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the sky's still blue, blured

今日も、いい天気のようです。

トゥロウを読んでしまったので、Kevin Phillips のAmerican Dynasty を読みさしにしていたのの続きを読みました。
クローニー・キャピタリズムは、日本とか韓国、東南アジア諸国を指して言われることが多いですが、本家本元は、アメリカですね。
そりゃ、アメリカこそが資本主義のいまや原点ですから。

規制緩和、官から民へなどという問題について日本で過去の見直しをしようとしているのかどうか、まだ判然としませんが、ブッシュ一家は、たいしたものですね。
上院議員だったプレスコット・ブッシュ、その後の2人の大統領が如何にして政府を食い物にして資産を形成したかって話です。
ケヴィン・フィリップスは、共和党支持の論客ですが。
アメリカではベスト・セラーになったんですけど。1年以上ほったらかしにしていたのですが、読んでいると面白い。
アメリカの財政赤字を構造的にもたらす租税制度がいかにして構築されたか、公的医療保険制度がいかにして崩壊したか(そもそもあったのかという議論はさておき)、今だから、理解できる部分が多いです。
ブッシュ政権になってから、アメリカの税法については、手続法にばかり目が行っていて実体法を全く見過ごしていたのは、大失敗でした。

またG20をやっているのですが、イギリスの不人気のゴードン・ブラウンが銀行取引対する国際課税論をぶち上げています。
UK gives impetus to global banks tax, U.S. doubtful

Sat Nov 7, 2009 1:36pm EST

(Adds US, Canada, IMF comments)

By Huw Jones

ST ANDREWS, Scotland, Nov 7 (Reuters) - Britain urged world governments on Saturday to consider a levy on banks to fund future bailouts, departing from long-held opposition, though there was little sign of the consensus needed to make it fly.
http://www.reuters.com/article/etfNews/idUSL716972120091107?sp=true
アメリカのガイトナーは、新税ではなくて、景気刺激策が必要だと一蹴していますが。

クルーグマンは、アメリカの政権の現状を第二大戦のアンツィオに例えていて。
Op-Ed Columnist
Obama Faces His Anzio

By PAUL KRUGMAN
Published: November 5, 2009

Remember those Republican boasts that they would turn health care into President Obama’s Waterloo? Well, exit polls suggest that to the extent that health care was an issue in Tuesday’s elections, it worked in Democrats’ favor. But while health care won’t be Mr. Obama’s Waterloo, economic policy is starting to look like his Anzio.
http://www.nytimes.com/2009/11/06/opinion/06krugman.html
目的を達するためには、適切なときに適切な場所に十分な兵力を投入する必要がある。
医療保険制度改革をめぐる迷走、2つの州での知事選での敗北、さすがの応援団長も疲れています。

映画「アンツィオ大作戦」(この頃大作戦が流行った)は、ガキのときに見ました。ロバート・ミッチャム主演でしたっけ。
コロンボで売り出す前のピーター・フォークが性格俳優らしい役で出てましね。シャンデリアにぶら下がって騒いでいるシーンが記憶にありますが、間違いかもしれません。

Gov't Mule とEddie Hinton を繰返し交互に聞いています。

ブッシュ政権の税制政策、それから、アメリカの現政権の税制政策についての包括的な検討というか総括した報告がまだ、この国では出ていないですね。
まあ、前者の効果は明らかになったわけですが、後者も、効果についてアメリカではその支持基盤を失いつつあるようで。

しかし、DPJ政権の政府税調の議論も、ちょっとひどいなあと思います。
景気刺激策、財政再建策を時差を設けるにせよ同時に検討しなければならないと思うのですが、そのための知的資源、人的資源に決定的に欠けているようで、結果は主税局に振り回されるだけでしょう。
経団連はちゃんと見切るというか、見越していて上手く立ち回ろうとしていますね。

また、嫌になってきた。
by nk24mdwst | 2009-11-08 10:20 | 租税法(アメリカ)


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