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day 23, it's cloudy

足指の腫れは引いた感じなのですが、歩くとき右足小指に力を入れるとやはり痛いです。

Captain Beefheart のCDでI may be hungry but I sure ain't weird というのがあります。1967年10月から1968年5月までセッションが集められています。
これに入っているものは、Safe As Milk と The Mirror Man Sessions の両方に今では全部収録されていますが、1992年には後者が出ていなかったので、価値があったのですね。

要するに当時のリハーサルないしアウト・テイク集というところです。
ビーフハートは、Ry Cooder にこだわっていたようですが、このOriginal (どのヴァージョンがオリジナルなのだ?!)Magic Band の演奏で充分だったと思いますけど。

ベースをスライド・バーを使って演奏しているらしいと思われる曲が多いです。ファンキーなビートとかグルーヴはでるはずがないです。ただ、チューバかスーザ・ホンのようなホーンがベース・パートをやっているようには聞こえます。
不思議な感覚です。ロックのグルーヴではないですが、逆にウォッシュ・タブ・ベースとかを思い出させます。ブルースでベースが登場するのは、シカゴのアーバン・ブルースにおけるWilly Dixon あたりが最初ということになるのかちょっと調べてみたい気もします。

Joe Boyd がプロデュースした1965年のWhat's Shakin' に入っていてもおかしくないような、Howlin' Wolf 直系のブルース・ロック・バンド風だと感じます。

Alex St. Claire, Jeff Cotton の二人のスライド・ギタリストとベースのJerry Handley というメンバーの正体がわからない。忽然とカリフォルニアの砂漠に消えたように見えるわけです。

60年代のFZもそうですが、譜面の読めない、当然、書けないドン・ヴァン・ブリート氏にとっては、John French が譜面を起こしてくれなかったら印税も入らなかったロウにと思うわけです。
ジョン・フレンチたちもヴァン・ブリート氏が鼻歌みたいにハミングするのをパート譜にしたんだから、実際に作ったのは誰だって話ですね。別に、悪くいうつもりはないですが、Trout Mask Replica が出た後でも、Bill Harkleroad の家でメンバーはビルのおふくろさんが作ってくれる飯で食いつないでいたって話です。

おれたちゃ金のためにやっているって行っても、金を持っていくのはロイヤリティの入る人だけというわけですね。資本の論理が生きている。
ただ、ドン・ヴァン・ブリートと会わなければ、カリフォルニアの田舎町のバー・バンドのメンバーとして名前も知られること無く終わっていた人たちばかりかもしれませんが。

1950年代にエルヴィスという例外が一時的に登場しましたが、メイソン・ディクスン・ラインの南側の青少年にとっては、1950年代半ばから1960年代のほとんどの期間において、隠れてラジオを聞く以外、アフリカン・アメリカンを聞くことはできなかったようですね。
カリフォルニア在住だったFZ、ドン・ヴァン・ブリート、ライ・クーダーとかLowell George とかいった人たちはレコードを聞いていたようですが。
そもそも、レイス・レコードとして区別されていたわけですし、Alabama あたりのいわゆるベーマ・サウンドは、南部の良い子達にとっては聞いてはいけないものだったようです。アトランティックなどのニュー・ヨーク・ベースのレコード会社でさえ、ベーマ・サウンドはノー・ノーだったそうですし。

1960年代半ばのブリティッシュ・インヴェイジョンはその意味で1940年代半ばに生まれた南部の青少年に非常に大きな影響を与えたわけです。
Allman 兄弟を初めとする連中もほとんどは、Yardbirds とかRolling Stones を聞いてブルースの存在を知ったというといいすぎですが、少なくともみんなブリティッシュ・インヴェイジョン・コピー・バンドとしてスタートしているのですね。

ただ、ここで複雑なのが、ストーンズたちがマスル・ショールズへレコーディングにやってきてみるとセッション・メンがみんな白人だったので驚いたという話になるわけで。

恥ずかしながら、私もJimmy Johnson が二人いるとはずっと気づかずにいました。Syl Johnson の兄貴のブルース・マンとマスル・ショールズ・リズム・セクションのギタリストが別人だと知らなかったのです。
ブルース・マンの方のジミー・ジョンソンのソロを何枚か聞いてみて変だなと思ったという馬鹿者です。

突然またビーフハートに話は戻るのですが、1966年頃の彼のバンドにJerry McGee というギタリストがいたのだそうです。当時のロスの音楽新聞の記事に記述があるのだそうです。
この話を紹介しているライターは、別のジェリー・マギーだろうなんてわけのわからんことを書いていますが。
そのライターは、Ventures のジェリー・マギーとセッション・マンのジェリー・マギーは別人だと思っているようなのです。The Monkees, Delaney & Bonnie, Rita Coolidge なんかと一緒にやったジェリー・マギーがビーフハートと一緒にいたほうだろうと訳のわからんことを書いているので、元ネタ自体の信頼性が薄いかなと。

ジェリー・マギーが二人いるという話は聞いたことがありません。ただし、ビーフハートのバンドにいたかどうかは元ネタを見ていないのでなんとも言えません。

ジェリー・マギーさんもCajun なのですね。James Burton もルイジアナ出身ですか。
by nk24mdwst | 2008-10-30 16:18 | 音楽


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