今日は、晴れていますが、肌寒い日でした。
今年の確定申告、ここがポイント。ただし、アメリカの同性カップルの申告についてですけどね。 February 22, 2010, 11:12 amアメリカの内国歳入法典は、同性の婚姻を税法上認めていないので、色々難しそうです。 異性婚というか通常の婚姻をしている夫婦の場合適用できるものが適用できないということですね。 利点としては、共稼ぎの場合、夫婦合算申告しても、個別に申告しても片稼ぎの場合よりも高い税率が適用される場合があるという、いわゆるマリッジ・ペナルティについては、考えなくてもいいと。 そりゃ、そうです、結婚してないんだから。 しかし、現実的には、夫婦として申告した場合に適用できる恩典を利用できないという点が少なからずあるということですね。 アメリカの場合、個人所得税の申告に関しては、単独の申告、夫婦合算申告の他に、家計の主宰者(head of household)として申告することもできます。 この家計の主宰者として申告した場合は、単独申告の場合よりも低い税率が適用されることになっているので、これがベストの選択だろうというわけですが、少なからず問題があります。 つまり、家計の主宰者は一人しかいないというわけですね。 当たり前じゃないかという話ですが、この主宰者になる要件としては、扶養親族がいるというようなことがあるわけです。そうすると、同性カップルの片方が子供を扶養し、もう片方は老親を扶養している場合は、どちらか一方が、家計の主宰者として申告するしかないということになるのですね。 日本の税法もよくわからんのに、知った風な口をたたくなって言われそうですね。記事に書いてあることで、理解できることを書いているだけです。 この同性カップルの申告においては、通常の夫婦の申告に比べて人的控除とか税額控除等の適用において不利になることが多いようです。 ここで、日本の話になるのですが、給付付き税額控除を導入するかどうかという話をするときには、前段として、日本の個人の所得課税において、課税単位をどうするのかという問題の議論が必要だと思うのですが、それがなされているようには思えません。 この部分を省略して、いきなり番号導入というのは、番号制度に対する賛否以前に、誠意を欠いた議論だと思います。 お役人さんだって、学者さんだって、この所得課税のあり方の基本に立ち帰って議論すべきだと思うのですね。 日本の現状の所得課税における課税単位は個人ということになっているとされているわけですが、規定と現実を検討し、その上で給付付き税額控除の制度設計においてどのような点が問題になるかを検討しなければならないと、自分に宿題。とにかく、書いておかないと忘れるので。 数週間前に風呂に入っていて気づいたことなんですが、同性カップルの話から思い出したので。 これは、フリンジベネフィットとして従業員に課税されるのかな? Education on the Company’s DimeI.B.M.が例に挙がっていますが、他にも多くの会社が従業員の教育資金を負担しているという話です。 サプライ・チェーン・マネジメントのようなものからエアロビクスまで、要するに従業員が興味があるものに対して教育を受けるための資金負担をしているということなのだそうです。太っ腹ですね。 アメリカってよくわからん。 タイムズの論説は、医療保険制度改革法案に断固反対姿勢の共和党に対して民主党は、意を決するべきだと。 Editorialジェネレーションに一度、つまり30年に一度あるかないかのチャンスを逃すことになると言ってますね。 上院の民主党案は、リベラルな民主党員から見ると、あるいは、下院案に比べるとはるかに後退しているわけで、下院は、国民に医療保険という保障を与え将来の財政負担削減につながる下院案を貫けと檄を飛ばしているというところでしょうか。 ポストは、共和党で二番目の古株上院議員である、ジム・バニングの提案について、皮肉混じりに。 Jim Bunning's quixotic stand on spendingいや、知りませんでした。フィラデルフィア時代の1964年にニューヨーク・メッツを相手に完全試合をやったあのジム・バニングが上院議員になっていたって。彼は、ノーヒッターもデトロイト時代にやっているのです。 生涯奪三振記録は、ウォルター・ジョンソンの次です。 まあ、メッツが、弱くてどうしようもない頃でしたけどね。 個人的には、フリー・エージェント制ができて、メジャー・リーガーが高給取りになる以前のメジャー・リーグの話は好きですね。オークランドが70年代初頭に黄金時代を迎えた頃まででしょうか。 アメリカの景気回復基調は終わったのだと思われます。 Fed Survey Finds Recovery Plods On1月の住宅着工件数、販売件数の下落を受けて、先週辺りから二番底の懸念が出てきているという論調です。 タダ、日本でも日銀がゼロ金利を解除し、量的緩和をやめたのは、大失敗だったと思いますが、アメリカでも同じ議論ですね。 つまり、ゼロ金利政策はいつまでも続けるわけには行かない。インフレ助長の可能性が高いという議論です。 この人は例によってはっきりとものをいってます。 March 3, 2010, 8:07 amチリのGDPの推移を出しています。 社会主義のアジェンデ政権は、CIAによって潰され、その後にシカゴ・ボーイズがミルトン・フリードマンの理論を実践すべく乗り込んだのですね。 クルーグマンに言わせると、チリが成長軌道に乗ったのはシカゴ・ボーイズの史上原理主義路線をやめてからだと。 それから、最後にひと言。オバマノミクスが13ヶ月で失敗に終わったことは、明らかだって。 なぜか、Style Council とEddie Hinton を交互に聞き、寝る前は、Dead ですね。 '70年代のデッドは、調子がいいときは素晴らしい。 チャンピオン・ジャック・デュプリーの話もいつか書いてみたいと書いておかないと忘れるので。
by nk24mdwst
| 2010-03-04 18:16
| 租税法(アメリカ)
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