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what's immotal?

今日も、晴れ。暑くなりそうです。

テディ・ケネディも亡くなりましたが、大叔父も亡くなり、今日はお通夜です。
この大叔父の弟は、昭和20年の8月にフィリピン沖で、戦死しています。要するに、輸送船が撃沈されたわけですが。
お盆に墓参りに行くと、この大叔父の家が私の家の本家なので、代々の法名と没年月日が石に彫ってあるのをいやおうなしに見ます。
昭和20年8月初めに亡くなった私の知らない、大叔父、その前は、大正時代に同じ年に何人も亡くなっています。スペイン風邪です。

このブログ、身内の不祝儀ばかり書いているような気がします。
10月は祖母の7回忌です。祖母の母親は、スペイン風邪で亡くなったと聞いています。

ラリー・ネクテルが亡くなったのが一番、ショックでしたかね。大叔父には悪いですが。

アメリカの不動産市況が一変したのですね。
INSTANT VIEW: Another big jump for sales of new homes

Wed Aug 26, 2009 12:16pm EDT

NEW YORK (Reuters) - Sales of newly built U.S. single-family homes rose for a fourth straight month in July to set their fastest pace since last September, while the inventory of unsold homes fell to the lowest level in 16 years, a government report showed on Wednesday.
http://www.reuters.com/article/GCA-Economy/idUSTRE57P33920090826?sp=true
不動産の在庫レベルは、過去16年間で最低レベルになり、7月まで4ヶ月連続で新築住宅が作られたと。

今年の税制改正で導入された、新規住宅取得者に対する8,000ドルの税額控除が効果を出したようです。
過去3年間に、住宅を持っていなかった人が新たに住宅を取得した場合、最大8,000ドルの税額控除が受けられるという制度です。
これは、日本の住宅等借入金等控除とは違い、税額ゼロでも税額控除額が還付されるので、実際には消費者に対する補助金として機能します。同様の制度は新車購入の場合にも創設されています。

期限が限られているので、駆込み需要が出ているのかもしれません。

この要件をきちんと充たしているのかどうかについて、後から、問題が起きるような人もおそらく少なからず出るのでしょうね。

UBS事件の一連の騒動というのは、基本的にサモンズ(summons)という行政上の召喚状の効力をめぐるものだったわけです。
フロリダ連邦地裁は結局、海外の法人であるUBSに対するジョン・ドウ・サモンズの有効性に冠するUBSからの申し立てに対する判決は、結果的に出さずじまいでした。

UBS関連で脱税(tax fraud)で有罪で実刑を食らった人たちは、みな、有罪答弁をして、さらに司法取引をしています。これは、刑事訴訟法の世界ですが、結局、量刑をどうするかということでしかなかったのですね。

北野税法学流にいうと、納税者の権利には、租税の使い道の監視まで含まれるということになりますが、一般的には、納税者の権利保護、擁護というときには、租税制度の公平性とか、租税の使い道にまで言及されることはなく、税務行政の執行上の透明性、手続的な納税者権利救済の道が設けられているかどうかという議論になります。

もっとも、アメリカの全米納税者連盟は、地方政府レベルにいたるまで、税金の使途を見張るという姿勢です。運動としては、アメリカでも一定の効果を持っていることを昨年のブッシュ政権の金融機関救済策に対する下院での否決に結果の一端が現れているといえます。

日本の場合は、そもそも、税務行政にかかわる手続規定がいわゆる先進国の水準に達しているのかどうかというのは、判断に苦しむところです。日本的な曖昧さにみなが甘えているという点を否定できませんから。
資料調査課とか特別調査部門などといってくるのは、すべて任意調査ですしね。

アメリカの今回の一連のことを見ながら考えたことは、summons, subpoena(罰則がついています),warrant の違いはどのような場面で出てくるのかということですね。

サモンズや、サピーナは、行政法ないし、私法上において登場するわけですが、ワラントは刑事事件だけかというと必ずしもそうではないようですし。

アメリカの最近の租税判例を見ていると、巡回裁判所とか連邦最高裁レベルで争われているのは、基本的に手続法上の問題が多いのだとわかってきました。実体法的な問題は、逆に租税裁判所で争うほうが実効性があるのだと。

今日は、Ry Cooder を聞くことにしましょう。
by nk24mdwst | 2009-08-27 10:27 | 音楽


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