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mule or skinner

昨日、Seatrain を聞いていたので、きょうは、Muleskinner を聞いています。

Clarence White, Peter Rowan, Bill Keith, Richard Greeneに David Grisman という、当時のブルーグラス若手オールスターズですね。

Seatrain は、Peter Rowan とRichard Greene がこのバンドを作るために抜けたので崩壊したというわけです。
テレビ・ショーのためのライブ音源の他、後年、スタジオ録音も見つかっています。新鮮な瑞々しさが感じられるのですが、クラレンス・ホワイトが亡くなっていなければと思います。

Mule の続きで、午後は、Gov't Mule を聞き出すと、いつもと同じですね。

Henry Aaron は、Robert Palmer よりはるかに読んでて面白いなどと書かれては、どちらも迷惑でしょう。
税務行政の話なんて聞くと人は退屈な表情を浮かべるのが常なのだがって書き出しで始まる本が、実に興味深い論点を採り上げて検討しています。

このThe Crisis in Tax Administration は、アメリカの税務行政機構が抱える問題について論じられていて、最後に1章だけ国際比較について触れられています。
日本に、このような視点から税務行政を論じた本はないですね。

ここでまた、音楽の話に戻るのですが、ロバート・パーマーの視点は、やはり、現在の私とは相容れない部分が多いのだと感じています。Zappa を無視しているからというレベルではありません。
アメリカでは、今や、ロックを大学の研究科目としているところも少なからず存在するわけですが、その手の研究者にとっては、無難な見方とでもいうべきところでしょう。

アーカーンソー出身なのに、肝心なところを見逃しているという言い方をしてもいいのですが、Insect Trust なんてバンドで業界のことも知っているわけですから、敢て、解っていて肝心なところを書かない、書けな買ったのではないかという気もします。
日本で考える以上にアメリカにおける人種間の問題はセンシティヴであるようです。

パーマーは、モータウンのようなノーザン・ソウルとメンフィス、マスル・ショールズのサザン・ソウルの決定的な違い、つまり、ドラムのタイムの違いにちゃんと気がついているのです。モータウンの過剰なオーケストレーションの出自にも気がついています。
違うとはっきり書いているにもかかわらず、証拠を省略してファンク・ブラザーズを持ち出しています。

1968年以後のアメリカでは、モータウンがハリウッド製だということを大っぴらにいうことはできなくなったのでしょう。
ブラック・アメリカンで会社がスタッフからミュージシャン、歌手たちまですべてブラック・アメリカンだったモータウン・サウンドは、マーケットとしては白人青少年を想定したわけです。これに対して、ナッシュヴィルと行き来のあったマスル・ショールズの全員白人セッション・プレイヤーを代表してロジャー・ホーキンズは、モータウンは白いって言っている訳で。

ただ、パーマーの名誉のために一言付け加えると、晩年の原稿では、モータウンの音楽にハル・ブレインたちが関与していたことを認めていますけどね。

いつの間にか、外は雪で真っ白です。明日の墓参りと初詣は、雪の中ということになりそうです。雪かきしなくて済めばいいのですが。
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by nk24mdwst | 2009-12-31 13:31 | 音楽

when to die

休みだと思うと、早く目が覚める、がきですね。

ブッシュは、本当に無責任。
December 30, 2009, 11:08 am
Stop, you’re killing me

Eight and a half years ago, when I dubbed the first Bush tax cut the Throw Momma from the Train Act of 2001, I didn’t really think that we’d get to the point where there would be strong financial incentives for wealthy heirs to bump off their parents before the legislation expired, and the estate tax was reinstated. I expected one of two things to happen: Democrats would restore a sensible estate tax, or Republicans would achieve the political dominance needed to permanently abolish the tax. As John Belushi would have said, however, But NOOOOO. Instead, it’s really happening.
http://krugman.blogs.nytimes.com/2009/12/30/stop-youre-killing-me/
アメリカの相続税をめぐるどたばたについてですが、要するに、ジョージ・ウォーカー・ブッシュは、勝手に財政赤字を作って、後のことは知らないってやつだったわけです。
財政赤字の原因は、富裕層減税、2つの戦争。
しかし、2010年、一年間だけ、相続税をなくすなんて、どう考えても正気の沙汰とは思えない法律を通したものですね。
そのつけを、アメリカは払わされているわけですが、こっちに付回しをするな。

モンティ・パイソンの映像を貼り付けてますね、クルーグマンは。

アメリカの相続税の税率については、こちらを見ると解りやすいかと。
Death and taxes

Or, to be more specific, death and tax-avoidance

By Ezra Klein | December 30, 2009; 9:30 AM ET
http://voices.washingtonpost.com/ezra-klein/2009/12/death_and_taxes_1.html
繰返しになりますが、アメリカは遺産税方式なので、遺産税(相続税)の納税義務者は、日本のように遺産取得者ではなく、遺産を残した被相続人ということになります。ですから、被相続人の遺産額の大小が問題になるのですね。
2001年から段階的に、課税最低限が引き上げられ、それと平行して適用税率が引き下げられてきていることが解ります。
そして、2010年にアメリカの相続税はサン・セットを迎える。

今年の政府税制改正大綱にも、このサン・セットという言葉あるのをみつけて、筋がよくないなって思いました。

世界的な大きな流れから外れています。つまり、富裕層、国際企業課税強化という流れから外れている税制改正大綱だということですね。
次年度以後に見えてくるのは課税最低限の引下げに伴う、中低所得者課税強化ですね。これに、共通番号が加わると、本当に課税強化されるのは誰かが明らかになるでしょう。
そして、地ならしをした上で、消費税増税へという流れでしょうね。

完全に財務省の書いた図面の通りです。

給付付き税額控除の導入は、共通番号を導入するための目くらましとして使われるんでしょう。

来年になって色んなプロジェクト・チームを作るといっていますが、そのメンバー次第だと思いますが、自民党時代と余り変わらない人選だったりして。

前政権時代に税調委員でしたが、東大の神野教授が唱えるスウェーデン型の税制構造にしようというのかなという予感があります。ただ、日本とスウェーデンでは、国家の規模が違うし、経済社会構造もまったく違うのですよね。
スウェーデン並みの福祉が確保されるという前提を置けますか?!

地方分権がもう一つの大きな柱なのですね、スウェーデンでは。地方の財政自主権と執行権を大きく認めているのです。

そう思うと、も一度、北欧へ行って、向こうのシステムを見てくるって価値があるかもしれませんが。税制視察なんていって、役所へ行ってえらいさんにあって話を聞いたり資料をもらうって本当は余り意味が無いんですよね。
普通の人たちとお付き合いをして、実際の生活感がどうなのかということを肌で感じてこないと。

スウェーデンというのは、強力な監視国家体制、官僚国家体制なんですが。

私の個人的な嗜好からすると息が詰まる国です。
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by nk24mdwst | 2009-12-31 07:15 | 租税法(アメリカ)

see that train

年末のショッピング・モールは、やはり人出がいっぱいといいたいところですが、例年に比べると、はるかに人出が少なかったですね。

10度を超える気温で、南風が吹いています。
明日からは冬型だと言いますが。

Doobie Brothers のボックスを聞いていて、退屈だなと感じました。
タイトな演奏、きれいなハーモニー、Tom Johnston、Pat Simmons のギターとヴォーカルは悪くないし、上手く仕上がっているのだと思うのですが。
Eagles と同じですね。上手く出来すぎていて、温かみが無い。

ラジオでヒットしている曲を聞き流す分には構わないんでしょうが、アルバム1枚付き合うのは辛い。

このバンドが、非常に強力なライブ・アクトだったことは、十分承知していますが、スタジオ録音では、やはり、かなりセッション・ミュージシャンが参加しているのじゃないかなと思います。それが、いいとか悪いとかと言いたいわけじゃないですが。

セッション・プロをレコーディングで使うのはハリウッドの伝統だから、全く構わないのですが、60年の中核的なメンバーと70年代になってからとでは、その構成が変わっただけではなくて、基本的なスタンスが変わったのではないかという気がしないでもないです。

Seatrain を昨日の晩、久しぶりに聞きなおしてみたのですが、ブルーグラス・フュージョン・プログレ・バンドという認識は、変わらないものの、売れなかった分、Doobies よりも人間臭いというのは、単なる勘違いでしょう。

歌とRichard Greene のフィドル以外は、ほとんどセッション・ミュージシャンじゃないかと感じました。ベースとドラムが上手いので、あのへな猪口Blues Project の成れの果てのはずが無いと。

ブルース・プロジェクトから派生したバンドの一つが、Seatrain、もっとよく知られているのがBlood Sweat & Tears であるわけです。
Steely Dan をラジオで聞いたときは解りませんでしたが、アルバムを聞いて最初に思ったのは、こいつら、つまり、フェイガンとベッカーですが、この2人は、アル・クーパーがいた頃のブラッド・スウェット・アンド・ティアーズのファーストのアイディアのいただきをやってるなということです。
いただきでも、出来が悪くないので貶しているつもりはありません。ただ、フェイガンの歌声とあの気取った歌詞は、願い下げですが。

ウェスト・コーストのバンドでSで始まるものであと二つ、気になるのが、Spirit とSons of Champlin であります。

さて、新年に向けて一応、掃除とお飾りはしたし、後は、のんびり・・・とはいうものの、週末は、もう来年で、来週の月曜が4日だから、仕事か。長めの週末休み、どうしたものか。

音楽聞きながら、読書ですね。Henry A. Aaron & Joel Slemrod が編集してBrookings Institute Press から出ている、The Crisis in Tax Administration でも読もうと思っています。

政府の税制改正大綱が、納税環境の整備なんてタイトルから始まるわけで。
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by nk24mdwst | 2009-12-30 14:09 | 音楽

thinking about what george w. did

今日は、12月も押し詰まったというのに、晴天、山がきれいです。
黄沙のせいで、車は汚れていますが。

いやな商売でまだ仕事をしているという体たらく。

しかし、今の大統領の力がどうかという以前に、前の政権の負の遺産を考えるべきなのでしょうね。
太平洋のこちら側では、その前の政権からずっと踏み台にされ続けているんですが。

まず、相続税を巡るドタバタを論難するタイムズの社説。
Editorial
An Estate Tax Mess

Published: December 27, 2009

For much of the last eight years, the majority Republicans pushed through tax break after tax break that mostly benefited the wealthy. Now in the majority, Democratic lawmakers have failed to stop yet another tax benefit for the richest of the rich from taking effect in 2010.
http://www.nytimes.com/2009/12/28/opinion/28mon1.html
ブッシュ政権になってから、一部の民主党議員の支持もあり、相続税はデス・タックスだということで、課税軽減措置が行われてきたわけです。
アメリカは、日本と異なり遺産税スタイルなので、遺産を遺した被相続人が納税義務者となります。
2009年の制度では、350万ドル(夫婦では、700万ドル)を超える遺産相続をした人に対して課税がされるので、99%のアメリカ人にとって相続税は関係がないのですね。
そして、ブッシュ政権下で成立した法律によって、現時点の状況においては、2010年に限り、相続税は撤廃されます。そして、2011年から7万ドルを超える遺産相続に対して課税が行われることになります。
中小事業者等の中間層に対して多大な負担をもたらすものになるでしょうね。
2001年前のレベルに戻すという話ではありますが。

共和党政権下では結局、経済成長はなかったという話。クルーグマンなので、その点は、考慮する必要ありますが。
December 28, 2009, 8:53 am
Age of diminished expectations

“Economy poised for surge as most accurate economist see U.S.” reads the Bloomberg headline. So it’s a major disappointment to read what Bloomberg considers a “surge”: 3.5 percent growth in 2010.
http://krugman.blogs.nytimes.com/2009/12/28/age-of-diminished-expectations/
クリントン政権下においてだけ経済成長が存在したと。
長期的傾向を見るとその通りですね。
個人的には、クリントン政権時代にアメリカの成長をファイナンスしたのは、日本のゼロ金利と円高だったのだと思いますけど。つまり、アメリカの借金の返済を日本がしたと。

2000年からの2009年までの10年は、アメリカの失われた10年だというこちらの主張は、説得力があります。
The Big Zero

By PAUL KRUGMAN
Published: December 27, 2009

Maybe we knew, at some unconscious, instinctive level, that it would be an era best forgotten. Whatever the reason, we got through the first decade of the new millennium without ever agreeing on what to call it. The aughts? The naughties? Whatever. (Yes, I know that strictly speaking the millennium didn’t begin until 2001. Do we really care?)
http://www.nytimes.com/2009/12/28/opinion/28krugman.html
2000年の時点では、景気後退局面にあったのですよね。
そこへ、例の一件があって、その後、アフガンとイラクで戦争、借金で不動産バブルを作り、それをネタに国際的な金融バブルを作って破裂させたというわけです。
結局、アメリカの貸借対照表には借金だけが残った。こっちも同じだというのが辛いですが。

これに対する現政権の政策は何にもなっていないという議論もあるので、公平を期して。
2009 in review: TARP, mistakes and Washington's financial takeover

By Allan Sloan
Tuesday, December 29, 2009

We all have our year-end rituals. Mine is to examine what I've written during the year, follow up on yesterday's hot stories that have become today's overlooked stories, and own up to my mistakes of omission and commission.
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2009/12/28/AR2009122802143.html
基本的にポストとタイムズが論調が違うので、その意味では、かえって信頼性が高いのだと思いますね。

どっちを取るかは、読む人の価値観次第。

クルーグマンはアメリカの景気刺激政策は、来年の下半期に効果を失うので二番底が来るって言ってますけどね。

きょうも、Gov't Mule を聞きながら。
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by nk24mdwst | 2009-12-29 10:57 | 租税法(アメリカ)

come and blow, the wind, it's cold

Gov't Mule のSpanish Moon を聞きながら、外は、北風がドアに吹きつけ、年末の銀行に出入りする車の列が道路を占領している、今日この頃、みなさん、いかがお過ごしですか、なんて、誰が気にするものか。

チャック・レヴェールとランドル・ブラムレットが客演した、アフロ・キューバン・フュージョン風味がスパニッシュ・ムーン。活躍するのは、デレク・トラックスですけどね。

チャック・レヴェールは、ABBに参加当初のライブでの演奏は、個人的には好ましいと思います。フュージョンッポクなってしまうと、他にもこんな人はいるだろって。

まあ、この手のCDを入手したのもアマゾン経由なのですが、インチキするなって。
Sorry, Shoppers, but Why Can’t Amazon Collect More Tax?

By RANDALL STROSS
Published: December 26, 2009

BEFORE settling on Seattle as the home of Amazon.com, the founder, Jeff Bezos, considered placing the company on an Indian reservation near San Francisco. “This way, we could have access to talent without all the tax consequences,” he said in a 1996 interview with Fast Company.
http://www.nytimes.com/2009/12/27/business/27digi.html
ジェフ・ベゾスがアマゾンを作ったわけですけど、最初からSales Tax を逃れるということに関しては、確信犯なんですね。

最初は、Indian reservation 日本居を置こうとしたなんて話まで紹介されています。
本社のある、ワシントン州、ノース・ダコタ州、ケンタッキー州、カンザス州、それに現在訴訟継続中ですが、ニュー・ヨーク州で売上税を納税しているようです。
アマゾンの営業報告書によると、アリゾナ、カリフォルニア、デラウェア、フロリダ、インディアナ、ミシガン、ネヴァダ、ニュー・ジャージー、ペンシルヴェニア、サウス・カロライナ、テキサス、ヴァージニア、ウェスト・ヴァージニア、それとウィスコンシンの各州に拠点があるとされているにもかかわらず、これらの州では、売上税を納税していないということのようです。

ところで、アマゾンにはKindle という電子書籍を読むツールがあるわけですが、書籍をキンドル、音楽をダウンロードするという形のビジネスにしてしまうと、恒久的施設なんて概念はどうなるんでしょうね。

この問題、アメリカの州税の問題だと思われるかもしれませんが、国際的電子取引における付加価値税のような消費課税について、検討すべき大きな問題を投げかけているのだと思います。所得課税についても同様ですけどね。

いや、個人的にはアマゾンに感謝しています。アマゾンのおかげでアーロンの本とか手に入りましたからね。
Core Tax Annuals というイギリスの解説書シリーズのValue Added Tax 2009/2010も手元に来ましたし。
外国の付加価値税について、アーロンのような学者の書いた本は読みましたが、この手の実務書を読んでおくのも大事かなと。

来年は、まじめに本を読んで勉強して、音楽もまじめに聞いて、まじめに仕事をしようなんて言ったら鬼が笑うでしょうか。
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by nk24mdwst | 2009-12-28 12:52 | 租税法(アメリカ)

who cares, health cares

アメリカの医療制度改革法について、両院で可決された法案は異なるのでその相違点について。
A comparison of House, Senate health care billsTOOLBOX

By RICARDO ALONSO-ZALDIVAR and ERICA WERNER
The Associated Press
Saturday, December 26, 2009; 10:59 AM

The Senate Democratic bill (Patient Protection and Affordable Care Act):

WHO'S COVERED: About 94 percent of legal residents under age 65 - compared with 83 percent now. Government subsidies to help buy coverage start in 2014. Of the remaining 24 million people under age 65 left uninsured, about one-third would be illegal immigrants.
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2009/12/26/AR2009122600791.html
というのがワシントン・ポストに掲載されたAPの記事。
ロイターは、というと。
Major differences in Senate, House healthcare bills
Thu Dec 24, 2009 12:38pm EST

(Reuters) - The U.S. Senate on Thursday passed its version of sweeping healthcare overhaul legislation that aims to extend coverage to some 30 million uninsured Americans.
http://www.reuters.com/article/idUSTRE5BN2IP20091224
数学の時間だというクルーグマン。
December 26, 2009, 7:44 am
Numerical notes on health care reform

A couple of notes to address complaints about the Senate bill from the left and the center. (There’s no use addressing complaints from the right; in general, the safest thing when dealing with crazy people is to avoid eye contact.)
http://krugman.blogs.nytimes.com/2009/12/26/numerical-notes-on-health-care-reform/
数学は、最近因数分解もできないことに気づいて、がっかりしています。

だって、使うこと無いですからね。
暗算もできません。昔は、二桁の掛け算、割り算は暗算できたのですが、今は、一桁の足し算、引き算も計算機を使わないと心許ないです。

計算機での計算は、普通の人よりはるかに速いと思いますが。

誰か、貸借対照表原理で経済学を論じてくれないでしょうかね。

経済学の怪しげなところは、複式でないことですね。複式簿記原理を使えばもっとちゃんと解るはずなんですが。

ただ、経済学で名をなした人の自伝なんかを読むと、簿記が苦手だったなんてかいてあるんですね。
微積分よりも複式簿記のほうが難しい?!

Laura Nyro なんて聞いてます。
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by nk24mdwst | 2009-12-27 13:30 | 租税法(アメリカ)

love so badly, play so badly

今日は、月に一度の墓参りの日。
今年、最後の墓参り。幸い、遠くに山も見えて、雨にも雪にも降られなさそうで。
これで、風無く、ろうそくとお線香がちゃんと点れば、いうことなし。

いうことなしの一年だったかって?

そんなはずはありません。あんたにこれ以上、びた一文出せないって県の役人に言われて立ち退きさせられ、どたばた引越ししたとさせられた年がいいはず無いので。

今年のベスト・テンのトップは、県の役人のびた一文発言。
二番目は、20年ぶりの歯の治療かな。
三番目、うーん、Lumpy Money が出たこと。これは、最高でありました。

まあ、今年出たCDとか本で気に入ったものを並べるんでしょうが、大体、頭の中でパッと浮かばないんだからしょうがない。

Skip Battin は、アルツハイマーでなくなったのだそうです。ちなみに、昨日、書いたスキップのCDにクレジットされていないけど、加わっているSneaky Pete も同じ病気だったそうで。

今年は、緊縮財政でCD購入は、アマゾンをほとんど使わなかったことかな。本は仕方ないけど。

Michael Bloomfield のIt's Killing Me なんて聞きながら書いているんですが。彼の歌は、さすがに、ちょっと、ね。ふと思い出しましたが、Duane Allman の歌声に似ていないことも無い。

Sonny Boy Williamson がイギリスから帰ってきた後、言った言葉が、They love blues so badly, and play so badly. というわけです。
イギリスの若い連中について、やつら、ひどくブルース好きなんだけど、ひどいブルースやってるって感じでしょうか。

このときイギリスで、サニー・ボーイと一緒にプレイしたやつらって、ちゃんと録音が残っているんですね。まあ、言わずもがなですが、Five Live Yardbirds というアルバムで。

ロバート・パーマーにこの話をぶつけられたECいわく、確かにあのときはひどかったけど、そのあと、もっとましになったって。これにうなずく、パーマーもやっぱりちょっと変です。
Rolling Stone なんかに書いている人は、やっぱり余り信用できない。
まあ、ここで、批評家としてのロバート・パーマー論なんかやっても意味ないんでやめましょうね。

実は、このパーマーのクラプトンに対するインタヴューの中で、例のクラプトンは神だ云々について、どう思っていたかって質問があるんですね。そこでのクラプトンの回答を読んでいて、これ何か記憶の片隅にあるなと思って、考えてみたら、何のことは無い、Mothers のWe're Only In It Money の中に挿入されている、ピアノの中に頭を突っ込んで録音されたという例のたわごとと同じなんですね。

あのたわ言、ザッパが書いて渡したのかって疑問が少しあったんですが、そうじゃなくて、クラプトンがそう思っていたってことのようですね。パーマーはザッパを無視しているので、ここで突っ込めない。

商売柄、年末から年始というのは忙しく仕事をしなければならないことが法律で宿命付けられているのです。おまけに、宿題は、提出したのが帰ってきて、年明け必着なんていわれているし。

というわけで、極力、税金の話なんかしたくないのであります。

Gov't Mule もメロウだなって感じます。ドノバンのメロー・イエローは?
ドノバンは、まだ、全部PCに落としてないんですね。Mellow Candle なんてバンドがありますが、これは悪くない。
これは、PCに落としたんですが、ファイルを移動するときに消えたようです。ソニーの馬鹿。
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by nk24mdwst | 2009-12-27 08:26 | 音楽

the present from j sierra

今日は、南風が吹いていて、雨が降っています。

昨日、Sierra Records からクリスマス・プレゼントじゃないですが、Skip Battin のTopanga Skyline が届きました。
2010, Sierra Records とクレジットされているんですが。
一応、予約していたので、送料込み15ドルです。
円高の進行を考えると、17.5ドル+送料に今のレートとどちらが安かったのかはわかりません。

こんなこと初めてですが、簡単に紹介。
このアルバムは、1973年7月13-20日に録音され、お蔵入りになったものが本体です。これに、80年代にスキップがイタリアのレーベルから出した二枚のアルバムから2曲、さらに、おまけで1965年のテレビの映像のDVD(リップシンクですが)というものです。

バッティン以外のメンバーは、Chris Ethridge, Bob Beeman, Herb Pedersen, Byron Berline, Alan Munde, Roland White, Mike Boden, Al Perkins プラス・アルファです。

Gene Parsons のKindling, Coutry Gouzette のDon't Give Up Your Day Job, Gram Parsons のSleeples Nights それに未完に終わったClarence White のソロ・アルバムと5枚がセットで出される予定だったのだそうです。
このメンバーでツアーをする準備もされいたようですが、GP とクラレンスが亡くなったので、それも無くなったと。

昔、デイヴ・マーシュが、スキップの書く曲は、Byrds 向きじゃないなんてこき下ろしていました。たしかに、デヴュー当時のきちんとプロデュースされたというか、プロのプロジェクトとしてのバーズのラインからは完全に離れていますがね。

クリス・ヒルマンによると、Dr Byrds 以後のバーズでは、ロイヤリティ・メンバーはRoger McGuinn だけだったという話です。
ただ、逆に、マギン以外の連中が好きにやっていたように聞こえないでもないです。
最近、この時期のバーズが悪くないと思っている次第で。

ワーナーが没にしたものも含めて1973年のシリーズは、全部そろったような感じですね。

クラレンス・ホワイトはこのアルバムのリハーサルにはずっと参加していたということです。まあ、当然でしょうね。ただ、7月15日に亡くなっちゃったので、この完成品にはクレジットがないわけです。

GPのボックスにも期待しましょうかね。

アルバムの中身について触れてない?マーシュじゃないですが、スキップの曲や歌が好みかどうかって話がありますけど、バーズ時代よりはるかにカントリーよりですね。

夕べは、Cold Blood を聞いていました。デヴュー・アルバムと二作目では、やっている連中が違いますね。

1969年と1971年では、録音環境が違ってくるのでしょう。
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by nk24mdwst | 2009-12-26 11:25 | 音楽

contemplating

先週末からの寒気は、どこへ行ったのか。
昨日、今日と、暖房をいれずにいられるほどです。恥ずかしながら、事務所の中でコートを着てマフラーを巻いてはいますが。

ウォークマンの中身を少し入れ替え、60年代の音楽を少しずつさかのぼろうかなと。
年齢のせいか、メロウなものを好むようになってきたと感じています。ただ、私の場合は、いまや、Zappa はすべてメロウ、Gov't Mule だって、メロウと感じるのでありまして。
心して聞くのは、Beefheart ですね。ただし、ライブとMirror Man Sessions 以外は、メロウに感じられるというとどういう神経だってことですが。

そもそも、メロウって何だって。メロンの間違いじゃないか?!

メロウとかソフトという言い方は、まちがいなんでしょうね。70年代のある時点から以後の音楽は、特定の人たち以外は受け付けないのに対し、遡った場合は、シューベルトだって構わないのです。

Doug Kershaw とSviatoslav Richter の The Complete EMI Recordings のどっちが欲しいかななどと考えているわけです。考えるだけならただですから。カートに入れてクリックなどはしません。

アメリカの医療制度改革、上院の下院それぞれの可決法案の大きな開きをどう穴埋めするのか。
Tidings of Comfort

By PAUL KRUGMAN
Published: December 24, 2009

Indulge me while I tell you a story — a near-future version of Charles Dickens’s “A Christmas Carol.” It begins with sad news: young Timothy Cratchit, a k a Tiny Tim, is sick. And his treatment will cost far more than his parents can pay out of pocket.
http://www.nytimes.com/2009/12/25/opinion/25krugman.html
引用しておいてこんなことをいうのもなんですが、はっきりいって、私は、何にもわかっていません。
アメリカの税制について、アメリカにも税金があるんだなって知っている程度です。
アメリカの医療がどのようなシステムで現在運営されていて、それがどのように変えられようとしているのかなんてわかりません。
アメリカでもわかっている人っているんでしょうか。

立法関係者はわかっているはずだ、あるいは、学者は、それなりに意見を持っているはずだなどということができそうなのですが、そうなのか。
医療保険、あるいは年金制度というのは、財政学でいうと社会保障財政です。財源はというと社会保険料と予防が税金と呼ぼうが、広義の租税だということになります。この租税を専門とする財政学者は、逆にこの給付を前提とする社会保障財政のことがわかっているのかという話です。

これに、社会保障の担い手を連邦とするのか地方政府とするのかによって、租税に関しても連邦租税論と地方租税論に分かれてしまうわけですね。

アメリカの話だから関係ないのです、こちらにいる限り。

ただ、12月22日に閣議決定された平成22年税制改正大綱では、社会保障財政と租税を財源とする国家財政、さらに地方財政の話が、混然となったまま提示されているという印象を受けるのですね。
グランド・デザイン自体が示されていないので、それを、どうやって透かして見るか、です。

グランド・デザイン自体が存在しないなんてことは、ないはずですし。

要するに政権交代が起きたということは、これまで積み重ねられてきた自民党政権時代における議論は、ご破算になって、一から白紙に画を書くことができるということなのではないだろうかと感じます。従来の議論の延長線上にあると思われるものもあるし、いきなり唐突に登場したと感じられるものもあるからです。
唐突に登場したもの自体は、これまで議論されていなかったというものではないのですが、従来の議論の延長線上にはないように見えるということです。
具体的に、どの部分がということを指摘せずに、全体の印象レベルで述べているので、何を言っているのだといわれればそれまでです。正直にいえば、まだ十分に咀嚼して検討するところまでいたっていないだけの話ですが。

いくつかキーワードをあげてみてもいいのですが。

扶養控除をなくして子供手当を行うということは、ある意味枝葉末節で、こんなことで、自分は損をする得をするなどと一喜一憂するのは意味がありません。それから、この人的控除をなくして給付に変えるというところで、人的控除という租税における概念と給付という社会保障における概念が同時に登場することになるわけです。つまり、租税を論じる財政学と、社会保障を論じる財政学の両方が登場するわけです。
どちらも、専門特化していて両方がわかる人なんていないと思います。だって、どちらか一方をわかっている人だっていないでしょうから。

なんだかいやな感じのものが出てきたという感じなのですが、批判するにしろ、賛成するにしろ、提言するにしろ、まだよく全貌が見えないのですね。それと、細かな財政上の数字の資料が欠落しているので、なおさらわかりにくいのです。

余計な一言ですが、別紙でOECDの統計に基づく租税と社会保障に関する国際比較の表があったりしますが、もっと、本質を突いた国民負担と給付とGDPについての資料があるのに、そういうものが載っていません。意図的だというと叱られるかもしれませんが、意図的なのか、馬鹿なのか。

給付付き税額控除の存在も影響していますが、アメリカでは年末調整がないので確定申告によって税額還付を受けることになるわけです。J
ackson Hewitt Slips After Losing Partner’s Support

By BLOOMBERG NEWS
Published: December 24, 2009

Shares of Jackson Hewitt Tax Service dropped 23 percent on Thursday, after its bank partner cut off most of the money it used for tax refund loans.
http://www.nytimes.com/2009/12/25/business/25jackson.html
普通の人は、申告代理業者に申告を依頼するわけです。最大手がH&R Block でその次が、ジャクソン・ヒューイットなのですが、これが窮地に陥っています。

日本の給与所得者は年末調整で12月ないし1月に税額還付を受けられます。アメリカの場合は、申告期限は4月15日ですから、還付は早くて4月末からということになります。
納税者とすれば早く、還付税額を手にしたいわけで、それに対して、申告代理業者が先払いで還付税額相当額を貸すというサービスがあるわけです。
このローンの金利で、実は、儲けるのですね。

ところが、売り上げ不振のジャクソン・ヒューイットに対して、メイン・バンクが資金を融通しないことになったというか、州の規制当局から融資を差し止められたのですね。

日本でも給付付き税額控除を導入するに従い、相当数の新たな確定申告をする納税者が出てくると考えられます。これに対して、現在の税理士だけに認められている申告書作成に関する無償独占がどうなるのかという問題があります。
私は、無償独占なんて無くせばいいと個人的に思っていますが、日税連はそうは、考えていないようです。

ただ、いずれにしろ、黒船が来るって、前の大武国税庁長官が脅しをかけましたが、黒船なんて怖くはないです。データをインドのバンガロールに送って処理するなんてやり方で、電子申告をやるなんて日本で可能かと思うのです。
最大の問題は、提出された申告書を処理する税務当局のマン・パワーその他のリソースの問題だと思いますけどね。
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by nk24mdwst | 2009-12-25 19:01 | 租税法(アメリカ)

taxation of the obama administration3

最後に雑駁な感想です。

Ⅴ.おわりに

 オバマ政権の税制改革の基本姿勢は、個人、法人所得課税において課税ベースを拡大し、特に、最高税率引上げによる、高額所得者に対する課税強化、国際投資をする富裕層、多国籍企業に対しては国際課税強化を中心とし、低中所得層の所得税額負担軽減を目指しているように考えられる。逆に、ブッシュ政権下における税制がバブルを醸成する本質を持っていたことを再検討すべきであろう。
 建設事業者に対する納税者番号の義務化等、執行面では厳しくなるものと思われる。
 アメリカ経済全体に対する刺激策としての政府の財政支出(減税を含む)は、均衡財政を強いられる地方政府の緊縮財政、増税路線により減殺される部分がかなりあると思われる。それに対しては、連邦政府が州政府等に対して援助を行うという原則は2009年法で明らかにされている。しかし、カリフォルニア州のように州政府、州市民の選択によりこれまで経済規模に見合った税収を上げていなかったとされるところに対する財政援助が国民の理解を得られるかどうかは不明である。
 現実に、カリフォルニア州は、国に直すと世界で8番目のGDPがあるとされるが、財政破綻状態にあるにもかかわらず、なんら有効な手立てを打つことができず、マリファナ解禁をして課税する案が浮上している有様である。
 なお、オバマ政権の最大の公約の一つに医療保険制度改革があったが、その財源が明らかにされてはいない。2月にポール・クルーグマンがニューヨーク・タイムズのコラムで連邦付加価値税の導入可能性について触れていたが、5月末のワシントン・ポストの社説がNational Sales Tax(付加価値税)導入に触れている。
 その後、元FRB議長のポール・ヴォルカーが連邦付加価値税の導入論について発言している。ヴォルカーは大統領税制諮問委員会委員長である。
 12月3日ロイター(電子版)によると、KPMGが10月に全米の大企業経営者を対象に行ったアンケートによるとアメリカにおいて今後5年のうちに連邦付加価値税の導入を予測するものが57%に及んでいる。
 低中所得層に対する増税を行わないというオバマ大統領の選挙公約に合致するとされる。また、企業経営者は、付加価値税は完全転嫁が可能なので、問題は、帳簿システムとソフトウェアの問題だけであろうとしている。
 個人的には、付加価値税の転嫁論は神学論争なので意味が無いが、一般にいわれる逆進性の問題をどう考えるかという支店が抜け落ちている。経済学者は、クルーグマンのように所得税の累進度を高めて所得再分配が必要だとする論者でさえ、付加価値税は経済的に中立だなどという馬鹿なことをいっている。輸出補助金としての側面については、否定するものではないが。
 なお、付加価値税は放漫財政を招くとして共和党筋は基本的に反対の模様であるが、ブッシュ政権時代に検討していた事実もある。現在、政権が変わり、高所得富裕層、国際的な多国籍企業に対する課税強化が行われている中においての付加価値税導入論は、共和党の伝統的な考え方(高所得者優遇)とは相容れないものと見られる。
 医療保険制度改革の実態、財源と政治状況、アフガン増派戦費を巡るWar Tax 論についてまで触れることはできない。今後の検討課題である。
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by nk24mdwst | 2009-12-24 11:36 | 租税法(アメリカ)