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きょうは、驟雨、ですね。局地的に集中的に降るのだそうです。天気予報によれば。

サンソン・フランソアのドビュッシーとラベルのピアノ・ソナタ集を聞いています。棚の奥に隠れていました。EMIの廉価版で6CDで12ポンドだったと記憶しています。

フォーレはフランス人ではありませんが、割合、フランス近代音楽が好きで聞いていたこともあります。
ドビュッシーは、作品の完成度合いにばらつきがあるのではないかなどと感じました。もう、なんだか、この手の音楽に刺激を受けないのですね。
ミューザックです。

しかし、この二人の活動していた時期は100年位前だとすると、私は一応半世紀以上生きているわけで、それほど古いわけではないような。Warren Haynes が衝撃だったといっても彼が出てきたのはもう20年前ですからね。

この前の日曜、生まれて初めて、いわゆるピアノ教室の生徒の発表会と称するものに行きました。運転手としていったわけです。親戚の子供が出るというので。
「きらきら星」に始まり、ベートーベンのピアノ・ソナタ「悲愴」で終わるという盛りだくさんというかなんというか。
最初に出てきて、きらきら星を弾いた4歳くらいの男の子の演奏が一番でしたね。音楽をやっていました。

悲愴は、皮相というかなんというか。聞いていて、なるほど楽譜にはこう書いてあるのだな、ただし、音符とリズム、和声のレベルで表現記号は、どうなっているのか不明だけど、などと感じました。

身内に発表会だから間違えてもいいと思うのですが、それにしてもたくさんみんな間違えますね。聞いている親と思われる人たちも単に指がたくさん動けばうまいと思っているような節がありますし。

間違えたときは、誰にでもわかるわけで、元へ戻ってなぜ弾きなおさないのか。間違えたところからいきなり、入られたら、興醒めです。
長い曲になると、後半指の力がなくなってきて動かなくなるのがわかりますね。練習不足でしょう。ピアノ演奏は肉体労働だと思うのです。

夕べも一昨日と同じ曲を聞きながら寝ました。違う曲を選んでいるのがめんどくさくて寝てしまったわけです。
朝起きて、ウォークマンにつないだヘッドフォンに左側の耳に突っ込む部分が欠落しているのを発見、めげました。
S社のヘッドフォンは私の寝床での使用に耐えられず、必ず壊れます。暑いので布団からはみ出して板の間の上で、耳を下にして寝ていれば壊れない方が不思議といえば不思議ですが。接着剤でくっつけてあるだけですからね。

取れた部分を部屋中探し回ったのですが見つからず、さらにめげました。ふと気がついてパジャマの胸ポケットにてをいれてみるとそこに、外れた部分がそのまま入っていました。どうして入ったのか?
また接着剤でくっつけて、使おうと。音はそんなに良い訳でもないし、音漏れするし、気に入っているわけじゃないのですが壊れると思ったら高いものも使えないし。寝床でヘッドフォンを三つ壊しました。

PCは壊れる、立退きはさせられる、ヘッドフォンは壊れる。
ただ、原料の効果があったせいか血圧は下がりましたが、歯医者さんとはまだ縁が切れませんし。

ドビュッシーに文句は言いたくないけど、なぜ、そんなメロディーなのだ、そんなリズムで和声なのだですね。
行き詰まっているように感じます。世紀末ってそういう時代なんでしょう。

いわゆる西洋古典音楽は、ジョン・ケージのようなパフォーマンスの人でなくとも、録音音楽に本質はないのだと思います。とちったりするけれど、ライブというか、生演奏というか演奏会というか、その場でやっているのを見たり聞いたりするものだと思うのですね。
出来不出来、客の良し悪しが、反映してもしょうがない。

ジャズは、ライブのインプロブ命か?SP時代とその勃興が並行するわけで、ライブ優先ではないような気がしますね。LP時代になって、長尺の演奏を録音できるようになったということがいい意味でも悪い意味でも影響しているのだと思います。
CBSのあくどいマイルス商売を見ているとわかりますが、いかに編集が大事かということですね。

ロックンロールは、ジャズにおける演奏イディオムと録音技術をちょっと聞いただけではわからないようにして上手に商品化したもので基本的には録音音楽なのだと思います。商品化したというのは、否定的な意味では使っていません。

しかし、そう思うとロック史上の奇跡は、あるいはロック市場の奇跡はクリームが当たったことかな?!
不幸な奇跡だったので、みんなで忘れることにした。特に、場違いに持ち上げられたギタリストは、忘れようと必死になったおかげで今も生きていられるわけです。

今は、世紀末なのか新世紀なのかまだ判然としませんが。

20世紀の終わりを1985~1989年と定義すれば新世紀ですね。でも、新世紀の姿はまだ見えていなくて移行期なのでしょう。良いものへ、移行するとは誰の保証もありませんが。
by nk24mdwst | 2009-07-09 13:04 | 音楽


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