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what's changing?

UBS首脳は、アメリカの当局に提供した名簿に該当する顧客は、自分でやっていることがわかっているはずだと開き直っております。
UBS chairman says clients "not harmless victims": report
Sun Aug 23, 2009 9:33am EDT

ZURICH (Reuters) - Clients of UBS facing disclosure of their accounts to U.S. tax authorities were not harmless victims and legal cases against former UBS bankers did not affect the bank, its chairman told Swiss Sunday newspapers.
http://www.reuters.com/article/topNews/idUSTRE57M10Q20090823?sp=true


スイスでは、tax fraud は、犯罪、だから、銀行は守秘義務を守らなくても良い。tax evasion は、罰金だけはらうもので、スイス国内法では犯罪ではない。

tax fraud を租税詐欺とすると直訳調、租税逋脱とするべきか。いずれにしろ、脱税であるのは間違いがない。tax evasion をどう訳すか。租税回避なのか、脱税なのか。

スイス国内法の概念におけるtax fraud とtax evasion の線引きはどこでなされるのかが明らかではないですね。
それから、当然のことですが、アメリカにおけるtax fraud とtax evasion もスイスのそれとは当然違うわけです。

tax evasion を租税回避と訳していいかということになると、日本では講学上は、講義の租税回避と教義の租税回避があって、この線引きがまた人によって違う。

いずれにしろ、境界線ぎりぎりのところが問題になっているのですね。

現代金融資本主義社会における特権的富裕層とそれを顧客とする銀行の関係について。
A Privileged World Begins to Give Up Its Secrets

By GRAHAM BOWLEY
Published: August 22, 2009

About 10 years ago, when I was working in Frankfurt, Germany’s banking capital, I was invited to the top floor of the glittering skyscraper headquarters of one of the country’s most venerable banks. There, I was treated to something that, it was made clear to me, few eyes usually had the privilege of seeing — a tour of its private art collection, an impressive spattering of modern and ancient European and American masters.
http://www.nytimes.com/2009/08/23/weekinreview/23bowley.html

この記事を書いたボウリー氏によると、さしたる違いはないのではないかと。

コード・ネーム Tarantula という元UBS職員の内部情報告発が重要だと書いています。先に、有罪答弁をしてI.R.S. に協力したにも拘らず実刑判決を食らった人物とは違う人物であるように思われますが。

いずれにしろ、世界のオフ・ショア資金の25%は、スイスにあるのだそうです。いずれにしろ、昨年の金融危機でUBSがスイス政府から資本注入を受けたのが大きいと。
さらに、外国口座の預金情報開示に関しては、フランス・スイス間、あるいは、ドイツ・リヒテンシュタイン間で新しい租税条約が結ばれたとしています。

小規模なプライベート・バンクの安全性、守秘性については、I.R.S.長官のシュールマンは、誰も逃げられないという発言をしていますが、スイスの関係者は、そんなの関係ないといっているようです。
この記事の筆者もそのような意見のように思われます。

アメリカの医療制度改革より、この国の福祉制度はどうあるべきかという話でしょうし。
by nk24mdwst | 2009-08-24 14:25 | 租税法(アメリカ)


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