今日は、晴天、山がきれいです。
スイス最大手の銀行UBSをめぐるアメリカの司法当局の追及は新たな段階に突入したようです。 UBS Pressed for 52,000 Names in 2nd Inquiry今回、UBSは、2004年にスイス・プランと呼ぶ租税回避スキームを有力顧客に提示、勧誘したこと、さらに、52,000人のアメリカ人の顧客の身元を明らかにするよう要求しています。 水曜日にUBSは、別件の刑事訴追訴訟において、つまり被告はUBS自身ということですが、司法当局とフロリダの連邦地裁で和解が成立したわけです。 源泉徴収漏れを含む7,800億ドルを支払うこと及び、連邦司法当局が提起するサモンズに応ずることがその内容です。 このとき、UBSは、12,000口座あるとされるうち250についてのみ、その持ち主を明らかにしました。 今回は、それとは別個のI.R.S.が行っていたUBSに口座を持つアメリカ人に対する税務調査についてのものです。UBSが出したタックス・シェルターに関する勧誘資料を基に52,000人の身元を明らかにするよう連邦地裁に提訴したというわけです。 少しわかりにくいのですが、前者の訴訟自体は、UBSがアメリカの証券取引法に違反していたという事案です。 後者は、UBSに口座を持つアメリカの納税者の脱税の有無をめぐるものです。通常、サモンズは、I.R.S.が調査を行っている納税者本人、さらにはその納税者と関係のある取引業者等第三者に対して、資料の提出、証言等を行うことを強制することができる力を付与するために裁判所に訴え、裁判所がそれに理由があると認める場合は、サモンズ、召喚状が出されることになります。 サモンズが出された方は、サモンズの発行に異議を唱える訴訟を起こすことができますが、裁判所が認めなければサモンズが出され、それに従わないときは罰せられます。 UBSの事案は租税関連事案なのですが、既に調査、訴追等に関しては連邦司法省に移管されている事案なので少しわかりづらいですね。 ちなみにスイスの銀行法は、スイスの銀行が顧客の身元を明かすことを禁じているので、どうなるのでしょうか。 こっちは、高給取りも税金を払うのが大変だという話です。 Wealth Mattersアメリカの現行税法では、100万ドル以上のボーナスに関しては、通常35%の源泉徴収が行われることになっています。ただ、選択により、最低額の源泉徴収で済ませておくことも可能です。 証券会社等の高給取りのボーナスは必ずしも現金がすべてというわけではないので、つまり、証券やストック・オプションであったりするので、通常は、最低限の源泉徴収を選択する場合が多いようです。 そうすると、当然、翌年申告するときに納付税額が出ることになるのですが、そのときは、取得したときより値上がりしている株等を売却してそれによって納付するというわけですね。 ことしは、9月以後株価が暴落しているので、そのスキームが実行できない。たとえばモルガン・スタンレーの社員はボーナスとして自社株をもらっていたりするはずなのですが、それは紙切れとなっているわけです。 まあ、本当に金持ち優遇税制だったのだと思いますが、見事に反転してますね。 この記事の筆者は、I.R.S.は不滅だから、過少申告したり逃げ切れると思うなって結んでいますが。 某有名ギタリストが来日しているのですね。去年は、Derek Trucks を伴ってきたようです。今年は、Chris Stainton の名前があったりして、ステイントンも長らく旅回りをしているのだって思いますね。だって、ウッドストックでJoe Cocker のバックにいたのですよ、彼は、40年前に。 Sandy Denny のバックをやっていたりもしますけどね。 来日したら絶対見に行きたい人・・・難しい。 老いさらばえた姿なんか見たくないし、まだ現役でちゃんとやっている人で見たい火とって2人しかいません。あとは、みんな鬼籍に入っていて。 Warren Haynes とデレク・トラックスは見てみたい気もします。 でも、生活費稼ぎのためにABBでGreg Allmanと一緒に来るんだったら、行きません。もちろん、私の住んでいる田舎に来るんだったら、誰でも見に行きますよ。Stones でも。 ジョージア州の普通の家庭では、1972年のストーンズへティーンネイジャーが行くのをよしとはしなかった。しかし、1974年になるとストーンズは、安全だとみなされるようになったのだそうですが。 Gov't Mule, Dave Matthews, Drive By Truckers, Wide Spread Panic、Derek Trucks, Susan Tedeschi なんかがパッケージできたら行くかな?! それならBonaroo へ行けって話しですね。 でも、最近、実演にはあまり興味がなくなっているし、お金もないし、時間も無い。 最後に見た実演は、1999年のシカゴのブルース・クラブでのライブかな。観客は、観光客風のアメリカ人と数人の日本人でしたっけ。ここは、10ドルだったと思います。 地元のオーケストラとか地元へ来たバンドは除きますが。だって、コストが違いますから。 1960年代にブルース・ブームが起きますが、そのころ以後のブルースの主な聞き手というは、アメリカの白人、ヨーロッパの人、日本人だったりするのだと思います。Muddy Waters やHowlin' Wolf が現役でいたわけですが、一般黒人大衆はR&Bと呼ばれるロックンロールを聞いていたわけです。 おそらく最初にエレキ・ギターでシングル・トーンでブルース・ギターを弾いた人であるRobert Jr. Lockwood は、1950年代後半に南部に帰ってますからね。 もちろん、シカゴのウェスト・サイドではちゃんと演奏が行われていたわけですが、大衆音楽のメイン・ストリームではなくなっていたはずです Jimi Hendrix はブルースの伝統とは全く違うところから出てきた人で、イギリスへ渡ってブルース・マスター扱いされるのは辛かったでしょうね。女性がいっぱい寄ってくること以外の意味において。
by nk24mdwst
| 2009-02-22 07:19
| 租税法(アメリカ)
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