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ever or never

 人は、永遠には生きられない。永遠に続く今日を生き続けるだけなのだけど、それには、当然限りがあって、それがいつか、普通はわからないからなんとなく日々をすごしていられる。

 一応、私は、半世紀以上、生きてきたわけで、これから先の方が短いことだけは確かです。何をすべきか。それを考えるだけで何もせずにすごすなんていうのありかもしれません。限られた人生なのだから、有益に使おう、などと殊勝なことを考えたりもする。

 まあ、最低限、母親とかみさんの母親が存命なので、それより先に、この世からおさらばというわけには行かないと覚悟だけはしているものの、結果がどうかは神のみぞ知る。
 今日もザッパを聞いているけれど、ザッパなんか50代半で、亡くなったし。ラヴィ・シャンカルは、まだ、生きてたとは知りませんでした。

 生きている間は元気でいたいと思うけど、これだって解らない。とはいうものの、元気いられる間に何をすべきか。もちろん、こんな駄ブログ、書いているのが一番の無駄。

 食って寝て、ボーっとして、それでいいか。もちろん、それは最高ですね。

 ボーっとしてられるか。残念ながら、それは無理です。理由は簡単で、関与先のために働かなければならない。嘘です。自分の食い扶持(借金の返済)のために働かなければならない。これは、仕事があるだけましなのだけど、消費税率の引上げと同時に生活全般の危機に陥ることは目に見えてる。まあ、日本全体が沈没すると思っていますけどね。みんなで沈没するから恐くない?馬鹿いっちゃいけない。どこかの馬鹿のおかげで沈没の巻き添え食うのなんて真っ平御免です。だけど、所詮、私の稼業は、中小礼さ事業者のコバンザメなので、サメが死ねばおしまいです。

 仕事って一応アウトプットなのかな。真面目に仕事しようとするとインプットが必要なのですけどね。

 アウトプットとインプットのどちらに時間を割くべきかって考えてしまいます。経済成長が必要か論に通じる。ははは、得意のジャンプしたのでついてこられませんね。

 人生の残された時間で読むべき本、聞きたい音楽、これがたくさんなある。このブログに少しそうやってインプットしたものをアウトプットしたい。原稿の締切りとかあって、とにかくそれが嫌で、これ、書いてるのです。原稿のテーマはとても難しい。簡単すぎて難しい。個人の価値判断や経験則、私の個人的な考えを求められていないので難しい。というか、やる気がわかない。2万字、あるわけじゃない殻、取り掛かったらすぐにできるという頭が半分。逆に、残りの半分は、誰が書いても同じ答えだから個性を出すのがとてつもなく難しい。個性って書くとかっこいいけれど、誰かの盗作、丸写しにしないようにするのは難しい。かれこれ4ヶ月抱えていて、出来野は、単なる天邪鬼。途中で、循環の新聞原稿を5回連載する羽目になって、毎週の締切りにあわせて原稿書いたりしたのだけど、あれは、テーマ自体は自分が選び、好きなように書いたから。
 一本だけの約束だったのが、書くはずだった某有名弁護士が、飛ばしちゃったので、週末までに一本とかいわれて書いたのが運のつき。勝手に、続くなんて終わりに入れられたので続けざるを得なくなった。そのテーマとは違うやつを一本書いて、ごまかそうとしたら、一回お休みにして、次でおしまいなんて風に持っていかれたので、最後の総論的まとめを一本入れた。
 
 本当は、ネタ集めはしてて、日本の消費税法の抱える問題点を比較税法の視点も入れて少し長いものを書こうと思ったのだけど、そんな余計な原稿が入ったので、消費税法再訪は、このブログにあるやつを全面利ヴァイズしたところでおしまい。アーロンとかペックマンの議論をいれ、さらに、イギリスのVATの話までぶち込むところまで行かなかった。

 何をしたいかって話ですよね。このブログを始めた頃の気分に戻って、日本の税法を実務をやっているものの目から見直したい。そこに比較税法の視点を入れてやりたいというのが私の望みなんですね。学者は実務も知らないし、それほど新しい海外税制を勉強している人もいない。まして海外の税制の実際なんか知るわけないわけで、どれも浅いけどかなり客観的に広い視点からものを見ているのだと勝手に自分では思っているわけです。というか、私みたいなへんてこなやつは、日本にいない。色んな学会にも出たし、雑誌なんかに書いている人たちとも一通りの面識ができて感じたのがそういうことです。

 財政学者は簿記も法律も知らないし、税法学者は実務を知らない。裁判官は税法知らずに判決書くし、税法知らなくても、税金かちあげる税務職員が一番。

 何を書いてるんだろか。

 インプットとアウトプットの話でした。意味ないアウトプットをしなければいけない、つまり原稿の締切りとか毎月の決算(意味がないことはなくて、納税義務の確定、多くの人の関わる出版だから私の個人的感情よりはるかに、重大だけど)に追われているので、インプットができない。いいわけです。インプットできないのはアウトプットに追われているから。だったらアウトプット早くやれ。あるいは、アウトプットしなくてすむようにしろですね。

 ザッパのThing Fish 聞いてます。まあ、下らない話だけど、なんだか今の社会を四半世紀前に予言していたようなというか、その頃から既に十分に予見できたのだけど・・・政府の管理社会に対するザッパ的批評・・・これ、拒否反応のある人覆いと思う・・・なまじソフト・ポーンだったりするし・・・音楽自体は悪くない・・・とはいうものの、ベストでもなく・・・いや、これくらいは簡単にできたろって・・・

 しかし、日本の今の歌、何を歌っているのか言葉が聞き取れない。ザッパのアルバムの歌、しゃべり、言葉はわかる。意味が全部解るとはいわないけれど、ストーリーくらいは理解できる。どこか変です。あ、Thing Fish 派ナレーション自体が、意味不明の黒人なまりの英語なので半分くらい解らなかったりするんだけど。ところが、何度も繰り返して聞いていると自然にわかるのですね。チョムスキー的な言い方ですが、人間の言葉だから、生来的に理解する能力があるってやつ。自然生成文法論って左翼思想なんだって思いますけど。
 進化論における断続平衡説と同じ。

 途中に特に説明もなく、進化論の話まで来てしまってて、どうしてこうなったのやら。

 ちょっとお休み。
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by nk24mdwst | 2012-12-13 14:50 | 記憶

try to remember

 タイヤを冬タイヤに替えたら、ちゃんと雪が降りました。いや、その前から降ってたのでひやひやしながら走っていたのですけどね。

 何を書こうか、頭の中に何もなし。仕事場では、朝からザッパが流れてて、今聞こえているのは、レイ・コリンズの歌声。レイ・コリンズ時代のマザーズ、やっぱり好きですね。特に最初の方、セッション・ミュージシャンを参加させている頃。

 音楽感想文、書こうと思うとかえって、気楽に書けなくて。まあ、とにかく風は吹いてるさって。

 秋からずっと宿題を抱えていて、今週の初めには上げている約束なのだけど、うーん。いや、やろうという気持ちは、あるのです。まあデモ・・・言い訳してもしょうがないので止めますね。

 最近は、睡眠導入音楽無しに、9時過ぎに寝床に入ると直ぐに寝てしまう。朝、起きるのも遅くなってて6時半まで寝てる。ぼんやりしながらFBに、朝、起きた、眠いって書いておしまい。

 We're Only in It for the Money は、やっぱり、傑作ですね。これが一番。Freak Out!との違い、Uncle Meat は、また違う、どこが、なぜ、なんて話、準備しないと書けないので。
 ザッパのインストもの、私、好きですが、それもオーケストラの入ってるやつが好みであります。

 初期のマザーズのギター・サウンドとパーカッション・サウンドってハリウッドでしか、それも当時のハリウッドだから作れた音です。ビーフハートのSafe As Milk も同じ音がするので好きです。ビーチ・ボーイズ、バーズ、ヴェンチャーズの音。ただし、金のかけ方はこっちが当然Bグレードなので。

 ジョニー・サンドリンの自伝読んでるのですが、ダンヒルと契約したデュアン・オールマン率いるアワーグラスも当然、同じ音がします。ギターでデュアンが加わっているのは確かですが、他のメンバーはどれくらいレコーディングに参加してたかっていうと。
 同時期のエアプレーンよりも演奏能力は高かったし、歌えた。スタジオ録音の経験もアラバマで積んでいるのだけど、ハリウッドではお客さんですものね。サンドリンは、ハル・ブレインを見て勉強になったって言ってます。ジョニー・サンドリンはドラム、キーボード、ベースにギターなんでもやってますが、自分ではちゃんとどれも一級品じゃないって自覚してる。

 聞けば解りますが、バッファロー・スプリングフィールドもバーズもマザーズも同じギターの音がします。とても上手くて私はどれも好きです。速弾きがいいのではなくて、音を重ねるところがいいのですね。

 ザッパのテーマとアレンジについて詳細に分析したものってありそうでないのですよね。同時代批評性の強い歌は、ソフト・ポーン言ってもいいのだけど、同時代性ゆえに古びるのです。80年前後のシンセを使った演奏も今、聞くと古臭い。デニー・ウォーリーのギターだけが凄い。

 ロウェル・ジョージがドン・プレストンの和声をザッパが真似たって言ってますが、ドン・プレストンの最近のソロ・アルバムを聞くと納得できます。もちろん、知らない人が聞けばザッパ・スタイルでやってるって感じるんでしょうが、実際は、逆なんでしょう。

 ここで起こるはずがないって言ってるから帰りましょう。
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by nk24mdwst | 2012-12-12 18:26 | 音楽

groovy

雪は、一段落。
何もしないうちに、1月が終わって、おなじみ、タックス・シーズン・ハズ・カム。
去年はアメリカの税制改正を追いかけていたんだけど、今年は、馬鹿らしくてやる気が無い。
逆に日本のほうをちゃんとやらないといけないのだけど、これは、とても大変、大変であります。それと、色んなしがらみ、力関係なんかが見えてて、気軽に書けない。書くときは、きちんと名乗って意思表示しないとまずい雰囲気だし。
師匠筋からは、事態があまりに流動的だから発言を控えるべきだなんて言われるし。

というわけで、ザッパ・ビーフハート本をこき下ろすのもやめます。
FDさんへのレスで書いたとおりそれなりに楽しめました。価値観は皆違うし、間違い探しやってもしょうがない。
半分ほどのページが、ザッパ、ビーフハート・バンドのOBその他関係者のディスコグラフィになっているのを本来は評価すべきなんでしょう。持ってる持ってるって思いました。おいおい、それが入ってこれが無いじゃないか、おかしいなんていっても仕方ないし。

GTOsのアルバムなんかの評が書いてあるんだけど、絶対に孫引きだと思う。聞いてたら、絶対にゴミって書くはずだもの。聞いててゴミって書かない神経だったら、そんな人の批評も書くものも一切信用できない。
このアルバムは未入手ですがJeff Beckのセッション・アンソロジーの中に三曲ほど入っているのを聴いて、史上最悪の部類だと思いましたからね。
ザッパ目当てじゃなくてLowell George目当てで探していたことがありましたがいまだ果たせず。特に悔いはなし。

FDさんがご自分のブログでやんわり書かれていましたが、この本の筆者は、ザッパとビーフハートの最初のアルバムをきちんと評価できていないように思います。それは、それで構わないわけですけどね。好きじゃない、ピンとこないってことなんでしょう。
ただ、言わせていただければ、Freak Out! に関して言わせていただければ、好きじゃない、解らないというのはそれで構わないけど、明らかな事実誤認をしていると思うな。ハリウッドのセッション・プレイヤーを沢山使っているということの意味をちゃんと理解しないと。

いやいや、そんなことはどうでもよいのでありまして、夕べ、雪かきで疲れて布団に入ったら直ぐ寝るかと思ったのですが、思わず音楽、聞いてしまいました。
Glenn Campbell のThe Capitol Years 65/77という二枚組みで売れる前からの彼の歌声が聞ける。余りに二枚目のストレートすぎて売れなかったのかなって思いますが、2分半がきちんと構成されている曲ばかりで、聞き入ってしまいました。皆ギター、うまいなって思ったし。

フェイスブックで昨日、Scott Wardさんとモータウンの話をしました。彼はベーシストなんですが、ちゃんとわかってますね。ディープ・サウスのマスル・ショールズから、ABBとかレーナード・スキナードが生まれたって言うのは、彼らの誇りだけど、先日亡くなった、Charlie Louvinなんて人も誇りなのですね。
バイブル・ベルトだから当然、熱心なキリスト教信者も多いし、サラ・ペイリン支持なんて人も少なくない、それでも、ザッパが一番だという人もいるし。自分の国だってわからないんだから他所の国が解るはずがない。

クルーグマンみたいな知ったかぶりは、わが身を見るようで恥ずかしいな。
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by nk24mdwst | 2011-02-01 18:17 | 音楽

lop a flop

23年度税制改正法案が出されましたが、税制改正大綱のほうは、何か間違いがあったとかで書き直されているとか。要綱だけで50頁もありますし、とんでもない大改正ですからね。
税制改正について実体法、手続法についてこれまで税制改正大綱にもとづいて議論してきたわけですが、これからは、この法案、要綱で議論しないといけません。

ツイッター上では、ザッパ・ビーフハートのディスク・ガイド本ネタで盛り上がっているようです。私は手にしてないのでなんともいえないのですが。FDさんは、ご自分のブログでビーフハート関連で間違いをいくつか見つけたと書いておられますが、ザッパに関しては、事実誤認、その他誤りの指摘が、雨あられのようです。
勇気のある人もいるものだと思います。

一つだけいえるのは、ザッパとビーフハートを同じ本にぶち込むということ自体が根本的に間違いだということですね。もし、一緒に論じるのだとしたら、たまたま、同時期にカリフォルニアの砂漠の同じ高校に通い、音楽的な交流もあった2人のバックグラウンドにおける共通点と違いを指摘した上で、その音楽活動の中で何度か交差しながら、最終的に全く違う方向で自らのスタイルを確立したということをきちんと論証しなければならないのだと思いますね。ディスク・ガイドのレベルで採りあげるのは不遜です。
あまり、書くと墓穴を掘るのでこれくらい。

ディスク・ガイドとしては、現実には既にウェブ上にあまたのスーパー・ファンが作っていて、日々アップ・デートされているのですが、その日本語版というべきものが存在しないので、そういうものはあったほうがいいかなとは思います。
ガイドとして私が望むのは、オリジナル・アルバムの発表がいつか、録音データ、収録曲データの正確なものですね。いつ、どこで、どの曲をどのようなメンバーで録音したか。それは、どれにどのように収録されているか。ブートまで含める必要性は、もう、あまり感じないのですが、ブートを含めるなら音質の評価があればよし。
アルバムや曲のできその他の評価は十人十色だからあってもなくてもいい。無い方が気分を害されずに済む。

日本語で分厚いザッパ論を2冊出されている方がいらっしゃいます。文体や批評姿勢が気に入るかどうかというのは個人的な好みなので書きません。この書き方は積極的ではないと解ってしまいますけど。
アレだけのものを書くのなら、もう少し海外の文献、ウェブを調べるべきだと思います。ザッパの自伝が一番といえば一番なのだけど、毀誉褒貶はあるにしろ、Barry Miles, Ben Watson, Neil Slavenの本は最低限、目を通しておかないとまずいでしょう。
Scott Parkerさんの本までアマゾンで入手できる時代だし。

評論を書くのだとしたら方針を決める必要があります。ザッパ、ビーフハートに限った話ではないですが、最初が良くてあとはずっと下降線だという論理、だんだん良くなりピークの時期があってだんだん行き詰るという論理、最初からどんどん成長、進歩を続けて最後のものが一番いい、という三つのどれかの論理を選んでそれにそってでっち上げる。無責任ですいません。

細かく言えば、出来不出来はアルバムによって異なるし、アルバムの中でもいい曲、悪い曲があるのは当然。この良い悪いって所詮、個人の価値判断が入るので他人に押し付けても無駄でしょ。税務訴訟においても価値判断が入るのだってことを忘れている人は、駄目ですよ。

私は、面倒くさいのでザッパとビーフハートはだんだん良くなる法華の太鼓で、最後に行けば行くほど、その作品は素晴らしくなるのだという論理で捉えることに決めました。他人に押し付けません。理屈をつけろといえばつけられます。
ピークがある論でもいいのですが、このピークがどれなのかというのが、聞くたびに異なってくるので、止めました。

ザッパとビーフハートを同列に論じるつもりはないのですが、それぞれのファースト・アルバムをどう評価するというのが案外、一番難しい。ファースト・アルバムが彼らのその後のアルバムにどのように反映されているかは、まだわかりやすいのです。どうやってあの時代にあんなファースト・アルバムを彼らは出したのかというのは、戦後のアメリカのブルーズ、ロックンロール、リズム・アンド・ブルーズ、ジャズ、さらに西洋古典音楽、ハリウッドとカリフォルニアの砂漠、等々考えるべき要素が多すぎて難しい。だから、ただ聞いて楽しむのがいちばんです。
オット、ファーストが苦手っていう人も少なからずいるんでしょうね。

12歳のときに聞いたFreak Out!、13歳のときに聞いたSaf As Milk、それぞれの印象は、今とは全く違います。これらのアルバムを出したとき、ザッパもビーフハートも26歳前後で、もう、十分音楽業界にいて、大人でした。同時代のガレージ・バンド上がりとは全く違います。マジック・バンドは永遠のガレージ・バンドだったということもできますけど。

1960年代後半、日本の片田舎で、50年代のアメリカのロックンロールやリズム・アンド・ブルーズ、ドゥーアップ、ハリウッドの映画音楽に対する知識(聞かなければ知識にはなりません)があるはずもないので、結局、当時は何もわかっていなかった。今もわからないけれど、少しは、アメリカの60年代というのが何だったのかなということは、客観的眺める資料はそろっている。

ザッパは膨大な作品群があるので、どれから始めようかということで困るのですよね。
だから入門書は、ディスコグラフィにフローチャートをセットするというアイディアはいかがでしょうか。イエス、ノーで矢印をたどるやつ。
ザッパを聞いたことがある、無いから始めるのですね。
あとは、演歌がすき、嫌い、とか、阪神ファンかどうかとか、お盆に墓参りに行くかどうかなんて感じで。投票には必ず行くかどうか、なんてのも良いかもしれない。

活字になってから、しまったって気づくことは、幾度も経験しています。誤植、校正漏れ、なんかならまだ良いです。全然、見当違いのことを書いていたとか。
他人の振り見て、我が振り直せ。

Neil Slaven の本は良いと思います。それからLowell Georgeについて書かれた本ですけど、Rock'N'Roll Doctorも面白かった。

古本で、Richard Thompsonの自伝を入手したので繁忙期が済んだら読もうと思ってます。
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by nk24mdwst | 2011-01-29 08:09 | 音楽

blow the wind, blow harder

北風が吹くので、また、例によって事務所のドアが自動ドア化しています。仕方がないので、中に人がいるのにロックしているのであります。

なぜか、12月になってから土曜に事務所にいるのは今日が初めてのような気がして。

適当にCDをつかんで聞いていたら、Willie The Pimpが聞こえてきて、?。
Glen Ross Campbellが、ペダル・スティールを弾いていたアメリカ出身のブリティッシュ・ブルーズ・ジャズ・ロック・フュージョン・バンドJuicy Lucyのセカンド・アルバムでした。
オリジナルにそっくりというか、知らなきゃ、デルタ・ブルーズの焼き直しだって思うような感じであります。
CBの不在を知らずにまた感じさせられて。

Trout Mask Replicaについて、私が評価を留保しているのは、あのアルバムをFZのレコーディング・キャリアの中できちんと位置づけた上でCBのアルバムとしての評価をすべきだと考えているからです。
もちろん、何も考えずにあれだけ採り上げて考えてもいいわけです。それができるのは、CBの圧倒的なパワーのおかげです。
ただ、留保をつけているのは、CBのパワーはあそこで全開だったのかどうか。全開だと思われる瞬間もあり、留保をつけたくなるときもあり、なんとなく聞き流すこともできないわけでもありません。
修行を積んだので、やっと聞き流すことができるようにはなりましたけれど。

'70年頃のFZの活動状況というのは、オリジナル・マザーズを解散し、Flo & Eddie Mothersを立ち上げたかどうかというあたりです。
Burnt Weeny Sandwichのような寄せ集め、パッチワーク、いい言葉で言うとコラージュのようなものを出している一方、例によって200 Motelsとか出来損ない映画を作ろうとしていたころです。
Uncle Meatなどに見られる、ドキュメンタリーとしてのレコーダーを回しっぱなしスタイルの中でTrout Mask Replicaは、生まれたわけで、あれはまず、CBを素材にしてFZがプロデュースしたものだという位置づけがなされるべきだと思ってるのですね。
そして、付け加えて言うなら、プロデューサー不在という意味でのプロデュースをしたというべきでしょうか。
CBとバンドにとっては、非常に実りの無い経験だったはずですし、逆にFZにとっては、大きなターニング・ポイントだったのじゃないかって思うのです。

Trout Mask Replicaが、平均より優れたロック・アルバムであるという評価を得ることができるとしたら、それは、なぜか。個人的には現時点において、私にとっては平均点以上のアルバムとして聞けることを認めます。FZ、CBどちらのアルバムとして位置づけるべきかということは、結論付けられないのですが、どちらが貢献したかという認識については、こんな感じかな。
少なくともザッパは自宅に当時としては非常に優れた録音設備を有していて、それをちゃんと利用して録音する術を知っていた。編集に関しても手を加えていないというか、手を加えるほどの分量のリハーサルも録音もザッパのコントロール下ででは行われていない。
CBとバンドの方から見ると最悪に近い状況の中で、即興的に曲を生み出すパワーがあり、そのための訓練もなされていた。ただし、そのパワーと訓練の成果が最大に発揮されるような条件は与えられていなかった。

もちろん、これは、当時の音楽業界におけるザッパとビーフハートの位置づけからすると望むべくも無いことなのであって、少なくともあのときのドキュメントが残ったということだけで充分に価値があるというべきなのかも知れません。ただ、金銭的にも音楽的にもあのレコーディングで得るものが多かったのは間違いなくザッパだったと思います。

60年代のMothersは、FZよりも音楽的素養やキャリアにおいてFZ以上のメンバーが半数以上を占めていて、その連中を使って自らのアイディアと彼らのアイディアを融合させながら、自分のスタイルをFZが作り出そうとしていたという側面を否定できません。
もちろん、基本的なアイディア、主導権はFZが握っていたことに疑いを挟む余地はありませんが。
Trout Mask Replicaの録音において、ザッパは同様の主導権を発揮できると思ったのかもしれないけれど、相手が悪すぎたというか、パワーが違いすぎたのですね。

実は、昨日の朝、ぼんやりウォークマンを聞いていて、Statesboro BluesをAllman Brothers Bandと同じアレンジでやりながら、音は、Magic Band、歌は、CBより下手というのが出て来て、おい、これは誰だ。
答えは簡単で、Taj Mahal とそのバンドです。スライド・ギターを弾いているのはJesse Ed Davis。ABBとアレンジが同じなのは当然で、ABBがタジのバンドを真似たわけです。ジェシ・エド・デイヴィスとライ・クーダー(ジェシの前任者)を聞いてDuane Allmanはスライド・ギターを始めたわけです。
John French の本を読むと良くわかりますが同じ、南カリフォルニアの砂漠の中のバンド・コンテストで優勝するのはMagic Band で、タジ・マハールのバンドはいつも後塵を拝していました。タジは、大学で音楽を勉強したインテリで、音楽研究者的姿勢は、ライ・クーダーに受け継がれていくのですね。ハープ、ギター、キーボードをやりますが、Paul Butterfieldなんかにははるかに及ばないレベルです。歌もです。
ジェシ・エド・デイヴィスはオクラホマ出のリオン・ラッセルの子分ですが、彼も大学で音楽を勉強しているし、クラブで若い頃から演奏しています。
でもこの人たちは、優秀だけど、CBのような人並み外れた規格外の人物とは根本的に違います。

ライの演奏を見てCBは、バンドのメンバーにあいつが凄いって言ってますが、私は、アレックス・セント・クレアとジェフ・コットンの方がはるかに凄いギタリストだったと思ってます。誰もそんなこと言いませんが。

CBがMagic Bandに対して絶対的権力者として振る舞う様子を見て、FZはそういうやり方もあるのだと認識したのだと思います。70年代半ば以後の、Bozzio、O'hearn バンド以後のFZのバンドは完全に一つの楽器、ツールとしての扱われ方をしています。
それは、最終的には、'88年ツアー・バンドのライブ録音で集大成を見るのかな。

インデックスを作るというのは、上記のストーリーを検証するためにどうしても必要だと感じているということと言ってもいいかもしれません。

60年代から70年代の半ば辺りまでのザッパは、ほとんどギター・ソロをやらないし、やったときは、カウンター・メロディー連発のへんちくりんなソロをやるのですが、80年代になってから、ギターが上手くなってからは実に甘いブルーズ・ソロをやります。
少なくとも私にはそう聞こえます。

70年代半ば以後のCBとMagic Bandの演奏もスタジオはもちろん、暴れまくっているような印象を受けるライブでも、甘美に聞こえたりするようになってきたので変態度合いが酷くなってきているのでしょう。いや、私が、です。

どちらも譜面が完全に読めて譜面で作曲できるFZと自分の書いた歌の歌詞を忘れるCB。独学で何もないところから音楽を生み出して生きたことだけは事実です。
何もないというのは違いますね。二人とも、50年代、60年代のアメリカ音楽を非常によく聞いて反芻を繰り返した結果をあのような形で提示したというべきですね。
好きな人は好きだし、嫌いな人はそれでいい。どのレベルですきか、どの時期がすきか、これもその人それぞれでいいのでしょう。

ザッパに関していえば、Freak Out!は、'68年、13歳くらいのときに買いましたがちっともいいとは思いませんでした。ただ、こんな音楽を好きだというのが粋だと思っていたませたガキだっただけです。
実はDeadもそうなのですが、60年代の日本盤は音が悪くてどうしようもなかったのです。
輸入版を入手できるようになって良さがわかってきました。特にザッパの初期作品。後年のリマスターで、こんな音だったのかって思いましたし。
ただ、同時代、ないし、それ以前に出ていたフィル・スペクターの音楽などは当時の機材で充分いい音がしていたというか、それに合わせた音になっていたわけで、その意味では、エンジニア、アレンジャー・レベルでのザッパは先を行っていたのか遅れていたのか。
未熟だったんでしょう。

ACEレーベルのコンピを聞きながらだと仕事がはかどります。
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by nk24mdwst | 2010-12-25 16:55 | 音楽

lemme tell ya bout

初冬らしくなってきました。
早い年だと、そろそろタイヤ交換なんて考えるのですが、今年はまだまだ。
風呂じゃなくてシャワーで済ませてますからね、まだ。

Let Me Tell About The Bluesと言う3枚組みで7ポンド程のボックスがあるのですが、そのうちのChicagoのやつを聞いてます。
1925-1958年までの録音。

アコースティック・ブルーズが、大戦を境に電気化されるのがわかるという仕組み。
無名、有名色々取り混ぜているわけですが、75曲入って2000円しないのだから、安いのか高いのか。

Blind Blake の'Diddie Wa Diddie'なんてのもあります。
ブルーズなんていうのは、時代とともにあった大衆芸能だから、誰かのアルバムと言うよりは、こんな感じのごちゃ混ぜ、コンピ・スタイルで聞くのも悪くない。
まあ、ブルーズを好むかどうかと言う問題がありますが。
音楽学者的に聞く気もないし、気が向いたときに気楽に聞くというのが最近の私。

歌、ギター、ハープ、ピアノ、みな上手いです。2分半のスリルを楽しむ。
と書いたものの、ギターのチューニングが甘かったり、タイムはかなり揺れていたり。ブルーズと言うのは、そういうルーズなものだということでしょうね。
アフリカ・ルーツのポリ・リズム的なものともいえないし。シカゴものだから、一応、一番洗練されている部類ですが。

話は、ここでFrank Zappaの話になって、ザッパはジャズの曲を書くけれど、彼のギター・スタイルはブルーズ・ギターそのもので、ブルーズ色は、晩年になるほど強くなると言うのが私の感想。
今週は、ずっとMothers, Zappaを聞いてて、やっぱり、昔好きだったものがいいなと再確認。1969年くらいから1972年辺りのものが一番好きなのだと。
この時期は、Mothersを作ってからのいろいろな試みを一応総括していたじきだと言うのが私の認識。
それ以前のマザーズやザッパ名義のものは、アイディア、ネタとしては1966年の時点で全部あったものだと考えているということです。
歌物、ドゥーアップ、オーケストラ物の全部をひっくるめて、そう思っています。

だからBurnt Weeny SandwichからThe Grand Wazoo 辺りまでが一番、好みだと言うことです。
この後は、バンドの技術が上がり、ザッパのテクニックも洗練され、自己複製を高度に繰り返している・・・と酷評してもいいのですが、それを意識して、また違うことしているのも事実で。

うーん、Aynsley Dunbar がこの時期のMothers,Zappaのバンドのドラマーなのです。
Flo & Eddie と一緒のフィルモア・ライブ等では、そう感じないのですが、スタジオ演奏を聞いていると、エインズリー・ダンバーが上手いドラマーだなとは思いますが。いや、そうじゃなくて、タイムが不安定で落ち着いて聞いてられないのです。
Imaginary Diseasesでワズー・ツアーの音源が公表され、Jim Gordonと比べてしまうからでしょうね。
リーグが違うというか。

ツアーにゴードンを連れ出さずにレコーディングで使えばよかったのにと思うんですが、スケジュールかな。

それから、Apostrophe(’) のタイトルナンバーで、ザッパ、ゴードン、それにジャック・ブルースのトリオのジャムがあります。この録音がどのような経緯でなされたかが、私にはまだわかりません。
ジャック・ブルースの自伝にも記載がなかった。ザッパ本でも同様。
ジャック・ブルースのInto The Storm というアルバムがあって、アポストロフィと同様1974年のリリースです。このアルバムでは、最初、ドラマーがJim Keltner 名のですが、ジャックはケルトナーが気に入らなかった。途中、USツアーを挟んで後半の録音が行われたのですが、このときはドラムがジム・ゴードンになります。
このセッションにザッパがやってきて録音したのかなと思うわけです。
ザッパのところへゴードンとブルースが来たのかもしれませんが。

テリー・ボジオ以後の若いドラマーはハイテクですが、所詮ザッパの生徒さん。
この人たちは、実にみな正確で上手いと思いますが、グルーヴがない。
そういう意味では、Chester Thompsonのいるバンドが好きですね。
案外、ちゃんとしているのがJimmy Carl Blackだったりするのだなと最近思います。
だから'60年代Mothers を私は高く評価します。
金が最終的に誰のところに入ったかどうかは別にして、駄作がない。

最近、やたらとリマスター再発をやってますが、ザッパ、マザーズのアルバムにはボーナス・トラックの収録がないのは見識だと思いますね。今は時代が変わりましたが、ザッパは、アルバム単位、ステージ単位で音楽を考えていたわけですから。
ギター・ソロだけをつなげたシリーズが二種類あるのですが、あそこで聞けるザッパのブルーズ・ギターの良し悪しという判断もあるでしょうが、あのつなぎ方にこそ、ザッパの本質があるのではないか。
逆にYCDOSAMシリーズは、オーヴァー・ダブ無しのステージ録音そのままというのが売り物ですけど、単純に同じコンサートをだらだらやっているのではなくて、時代もバンドも異なるものを上手につなげているところに、ザッパのこだわりがあったのだと。

ハマースミス・オデオンのライブは確かに素晴らしい演奏で、それだけで価値のあるものだけど、Sheik の元ネタだとみなわかっているわけで、ネタ探しをしてファンの皆さん楽しんでくださいという提示が正しいのか。
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by nk24mdwst | 2010-11-26 13:53 | 租税法(アメリカ)

mystery disc

勤労感謝の日ですから、当然、仕事してます。
幸い、今日は、電話、なし。

相変わらずZappaを聞いていて、ちょうどMystery Discに差し掛かったところ。

昨日の晩から、Van Morrisonを睡眠導入剤代わりに使っています。
Elliot Ingber のいるMothers のライブのMCが聞こえます。Plastic Peopleを始めました。
リード・ギターがイングバーです。

ウェズリー・スナイプスはまだ塀のこちら側にいるようです。
Attorney: Wesley Snipes Not Yet in Prison
By THE ASSOCIATED PRESS
Published: November 22, 2010
http://www.nytimes.com/aponline/2010/11/22/arts/AP-US-Snipes-Tax-Trial.html?scp=21&sq=tax&st=nyt
そういえば、今朝の新聞に、日本の芸能プロダクションの脱税記事が出てましたが、何をどうしてどうなったのか、よく解らない記事でした。
憶測はできるのですが。
課税当局が所得脱漏を指摘して修正申告をして納税したということ以外、何もわかりません。

日経の大機小機のコラムで会計士が税務にタッチできない国際的常識に欠ける国だと言う重大な事実誤認を載せている新聞は、まずいです。日税連も公認会計士協会もどちらも、事実誤認について訂正を求めるべきだと思いますが。
公認会計士は、税理士登録すれば無条件で税理士業務できますからね。

レイム・ダック審議か。
The GOP's lame-duck hardball

By David S. Broder
Sunday, November 21, 2010

Washington began last week to come to grips with the new order of things, a regime in which Senate Minority Leader Mitch McConnell holds as much sway as the president of the United States.
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2010/11/19/AR2010111904268.html
アメリカの議会と大統領府は、ちゃんとアメリカを統治していくことができるのかな。
全米的な反ワシントン感情と言うのは、日本における官僚バッシングに通じるものがあるようですが。

エズラ・クライン
Posted at 1:46 AM ET, 11/22/2010
Wonkbook: A deficit rorschach test; Ireland gets a bailout; QE2 vs. its skeptics
By Ezra Klein

Here's a Wonkbook rorschach test: Do today's top two stories make you optimistic about our ability to deal with the deficit, or pessimistic?
http://voices.washingtonpost.com/ezra-klein/2010/11/wonkbook_a_deficit_rorschach_t.html
皆、とにかく悲観的。

ロイヤル・アルバート・ホールでのマザーズ・コメディが聞こえています。
このスキット、好きです。
Ian Underwoodのピアノが素晴らしい。彼は、モーツァルトを専門とする西洋古典音楽ピアニストとして訓練されていたわけで。
'60年代のザッパは、メロディー・メイカーだったと思います。和声もリズムも実に楽しい。
'80年代バンドは、若くて手練れをそろえていますが、皆、ザッパの弟子、使用人という感じで、60年代Mothersのスリルに欠ける。
ドン・プレストンやイアン・アンダーウッドが、ザッパの音楽に与えた影響と言うのは、単なる演奏者として参加した以上のものがあるのだと思うし、Flo & Eddieの歌唱力は何物にも替え難い。
さらに、Ray Collinsのバラッドは、素晴らしいし。

いずれにしろ、ザッパだけが残ったように思えるけれど、ザッパのお陰でみなの仕事が残ったという言い方もできるわけで。

'80年代に非常にレーガン体制に対する政治的批判色を強めるザッパが、表現の自由を求める手段としてポップ音楽における性的表現をツールとして使ったという見方は、過大評価のしすぎかもしれないのですが、同時に、背景にあるキリスト教原理主義に対する批判を見逃してはいけないのだと最近思います。
ただ、ここまで来てしまうと、なまじ、ポーンを武器にしたことが却って、当時のザッパの主張を弱める結果になっているような気もします。
性表現に対する、コンプレックスがあったのでしょうね。
思想的に政権を攻撃するよりは、性表現のような誰でもわかる形の方が当時としては良いと思ったのかもしれないし、60年代初頭に、囮捜査でポーン製作容疑でスタジオ等を没収された因縁、怨念があったのか。
ウェブに露骨なポーンが野ざらしになっている現在から見ると、時代を感じてしまいます。
それと、私自身が、もう、若くないと言うこともあるのかな。
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by nk24mdwst | 2010-11-23 15:53 | 音楽

go away little girl

北風が吹き込むのを防ぐために、ドアに目張りをしました。
何とかこれで、冬をすごそうというわけです。

財政赤字委員会なぞ、無用の長物、遠くへ行ってしまえって。
Op-Ed Columnist
The Hijacked Commission
By PAUL KRUGMAN
Published: November 11, 2010

Count me among those who always believed that President Obama made a big mistake when he created the National Commission on Fiscal Responsibility and Reform — a supposedly bipartisan panel charged with coming up with solutions to the nation’s long-run fiscal problems. It seemed obvious, as soon as the commission’s membership was announced, that “bipartisanship” would mean what it so often does in Washington: a compromise between the center-right and the hard-right.
http://www.nytimes.com/2010/11/12/opinion/12krugman.html
自民党時代よりも密室性が強くなったように思われる日本の税制調査会も問題ですよ。
何とかビデオなんかよりこっちの方が問題。

ZappaのJazz From Hellは、ウォークマンに落としたやつをヘッドホンで覚えてしまうほど聞いていて、イージー・リスニングだと思っていたのですが、事務所で、スピーカーで鳴らしてみると、全然印象が異なり、エッジの鋭い曲なのだなって感じ、どっちが本当なのだろうかと。
どちらも本当なのでしょうが。

Joe's Garageもスピーカーで久しぶりに聞きました。
まじめにスピーカーで聞いたのはヴィニールで聞いて以来かもしれない。10年ぶりくらいってことですね。
FZの分身であるJoeの遍歴をつづる歌詞は、ザッパの音楽活動歴を詳細になぞっているのだと思いました。Freak Out!に直結する続編なのだとも。
音楽的な意味でもここで、一応、総括されているのだと感じました。
キーワードはサーフ・ミュージックかなあ。曲想、歌詞から言って、ここでサーフ・ミュージックの引用があるなって思ったら、そのとおり出てきましたから。
このアルバム辺りから、完全にザッパのギター・スタイルは変わるように思えます。

忘れないように、印象だけ書いているので、読んでいる人には、何を言っているのか解らないでしょうが、すいません。
30年前に出た時、繰り返し繰り返し聞いた愛聴盤だったのですが、その後、CDで入手してからは、それほど、頻繁に聞かなくなっていました。
マスターピースなのだと再確認しました。
これで60年代、70年代を総括して、80年代のザッパの音楽はかなり大きな方向転換をするように思えます。
楽しいステージ、政治性に富んだ歌詞、超絶オーケストラ嗜好、ですかね。

Flo & Eddie Mothersの総括もちゃんとやってます。

80年代のザッパを一時期、聞かなくなった理由もなんとなく解ってきました。

30年前と今の私が違うのは、サーフ・ミュージックをしっかり聞き込んだことと、John Frenchの本を読んでザッパやビーフハートが過ごしたカリフォルニアの生活空間のにおいを少しかいだことなのかな。

ザッパについて論じた本は多いけれど、ゴシップ的なものと音楽そのものに触れたものに分かれますが、音楽そのものに触れたものに関しては、歌詞にとらわれすぎているか、演奏にとらわれすぎているかのどちらかですね。全体像を上手く提示できたものがないようです。
日本人が著したものに関しては、ちゃんと聞いていることは認めますが、先行する論考に対する考察が不足・・・学術書じゃないって言われればそれまでだけど、こっちは他も読んでるから、物足りない。

例のテレビ初出演のときの自転車の演奏場面じゃないですが、50年代、60年代のアメリカ社会、アメリカン・ポップスをきちんと理解している人でないとJoe's Garageまでのザッパをきちんと評価することはできないんじゃないかなって思います。
それができるであろう人が、一人頭に思い浮かぶのですが、ザッパなんてB級アーティストに関しては、既にご自分の評価をされていらっしゃるようですから。

いつもピンボケのデイヴ・マーシュが、ザッパの歌をソフト・コア・ポルノなんて書いてましたが、やっぱりピンボケさんですね。性風俗と社会の関係は時代によって変わってしまうので、ある意味、ザッパの歌が一番、陳腐化しやすい部分かとも思いますが。
宗教右派の勢力伸張に対する警戒感を表明する80年代の非常に政治的なザッパは、ケヴィン・フィリップス的な60年代までのよき共和党員って感じだと最近思います。

南部のバイブル・ベルトが民主党員ばかりだった頃の共和党員というニュアンスです。
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by nk24mdwst | 2010-11-12 18:18 | 租税法(アメリカ)

soyy john, sorry john, i'm savvy

隙間風の入る事務所は、心地が良いです。
嘘です。

街並みの木々もやっと色づき始め、3週間遅れの秋というべきでしょうか。しかし、降る雨は、冬の雨ですから、秋はやっぱりなかった。

Joe's GarageⅠ、Ⅱ&Ⅲを聞いてます。事務所で聞いているの不思議な感じ。

1970年後半からザッパの経済状況は好転し始めます。
このアルバムを出した頃は、ワーナーとの訴訟の真っ最中でしたっけ。
ドラマーとしてのTerry Bozzioの登場、ギタリストAdrian Belewの発掘、1980年代バンドの下地ができた時代ですね。
Arhur Barrow は、コンセルヴァトワールでピアノを習ったけれど、ラウンジ・ピアニストの職しか見つからないから、ザッパのバンドのベースのオーディションを受けたなんていってました。
この頃のボジオは、悪くないと思います。

税金ニュース、アトランダム。
Charities Wrestle With Tax Uncertainty
By DAVID CAY JOHNSTON
Published: November 10, 2010

A GROWING number of charities are persuading donors to create a little-known kind of endowment as the troubled economy and this year’s hiatus from the estate tax create problems for charities that depend on major lifetime gifts and on bequests.
http://www.nytimes.com/2010/11/11/giving/11TAX.html
議会と政府が馬鹿だから、2010年、アメリカでは相続税(遺産税)がないなんて馬鹿な話が現実になっているわけです。
来年以後は、ブッシュ改革以前に戻るはずなのですが、それも議会でどう議論が行われるか次第。
相続税がないから、税金逃れのための寄付も減ったのが今年。来年以後、これがはっきりしないというのは、やっぱりまずい。
増税、減税、どっちがいいかという議論も大事だけど、どうなるかわからないというのが一番駄目。

ニューヨーク・タイムズの論説は、大統領の財政赤字削減委員会の報告をこき下ろしています。
Editorial
Some Fiscal Reality
Published: November 10, 2010

The draft proposal by the chairmen of President Obama’s deficit-reduction commission was a welcome antidote to the low-minded debate that dominated the midterm elections, in which politicians all vowed to reduce the deficit but offered no credible plans.
http://www.nytimes.com/2010/11/11/opinion/11thu1.html
ワシントン・ポストのエズラ・クラインと同じことを言ってますね。
実際に財政赤字削減につながる具体策の提示は、ないに等しいと。
アメリカの政府と議会も漂流していくのです。

金ぴか時代への言及。
Op-Ed Columnist
What Everything Means
By GAIL COLLINS
Published: November 10, 2010

I can’t stop thinking about the elections. Last weekend I saw “127 Hours,” and all I could think about was that this was a metaphor for the lame-duck session of Congress.
http://www.nytimes.com/2010/11/11/opinion/11collins.html
共和党が多数派を占めるようになった下院を既にレイム・ダックと呼ぶのが当たり前になっているのですね。
つまり、議会は何も決められない。
民主党と大統領の提案は全部否決され、共和党の提案は、大統領が拒否権を発動する。超党派で妥協案を積極的に最初から練っていくなんて状況には、無いわけです。
それが上手くいったら、今の大統領が再選されますからね。共和党にそれをするインセンティヴはない。

Gilded Ageつまり、南北戦争の後1890年ごろまでの金ぴか時代とブッシュ時代を比べる言い方をしています。Kevin Phillipsもそうですが。
モーガンやロックフェラーが財をなした時代であります。
不正競争と寡占化が進んだアメリカの産業革命勃興の時代。
この後、恐慌に見舞われ、財政難に悩んだ連邦政府は、連邦個人所得課税を立法するのですが、連邦最高裁で違憲判決が出され、憲法改正後、連邦個人所得課税が始まるという流れです。
思い出すと、この19世紀の終わりに米西戦争をやってフィリピンとかをアメリカは乗っ取るわけです。マッカーサーの親父がこれを仕切った。

アメリカがB級なら、日本は、ルーキー・リーグ?
November 10, 2010, 9:12 am
B-Rating America

OK, actually A+ rating America. Via Calculated Risk, China has created a new, independent rating agency — and it has now sharply downgraded the United States:
http://krugman.blogs.nytimes.com/2010/11/10/b-rating-america/
財政赤字削減委員会の無責任さ加減についてクルーグマンも悪態ついてます。
November 10, 2010, 1:43 pm
Unserious People

OK, let’s say goodbye to the deficit commission. If you’re sincerely worried about the US fiscal future — and there’s good reason to be — you don’t propose a plan that involves large cuts in income taxes.
http://krugman.blogs.nytimes.com/2010/11/10/unserious-people-2/
アメリカは、昨年、もっと大規模な財政支援を州政府に対して行うべきだったのだと思います。
GM支援や、医療保険制度改革は、中長期的には正しかったと思うけれど、短期的には地方政府に対する連邦の支援が不足していた。
なんて日本の田舎ものがそんなことを言うのかっていわれそうですが。
そして、昨年5月、財務省が公表したグリーン・ブックにあるような税制改正を既にやっておくべきだったのです。
もう、今や全部、遅い。

誰も、何もできない状況になり、経済情勢自体は、自由落下し始めるんじゃないでしょうかね。
破綻せずにまだ住宅ローンを払い続けている家計もたくさんあるのですが、これらの家計が抱えている負債総額と不動産の時価総額を比べると負債総額のほうが大きい。
つまり、アメリカの家計全体では債務超過が続いている。
これでは、貸借対照表デフレが進行するだけです。
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by nk24mdwst | 2010-11-11 18:39 | 租税法(アメリカ)

well, so far as same as has been

朝の6時は、さすがにちょっと涼しいかなと思うのですが、8時になるともう30度を超えていて、9時には33度。
30度と33度とでは、やはり、体感が決定的に違う。

きょうは、Zappa Palys Zappaを聞いてます。
上手ですね。Zappa現役時代の一番できのいいバンドの演奏レベルを維持しているといえますね。だから、晩年、つまり、'88年バンドなどの演奏を好まれる方には、素直に受け入れられ、楽しめるものですね。
確かに、聞いていて楽しい。ライブなら、絶対にもう見られないZappaのショーを再現しているのだから、きっと楽しいでしょう。

どちらか一つを提示されて、ザッパだといわれたら、本物ザッパか、子供ザッパかどっちを選ぶかは好みの問題レベルになってしまうのでしょうね。でも、そもそも、これは、誰が誰のためにやっているのと思ってしまいます。
ザッパの元のねたが完成品なので忠実にそれを再現できれば楽しいわけですけど、個性とか驚きってないですよね。究極のコピー・バンドです。
逆に、違うネタ、持ち出せないのかって残念です。
古臭いデルタ・ブルース、ドゥーアップとか、この連中ならカントリーもやれるでしょうからカントリーからスウィングまでやってみれば面白いのに。要するに、ザッパとビーフハート以外のあらゆるコピーをやって見せてくれたらいいのに。
クリス・スペディング同様のアイデンティティ・クライシスに陥っている。いや、正反対のものというべきでしょうね。
クリムゾンのコピーとかオールマンズ、デッドのコピーも、軽々こなすでしょう。ただ、そのときにスリルがあるかどうか。
オリジナル・メンバーがまだやっているKC(フリップだけですが)、ABBと同様、きわめてゾンビ性の強いバンドですね。ゾンビを超えてレプリカントか。

ドウィーズルは、電気ザッパの夢を、見続けているのでしょう。

税金の話とクルーグマンの話、しようかと思ったけれど、これはここでお終い。
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by nk24mdwst | 2010-09-02 13:02 | 租税法(アメリカ)