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the loess blown in from china

今日は、全国的に強風で飛行機が欠航しているようです。
昨日は、既に強風で遅れが出ていました。昨日の帰りの飛行機は離陸、着陸の前後の揺れ方は、なかなかのものでありました。
しかし、上手い人もいるのですね。風が吹いているので、旋回せずに真っ直ぐに急上昇で離陸したと思ったら、着陸のときは、強い南風が低空から地上で吹き続けていて、機体が揺れ続けているのを、着陸時のショックの方が小さいくらいで、着陸させたのですね。感心しました。

南風のせいで、当地の方が東京より気温が高く24度ほどあったのが、夕方から風向きが北西風に変わり、夜半から強い雨も混じりました。風も強くなるばかり。

今朝、お彼岸の墓参りに行こうと思い、車を見てびっくり。ピカピカになんかしてはいませんが、濃紺の車が茶色の車になっていました。
春の黄沙での汚れには、慣れていますが、これほどのは、初めてです。

モンゴルで大きな砂嵐があり、北京で凄い黄沙が降ったというやつが、海を越えてやってきたのですね。

むかし、夏になると、夜、雲霞がそれほど家の中に数え切れないくらい入ってきたものです。当時、知りませんでしたが、この雲霞という小さな緑色の昆虫は、西風に乗って大陸からやってきたのです。
近年、全く見かけなくなりました。かわりに、ひどくなる一方の黄沙。

中国大陸の産業化、あるいは農地の放棄が進み砂漠化が起きているのでしょうね。モンゴルにも同様のことがいえるのかもしれません。
黄沙で今朝は、遠くが見えないだけではなく、なんともいえない嫌な匂いが漂っていました。

大阪の梅田駅前で感じた匂いに近いでしょうか。

墓参りに行きましたが、突然、また大粒の雨が降り出しました。

Harry Shapiro のJack Bruce: Composing Himself は、1950年代以後のイギリスのジャズ・シーンについても詳しく触れられていて、面白いです。
ジンジャー・ベイカーとの確執についても、客観的に書かれています。それから、これまで、ジャック・ブルースが言った言葉や彼のしたことだとして私が呼んだ記憶のある事柄のほとんどが、事実に反する事もわかってきました。

アイドル・ポップ・バンドのマネジメントをしていたロバート・スティグウッドがグレアム・ボンド・オーガニゼイションのマネジメントを行い、リトル・リチャードの全英公演でGBOが前座を勤め、惨憺たる客の入りで、破産しかけたという話には、笑いましたが。

イギリスのジャズ・シーンについては、もちろん、おまけでCDがついていた、ディック・へクストール=スミスの自伝が詳しかったですが。
by nk24mdwst | 2010-03-21 15:16 | 音楽の本


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