no tax is fair

初夏を思わせる日差しです。

隣の田んぼでは、発掘作業が続いています。一昨日、現れていた遺構は、地下1.5m位のところでしたから、比較的新しいものなのでしょう。
現在は、そのまたさらに下を掘っているようです。
扇状地で昔から肥沃な土地だったのです。

昨日のNTUのいうFair Tax とその前の日のワシントン・ポストの報じる連邦附加価値税とは、同じものを指していないので、念のため。

The Fair Tax Bill は現在、議会に提出されているのですね。
About Americans For Fair Taxation (FairTax.org)のサイトで、概要を知ることができます。

連邦レベルの小売売上税を考えているようですね。最終消費者だけが価格に上乗せして支払う。卸業者や一般事業者がものを買ったりするときは課税されない。二重課税の排除です。

法案も見つけました。Fair Tax Act of 2009 (Introduced in House)H.R.25です。
このサイト、アクセスして一定時間が過ぎると自動的にログ・アウトされます。

当たり前の話ですが、ちゃんと法律の形になっています。基本的に現存の連邦税を全部取っ払って、Fair Tax と称する売上税にするという法律案です。
執行機関、納税者の権利その他、ちゃんと体裁が整っています。

この法案のすごいのは、Internal Revenue Service を廃止し、 Sales Tax Bureau を財務省内に新たに設置するというとまで踏み込んでいるのですね。

ディック・アーミー議員等が何度もこの手のものを提案しているのですが、かなり洗練されてきているとは思います。機能するかどうか、あるいは、公平、公正かどうかは別にして。
葉書一枚の申告で、全てが終わるのならこんな楽な話は、ありません。

いずれにしろ、平均的なアメリカ市民にとって、税金の申告というのは、非常に大変なことなのですね。日本のサラリ-マンには想像のつかないことでしょうが、サラリ-マンが確定申告するということは、義務を負うということですからね。義務があるから権利の行使の話が出てくるわけです。

この法案の実現性は、分りませんが、現行のアメリカ税務行政執行体制をそのままにして、新たな税を課すことは、不可能だという認識は、ちゃんとあるようです。

上記のサイトによると、年間の税務処理コストが2兆円を超えるということですから。

ただ、ちゃんと、低所得層に対する配慮はあるようです。それを思うと、日本の消費税は、税率は一見低いものの、非課税(本質的には税を事業者が負担する)が少なく、免税が輸出だけで、とにかく課税範囲が広いという点で、世界に類を見ないものです。

5%という税率にだまされてはいけません。分母が問題です。100×5%か10×5%か、です。

ワシントン・ポストが報じていたものはVATなので、これは、いずれ文献を探してみないと。

日本でいま、もし減税するなら、老年者控除を復活、65歳以上の公的年金控除も従来に戻して50万増やす。それから、消費税率を3%に下げる。

しかし、タックス・ヘイブン規制に企業は、敏感ですね。アクセンチュアは、拠点をアイルランドに移すようです。
Accenture to shift incorporation to Ireland
Wed May 27, 2009 4:21am EDT

NEW YORK/LOS ANGELES (Reuters) - Technology outsourcing and consulting firm Accenture Ltd plans to change its place of incorporation to Ireland from Bermuda, following an exodus of large multinational companies to Europe as the U.S. government plans to tighten tax rules.
http://www.reuters.com/article/technologyNews/idUSTRE54Q1EW20090527
会社の拠点をバミューダからアイルランドへ移すというわけです。

問題は、この後に続々と大手が続きそうな気配が既にあることですね。

しかし、アイルランドの税金が高いといってオランダに納税地を移したロック・バンドは、環境問題とか途上国の貧困問題とかに関心が高いってことでしたっけ。Are you, too?
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by nk24mdwst | 2009-05-29 13:33 | 租税法(アメリカ)


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