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sucking dust grow fins

今朝も、窓から見える周囲の家の屋根が白いです。雪の三が日ということになりそうです。

スキー・ブームなどというものが昔あったようですが、その頃に山ろくの村がこぞってスキー場を作りました。土木建設と役場の雇用が全てだった村にとって、冬場、工事ができなるときにスキー場で雇用の確保をする意味があったわけです。

いつしかスキー・ブームは去り、ついでに雪も降らなくなり、平成の大合併の時代になりました。一つの自治体に6ケ所のスキー場を抱え、どれも巨額の赤字を生むだけの代物となっているわけです。
このスキー場の赤字を無くすのは実は簡単で、営業しなければよいのですね。

ただ、この赤字というのは事実なのですが、役所の会計スタイル、つまり、収支計算で赤字という計算をするので、企業会計方式だと赤字は縮むのですが。

今年は元旦から、Captain Beefheart を聞いています。Chris Hillman のおさらいをしていた昨年末から方向転換です。
70年代半ば以後のOriginal Magic Band に見放された後のキャプテンの音楽は、実に音楽的で、ストレートにブルースの延長線上にあると感じられます。
バック・バンドがまともなミュージシャンというと語弊がありますが、まともなロックをする連中に変わったからなのでしょう。

全員のタイムが微妙にずれていて、その原因は何かなどと考える必要がありません。ライブでもタイトな演奏を聞かせます。
録音の良し悪しを別にすれば、キャプテンの歌は温かみさえ感じさせますし、バックのバンドとの息もぴったりなのですが。
昨年は、ずっとオリジナル・マジック・バンドがバックのものを何度も聞き返していて、これは一体なんだ、なぜだ、と疑問が解けぬままの一年・・・疑問はまだ解けない・・だったわけですが、その疑問ゆえ、マジック・バンドの面子が変わった後のものは基本的に聞いていませんでした。
Bruce Fowler のトロンボーンが活躍する曲なぞ踊りたくなるほど楽しいのであります。まあ,ファウラーのトロンボーンに敵う人はいませんが。

要するに非常にプロフェッショナルな演奏をするようになったということですね。80年代になってキャプテンが演奏活動を基本的に止めた理由は、わかるような気がします。昔の名前で出ていますにはなりたくなったのでしょう。

FZもキャプテンもどちらも白人ブルース・バンドの正当な進化形に聞こえる私ではありますが、この二人を同じカテゴリーに入れるのは、高校の同窓生だったということ以外に意味は無いですね。
それから、この二人の共演は、基本的にFZの音楽だということでしょう。Trout Mask Replica がそれです。それ以外は、単なるゲスト・ヴォーカリストの一人としての扱いを受けているだけですね、キャプテンは。
by nk24mdwst | 2009-01-02 07:38 | 音楽


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