louisiana rain

梅雨のさきがけのような雨の肌寒い日の後、今日は、快晴、ちょっと蒸し暑いですね。

私は、経済学をきちんと学んだ人間ではないので何もわかっていませんが、今朝の日経の私の履歴書で篠原三代平氏の一文を読んで思ったことです。

ケインズとハイエクという対立するとされる二人の経済学者それぞれの不況の原因論について言及されていました。

前者によれば、消費を上回る供給が原因であり、後者によれば、過大投資が原因だと。
そして、それらの事象が生じた後に、不況は来るという点では両者は共通すると。記憶で書いているの経済学用語は、忘れました。

経済学は解りませんが、少し貸借対照表原理をかじったものとすれば、ケインズとハイエクは同じ事象について違う側面から見ているだけではないかと感じました。
ケインズは、需要と供給のギャップをいうわけですから、期間が前提です。会計学でいえば損益計算書ですね。需要<供給→不況ということでしょう。
供給ー需要=不良在庫で、この部分が赤字ですね。

ハイエクは、投資ギャップをいうわけですから、貸借対照表ですよね。
設備投資の頂点では、(借方)資産100 (貸方)負債80+自己資本20というような感じになるわけです。
この資産100が過大投資だということだとすれば、資産の時価は50となるわけです。
そうすると、資産50に対して、負債は80あるので、債務超過ですね。これが経済全体だとすれば、不況だと。

会計学においては、貸借貸借表は損益計算書をつなぐ連結菅などといういいかたをしますが、ケインズとハイエクは同じ事象を単に違う側面から見ているだけなのだと感じたわけです。

資産100という設備投資は、年間供給量2000をもたらすが、需要は当初の見通しと異なり、1000になってしまった。このような事象を前提におくといいのでしょうか。

ハイエクは、ちょっと頑張って読んだことはあるのですが、ケインズは学派と称する人たちのものしか読んだことはありません。

ケインズやハイエクは、需要とか投資に関して、実際の必需品、ないしそれを生産する設備を考えていたのだろうと思うのですが、これは、資産の中に証券と称されるものが入っていても、同じでしょうね。事態を悪化させるだけなのでしょう。

会計学というか、複式簿記原理というのはすごいと思います。ただ、この複式簿記原理の弱点は一点だけですね、恐らく。
物価変動を前にすると、小さなものならともかく大きな物価の上昇や下落があった場合に、時価主義を取り入れざるを得ず、自らの強みを放棄する結果となることでしょうか。それと、為替の変動を国内外の利子率の差の反映と捉えてみたところで、対処するすべがあるわけではありません。

上手くいえませんが、需給ギャップを埋められれば、ケインズ的な不況の原因はなくなる。
あるいは、供給過剰を生み出す過大投資を適正レベルにまで引き下げられれば、ハイエク的な不況の原因はなくなる。

不況の原因を消す手段のところで、両者の違いがでるようですね。ケインズは需要の拡大を目指すべしといっているのかもしれませんが、供給を引き下げても需給ギャップは解消するわけで、そうするとハイエクと同じになります。

過剰投資を適正規模に引き下げたとき、不況の原因はなくなるように思えるのですが、貸方の負債が残ります。これを棒引きにすれば、元に戻りますけど。
でも、棒引きにするときは貸した方が損をするわけで、その面倒は誰が見るのかです。

私企業の負債の原資は、私企業や私人の預貯金等ということになるのですね。一義的には、金融機関の不良債権という形で表面化するわけですけれど。

誰が、これをうめるのかという問題です。
世界市場の一体化のおかげで、借りている方も貸している方も一国にとどまらなくなっているわけです。

それから、一つ、一番大事な点が抜けていました。雇用ですね。過剰投資の中には、過剰雇用も含まれるということですね。
それから、消費、需要は、雇用による賃金が元である場合もあれば将来収入を当てにした夫妻が元手の場合もあるということです。

過剰投資の削減ということは雇用の削減、あるいは低賃金労働の得られるところへの移動という形で行われるのでしょう。

だから、年俸数10億ドルのウォール街の重役から、ムンバイの少年労働者までもが同じ地表に立って同じ雨を浴びているのですね。どうせ浴びるなら、日の光にしたいものですが。

頭が痛くなってきたので止めます。荷が重過ぎます。

今日は、Doug Kershaw を聞いているのです。彼の音楽を聴いていると、カントリーのスタンダードをやっていたりしても、ルイジアナというのは、アメリカであってアメリカじゃないという感じがします。
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by nk24mdwst | 2009-06-01 15:02 | その他


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