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a cat and a dog

きょうは、良い天気、さすがに暖房は不要ですが、欧州の雲行きは怪しい。
Some Say European Central Bank May Be Missing Deflation Threat
By JACK EWING
Published: May 30, 2010

FRANKFURT — If the European Central Bank has one monetary dragon it considers essential to slay, it is inflation.
http://www.nytimes.com/2010/05/31/business/global/31deflation.html
中央銀行の目的は、インフレ退治にあるのは、間違いない、しかし、現状はというわけです。
ECBは、ギリシャに端を発するEU諸国の財政赤字に起因する金利の上昇を懸念しているわけですね。
だから、ギリシャだけではなく、フランスもVATを標準税率を復活させる形で増税に舵を切ろうとしているわけです。日本は、ギリシャよりひどいから、早く何とかしないと、つまり増税と歳出の抑制をしないと、ある日、日本国債を誰も買わなくなる日が来る、などというのが日経などの論調です。

タイムズのこの記事は、欧州におけるデフレの兆しを指摘し、中央銀行が対応を誤っていると指摘するものです。既に、アイルランドでは、物価下落が始まっていると。
アイルランドは、法人税を軽減し金融立国をやったおかげで、一番ひどいバブルになった国です。

気の重い月末、疲れているのにこんなこと書いていたくないのですが。

先週のアメリカの議会での税制改正の動きについて。
ブッシュ時代に導入されたとんでもない所得課税の抜け穴を防ぐ法案が議会を通りました。
House Votes to Eliminate Hedge Fund Tax Break
By DAVID KOCIENIEWSKI
Published: May 28, 2010

The House passed a bill on Friday that would end a tax break for executives of investment funds, leaving hedge funds, private equity firms and venture capitalists scrambling to ease the effects of the bill before it is taken up by the Senate next month.
http://www.nytimes.com/2010/05/29/business/29carried.html
ヘッジファンドなどに投資している人たちに対する抜け道を防ぐ法案が下院を通過、来月、といってもすぐですが、上院でも可決される見込みです。
それに対して、当事者は、対応に追われているというわけです。

キーワードは、carried interest という言葉です。
グーグルで検索してみましたが、適切な訳語は、まだないようですね。利息による所得の移転ということなのですけど。

ヘッジファンド等に対する課税は、通常どう行われるかというところから説明が必要でしょうね。
ファンドがパートナーシップであろうと匿名組合であろうと、あるいはLLC(LLPでも同じ)であろうと、アメリカの連邦税法においては、パス・スルー課税が行われます。

日本では、ファンドが法人格を持っていれば、ファンドに対して法人税が課税されることになるのですが、アメリカでは、法人格を持っている普通の小規模法人も含めて、法人格を否定して、その構成員の所得として課税するということです。
具体的には、あるファンドの収入が1,000、支出(必要経費、損金、要するに課税所得計算上控除できるもの)が100だとします。
そうすると、ファンドの利益は、1,000-100=900となるのですね。
日本であれば、このファンドに法人格があれば、900に対して法人税が課税されるということになります。
アメリカの場合は、このファンドの構成員(パートナー)が仮に3人で、持分が同じだとすると、個々の構成員の所得は、900÷3=300として課税されるわけですね。
そして、個々の構成員が受け取る利益300については、その構成員個人の他の所得と合算され、通常所得として、超過累進税率で課税されることになるはずなのです。

ところで、構成員がファンドに対して資金を貸し付けていた場合には、ファンドから構成員は、貸付金に対する利息を受け取ることができます。これが、carried interest です。
上記の例でいうと、各構成員は、ファンドに対して貸付金を作ることによって(実際は、もっと手の混んだことをやりますが)利息を300ずつ受け取るということが、可能です。
ブッシュ時代にどのような税制改正をやったかというと、受取利息は通常所得ですから、累進課税されることになっていたのを、この受取利息を配当と同様にみなすだけでなく、その本質キャピタル・ゲインだとしたわけです。
キャピタル・ゲインであると認定されたcarried interst は、累進課税を受けることなく、定率(15%が原則、現在10%)によるキャピタル・ゲイン課税だけで終わってしまうのですね。

実に、ブッシュ政権というのは賢い集団だったと思います。
利潤が滴り落ちないように、つまり、政府に吸い取られないように上手くこんな法律を作ったのですね。
これを、廃止して、通常所得として課税することになるという話です。
本来であれば、昨年5月に大統領が出したグリーンブックで既に指摘されていた改正点で、昨年中に改正されているはずだったのですが、強力なロビーイングで、引き伸ばしがなされたのですね。

日本では、このような問題があるのかという点について考えてみると、通常、中小同族会社において、会社の資金繰りの都合上、社長等の役員が会社に対して貸付金を有している場合は少なからず存在します。
会社が資金繰りに余裕があり、役員等に対して市中金利で利息を支払った場合には、会社にとっては損金になり、受け取った役員等は、雑所得として総合課税(累進課税)されるだけの話ですね。
逆に、高すぎる利息を支払った場合、たとえば、役員等に高い利息を払えば会社の所得を圧縮できますが、不相当に高い利息部分は、役員賞与扱いとして損金参入を否認されることになるでしょうね。
要するに、法人税と所得税の両方が課税されるはずです。

逆に、社長等は、自分の会社から利息をもらうべき理由がないので、利息をもらわなかったとしても、課税関係は、法人にも個人にも生じないのが普通です。

ただ、この社長が会社に無利子貸付をしたことに対して、利息相当分を所得と認定して所得課税をした例が存在します。いわゆる「平和事件」として知られている事例です。
この事例の場合は、社長が有する株式(上場してます)に対する相続税課税を軽減するために、社長が金融機関から借入を行い、それを子会社に貸し付けて株式を移転することにより株式評価を下げようというスキームを組んだのが否認されたのです。
同族会社の行為計算否認の規定が使われた非常に珍しい事案ではありますが。

珍しく、まじめなことを書いてしまって、自分で驚いてます。書き始めたときは、利息の話なんかするつもりはなくて、数行で止めてしまうつもりだったのですけど。

税法の抜け穴論より、デフレ危機の方が問題は、大きいのです。ただ、世界的デフレの起因となったバブルの生成過程においては、それを醸成するような税法改正も意図的に行われていたことを覚えておくべきなんでしょう。

Drive-By Truckers について書きたいのですが、これが、そう簡単ではないのです。
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by nk24mdwst | 2010-05-31 18:38 | 租税法(アメリカ)

garage band extraordinary

今日も、曇りで肌寒い日です。
先週に比べて人手の少ないショッピング・モールでは、手持ち無沙汰げな男性の姿が目に付きます。会社を卒業して、解き放たれたものの、行き先を見つけられず空ろな目をしているのです。

アメリカの失業問題と財政赤字についてタイムズの社説は、対応の遅れに対して、怒っています。現状認識の違いなのですかね。
Editorial
The Trans-Atlantic Crisis: America’s Uncertain Recovery
Published: May 29, 2010

The stock market gyrated wildly last week, soaring when China denied reports it was about to forsake the euro, then retreating on bad news about Spain’s creditworthiness. Contagion from Europe is obviously still a threat to the United States. But Europe’s woes are only one of several risks still facing the American economy. And those risks are made all the worse by an increasingly incoherent response from Congress.
http://www.nytimes.com/2010/05/30/opinion/30sun1.html
9.9%の現在の失業率が5%に回復するためには、4月の好調な実績が続いたとしても5年かかるとしてます。ヨーロッパの財政危機は、アメリカ経済全体のリスクにとっては、数あるうちの一つでしかないのだと。
中小零細企業の景気回復が遅れているので、さらに住宅ローンその他の不良債権が発生し、結果として中小銀行775行に注意が必要だと政府リポートがのべていると。
さらに、10月1日から会計年度が始まる連邦政府とは異なり、多くの州政府の会計年度は、7月1日から始まるのですが、6月30日で終わる今会計年度において、すべての州が財政赤字を計上している結果として、州レベルでは、さらなる増税と人件費削減が行われるので、景気抑制要因になると指摘しています。

連邦財政と州その他の地方政府財政の相克なのです。

取れるところから取れというのが、歳入難のときの課税庁のやり口です。
IRS wants a cut of online sales on eBay, Craigslist

By Tom Herman
Fiscal Times
Sunday, May 30, 2010

Many people think of online auction sites, such as eBay and Craigslist, as virtual garage sales -- a convenient way to clean out cluttered closets and attics stuffed with old clothes, books and knickknacks inherited from Aunt Gladys.
http://www.nytimes.com/2010/05/30/opinion/30sun1.html
e-bay でネット・オークションをやって収益を上げた女性に対して課税したという話です。
租税裁判所に訴えて負けた納税者の女性は、2000年から2005年にかけて8,000件ほどのオークションによる取引を行ったとされています。
自己所有のものの転売ですから、収入金額がそのまま所得になるわけではなく、当然、取得費が控除されるということになるのですが、この納税者は、それらを証する帳簿等を示すことができなかったのです。
納税者の言い分としては、ネット・オークションが事業(business)に該当するということを知らなかったというわけです。
IRSによると、通常の自宅等で行うガレージ・セールやフリー・マーケットで中古品を売ることは、事業に当たらず、それに対して課税はされないと。しかし、ネット・オークションなどで一定の回数を超えるものについては事業性が認められるというのです。

こんな話じゃなくて、Drive-By Truckers の音楽性とアメリカ南部社会における政治状況の変化について書く、なんてテーマの方が面白いのですが。
The BandやABBとDBTとの間にある違いは何か、共通性は何か。
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by nk24mdwst | 2010-05-30 13:21 | 租税法(アメリカ)

austerity

6月の最終土曜日だというのに、気温15度、曇り。
今年も水稲は、駄目かな。

月末が近いので、仕事で車で一回り。
街道筋のガソリン・スタンドが相次いで店舗を閉鎖しているのに、今更ながら、厳しい時だなと。
GSは、リッター、○銭の儲けしかないのに、設備産業ですから。セルフにしてもやっていけないのでしょう。

車の中というのが、私の場合、一番、ステレオ音楽を聞いている感覚を受ける場所です。別に高価なシステムをあつらえているわけじゃなく、標準装備のシステムで聞いているのですが、右と左からステレオで違う音が聞こえてくる感覚があるということですね。
それと、イアフォンと違うので、音も一応、広がっている。
仕事場では、ボーズの一番安いシステムなのでステレオというよりは、音が部屋に広がっている感覚です。
チープなボーズでも、低音だけはでるので、個人的には充分満足しています。
部屋も楽器ですからね。

4畳半にヤマハの1000モニター(1本、10万円)のセットを置いていた昔は、懐かしいというか、馬鹿だったというか。
ヤマハのスピーカーは、テレビに今はつなげられているのであります。

Bobby Whitlock のLovers the Master Demosを聞いた後、Drive-By Truckers、Scott Boyer と続けて聞いていました。

夕べ、もう一度、ボックス・トップスを聞きなおしてみたのですが、売れなかった理由もわかりました。曲も、歌も、そう悪くない。アレンジは、まあ、あんなものでしょう。ギター、キーボード、ベースにドラムは、一応平均点よりは、上なのですが、全体に音がスカスカしているのですね。
アレックス・チルトンよりもっと、押し出しが強いヴォーカリストならともかく、ちょっとパンチがたりない。いや、20歳前の白人青年の歌とはとても思えないくらいの歌唱力であります。
メンフィスあたりで録音しているはずで、バック・コーラスには、ダン・ペンらしき声も聞こえたりするのです。
ストリングスとホーンが、どうしようもなく駄目です。
下手で音に色気がないだけでなく、そもそも、アンサンブルになっていない。伴奏が邪魔をしている。
誰がやっているのか?

時代を考えると、ブラック・アーティストのバックでの人種混合編成はオーケーでも、ホワイト・アーティストのバックの人種混合編成は、ノー・ノーだったのじゃないかと。
メンフィス・ホーン・レベルのバックだったらというか、ハリウッドで録音していたならなと思った次第であります。
全部憶測なので、的外れの可能性もありますが。

1970年代の終り頃、南部では、公民権運動に対する反動でかなり暴力沙汰なんかもあったようです。それから、逆に、1970年以前においては、きわめて稀な例外(ABB)を除くと、人種混合スタイルでの音楽活動を公衆の面前でやるというのは、難しかったし、聴衆もそんなものを目にすることはほとんどなかったはずなのです。

カリフォルニア州は、何でもありのところに見えますが、実際は、非常に保守的なところだといえます。ロスもサンフランシスコも同じです。
オークランド・アスレティクスの1970年代初頭のワールド・シリーズ三連覇の話は、いつか、機会があったら。
オーナーと監督と選手がそれぞれ罵り合いのけんか、選手は選手で罵り合うという状況で状況で、毎年、違うメンバーで三連覇やったのです。
この反抗するメジャー・リーガー集団は、フリー・エージェントになってみんな金持ちになりましたが、その権利自体は、ストで勝ち取ったのではあります。
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by nk24mdwst | 2010-05-29 15:39 | 音楽

no document please

やっと、雨が降らない一日でしたが、寒いです。
気温が、20度になるかならないかという状態ですから、夏ヴァージョンになろうとしている身体がついていかない。
庭では、今朝、てっせんが、10輪咲いていましたが。

OECDのリポートにクルーグマンが難癖をつけています。
May 27, 2010, 1:50 pm
Conventional Madness

So, not on the bike yet; and I’ve had a chance to read the new OECD Economic Outlook.
http://krugman.blogs.nytimes.com/2010/05/27/conventional-madness/
今後、何年間も失業率の高止まりを予測しているにも拘らず、FRBに対して金利引上げを促しているのが馬鹿げているというわけです。
財政赤字が招くインフレ懸念論に対して一貫してクルーグマンは批判的な立場ですね。

ギリシャ政府の財政赤字はEU諸国共通の問題足りえるのか、あるいは、アメリカの財政赤字はどうなのか。さらに、持続可能性の限界に近づいていると思われる日本の財政赤字に関してはどうなのか。
すべては、市場の神様が判断するのですか?

いずれにしろ、世界的に各国の財政政策はハンドルを反対側に切り始めようとしているように見受けられます。合成の誤謬じゃなくて、本質的に違う方向へハンドルを切ろうとしているように思えるのですが。
ただ、どこか一つの国だけが、仮に正しい方向へハンドルを向けていても、他の国が全て反対側にハンドルを切っていたら、市場の袋叩きにあうのでしょう。

みんなそろって、誤った方向へ向かおうとしたら何が起こるのか。1934年の再来ですか?

日本では、1932年に5.15事件、1936年に2.26事件ということですけどね。
これを軍部の独走、暴走が始まったととらえるべきなのではなくて、官僚システムが全権を握るようになったと考えるべきだと思います。
学校一番の秀才は、東大法学部じゃなくて陸士、海兵へ行ったのです。なぜなら、陸士、海兵出身であることが首相になる道だったから。陸軍と海軍のキャリア官僚がこの国の統治の全権を握るようになっていたということです。
敗戦によって、この統治システムは、GHQにより、軍と内務省の解体という形で壊されましたが、生き残ったものもあります。裁判所などの司法機構、それに財務省(当時の大蔵省)、学徒動員をやった文部省等々です。
農地解放と財閥解体は、やったわけですけどね。
農地解放は、GHQがやらなくても行われたのではないかと思うこともあります。農地解放によって得たものもありますが、失ったものもあるのだと考えています。私は、地主の一族とは縁がありませんが。
財閥解体が行われましたけれど、1960年代になり、資本の国際的自由化が行われたときに海外資本の日本参入をを防ぐために株式の持ちあいによる会社主義的資本主義が誕生したのですね。
このような会社は、法人擬制説にはなじみません。
日本の会社主義(大企業)とそれを支える中小零細企業(いわゆる同族会社が多い)の二重構造論もいまや昔の議論ですかね。

元に戻ると、政治不信という言葉は、結局、官僚機構の権力独占をもたらすということです。

例によってここで、ジャンプ。

昨日の晩は、ボックス・トップスを聞いてました。ヒットしたThe Letter が一番、パッとしないなと思いましたが、後は、悪くないポップスとブルー・アイド・ソウルだと感心しました。
要するに今の私の趣味に、案外、合っているのだなと思ったということです。
リード・ヴォーカルのアレックス・チルトンは、当時17歳くらいだったわけですね。その彼も、今年の3月17日に亡くなっています。医療保険がなかったので医者に行けなかったというのは本当かな。
ニューオーリンズが水害にあったときにも被災したという話だし。
ロバート・パーマー(批評家の方)の最期に似た話です。

今週は、SWAMPLAND.COMをときどき眺めています。個人的にかなり気に入りました、このサイト。

エディ・ヒントンについて書かれている
Remembering Eddie Hinton
"A Musician's Musician"

by Dick Cooper
Winter 2000
http://swampland.com/articles/view/title:remembering_eddie_hinton

は、彼の音楽キャリアを上手くまとめています。
ちょっと褒めすぎの嫌いがあります。ファンの私でもちょっと恥ずかしい。
ただ、色んな彼に関するMyth の出所もわかりましたけど。
ジェリー・ウェクスラーの話とか、ABBに誘われたって話は、信用していません。
コールマン・ヒントン・プロジェクトのくだりが有益でした。

ジャック・ブルースがクリームを辞めたとき色んな誘いがあって、レッド・ゼッペリンのジョン・ポール・ジョーンズがベースをやれと言って来たって彼のバイオにありました。まあ、これは、ジョーンズがキーボードにシフトするつもりだったんでしょう。
クロズビー・スティルズ・ナッシュ・アンド・ヤングからもオファーがあったというのには驚きました。ブルースは、ハーモニーが多彩になるのは面白いかなと返事をしたら、ベースを弾いてくれと言われたので、断ったって。
まあ、どうでもいいですが。

昨日、本屋さんで、マック・デイヴィスの新刊を見つけたので、買ってしまいました。
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by nk24mdwst | 2010-05-28 19:12 | 音楽

fool tax

暖房を入れないと寒いというのも困ったものです。
東海の向こう側も寒いんでしょうか?

FRB議長と日銀総裁が馬鹿だと言っているのは、私では、ありません。
May 26, 2010, 9:37 am
Reasons To Despair

For some reason today’s papers made me feel especially grim about the prospects for economic recovery — not the economic news so much as what one sees about the mindset of policy makers.
http://krugman.blogs.nytimes.com/2010/05/26/reasons-to-despair/
例によって、いつものクルーグマンです。
世界経済は回復基調になんかなく、政府は、さらなる、景気刺激策を打つべきだし、中央銀行は、流動性の罠から脱出するためにできることは何でもやれ。
それをやらずに、自己満足しているバーナンキと日銀総裁は、駄目だと。
まあ、いつもの減らず口ですが、中国政府当局の為替レート維持のための介入政策を非難していますね。
人民元の上昇を食い止めるためには、ドル買いの介入、つまり人民元を売る必要があるわけです。その一方で、中国における景気過熱を憂慮して引締め政策を採ろうとしているのですね。
この二つの政策は矛盾しているわけで、為替レートをフロートさせることによって解決するはずだと。

確かにマクロ経済的には、それは、正しいことだと思います。
中国が失業を輸出している状況だからですね。
ただ、中国の国内事情も決して楽観しできないわけですが。

人民元を引き上げることは、中国国内においてはデフレ要因なのです。日本は、1985年のプラザ合意の後、強力な円売り介入と低金利政策をやったおかげで、バブルを大きく膨らましてしまったのです。
それが弾けた後、立ち直っていない。

中国政府は、日本の経験も良くわかっているはずですし、中国国内における大きな格差が、国内政治状況を不安定にさせる要因だということも認識しているはずです。

夕べの晩は、Electric Prunes というよりは、David Axelrod がプルーンズの名前でやった1969年と1970年のコンプリート・セッションなんていうのを聞いていたら、眠れなくなりました。
今、思い出したのですが、その前に、Buffalo Springfield のボックス・セットのDisc 3を聞いていたのですね。
だんだん、記憶がよみがえってきました。マスル・ショールズ探訪で、Drive-By Truckers から聞き始めたのでした。Wiki は、オルタ・カントリーってくくってますが、違うと思うな。
ヘッドフォンなんかで聞くと、歌詞が良く聞こえるので、眠れない。意味がわかるとはいいません。
新しいウォークマンは、高音再生能力が高いというべきか、子音が聞き取りやすいのです。ただ、日本人の私には耳障りであることが多いです。

The Delaney Bramlett Interviews 2008 (Part One)The Delaney Bramlett Interviews 2008 (Part Two) Duane, Janis and Ericは、読んでてなるほどと思いました。
ジェリー・マギーがクリス・クリストファスンのツアーに行く契約をしていて、バンドのギタリストがいなくなったとき、ジミヘンがライブに代役ででたとか、ABBをすっぽかして、デュアン・オールマンが来てくれたとか。
ライブでジミヘンとディレイニー・ブラムレットが、やっている写真がありました。

例によって、気の向くまま、訳のわからない話の展開になってしまい。

きょうは、とても疲れていて。
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by nk24mdwst | 2010-05-27 17:33 | 租税法(日本)

big bad john

日銀のHPを探しても、こんなグラフというか統計資料の探し方がわからないので、クルーグマン経由ですが、日本では、デフレが続いているというわけです。まあ、そんなことは、言われなくてもわかっていますけどね。
May 25, 2010, 2:12 pm
Inflation, Deflation, Japan

Some loosely connected thoughts inspired by today’s reading:

First, here’s a prime example of the fire-in-Noah’s-flood syndrome: Irwin Kellner manages to get all scared about inflation in the face of a deflationary environment.
http://krugman.blogs.nytimes.com/2010/05/25/inflation-deflation-japan/
イングランド銀行の資料なので、日本の状況をイギリスの状況と比較しています。クルーグマンはイギリスを無視して日本を見ろと。
2008年のリーマン・ショック以前における日本の金融政策、つまり量的緩和政策とインフレの関係を二つのグラフが示しています。
要するに日銀は量的緩和政策を採ったけれど、リーマン・ショック直前にいたるまで、GDPデフレーターは、水面下にあり続けたことがわかります。
流動性の罠に嵌っている状況においては、中央銀行がいかにゼロ金利政策を採り、さらに、量的緩和策を採ってもデフレをとめることはできないということを言いたいのですね。アメリカにおけるインフレ懸念の表明に対する反論です。
これ、そのまま、日銀総裁に向けて誰かが言うべきですね。

ポストにしては、珍しく、アメリカ経済はまだ後退局面なのであり、失業対策がもっとも大切だという主張です。財政再建派は、R word つまり、recessionをどう考えているのかと。
Deficit hawks ignore the R-word

By Harold Meyerson
Wednesday, May 26, 2010

Of all the gaps between elite and mass opinion in America today, perhaps the greatest is this: The elites don't really believe we're still in recession. Or maybe, they just don't care.
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2010/05/25/AR2010052504438.html
アメリカの4月の公式発表された失業率は、9.9%なのですね。教職員30万人がレイオフされている状況下で教育はどうなっているのか。議会はそもそも、現状がまだ景気後退局面、リセッション下であることがわかっているのかって憤っています。
ここで引用されているタイムズの記事です。
‘Glimmers of Hope’ for Grads

By STEVEN GREENHOUSE
Published: May 24, 2010

This spring’s college graduates face better job prospects than the dismal environment encountered by last year’s grads. But that doesn’t mean the job market is thriving.
http://www.nytimes.com/2010/05/25/business/economy/25gradjobs.html
2010年4月時点における、25歳以下の大学卒業者の失業率は、8%(2009年4月が6.8%、2007年4月が3.7%)だとしています。全体の失業率が9.9%ですからそれよりは、ましではありますが、一般に大卒者の失業率が低いのが通常なのですね。
それから、アメリカの大学生は、教育ローンを使って大学へ行きます。金利は、10~15%なら低い方だと思います。
大卒者の平均初任給は4万ドルちょっとだとしてますが、この平均に満たない人や失業者は、ローンの返済ができなくて、いきなり底辺へ追いやられますね。
25歳以下の高校卒業者の失業率は、24.5%(2007年は、11.4%)だというからこれも深刻です。大卒者が高卒者がつく仕事についているということなのです。
若年者の失業率が高いのは、アメリカや欧州では、レイオフするときに若年者から切るからですね。年功序列賃金体系そのものが無いことの反映でもありますが。

1962年~1966年のゴールドワックス・コンプリート・シングルを聞きながら書いてますが、古きよきアメリカを感じますね。公民権運動と強力な人種差別政策、ベトナム前夜、JFK暗殺の時代ですが。
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by nk24mdwst | 2010-05-26 18:07 | 租税法(アメリカ)

uncertain world

きょうも、雨、梅雨のような感じです。
今朝は、暖房を入れてました。5月も終わりだというのに。

昨日、Jim Coleman のサイトにアクセスできないと書いたのですが、さっき見たら、ちゃんとありました。
http://www.jjcoleman.com/index.html
バイオを読むとわかりますが、Tuscaloosa での高校生時代、Chuck Levelle と友達だったのですね。
Jim Coleman, MDというサイトのタイトルが示すとおり、コールマンは医者でした。色々曲折があって、ナッシュヴィルに移り住み、そこで、Chet Atkins のかかりつけの医者になったのだと。

ウェブって、当てにならんですね。きのう、消えていたのに。

税法、財政学の話にいきなり方向転換します。

納税者の権利保障法制を考える上で、租税実体法と租税手続法における課税処分庁側と納税者との権利配分の関係が異なることについては、ドイツの税法学者アルベルト・ヘンゼルの議論を検討しなければならないということを以前書きました。検討してませんが。

ギリシャ政府の財政破綻懸念に端を発して欧州全体、特にEU諸国における政府の財政運営に対する信頼が薄れ、不安感が増しているわけです。
ギリシャはEUに加盟し、統一通貨ユーロを用いているので、独自の為替政策等による調整ができないのですね。EUは、主権国家の集合体であって連邦そのものではありませんが、経済的には共通通貨を用いている(イギリスは例外ですが)のですね。
ドルという共通通貨を用いてる連邦国家において、連邦政府自体が大幅な財政赤字を出し、さらに、連邦を構成する州政府財政が破綻同様だという状況も一方に存在するわけです。アメリカにおけるカリフォルニア州のことを念頭においています。
カリフォルニア州の経済規模は、ギリシャの比ではありません。
カリフォルニア州の財政破綻懸念があっても、同様の危機が起こらないのはなぜか。同州は必ずしも適切な対策を採っているようにも見えませんし。ただ、州の憲法によって均衡財政を義務付けられていることは事実ですが。

アルベルト・ヘンゼルの財政調整理論を検討するということが、上記のような問題を理解する上で有効なのかな。
ヘンゼルは、連邦国家における国と地方政府の関係について述べているわけですが、EU、アメリカそして連邦国家ではない日本において、その理論の有用性はどのようなものなのかというのが、今、私が考えていることなのですが。
ヘンゼルの財政調整理論については、三木先生、 森 稔樹先生などの名前がウェブで検索すると出てきますね。
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by nk24mdwst | 2010-05-26 10:03 | 音楽

no, it's not now

欧州の金融危機が、EU諸国の財政赤字のせいだということから、世界中で一斉に緊縮財政への方向転換が図られようとしているように見えます。
FDRの1934年の方向転換も同様の状況が背景にあったのかなあ。

アメリカ政府の方向転換を論難するニューヨーク・タイムズの社説です。
Editorial
Waste, Fraud and the Truth
Published: May 24, 2010

We certainly can’t argue with the stated goal of the proposal that President Obama sent to Congress on Monday — the Reduce Unnecessary Spending Act of 2010. It is an obvious challenge to the many Republicans who spent much of the last decade helping drive up the deficit with unjustifiable tax cuts and unrestrained spending and who are now caterwauling about fiscal responsibility.
http://www.nytimes.com/2010/05/25/opinion/25tue1.html
大統領が、無駄な歳出削減について議会の投票による同意を求めるという法案提出をしていることに対して、そんなことするなと。
無駄な歳出なんて、基本的には無いのだということです。社会保障関連支出が7割、残りは、軍事費その他ということなのだからと。
どこかの国の事業仕分みたいなことをやろうとしているようですね。
こういうポピュリズムは、駄目です。
タイムズは、無駄の削減には限りがある。したがって、どこかの時点(景気が回復基調になったら)において、増税が必要であろうと述べています。増税の対象はブッシュ政権下で大幅な減税の恩恵を受けた層だけではなく、中間所得層における負担も大統領選挙時の公約に反するものの、仕方がないであろうと結んでいます。
結構、まじめだと思います。
ニューヨークタイムズは、VAT導入賛成論ですから、VATが念頭にあるのかもしれません。

ポストは、どうでしょう。
President Obama seeks new version of line-item veto

By Lori Montgomery
Washington Post Staff Writer
Tuesday, May 25, 2010

As part of what the White House called a campaign to crack down on wasteful government spending, President Obama on Monday asked Congress to grant him new powers to slice lawmakers' pet projects from congressionally approved spending bills.
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2010/05/24/AR2010052403836.html
議会の反応について冷静に述べていますね。
上下両院の民主党院内総務は、この法案に前向きではない、また、共和党議員の方から見ると、今頃、何を言っているのだと馬鹿にしている。
かの国の大統領の超党派戦略というのは、結局、八方美人になろうとして、墓穴を掘るだけなのかな。

そもそも、財政赤字は、何でできたのか。
ブッシュ政権下における、巨額な財政支出(二つの戦争)と高額所得者に対する大幅な減税、そして、博打の利益に対する適切な課税が行われなかったことにより増幅されたバブルの崩壊に伴う大きな金融機関の損失とそれに対する政府の資金援助の結果ですね。
たしかに、景気浮揚のために今の大統領が減税や財政出動をしたのは事実ですが、それ以前に財政赤字は大きな規模で存在したのです。

アメリカの不動産市況は、例の居住用不動産購入に対する税額控除が無くなったので、低迷しだしました。在庫が積みあがりだしています。
留意しなければいけないことは、この税額控除制度を導入したのは、ブッシュ政権であり、それは、リーマン・ショックの前だったということです。
つまり、今となっては誰の目にも明らかですが、リーマン・ショックというかリーマン・ブラザーズが破綻する前に、既にアメリカの不動産価格の下落は、始まっていて、それを食い止めようとして、リーマンが破綻する半年前に既に、この税額控除制度は立法化されていたということです。
確信犯ですね。

私も不明を恥じますが、ブッシュ親子は、どちらも非常に聡明なのだと思います。特に、ジョージ・ウォーカー・ブッシュ、つまり先の大統領ですが、彼は、馬鹿な振りをしていただけですね。彼と彼の取巻き、チェイニーさんとかですが、みんな非常に賢明というか聡明な人たちだったと思います。知性はあるけれど、道徳的資質はというと、敬虔なクリスチャンで金儲けが大好きだったということでしょうね。

グラフを用いるクルーグマンの議論は、一見わかりやすいのですが。
May 24, 2010, 3:31 pm
Did The Postwar System Fail?

I’ve been posting about the contrast between the popular perception on the right that America had slow growth until Reagan came along, and the reality that we did fine pre-Reagan, in fact better; see here, here, and here. And what I’m getting as a common response — including from liberals — is something along the lines of, “That’s all very well, but by 1980 the postwar system was clearly failing, so what would you have done instead of Reaganomics?”
http://krugman.blogs.nytimes.com/2010/05/24/did-the-postwar-system-fail/
一般に、二つのオイルショックを経験した先進諸国では、日本が最初に脱出に成功しましたがどこも、戦後体制の崩壊に伴うスタグフレーションに襲われ、そこから脱出するために、レーガノミックス、あるいは、サッチャー、中曽根流の規制緩和路線が必要不可欠だったと言われるわけです。
そもそも、スタグフレーションの一因であるインフレを止めたのは、レーガンじゃなくてポール・ヴォルカーだと。さらに、1973-1981年(青線)と2000-2008年(赤線)の期間における、メジアン所得階層の指数のグラフを示し、青線、つまり、フォード、カーター時代の方が、ブッシュ時代よりも、景気変動サイクルを考慮してもパフォーマンスが良かったと述べています。つまり、累進的な所得税制、適正な規制、そして健全な労働組合が存在していた時代の方が良かったと。

なるほど、日本もそのとおりだ、納得、と言いたいところですが。

アメリカにおける1970年代における経済パフォーマンスの持続を阻んだのは、日本経済の伸張が要因の一つだということを見逃すわけにはいかないのでしょうね。中国等の台頭によって、日本が今、同じ目にあっていますから。

規制緩和、これ、本当は誤訳ですよね。deregulation だから、規制撤廃ないし規制破壊でしょう。規制撤廃が何を生んだのか。新しい産業の創出が無かったとはいいませんが、世界経済における金融部門の異常増殖と金融市場のカジノ化ですね。スーザン・ストレンジが、「カジノ資本主義」を著したのは、1989年でしたか。

1980年というのは、モスクワ・オリンピックの年でした。前年1979年末に、旧ソ連がアフガンに軍事侵攻したので、日本はオリンピックに行かなかったのですね。アメリカに右へならへ。イギリスは行きました。
1980年というのが、冷戦終結の始まりだったのかなと、個人的には考えています。
冷戦というのは、ディックの小説じゃないですけど、虚構の戦争状態を作り出すことによって膨大な軍事需要を創出する壮大なケインズ的実験だったのかもしれません。

まあ、いずれにしろ、その恩恵を受けて、西欧と北欧では社会民主主義政権が主導した福祉国家体制が成立し、日本の高度成長もあった。日本は、産業報告体制を戦時下において作っていたので、それが上手く機能したのだということは、野口・榊原論文が述べるとおりだと思います。
1980年代の円の切上げをやったときに、福祉国家体制に切り替えるチャンスが無かったのかなというのが個人的な、疑問です。チャンスはあったけど、やる気は無かった。
とどのつまりが、大平消費税、中曽根売上税の挫折を乗り越えた竹下消費税の導入でした。
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by nk24mdwst | 2010-05-25 19:19 | 租税法(アメリカ)

before the moon

もう、梅雨なんでしょうかね。鬱陶しい限りです。
今週は、こんな天気が続くようです。

夕べ、Jim Coleman のLittle Jo を聞き、次いでEddie Hinton との共作Coleman Hinton Project を聞いていました。
前者は、サザン風味のカントリー・フォーク・ロックにゴスペル風味をさっと振りかけたというところでしょうか。White Gospel というジャンル自体は存在するのですが。
エディー・ヒントンとやっている方は、ヒントンのギターと歌が、気に入っています。
こっちは、CDでは入手不能だと思います。
これらの楽曲(プラスアルファ)は、故ジム・コールマンのHPからMP3をダウンロードしたものです。ビットレートが高くて、良い音です。
残念なことに、きょう確認したら、このサイトは、閉鎖されていました。

最近、感じるのは、マスル・ショールズとナッシュヴィルとの音楽的な距離というのはそれほどあるわけじゃないなということなのですが。
いずれにしろ、マスル・ショールズ探訪シリーズで、Scott Boyer とかTommy Taltonあたりの近作も聞いてます。
この2人が組んでCowboy というバンドとしてカプリコーンで二枚のアルバムを出しているわけです。Duane Allman がセッションに参加していたりするのですが、これが手に入らない。
カプリコーン音源は、同社の破綻のおかげで、行方知れずなのでしょうか。

スコット・ボイヤーのHPもいつの間にやら消えていて・・・

ひょっこりみつけたのが、Swampland.comというサイトです。
要するにアメリカ南部諸州の音楽と「スポーツ」がテーマのサイトであるようです。
サザン・ロック、カントリーだけじゃなくて、Betty Davis のファンクもあったりするので、懐が広いというか。
スポーツがあるというのが、個人的には、少なからず気に入りました。
20 ベスト・サザン・ロック・アルバムなんて記事もあります。そのうちの7割ほどは、個人的には、余り評価できないというか好きじゃないし、屑じゃないかと思っているものが入っているので、なおさら、このサイトが気に入ったわけです。
Rolling Stone なんか、気取り屋の馬鹿が読むものだと考えていることが良くわかるので。逆も言えるかなということでもあります。

税金の話というか、財政金融政策の話をちょっとメモしておきたい気もするのですが、ここに貼るのは、止めます。

Steve Young のサイト更新されていて、新作ライブ・アルバムが高音質で落とせたりします。
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by nk24mdwst | 2010-05-25 18:38 | 音楽

roland clarence

梅雨のような、雨が今日も、朝から降っています。

電子政府か・・・
国の出先機関まで歩いて数分、なぜに、電磁的方法にて申請等をする必要ありや。槍が降ったら歩いていけませんが。
業界における電子化に関しては、私は旧石器時代にいるようなものでありまして。
しかし、東京の業界の親玉機関で電話に出た女性は、最近珍しい、居丈高な感じでありました。役所よりも役所らしいといわれるゆえんか。

しかし、やたらと、認証IDとパスワードだらけの世界になってしまい大変です。
自分が個人的に色々なサイトや色んなカードでIDとパスワードを設定するので、頭がぐちゃぐちゃになります。成りすまし盗難等防止のために、類推されないようなものに定期的に変えることをお勧めします、などといわれても、そんなことをしたら自分が締め出されてしまいます。
経験があるのです。どうせ使わないからいいのですが、Real.Com へは、自分のアドレスを使ってログインできなくなってしまいました。
余談ですが、本当なら有料で見せるべきものをただで見せてくれるサイトがあるとしたら、そのサイト運営者は、ただで見せても元を取れる理由があるのでしょうね。一定時間、そのサイトにつなぎっぱなしだということになりますから。

話変わって、Roland White の1976年のソロ・アルバム 'I Wasn't Born To Rock 'N Roll'がCDで出るようであります。
http://users.skynet.be/byrdsflyght/news2.htm
1976年の録音ですから、当然、Clarence White はいないわけです。
最近は、古いブルーグラスの方に関心が移っているのですが。

Jack Bruce のThings We Like を昨日、聞いてました。一応、ジャズ・アルバムということなんでしょうね。
音階の使い方とかは、ジャズというよりは、そうですね、ラベルとかドビュッシーのような感じです。
メシアンを思い浮かばせるようなところもあります。西洋古典音楽の学校へ行っているわけですが、彼が好きだった作曲家がどのあたりだったかと思う次第。
ディック・へクストール=スミスがサックス、ドラムがジョン・ハイズマン、ギターがジョン・マクラフリンにジャック・ブルースのカルテットですが。
1968年にA Songs For A Taylor より先に、というかCream 解散直後のレコーディングなのです。公になったのは、1970年。
ジャズ・ベーシストとみなされるのをジャック・ブルースは嫌ったようです。

ビートルズが出現する前、イギリスにはスキッフル・ブームがありましたが、もう一つ、トラッド・ジャズ・ブームもあったのです。このトラッド・ジャズ・ブームに飽き足らず、同時代のアメリカのジャズと同様のことをしようとした人たちもいました。数は、多くの無いのです。
もちろん、アヴァンギャルド・ジャズなんかやって飯を食えるわけが無いので、みんなビート・グループの録音で演奏したり、テレビ、映画音楽で仕事をしたりしていました。
プログレのカンタベリー一派などというのは、このイギリスのニュー・ジャズ一派とかなり近しいのですが。
そもそも、イギリスはマーケットやサークルが小さいので、ロックンロール、フォーク、ジャズ、トラッド、プログレ、テレビや映画の音楽のどれをとっても、60年代には同じ連中が登場するのですね。
必ず出て来るのが、アレクシス・コーナーの名前。

財政制度審議会の財政制度分科会の平成22年5月18日提出資料です。
議題は、財政健全化と経済「財政健全化・消費税とマクロ経済活動」ということで、井堀 利宏教授の報告資料がアップされています。
http://www.mof.go.jp/singikai/zaiseseido/siryou/zaiseia/zaiseia220518/01.pdf
消費税率を引き上げても景気に対しては中立的であると、ドイツ、イギリスの例を挙げて説明されております。

課税のタイミング論で全て解決するのかなあ。

原理主義的消費税率引上げ反対論者ではないつもりです。原理主義的消費税増税財政再建論者は存在するのじゃないかな。

学者が居並ぶ財政制度審議会で自分が課税事業者として消費税の申告納付をした経験のある人なんて、いるはずが無いわけですが。
それから、学者ばかりだから、資金繰りをやったり、価格交渉をしたりとかという経験も無いんでしょうね。

良し悪しを言いたいわけじゃないですが、日本のキャリア・システムにおける官僚のみなさんも自分で経済取引ってしたことあるんでしょうか。
卑近な例でいうと、転勤にあたり、引越先の借家を探して契約したりといったことです。みなさん、官舎住まいだと存じますから。いや、官舎にお住まいであることを、とやかく言っているわけではないのです。

ロバート・ルービンのような人物が大きな顔をしているアメリカとは、日本は違いますからね。
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by nk24mdwst | 2010-05-24 15:08 | 音楽