いいほうに外れたから良しですかね。

課税単位論というのは、所得課税において非常に重要な論点であるはずなのですが。
IRS recognizes separation of inheritance from marital assets

By Ilyce R. Glink and Samuel J. Tamkin
Saturday, March 27, 2010
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2010/03/26/AR2010032600073.html
この記事では、アメリカの税法固有の問題が採り上げられています。
夫婦合算申告がある、合算申告をした夫婦が離婚した後共同で取得した財産についてどうなるのか、離婚後、一方が先に死んだ場合にどうするべきかといった問題です。
弁護士に相談しろって始まるので、個別に紹介するのは、当然、私の手に負えないです。

相続税制を遺産税形式にするか、あるいは、遺産取得税形式にするかといった問題もそうですが、課税形式、あるいは課税単位の問題というのは、日本の場合、もう一度論じられるべきだと思います。
給付付き税額控除導入とセットで番号制度を入れて所得を把握するという論議があるのですが、その把握対象の所得というのは、個人単位でカウントするのか家族単位(あるいは、親族単位)でカウントするのか。
生計を一にする親族という概念や、同族ないし特定同族というような概念が所得税法、法人税法、相続税法等にはあるのですけれど。

一般に宮岡事件として知られる、同一生計の弁護士と税理士の夫妻の申告が問題とされ、最高裁まで行って納税者が負けましたが、所得税における課税単位論を再度議論すべきだと思います。
子供手当の是非は、ここでは問いませんが、そこでは、課税単位というものが前提となっているのだということを、認識しなければなりません。制度を作った方にその認識がないようなので困りますけどね。

アメリカの医療制度改革の財源として、付加価値税の導入が不可避だろうというポストの記事。
Obamacare's next trick: the VAT

By Charles Krauthammer
Friday, March 26, 2010

As the night follows the day, VAT follows health-care reform.
With the passage of Obamacare, creating a vast new middle-class entitlement, a national sales tax of the kind near-universal in Europe is inevitable.
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2010/03/25/AR2010032502406.html
ポストの記事ですから、当然、VATに否定的です。

タイムズのこの記事は、前に紹介しています。
Stifling the Economy, One Argument at a Time

By ROBERT E. LIGHTHIZER
Published: March 21, 2010
http://www.nytimes.com/2010/03/22/opinion/22lighthizer.html
隠れた輸出補助金としての付加価値税システムにおける輸出免税について、アメリカが不利だという記事です。

こちらは、累進消費税の導入により、消費から貯蓄へという議論ですね。
Hey, Big Spender: You Need a Surtax
By ROBERT H. FRANK
Published: March 19, 2010

LAST year’s stimulus spending is running out, yet unemployment stays stubbornly near 10 percent. And as state and local governments keep cutting their budgets, the economy desperately needs an additional spending boost. Concerned about growing federal deficits, however, many in Congress appear reluctant to act.
http://www.nytimes.com/2010/03/21/business/economy/21view.html
これは、基本的にはいわゆる支出税の考え方ですね。
世帯の年間支出額を測定し、支出(消費)が多いということは、担税力があることの反映と考えられるので、その支出額に応じて累進税率を適用するというものですね。
カルドアが提唱したものですが、理論的にはともかく実際に執行するにはかなり大きなハードルがあります。

昔、これが最善の方法だって、あるところで報告したことがあります。
個人ではなく、グループでの報告だったのですが。

実現不可能であることなんか、実務家の集まりだったので百も承知の上でした。ただ、消費税を止めろ、少なくとも税率アップは止めろと正面切っていえない場所だったので、どうせ入れるならこれにしろとやったのです。
実現不可能であることを承知の上で。

支出税を入れて、累進税率を適用すれば垂直的公平性は担保されることになるわけです。消費税の逆進性を強調するためにこういう迂遠な方法を取らざるを得なかったのです。だって、団体の頭の方からみんな偉いさんたちは、役所の顔色うかがっているわけで。

案外、受けたので、笑いました。プレゼンに工夫したせいかもしれません。はるか、昔の話です。
平成8年ですからね。それから無為に10数年が過ぎたということですが。

Johnny Young のThe Complete Blue Horizon Sessions などというのを聞いてます。
Ry Cooder じゃないけど、ギブソンのフラット・マンドリン(エレキ)を抱えてヤングが歌います。Otis Spann がピアノ、Paul Oscher がハープ、それにドラムとベース。ニューヨークその他での1968年の録音ですね。
Fleetwood Mac がアメリカに行ったときにMike Vernon が録音したものですね。もちろん、例のシカゴ・セッションとは別物です。
Peter Green 時代のMac は、ブルーズブレーカーズの正当な後継者というか、1950年代半ばから後半にかけてのシカゴ・ブルーズ・コピー・バンドの極みでしょうかね。しかし、ミック・フリートウッドさんは、若かったのは認めるけど、ドラマーとしては、エインズリー・ダンバーなんかよりはるかに落ちますね。
サイモン・カークの方が上だと思います。

ブルー・ホライゾンのコンプリート・シリーズは、いつの間にやら手元に集まったのですが、Champion Jack Dupree のアルバムで太鼓をたたいているのは、サイモン・カーク、ギターは、ポール・コゾフであります。そこだ、頑張れ、坊やって言っているデュプリーは、大人ですな。


ブルーズのタイムは、ハル・ブレインとかジム・ゴードンのタイムの正確さとは、違うものだと考えるべきなのでしょう。少し、遅れ気味で若干ルーズといえばルーズで、少しゆれ気味ということでしょうかね。
これは、もう、伝統音楽だからということよりは、アメリカの南部音楽に共通した社会音楽的文化背景と考えるしかないですね。いい悪いじゃないと思います。
だから、好き、嫌いは、あって当然です。

ABBの2人のドラマーにその違いははっきり現れているのですね。Butch Trucks は、ジム・ゴードンにははるかに及ばないですが、それでもちゃんとバック・ビートをたたく人です。それに対して向かって右側に座っているJohanson の方は、ね。
Jaimoe のドラムについて、floating などと評したものにお目にかかったことがありますが、浮かんでいるのが海苔ならいいんですが。最近の私は、多くの場合、彼が気になってしょうがない。
デッドのMickey Hart もやっぱり、気になります。Bill Kreutzman の正確さと並ぶと気に触るのです。
by nk24mdwst | 2010-03-27 15:33 | 租税法(アメリカ)


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