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hits parade

二番底の懸念についてゴールドマン・サックスのエド・マっケルヴィを引用するクルーグマン。
De Facto Double Dips

From Ed McKelvey at Goldman Sachs, which has been very good at calling recent economic trends (no link):
http://krugman.blogs.nytimes.com/2010/07/17/de-facto-double-dips/
ゴールドマン・サックスによれば、政府の景気刺激策の効果が消えたので、今年の後半の実質GDPの伸びを1.5%にするという話です。在庫調整と失業率から考えるとこれは、二番底だとクルーグマン。
実質GDPを尺度にしているからですね。つまり、示されていませんが、GDPデフレータがマイナスであるから、名目GDP成長率については、マイナスだという判断ですね。
きついです。

何もしないこの国、相も変らぬ外需頼みだけど、アメリカは駄目、EUも緊縮、中国はインフレ懸念で引締めをどうしようかという状況で、政治的には何もできないという状況ですが。

OECDによる、各国政府に対する緊縮財政へのシフトの要求を気が変だと以前から述べているクルーグマン。
July 17, 2010, 11:14 am
Conventional Madness, Revisited

In late May I had a, um, negative reaction to the latest OECD Economic Outlook.
http://krugman.blogs.nytimes.com/2010/07/17/conventional-madness-revisited/
長期金利の上昇懸念だけで物をいうな、馬鹿って。
エーッと、日本に対する緊縮財政への転換、具体的には例の消費税率引上げについてのIMF勧告なんてのも、日本の政府の思惑もあるでしょうが、大きくは、このOECDの見通しの延長線上にあるのだと思われます。
私が変わりに行っても仕方ないですが、馬鹿。

クルーグマンは、アメリカにおける財政赤字削減論、緊縮財政への転換論に対して反論を試みているのですが。
July 17, 2010, 12:00 pm
I Would Do Anything For Stimulus, But I Won’t Do That (Wonkish)

It’s really not relevant to current policy debates, but there’s an issue that’s been nagging at me, so I thought I’d write it up.
http://krugman.blogs.nytimes.com/2010/07/17/i-would-do-anything-for-stimulus-but-i-wont-do-that-wonkish/

これには、難しい数式とグラフがついているのですけど。
財政赤字自体が危機を呼ぶ可能性を否定しないけど、今、方向転換すべきでないというのがクルーグマンの立場。日本に押し付けられるからかい?!
こっちじゃ受け取れないよって。
だけど、日本が緊縮をやるのも間違い。
事業仕分けで無駄を省くっていうのは、緊縮そのものですぜ、旦那。その上で、無駄を省いた上で、増税をお願いするって、どうよ。
まず、民間部門が安定した成長軌道に乗った上で、見直しを掛けるって話でしょうが。
日本もアメリカも。

突然、ここで音楽の話題に方向転換をします。
ジミー・ウェブが近年、Webb Brothers 名義で出している一連のアルバムは、どれも悪く出来で、気に入っています。
Tunesmith: Inside the Art of Songwritingという彼の自伝を買っちまいました。英語で書いてあるのは予想していましたが、五線譜と和声が出てきたの、困りました。
手元にギターかキーボードを置いて、音を出しながら読まないと。
コード・プログレッション、代替コード、ディミニッシュにオーグメントなんていうものは、14歳くらいのときに本で読んで、レコードを聞き、ギターを弾いてなんとなく解った樹になったこともありました。でも、今じゃ、ちょっと。
だって、中学の数学の因数分解も忘れているのと同じで、税理士業には関係の無いことであります。オープン・チューニングでブルーズを適当にがなり立てるように歌う分には、どうせ才能無いけれど、難しい和声理論は不要でありますし。
放り投げようと思ったけど、大学の先生がアメリカ南部音楽を研究論文として書いたものよりはるかに面白いのは、これもまあ、当然かなと。

エーッと、オクラホマ生まれのジミー・ウェブの新作についてタイムズの記事です。
Music
Finally in Front of His Own Hit Parade
By STEPHEN HOLDEN
Published: July 13, 2010

IS it possible for a musician to emerge unscathed from the kind of early success enjoyed by the singer-songwriter Jimmy Webb?
http://www.nytimes.com/2010/07/18/arts/music/18webb.html
豪華ゲストがそろっているようです。リンダ・ロンシュタット、ウィリー・ネルソンとか。
別に、豪華ゲストが登場しなくてもいいのだと、ウェブ一家の演奏を聞いている私なぞは思う次第ですが、一般の人にとっては、ジミー・ウェブは過去の人なんでしょうね。
しかし、オクラホマ出身のミュージシャンというのも多いですね。リオン・ラッセル、ジェシ・エド・デイヴィス、デヴィッド・ゲイツ他いっぱい。
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by nk24mdwst | 2010-07-18 17:33 | 音楽

there she goes

よいフット・ボールって何か。サッカーのことですけど。
July 16, 2010, 12:01 am
Good Fútbol Won the World Cup
By YAEL AVERBUCH

What is good fútbol?
http://goal.blogs.nytimes.com/2010/07/16/good-futbol-won-the-world-cup/
それほど、変わった見解を述べているわけじゃないですね。
美しいフットボールがいい。別にいつも勝てなくても構わないじゃないか。少なくとも、それで飯を食っている人じゃなきゃ、そうです。
ピース、ラブ、フットボールって言う結語には笑っちまいます。

ゆで蛙理論、クルーグマン。
July 16, 2010, 9:34 am
Frogs, Boiling Water, And Central Banks

Like others, I’ve been warning that policy makers in the United States are defining normalcy down — accepting high unemployment and below-target inflation as just the way things are.
http://krugman.blogs.nytimes.com/2010/07/16/frogs-boiling-water-and-central-banks/
デフレと中央銀行の役割について、いつもの議論です。
標的は当然、FRBであるわけですけど、比較対象は、BOJ、つまり、日銀。
15年以上もデフレが続いているのに何にもしない馬鹿って。引用されているのは、
Bloomberg
Bank of Japan May Face More Pressure After DPJ’s Election Loss
July 11, 2010, 11:30 PM EDT

By Keiko Ujikane

July 12 (Bloomberg) -- Pressure on the Bank of Japan to fight deflation is likely to increase following the coalition government’s defeat in mid-term elections, economists said.
http://www.businessweek.com/news/2010-07-11/bank-of-japan-may-face-more-pressure-after-dpj-s-election-loss.html
政権交代とその後の政変、政変後の選挙、此方の状況はよくなる兆しなしです。
経済がよくないことは、経済官庁にとってよいことだというのがこの20年来の日本の経済官庁の得た教訓なのでしょうね。日本の経済官庁って、つまり、財務省のことですけど。

メモ。
July 16, 2010, 3:22 pm
For Elizabeth Warren

I don’t have any idea what’s really going on with regard to the new head of the Consumer Financial Protection Board.
http://krugman.blogs.nytimes.com/2010/07/16/for-elizabeth-warren/
これも。
July 16, 2010, 8:48 pm
After The Fall

John Quiggin writes:
http://krugman.blogs.nytimes.com/2010/07/16/after-the-fall/
C'mon in my kitchen
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by nk24mdwst | 2010-07-17 17:32 | 租税法(アメリカ)

just another saturday in rain

雪は、雨に変わりました。

国道も車の数が少なくて、駐車場がいっぱいなのはパチンコ屋さんぐらいでしょうか。

正月休みに、体重を増やさないことが今年の目標。

カリフォルニア州は、他のアメリカの州と同様、財政赤字を抱えて苦労しています。財政赤字を減らす方法としては、増税もしくは歳出削減(公共サービスを縮小する)をおこなうか、その両方を組み合わせるしかないわけです。
When political dysfunction threatens the economy

By David Ignatius
Sunday, January 3, 2010

The U.S. economy survived the traumas of 2009, thanks to good policy and good luck. What worries me, looking ahead, is what might be called the "Californiazation" of America -- the growing tendency of our political system to make promises in social spending programs that it isn't prepared to pay for with tax increases.
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2010/01/01/AR2010010101369.html
カリフォルニア州の特徴は、他の週に比べて著しく増税に対する反対が強いということですね。
結果として、連邦政府に助けを求めるという話になるわけですが、そんなことを連邦が飲めるはずは無いわけです。
シュワルツェネッガーは、begger と呼ばれています。Stones のアルバム・タイトルじゃあるまいし。

この記事のポイントは、全米における政治状況の変化について語っている部分ですね。つまり、選挙を控えているので、現政権の医療保険制度改革案における増税ないし負担増に耐えるという考え方が醸成されていないこと、さらに、医療保険制度改革をした後のコスト・コントロールをどうするかという点に問題があると。
ポストらしく、フリーライダー論に沿った論調ではあると思いますが、真実を突いているのも事実です。

医療保険制度改革の中身とその財源論、それから、地方財政の問題としてのアメリカの州税等の地方税の問題について、このブログでどうするかはともかく、考えてみる必要があるのですね。
余り、地方税関連のニュースをメモで貼り付けないようにしてきたのです。一読して自分がよく理解できないものをどうするかという話なのですが、貼っておかないと、後から、ヒントとして利用しようとしたときに、ネタ元を探すのに苦労するのも事実で。

ポストとタイムズを見てると、州としてのワシントンD.C. とニューヨーク、それから市としてのワシントン、ニューヨーク及びこれら近郊の市の話については、かなり詳細な記事がありますし、他の州に関してもかなり情報があるのですね。
余りに手を広げるのもどうかと思うのですが、どうせ、おもちゃ箱をひっくり返したような中身だから。

ドルと人民元の関連について。
Chinese New Year

By PAUL KRUGMAN
Published: December 31, 2009

It’s the season when pundits traditionally make predictions about the year ahead. Mine concerns international economics: I predict that 2010 will be the year of China. And not in a good way.
http://www.nytimes.com/2010/01/01/opinion/01krugman.html
今や、アメリカに対する最大の貿易黒字国である中国の為替政策、つまり政府による意図的なドル買いによる元安政策に対して、クルーグマンが教科書的な批判をしています。
少なくとも、どちらもまだ保護主義的な政策を採っていないからいいのですけど。

このコラムでクルーグマンは中国が最大の米国債券保有国であることについて、全く触れていません。

本来あるべき水準よりも、元の為替レートが低すぎるとは思いますが、ドル売りを止めて元のレートを市場が判断する敵性水準にまで上がるようにするということは、中国の方から見れば、自国の保有する米国債券の価値を切り下げるのと同じ効果があるわけで、そうすべきインセンティヴ自体は、中国にないですね。

中国がやっていることは、要するに失業の輸出だと教科書にあるとおりのことをクルーグマンは言うのですが。

ただ、現状の為替水準自体は、異常なものであることは事実だと思われるので、いずれかの時点でこれが修正されるときが来るのでしょうね。プラザ合意のような国際間の合意によるのか、市場の見えざる手によるのかは解りませんが。

Grateful Dead の1967年のeponymous デヴュー・アルバムを聞きなおしてみたのですが、既に非常に高い水準のものだと思いました。スタジオ時間を自由にできるという条件をつけたことが大きなポイントであるのでしょう。
それと、オリジナル・メンバーの音楽的バック・グラウンドの広さがあったからでしょうね。

Jefferson Airplane ,Quicksilver Messenger Service あたりとは、水準が違います。

今年は、1967年から遡って音楽を聞こうと思っているのですが、ハリウッド中心に遡るか、サザン・ソウルを遡るか、迷っています。まあ、なるようになるんでしょう。
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by nk24mdwst | 2010-01-02 15:43 | 租税法(アメリカ)

where's winter?

1月の初めとは思えない青空が昨日、今日と広がっていて、気分はよいのですが、世情を考えると陰鬱になります。

昔、こんなのがありました。

「経済財政運営と構造改革に関する基本方針2006」
(平成 18 年7 月7 日、閣 議 決 定)という小泉政権の置き土産です。いわゆる『骨太方針2006』です。

昨日、『持続可能な社会保障構築とその安定財源確保に向けた「中期プログラム」』について、少し書きかけましたが、結局、世界的な経済情勢が全く違っているにもかかわらず、この昨年末閣議決定された政府の抜本的税制改革の基本方針は、上記の骨太2006をそのまま引きずっているのですね。

市場原理主義、金融立国を目指していたその方針を無定見に引き継いでいます。数日前のNew York Times が社説で北野弘久先生顔負けの累進課税の必要性を訴え、金持ち優遇税制の見直しを謳っていたにもかかわらずです。

無定見に引き継いでいるといいっぱなしでは拙いので、きちんと検討しなければいけないのですが、きょうは、ご勘弁をという気分です。

しかし、アメリカという国は、プラグマティックといってしまえばそれまでですが、税制の基本理念とかいう事とは別に、状況に応じて、豹変をいくらでもしますね。

ただ、税制に頼る新政権の方針に関しては懐疑的な意見もあるようで。
January 6, 2009, 9:26 am
Stimulus arithmetic (wonkish but important)

Bit by bit we’re getting information on the Obama stimulus plan, enough to start making back-of-the-envelope estimates of impact. The bottom line is this: we’re probably looking at a plan that will shave less than 2 percentage points off the average unemployment rate for the next two years, and possibly quite a lot less. This raises real concerns about whether the incoming administration is lowballing its plans in an attempt to get bipartisan consensus.
・・・・・・・
I see the following scenario: a weak stimulus plan, perhaps even weaker than what we’re talking about now, is crafted to win those extra GOP votes. The plan limits the rise in unemployment, but things are still pretty bad, with the rate peaking at something like 9 percent and coming down only slowly. And then Mitch McConnell says “See, government spending doesn’t work.”

Let’s hope I’ve got this wrong.
http://krugman.blogs.nytimes.com/2009/01/06/stimulus-arithmetic-wonkish-but-important/
途中、引用していませんが、減税による景気刺激策が有効性を持たないことをクルーグマンは懸念していて、更なる景気刺激策としての公共投資が必要だとしているわけです。
しかし、現実には、新政権発足後に行われるであろう政策は、現在議論されているよりもさらに過少な公共投資策しか行われず、結果的に、政府による公共投資は効果がないという結論になるのではないかと。

最後に、予想が外れればいいけれどと言っているわけですが。

前に書いたかもしれませんが、アメリカの州レベル以下の地方政府は基本的に均衡財政を行うことを州憲法等によって義務付けられているわけです。アメリカの連邦政府と地方政府の財政規模を計数的に比較して考えなければならないと思うのですが、連邦政府が財政拡大政策を採ったとしても州や市のレベルでは、歳入歳出の均衡を迫られるわけで、このあたりについてはどうなるのでしょうね。

赤字財政だから、各州は、色々な形で州の歳入に大きな位置を占めるSales Tax 関連の増税プランが出ているのではないかと思っています。

思い出したときに書いておかないと。

数日前にDelaney & Bonnie がビッグ・ネームになる前にやっていたときのメンバーに既にCarl Radle、Bobby Whitlock がいたと書いたのですが、そのとき、ドラマーは氏名をあえて伏せられているのだろうと思いました。書いていて、ギタリストの名前を失念していたのですが、思い出しました。
そのギタリストの歌声が聞こえてきたからですが、J. J. Cale です。
Bobby Keys, Jim Price が既にいたというんだから、Leon Russell とJim Gordon もいたのでしょうかね。

Leon Russell の根っこには、カントリーがあるのだと思います。New Grass Revival との共演なんてのもあって悪くないのですが。ただ、Asylum Choir なんかを聞いていると、要するにプロフェッショナルで色んなアイディアがあった人なのだなとおもうわけです。誰かにそっくりという曲が多いなと感じます。後年、同じアイディアをもっと上手にやって成功した人が何人も出てくるので特に。

CSN&Y ライブが悪夢だと書きましたが、Buffalo Springfield のスタジオ録音は悪くないと思います。Rhino のボックスには、やたらと、ギター一本のデモ音源があります。
しかし、バンド・スタイルになっているもののクレジットは、やはり甘いと思いますね。スタジオであれだけギターが上手な人たちがライブであんな風になるはず無いもの。

骨太2006からずいぶん遠くへ来ました。Steve Stills が思わぬところに顔出ししているのに今頃、気づいています。まあ、思わぬところといってABBAのバックにいるわけじゃなく、ローレル・キャニオン組の曲だから、まあ、構いませんが。
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by nk24mdwst | 2009-01-08 19:23 | 租税法(日本)

just another wednesday

今日で、2008年も終わりです。天気予報は見事に外れ、雪など降りそうな気配もありません。

昨年のこの日の書き込みを見てみると、昨年9月のアメリカでの税務行政視察の報告書を1月の半ばに出すために原稿をまとめていたことが書いてありました。忘れていました。

Duane Allman の自伝を読んでいた頃なのですね。Eddie Hinton にも触れています。

今年はというと、やっぱり、また宿題があって正月はそれに当てることになりそうです。

2008年の金融危機は、偶然、Paul Krugman の本に回帰し、彼のブログを読み出したときに起きました。以前、ある原稿でクルーグマンは所得課税に関して累進課税に積極的ないと書いたことがあるのですが、そうではないとはっきり主張しだしているので見直したというわけです。バブルの生成過程についていです。
December 30, 2008, 12:14 pm
Stages of the bubble

The latest Case-Shiller housing price numbers are out, and they’re as grim as you might expect. I’ve combined them with BLS data to produce price-rent ratios, normalized so that January 2000=100:
http://krugman.blogs.nytimes.com/2008/12/30/stages-of-the-bubble/
それよりも問題は、各国の財政金融当局がはまりつつある流動性のわなに関してどうするか。検討用のメモだとしていますが。
December 29, 2008, 8:27 pm
Optimal fiscal policy in a liquidity trap (ultra-wonkish)

One thing that’s been bothering me about the discussion over fiscal stimulus is the virtual absence of fully worked-out models, with all their t’s dotted and eyes crossed, or something.

But here’s what the model says: when monetary policy is up against the zero bound, the optimal fiscal policy is to expand government purchases enough to maintain full employment.

Unreadable little paper here. You have been warned.
http://krugman.blogs.nytimes.com/2008/12/29/optimal-fiscal-policy-in-a-liquidity-trap-ultra-wonkish/
新ケインズ派経済学を学んだことのない人には理解不能だろうし、学んだ人ほとんどもわからないだろうといっています。
結論とすると、マネタリー・ポリシーが効果を発揮できない状況下においても政府による需要創出により完全雇用の実現は可能であるということをいいたいようです。
そうであったらいいのですが。

今年、どんな音楽を聞いて生きたかは、過去ログを探ればよいのですが、最近は、カントリー、ブルー・グラスとそこから派生したロックを中心に聞いています。
あと、ブリティッシュ・フォーク・ロック。
参照のために両者を比較しつつ聞いているというところでしょうか。

エディー・ヒントンのミッシング・リンクはみつけたので、まずは、満足。

1970年代以後のFZとCaptain Beefheart は、どちらも普通のブルース・ロックに聞こえるようになって来ました。Safe As Milk がやっぱり一番かな。Trout Mask は矢張り苦手です。

昨日は、Poco をずっと聞いていました。Richie Furay は、いつまで経ってもBuffalo Springfield を引きずっていること、かつて横並びだった連中がみな成功したことに対する不満がそこはかとなく漂ってくるのは、気のせいでしょうか。

Crazy Eyes なんかを聞いていると特にそう思います。フュ-レイは、ロスに出てくる前からGPを知っていたわけですが。
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by nk24mdwst | 2008-12-31 13:05 | その他

in bed with flu

今日も冷たい雨が。
経済の先行きはというと
Life Without Bubbles

By PAUL KRUGMAN
Published: December 22, 2008

Whatever the new administration does, we’re in for months, perhaps even a year, of economic hell. After that, things should get better, as President Obama’s stimulus plan — O.K., I’m told that the politically correct term is now “economic recovery plan” — begins to gain traction. Late next year the economy should begin to stabilize, and I’m fairly optimistic about 2010.
来年の後半には経済活動は安定するだろうし、2010年に関しては楽観的だとクルーグマンは言っています。しかしその後はというと。

これまでのアメリカが享受し、世界がその分け前を受け取っていたようなブームは来ないだろうと。バブル待望論をいさめています。そして
A more plausible route to sustained recovery would be a drastic reduction in the U.S. trade deficit, which soared at the same time the housing bubble was inflating. By selling more to other countries and spending more of our own income on U.S.-produced goods, we could get to full employment without a boom in either consumption or investment spending.
アメリカの内需拡大が結局最善の手段であり、アメリカ人が自ら生産する以上に消費することをやめるべきだろうと。つまり、財政赤字と貿易赤字の双子の赤字の内、貿易収支を改善すべきだというのですね。
たしかに、保護主義論に見えます。

しかし、問題点を二つ指摘していて、一つは、アメリカの製造業がこの20数年の間に国際競争力を失ってしまっていることです。いかにして、国際競争力をつけ、付加価値のあるものを国外に輸出することが可能か。
さらにもう一つの問題は、このよう方向にアメリカが舵を切ることは、中国を筆頭とするアメリカへの輸出に頼っている国にとっては受け入れがたいものであろうとも述べています。

個人的には、FDRが、1937年に犯した失敗を引用している次の部分が一番気になるところです。
But once the economy has perked up a bit, there will be a lot of pressure on the new administration to pull back, to throw away the economy’s crutches. And if the administration gives in to that pressure too soon, the result could be a repeat of the mistake F.D.R. made in 1937 — the year he slashed spending,
raised taxes and helped plunge the United States into a serious recession.
http://www.nytimes.com/2008/12/22/opinion/22krugman.html?partner=permalink&exprod=permalink
何度もクルーグマンが指摘していることですが、1937年にまだアメリカ経済が完全に回復していないにもかかわらず、FDRが財政均衡論者に負け、金融引き締め際政策に転じ、さらに、租税負担の引上げを行ったことが、結果的にアメリカ経済が二度と立ち上がれないほどの恐慌を招いたのだという事実の指摘です。

この本当の恐慌の襲来から脱出するための方策は結局一つしかなかったのだと思います。第二次世界大戦と呼ばれている公共事業ですね。
第二次世界大戦は、まず欧州で始まりますが、不思議な始まり方ですよね。独ソ不可侵条約が電撃的に結ばれた後、独ソの二ヶ国によりポーランドに対する侵攻が行われ、分割されてしまいます。
イギリスはポーランドと協定を結んでいたのでドイツに対して宣戦布告するのですが、ソ連に対しては何もしません。この点は、その後の冷戦という虚構の戦争を考える上で重要な視点かと思います。

いずれにしろ、この英仏独伊による欧州大陸における戦争開始に際し、アメリカは参戦の理由が見つからず苦労していたのですね。本当に戦争による需要喚起を一番必要としていたのは何処の国かという話です。

まあ、第二次大戦を陰謀論的な史観で見直してみてももう余り意味がないのかもしれないので、このあたりにしておきます。

アフガン、イラクへの侵攻という形で戦争を行ってみたもののアメリカの景気はそれほど回復の兆しを見せず、中間選挙を前にして、どうしても景気を浮揚させる必然がブッシュ政権があったのでしょうね。
戦争とバブルの両方をやったつけは巨大で世界中の政府や大企業の貸借対照表を毀損したわけです。

クルーグマンが示唆するようにアメリカ人が身の丈にあった消費を始めるという方向転換をした場合においては、膨大な過剰設備が世界中に残るだけです。この過剰設備の調整は、BRICS諸国においては、かなり大きな痛みを伴う調整になるように思われます。

景気の底が見えないのに、そして日本経済の成長の長期的な方向性も見えないのに、つまり、景気回復したときの自然増収の仕組を作りもしないで、3年後の税率引上げを譲らない財務省筋は、どうかしています。
どうして経済をスタティックにしか見られないのか、私には理解できません。おそらく、財務省キャリアのみなさんは自分で、アパートの契約をしたり、教育ローンを申し込んだりといったレベルの通常の社会経済的な行動をとった経験がないのでしょうね。

クルーグマンはブログで、アメリカ南東部諸州の失業率の急激な上昇を指摘しています。
December 22, 2008, 9:28 am
Southern discomfort
Why is this happening? The Slump Belt does sort of look like the “auto corridor”; maybe what we’re seeing is the geographical location of cyclically sensitive manufacturing industries.
http://krugman.blogs.nytimes.com/2008/12/22/southern-discomfort/
クルーグマンがここで問題にしているのは、自動車回廊における失業率です。これらの州が、共和党の基盤であったわけですが、同様にデトロイトの自動車産業の後背地としての役割を果たしていたことの重要性を指摘しています。
アメリカの雇用統計については、Local Area Unemployment Statisticsで見られます。

日本のトヨタが70年ぶりの赤字決算を予想するというのは、New York Times のトップ記事になりました。トヨタにとって良き事は、日本にとって良き事なり、という時代も終わるだけならいいのですが、大きな後遺症を残しそうです。

雇用や医療を崩壊させたのは、非正規雇用につかざるを得なかった人や、医療現場に働く人が悪いのではありません。
そのような状況が生まれることがわかっていてそれを許す法律を作った官僚システムと財界(経済財政諮問会議とも呼ばれます。)と、その法律を圧倒的多数の議席数で通すことを可能にした国会です。
もちろんその国会議員を選んだのは、今の日本人なのですけれど。

Help Yourself なんてバンドがありますが。イギリスのバンドですが、アメリカのあれに似ているこれに似ているという不思議なバンドです。演奏も歌も達者なのですが、正体不明です。
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by nk24mdwst | 2008-12-23 13:43 | economics

bureaucracy or what?

午前中、晴れている間に、今年最後の墓参り。今日、この日に生きていられるのも全てご先祖様のおかげさま。
風が無く、暖かい日でした。午後は、急に日が翳り、雨が降ってきました。

マドフのポンジー・スキームとこの2,30年間における金融証券業界における資金投資スキームのどこが違うのか、クルーグマンにしては冷静な批判です。
The Madoff Economy

By PAUL KRUGMAN
Published: December 19, 2008
The revelation that Bernard Madoff — brilliant investor (or so almost everyone thought), philanthropist, pillar of the community — was a phony has shocked the world, and understandably so. The scale of his alleged $50 billion Ponzi scheme is hard to comprehend.
500億ドル、つまり5兆円規模のポンジー・スキームというのは確かに想像を超えています。
So, how different is what Wall Street in general did from the Madoff affair? Well, Mr. Madoff allegedly skipped a few steps, simply stealing his clients’ money rather than collecting big fees while exposing investors to risks they didn’t understand. And while Mr. Madoff was apparently a self-conscious fraud, many people on Wall Street believed their own hype. Still, the end result was the same (except for the house arrest): the money managers got rich; the investors saw their money disappear.
マドフが確信犯的詐欺師だったのは明らかだとしても、信頼性の明らかでない投資商品に投資家の金を巨額に突っ込み、手数料を稼いでいたウォール街の金融家たちとマドフは、結論としては、同じじゃないかというわけです。
100万ドルの年俸はざらで数百万ドルを稼いでいても当然だとみなされていたわけです。
We’re talking about a lot of money here. In recent years the finance sector accounted for 8 percent of America’s G.D.P., up from less than 5 percent a generation earlier. If that extra 3 percent was money for nothing — and it probably was — we’re talking about $400 billion a year in waste, fraud and abuse.

But the costs of America’s Ponzi era surely went beyond the direct waste of dollars and cents.
アメリカの金融セクターはGDPの8%を占めるまでに成長したわけです。これは、一世代前は5%以下だったわけです。つまりこの30年間の間にアメリカのGDPの内3%が、単なる計算上の資金のやり取りで生み出されたということです。
結果的には4000億ドル(400兆円)が詐欺まがいの行為で水泡に帰したというわけです。
アメリカ経済の確信といわれたもの自体がポンジー・スキームだったと難じています。
Think of the way almost everyone important missed the warning signs of an impending crisis. How was that possible? How, for example, could Alan Greenspan have declared, just a few years ago, that “the financial system as a whole has become more resilient” — thanks to derivatives, no less? The answer, I believe, is that there’s an innate tendency on the part of even the elite to idolize men who are making a lot of money, and assume that they know what they’re doing.

After all, that’s why so many people trusted Mr. Madoff.

Now, as we survey the wreckage and try to understand how things can have gone so wrong, so fast, the answer is actually quite simple: What we’re looking at now are the consequences of a world gone Madoff.
http://www.nytimes.com/2008/12/19/opinion/19krugman.html?partner=permalink&exprod=permalink
最後は、グリーンスパンとマドフのどこが違うのだと。

単純にアメリカの借金経済を難ずることができればよいのですが、彼らの過剰消費体質+戦争までやってくれたおかげでこの数年の欧州、東アジア他の好況もあったということなのですね。

労働価値説は意味無いと、今朝の日経で小宮隆太郎氏は一喝しています。私は、別にマル系信奉者ではありませんが、ことはそれほど単純でしょうかね。

夕べも、3曲終わらないうちに寝てしまいました。Asylum Choir などというものを今日は聞いています。
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by nk24mdwst | 2008-12-21 13:31 | economics

searching for rj

きょうは、本当に雲ひとつ無い良い天気です。日の光に輝く山の頂がきれいです。
今年は、山沿いは、雪が降っているようです。

Charles Bukowski の詩です。

    having the flu and with nothing else to do

I read a book about John Dos Passos and according to
the book once radical-communist
John ended up in the Hollywood Hills living off investments
and reading the
Wall Street Journal

this seems to happen all too often.

what hardly ever happens is
a man going from being a young conservative to becoming an
old wild-ass radical

however:
young conservatives always seem to become old
conservatives.
it's a kind of lifelong mental vapor-lock.

but when a young radical ends up an
old radical
the critics
and the conservatives
treat him as if he escaped from a mental
institution.

such is our politics and you can have it
all.

keep it.

sail it up your
ass.

ドス・パソスを槍玉に挙げていますね。ブコウスキーに指摘されるまでも無く、このタイプの人はわが国にも沢山いるわけですね。
戦後の日本の復興、高度成長をやった政治家や実業家に少なからず見られた傾向です。
団塊の世代では、個人を特定するというよりは、世代ごと、こうなったというべきでしょうか。

when a young radical ends up an old radical に当たるのは、今で言えば、ノーム・チョムスキーでしょうか。ドス・パソスと対比させるならハメットということになるのかな。

1968年より古い音楽がよいと思っている私なんかも、conservative ?!

二項対立的にものを考える時代は終わったと分裂思考の私にいう資格なぞあろうはずも無く。

ただ、日本でもアメリカでも、今、ゴリゴリ保守って立場の人って若いときは反対だったりします。

いつまでたっても大人にならないのがこの人かな。言葉が汚い。しかし、クルーグマンの危機感は当然だと思いますがね。E
uropean Crass Warfare

By PAUL KRUGMAN
Published: December 15, 2008

So here’s the situation: the economy is facing its worst slump in decades. The usual response to an economic downturn, cutting interest rates, isn’t working. Large-scale government aid looks like the only way to end the economic nosedive.
数十年に一度の大不況に直面しているものに、金利政策は、効果が無い(ゼロ以下には下げられませんから。)。だから、政府による大規模な財政出動が必要だと説くわけです。
No, I’m not talking about Bob Corker, the Senator from Nissan — I mean Tennessee — and his fellow Republicans, who torpedoed last week’s attempt to buy some time for the U.S. auto industry.

I am, instead, talking about Angela Merkel, the German chancellor, and her economic officials, who have become the biggest obstacles to a much-needed European rescue plan
ニッサンの代弁者のボブ・コーカー上院議員ではなく、ドイツのメルケル首相が問題だと。以下、EUの経済規模がアメリカと同様の大きさであること、共同歩調を採らないと、他の国の経済政策の効果を打ち消してしまうと述べています。
But you can’t have a coordinated European effort if Europe’s biggest economy not only refuses to go along, but heaps scorn on its neighbors’ attempts to contain the crisis.

Germany’s big Nein won’t last forever. Last week Ifo, a highly respected research institute, warned that Germany will soon be facing its worst economic crisis since the 1940s. If and when this happens, Mrs. Merkel and her ministers will surely reconsider their position.

But in Europe, as in the United States, the issue is time. Across the world, economies are sinking fast, while we wait for someone, anyone, to offer an effective policy response. How much damage will be done before that response finally comes? http://www.nytimes.com/2008/12/15/opinion/15krugman.html?partner=permalink&exprod=permalink
時間との競争だと、世界中で経済活動が縮小している中での。どれくらいの損害が出ればまともな政策的対応が出てくるのかというわけですが。

バブル生成期には、倫理的に問題のある人たちも沢山登場してきます。その後始末に出てくるのは、基本的には真面目な締り屋タイプなのでしょう。
真面目だからといって正しい政策を採るとは限らない。なにが、正しい政策なのかは、確かに議論のあるところですけれど。

そういえば、今朝の日経では、竹中平蔵氏が、日本の構造改革が進んでいないから不況がひときわ大きくなっているって恍けたことをいってましたね。

気分転換にブコウスキーをも一つ。

     Show Biz

I can't have it
and you can't have it
and we won't
get it

so don't bet on it
or even think about
it

just get out of bed
each morning

wash
shave
clothe
yourself
and go out into
it

because
outside of that
all that's left is
suicide and
madness

so you just
can't
expect too much

you can't even
expect

so what you do
is
work from a modest
minimal
base

like when you
walk outside
be glad your car
might possibly
be there

and if it is-
that the tires
aren't
flat

then you get
in
and if it
starts--you
start.

and
it's the damndest
movie
you've ever
seen
because
you're
in it--

low budget
and
4 billion
critics

and the longest
run
you ever hope
for
is

one
day.

Show Biz Kid って歌、ありましたっけ。

ここでブコウスキーは、アメリカ人の日常生活の象徴として自動車を持ち出したのでしょうか。
タイヤが磨り減っていなくて、エンジンがかかれば、そいつを転がして低予算映画を見に行けばって。
低予算で40億人の厳しい評論家こと一般大衆が見るとして、その映画は、一日で上映打ち切りだろうか。

映画製作に対する投資促進税制なんてのもあったように記憶しています。タックス・シェルターとして映画製作に投資するスキームなんてのもあったように思います。

低予算映画、Grade B Movie Star なんて言葉もありましたっけ。普通の人間の人生なんて低予算映画以下のものかもしれませんが、でも、毎日、酸素を吸って二酸化炭素を吐いて、生きていくのですね。

Easy Rider なんて映画もロジャー・コーマンのAIPが得意にしていたバイク映画の延長線上にあったのですよね。
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by nk24mdwst | 2008-12-16 14:26 | Poetry

crying pure kitchen

日が差したかと思うと、雨がぱらつくという天気です。

Shel Silverstein は、アメリカの詩人、漫画家というかユーモリストです。Dr. Hook & The Medicine Show の"The Cover of the Rolling Stone" の作者として知られているというべきでしょうか。

最近The Byrds 周辺を聴いているからというわけではないですが、鳥の詩を。

     Weird-Bird

Birds are flyin' south for winter.
Here's the Weird-Bird headin' north,
Wings a-flappin', beak a-chatterin',
Cold head bobbin' back 'n' forth.
He says, "It's not that I like ice
Or freezin' winds and snowy ground.
It's just sometimes it's kind of nice
To be the only bird in town."

はぐれものの渡り鳥ですか。アキラか寅さんか。

Gilbeau & Parsons などを昨日聞いていたのですが、Cajun 音楽は、ルイジアナが舞台なので詞に、スワンプ、アリゲーターが必ず出てきますね。

身長が1インチだったらとシルヴァースタインが詩を書いています。

     One Inch Tall


If you were only one inch tall, you'd ride a worm to school.
The teardrop of a crying ant would be your swimming pool.
A crumb of cake would be a feast
And last you seven days at least,
A flea would be a frightening beast
If you were one inch tall.

If you were only one inch tall, you'd walk beneath the door,
And it would take about a month to get down to the store.
A bit of fluff would be your bed,
You'd swing upon a spider's thread,
And wear a thimble on your head
If you were one inch tall.

You'd surf across the kitchen sink upon a stick of gum.
You couldn't hug your mama, you'd just have to hug her thumb.
You'd run from people's feet in fright,
To move a pen would take all night,
(This poem took fourteen years to write--
'Cause I'm just one inch tall).

ちゃんと落ちがあります。

Ogden Nash とは当然違います。Spike Milligan が一番打たれ強い?!
だって、大英帝国のワーキング・クラスは、オブリス・ノブリージェだのboarding school とは無縁。ストリートで鍛えられ、第二次大戦で泥沼はいずりまわされているし。
Spike Milligan は、ナンセンスな語呂合わせといってしまえばそれまですが、地口というか、ラップなんていうのもジャイブ・トークから出てるんでしょ?
ジャイブ・トークと地口は違います。すいません。


     On the Ning Nang Nong

On the Ning Nang Nong
Where the Cows go Bong!
and the monkeys all say BOO!
There's a Nong Nang Ning
Where the trees go Ping!
And the tea pots jibber jabber joo.
On the Nong Ning Nang
All the mice go Clang
And you just can't catch 'em when they do!
So its Ning Nang Nong
Cows go Bong!
Nong Nang Ning
Trees go ping
Nong Ning Nang
The mice go Clang
What a noisy place to belong
is the Ning Nang Ning Nang Nong!!

この詩を読んだ後に、Randy Newman のSail Away とか聞けばいいんでしょうか。

自国のことを敢えて話題にしていないところにどういう意図があるのでしょう。
December 14, 2008, 6:42 pm
European macro algebra (wonkish)

I’ve been on the warpath over Germany’s refusal to play a constructive role in European fiscal stimulus. But what does the math look like? Here’s a simple analysis — well, simple by economists’ standards — of the reason coordination is so important for the EU.
http://krugman.blogs.nytimes.com/2008/12/14/european-macro-algebra-wonkish/
本来であれば、政府によるビッグ3救済策について一言あってしかるべきというか、何かいってもよさそうなのに、欧州政府間における統一的経済政策の必要性を説いているクルーグマンの本意はどこにあるのでしょう。
要するに、ドイツ政府が減税等に関して英仏伊政府と共同歩調を採らないことを難じています。
数式は苦手ですが、一国だけ違う政策を採ったところで、各国間の経済活動が交流している以上、結局、どちらにとってもよい結果を招かないというあたりでしょうか。

そういえば、一連のバブルの中でのターニング・ポイントだったと思われる例のブラック・マンデーの株価暴落もドイツ金融当局のインフレ警戒姿勢に端を発していました。

ドイツ政府は、シルヴァースタインの詩に出てくる、冬に南へ渡らない鳥と同じですか。

40年前の12月の今頃、Fleetwood Mac は、アメリカにいたのですね。Boston Tea Party でライブをやり、69年1月にシカゴでOtis Span たちとレコーディングに入る段取りをしていた。
Boston Globe の音楽記者がPeter Green に「お前らのやってるのは結局、アメリカのブルース・バンドのpale copy じゃないか」と、失礼な、されど、本質をついた質問をしています。
ピーター・グリーンは、「おれたちゃ、5人のミュージシャンの集まりで真似っ子じゃねえよ」と。

pale copy という言葉が難しい。カーボン・コピーじゃない。青白いというだけではなく、劣ったというニュアンスががありますね。

この記者の質問の意図ですが、比較としているアメリカのブルース・バンドというのは、Paul Butterfield なんかのバンドを指しているのではないでしょう。1968年の終り頃には、アメリカのブルース・バンドを名乗っていた連中も方向転換を始めています。その意味でいうと、「アルバトロス」なんかを除くとフリートウッド・マックは、同時期のアメリカのブルース・バンドよりオーセンティックなブルース・バンドだったと思いますね。

ただ、シカゴのアーバン・ブルース・バンドなんて当時の普通の一般アメリカ大衆の耳に触れてはいないでしょうに。南部のブルースやR&Bを流すラジオを聞いたり、ブルースのレコードを集めて聞いていたような若者は自分でバンドやるようになった連中じゃないかと。
アメリカ南部の一般白人青少年にブルースの存在を知らしめたのは、Stones を筆頭とするイギリスのバンドですから。
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by nk24mdwst | 2008-12-15 13:06 | Poetry

sleepy time

いつもなら寝ている時間ですが、ロードに出ているので。
朝方、ひどい雨と風の中を出かけてきたのですが、出先で同じ前線にまた会うこととなったようです。日頃の行いが悪いからでしょう。

歩くと相変わらず、足指が痛いですね。

クルーグマンの来年の見通しは、暗いです。
December 4, 2008, 9:00 am
Real balance effects (wonkish)

Before the world went crazy, the US monetary base was about $800 billion. Suppose that the price level fell 20 percent. This would raise the real value of that base by $160 billion. Right there you can see the problem — the housing bust has wiped out something like $6 trillion of wealth; compare that with the effects of even a drastic fall in the aggregate price level.

But let’s pursue this. A rather high estimate of the marginal propensity to spend out of wealth is .05. So our 20% price level fall might increase spending by .05 times $160 billion or $8 billion, which is .06% of GDP. Give me a multiplier of 2, again on the high side, and we’ve got a 20% fall in the price level raising aggregate output by .12%. That looks pretty near vertical to me.

Then add in the debt deflation issue: deflation redistributes wealth from debtors to creditors. If the debtors have a higher marginal propensity to spend out of wealth than the creditors, which is what Irving Fisher thought, then this could easily swamp the tiny real balance effect.
http://krugman.blogs.nytimes.com/2008/12/04/real-balance-effects-wonkish/
http://krugman.blogs.nytimes.com/2008/12/04/real-balance-effects-wonkish/
出てくる金額の桁が大きいので、ぴんと来ないのです。billion, trillion は、10億、兆という桁です。
景気の絶頂期において流通していた通貨の額が、800×10億ドル、ということは、8000億ドルです。面倒くさいので1ドル、100円換算すると、80兆円。その20%が消えたということなら、16兆円が消えた。
それよりも問題は、その後に書いてある数字ですね。不動産バブルがはじけて6兆ドル、つまり、600兆円が消えた。
不動産科学の上昇を前提にして色々な金融派生商品が証券手法により世界中に広がったということですが、この600兆円の富が消えた、これを、その後の経済成長でどうやって穴埋めするかという話に、結局は帰結するのでしょうね。

日本のバブル崩壊後の不良債権処理は、結局、100兆円ほどかかったとされています。政府が数千億円の公的資金投入云々といっていたときに、エコノミスト誌は、100兆円の不良債権があると書いていたのを読んだ記憶があります。

さらに暗い見通しが続くのでいやになります。
December 4, 2008, 9:07 am
Worries about next year
I’ve been ruminating over economic prospects for next year, and I’m getting scared.
Two points:
1. The economy is falling fast. We’ll see what tomorrow’s employment report says, but we could well be losing jobs at a rate of 450,000 or 500,000 a month.
2. Infrastructure spending will take time to get going — a new Goldman Sachs report suggests that projects that are “shovel-ready” are probably only a few tens of billions worth, and that a larger effort would take much of a year to get going. Meanwhile, it’s very questionable how much effect tax rebates will have on consumer demand. So it may be hard for stimulus to get much traction until late 2009 — and that’s even if Congress goes along, which may be a problem given all the bad analysis and disinformation out there.
So here’s what I’m wondering: will it, in fact, even be possible to pull the economy out of its nosedive before unemployment goes into double digits? I’m starting to wonder.
http://krugman.blogs.nytimes.com/2008/12/04/worries-about-next-year/
ということで、ここまでは、雇用統計が出る前の話です。

そして現実にアメリカの雇用統計が出てきてみたら、とんでもない数字だった。
Jobless Rate Soars to 6.7% in November

By LOUIS UCHITELLE
Published: December 5, 2008
With the economy deteriorating rapidly, the nation’s employers shed 533,000 jobs in November, the 11th consecutive monthly decline, the government reported Friday morning, and the unemployment rate rose to 6.7 percent.
http://www.nytimes.com/2008/12/06/business/economy/06jobs.html?partner=permalink&exprod=permalink
11月の失業率が、6.7%、533,000人の新たな失業者が生まれたというわけです。
来年には二桁の失業率になる可能性が高そうです。

月曜の東京市場か・・・

全然、関係のない話です。Flying Burritos の本でクリス・ヒルマンがテリー・メルチャーに聞いた話だがと。
メルチャー曰く、「自分の生涯で知り合った最悪の人間なんだけど」と。
ヒルマンは、「チャールズ・マンソンかい?」と尋ねます。
メルチャーの答えが振るっていて、「いや、違う。それは、デヴィッド・クロスビーだよ」って。
何となく判る気がしますが、本当は何もわかりません。

しかし、かのテート・ラビアンカ事件の主犯のチャールズ・マンソンは、レコーディング・アーティストを目指していて、メルチャーやビーチ・ボーイズ周辺をうろついていたのは事実です。クロスビーもおそらく顔見知りだったでしょう。顔が広いのが売りですから。

しかし、マンソンよりクロスビーの方がデモーニッシュだといわれると納得してしまいそうです。収監された経験がある(片方は今も収監中ですが。)というのが共通点?!
1960年代末のロスの雰囲気ってろくなものじゃなかったのでしょう。

FZもラス・メイヤーもみんなそこから出てきた。

ヴァレーズをロック・バンドでやろうとするラス・メイヤーがFZ?!

寝るか仕事するかどちらかにしないと。
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by nk24mdwst | 2008-12-05 22:58 | economics