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confused

今朝は、朝から、日差しが強く、動くと汗ばむような日です。

今日で、連休は終わりです、個人的には。あちこちへ行って楽しい思いをしてきました。
というのは、嘘で、故あって家に閉じこもっていたのです。まだ、仕事場へ行っていないだけましか。

思い付きを書いている悪弊、直らず、ゆえに、昨日も一昨日も本来、書きたかった結論へ到達せず、わき道へそれておしまい。

昨日は、要するに戦後の農地解放の功罪を考えてみるとどうなるかということです。農地解放がなければ、おそらく革命が起こったりしたのかもしれません。その意味ではGHQの政策は正しかったでしょう。

日本で農地が一部の大地主に集約されるのは常に、飢饉、不況、恐慌のときで、昭和恐慌が一番大きなものだったように思えます。この延長線上で2.26事件を考えるとどうなるか。
戦後の保守政治の根はどこにあるのか。

そんなたいそうなことは別にして、今月の日系の私の履歴書は私の知らない建築家が書いています。今日、初めてちらと読みました。
終戦直後の学生改革のときに旧制中学から新制高校に変わったときの世代なのですね。

寺田寅彦全集に感銘を受けたとあり、いやな予感がしたのですが、続いて寺田の弟子の中谷宇吉郎の話が出てきました。宇吉郎とは一家で付き合ったとのこと。
中谷宇吉郎の記念館が生地にあるのですが、その設計をしたのだそうです。

中谷と寺田の随筆は、私が高校一年のときの現代国語の教科書にありました。

明治の地租改正のとき、厳しい取立てを行った土地の総代に中谷宇平という人物がいて、宇吉郎はこの血筋につながります。中谷宇平は蓑虫一揆という、打ちこわしにあっています。

これがいわゆる日本の地主なのですね。地主、素封家、どう呼んでもいいですが、この階級が江戸時代から日本における文化のパトロンであったのは大きな事実だと思います。

これを大勢の小さな農家を自作農にしたことが良かったのかどうか。地主にはひどいやつも少なからずいたのだと思いますが。

フランスとか北欧における高度な福祉社会というのが資本主義と共存できた、イギリスでもサッチャーにかなり壊されたというものの存在したということの背景には、階級社会の存在を忘れることはできないのだと思います。

日本でも地方によって言葉が異なるように、地域、つまり、その共同体が属する所得階層によって言葉が微妙に異なるのですよね。

ここでSteve Marriott に戻ってきて、Humble Pie の後半では、アフロ・アメリカンのアクセントをまねていましたが、晩年はコックニーでブルースやっていました。
by nk24mdwst | 2009-05-05 10:17 | その他


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