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smokin'

タバコは健康に悪い、吸うか吸わないかは、個人の自由、私は吸いませんけれど。

タバコを吸わない人の税金を安くするという法案の話。
Congress Plans Incentives for Healthy Habits

By ROBERT PEAR
Published: May 9, 2009

WASHINGTON — In its effort to overhaul health care, Congress is planning to give employers sweeping new authority to reward employees for healthy behavior, including better diet, more exercise, weight loss and smoking cessation.
http://www.nytimes.com/2009/05/10/health/policy/10health.html
税額控除、tax credit をノン・スモーカーに適用するというわけですね。
タバコを吸わない、健康である可能性高し、ゆえに、医療費抑制につながる、インセンティブとしての税金を安くすることで喫煙を減らそう。

filthy habits なんてFZの曲がありました。私は、この曲、好きです。

逆のパターンで健康に有害「だとされる」食品、薬物に重い税金を課すという考え方もありますね。北欧のアルコール飲料に対する課税なんかが典型です。

これもね、結局、理由は何とでもこじつけるのですが、結局財源論でしかないと思います。取れるところから取るという。この手の議論は、現在財政危機に瀕しているアメリカの州レベルの税制においてやたらとでいます。
いわく、砂糖の過剰摂取は身体に悪い、故に、砂糖含有量の高い清涼飲料水、要するにコーラの類ですが、これに他より高い売上税率をかけようとするニュー・ヨーク州の税制改正論は、またぞろ息を吹き返してきています。
あるいは、有害なテレビゲーム、つまり、暴力行為等が多く見られるものということですが、これらに対しても売上税率を上げようという議論があります。

有害なものを税というインセンティヴで排除しようとするのは一見正しいようですが、繰返しですけど、財源論でしかないと思います。これは、逆に、タバコ等の一般にいわゆる有害な嗜好品を取り締まる、タバコ・ファシズムにつながる・・・タスポってそれだと思いますが・・・だけだと思います。あと利権。

反対の考え方が、違法薬物を合法化、あるいは違法行為を合法化しそれを財源にする。まあ、法案が通りませんでしたが、カリフォルニアでマリファナを合法化しそれに課税使用という話がそうです。あるいは、ネヴァダにおける売春を州内全域で合法化、それに課税するというのもその類ですね。

租税理論なんて体裁はいくらでも取り繕えますが、結局すべて財原論。これの極致が、グリーン税制、グリーン課税論(減税論)だと私は考えます。環境税なんて馬鹿げていると思いますね。
財源論だとはっきりいうなら議論のし甲斐もありますが、地球温暖化と結びつけてもね。人間のおごりですって。人間がいようがいまいが地球の氷河期と温暖期のサイクルはこの数10億年間続いていたわけです。

アメリカの大統領の他国籍企業に対する国際課税強化策は幻想だと。
Tax Dodge Myths

By Robert J. Samuelson
Monday, May 11, 2009

The U.S. tax code is "full of corporate loopholes that makes it perfectly legal for companies to avoid paying their fair share."
This Story

-- President Obama, May

Like it or not, ours is a world of multinational companies. Almost all of America's brand-name firms (Coca-Cola, IBM, Microsoft, Caterpillar) are multinationals, and the process works both ways. In 2006, the U.S. operations of foreign firms employed 5.3 million workers. Fiat's looming takeover of Chrysler reminds us again that much business is transnational.

For most people, the multinational company is a troubling concept. Loyalty matters. We like to think that "our companies" serve the broad national interest rather than just scouring the world for the cheapest labor, the laxest regulations and the lowest taxes. And the tax issue is especially vexing: How should multinationals be taxed on the profits they make outside their home countries?
http://www.exblog.jp/myblog/entry/new/?eid=c0152675
これも、私の基本的なスタンスからすると、アメリカの新しい課税政策は遅きに失したのであって、多国籍企業を強化すべし、それも一国だけでは抜け道ができるので各国が協力してということを主張すべきなのでしょうが。

有害な租税競争なんていって、各国で所得税率や法人税率、あるいは課税ベースを限定する競争があったのは事実でそれをふさごうということですね。

しかし、ロバート・サミュエルソンはここで、アメリカだけがやったって他の国が変わらなければ損をするのアメリカ企業だけだと。おっしゃり通りです。

どこの国だって大企業の方を向いて税制を作ってますからね。労働力の安いところへ向けて企業が進出することが自国内の雇用を減らす要因であるのは間違いないと思うのです。でも、国際的な市場社会の中では高賃金の企業は生き残れない。GMでさえ、です。

逆に、金融取引を原資とする利益は税抜の取り分が問題ですから最初から租税負担を計算してスキームを組んでいるのですよね。

カード破綻者を守れと議会が動き出しました。
Rising Credit Card Losses Are Next Challenge for Banks

By ERIC DASH and ANDREW MARTIN
Published: May 10, 2009

It used to be easy to guess how many Americans would have problems paying their credit card bills. Banks just looked at unemployment: Fewer jobs meant more trouble ahead.

After writing off about $45 billion in bad debts during 2008, credit card lenders are bracing for the worst year in the industry’s history. Not only are losses spiraling, but also lawmakers are on the verge of passing a set of tough new consumer protections that could have a devastating effect on profits. This week, the Senate is expected to take up the Credit Cardholders Bill of Rights after the measure passed in the House with a strong bipartisan vote of 357 to 70.

Over the weekend, President Obama pressed lawmakers to approve the new rules, which would curb the ability of card issuers to raise interest rates retroactively on consumers and would require them to reduce hidden fees and penalties. He hopes to sign the legislation by Memorial Day.
http://www.nytimes.com/2009/05/11/business/11credit.html
Cardholders Bill of Rights なのだそうです。
要するに、一方的にカード会社が利率を上げるのを止めさせようという話。

クルーグマンは状況は悪いけど、とにかく医療制度改革だと。
Harry, Louise and Barack

By PAUL KRUGMAN
Published: May 10, 2009

Is this the end for Harry and Louise?

But on Saturday, excited administration officials called me to say that this time the medical-industrial complex (their term, not mine) is offering to be helpful.

Six major industry players — including America’s Health Insurance Plans (AHIP), a descendant of the lobbying group that spawned Harry and Louise — have sent a letter to President Obama sketching out a plan to control health care costs. What’s more, the letter implicitly endorses much of what administration officials have been saying about health economics.
http://www.nytimes.com/2009/05/11/opinion/11krugman.html
軍産複合体がこの国を牛耳っているといったのはアイゼンハワーですが、the medical-industrial complex(医療・産業複合体)が最大の難関であるわけですが、その態度が変わったと。

医療業界と医療保険をになう民間保険業者の複合体が公的な国民皆保険の最大の壁なのです。
クリントン政権のときの医療改革が失敗したのは、医療業界と保険会社がタッグを組んだからです。

しかし、せっかく国民化保険ができたのにそれを無茶苦茶な方法で壊滅させようとしてきたコイズミ以後の日本の政府は許せませんが。

きちんと落とし前つけてもらわないと。もちろん、彼に、つまりコイズミというポピュリストに衆議院の3分の2を与えた国民の責任もあるのですが。それと翼賛的なマスコミ。

あした、代官所から、じゃ無かった県庁でしたっけ、お役人が来て早く出てけっていわれる予定なのでちょっと切れてきました。いずれにしろ、行政手続法上の問題と憲法上の生存権の問題に関しては釈然としないままですね。わからないからわからないっていいますよ、私は。

金の問題じゃないです。

金といったって県の役人の金じゃなくて税金だから、何のことはない、私たちがずっと払ってきたやつじゃないかってことです。

手続の透明性というのが行政の基本であるべきなのですがね。税務署よりも収用の方がいい加減なのだとしたら、たいした国です、この国は。
by nk24mdwst | 2009-05-11 15:19 | 租税法(アメリカ)


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