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anyway, the wind blows

先週末の通夜、葬儀、昨日は、東京とんぼ返りで、8月にすべきことのやり残しがたまっていて。というか、単純に疲れました。
飛行機、空港が夏休み最後の日曜だというのに人が少なかったので驚きました。

The Byrds のUntitled/Unissued を聞いていました。疲れたときは、なじみの音楽ですね。

そのころアメリカの大統領は、ニクソンでみなに忌み嫌われていた、少なくとも若い人、リベラルと称される人たちにはというわけです。私と同い年のクルーグマンは、そのニクソンが懐かしいと。
Missing Richard Nixon

By PAUL KRUGMAN
Published: August 30, 2009

Many of the retrospectives on Ted Kennedy’s life mention his regret that he didn’t accept Richard Nixon’s offer of a bipartisan health care deal. The moral some commentators take from that regret is that today’s health care reformers should do what Mr. Kennedy balked at doing back then, and reach out to the other side.
http://www.nytimes.com/2009/08/31/opinion/31krugman.html
テディ・ケネディが死んだので、当時のことを振り返るという書き出しなのですが。

1970年と現在とでは、中道の守備位置が大きく変わっているのですね。
これは、太平洋のこちら側でも同じだと思います。

フランスもスイスを利用した脱税摘発に乗り出しました。
France Pursues Tax Cheats Using Swiss Banks

By DAVID JOLLY
Published: August 30, 2009

PARIS — Just days after France reached a new tax treaty with Switzerland, a French government official said the authorities had achieved a breakthrough in obtaining Swiss bank account data amid a push to catch tax cheats.
http://www.nytimes.com/2009/08/31/business/global/31iht-tax.html
日本は、関係ないって振りするんでしょうか?

だったら、日本でも安心と胸をなでおろす人がいるのでしょうか。

イギリスは、トービン・タックスを入れるという話だし、多国籍企業、国際的な富裕層に対する課税逃れに対する課税強化の動きは世界的になってきているように見えます。

おととしには、どれも思いもつかなかったような状況が起きているわけですね。

しかして、この国は、変わるのか?

しがらみを捨てて、あるべき税制論をやるときじゃないかなと。というよりも、他の国の租税制度、税務執行体制がかなり大きく変わろうとしているのに、日本は、二周ほど遅れてしまっているのです。
基本的に、国際課税強化、高額所得者課税強化、付加価値税は基本的に触らない、法人税も基本的に大きくは触らないという方向でしょうか。

この国も中期的な税制改革の見通しは、昨年末に自民党が出したもの、あるいは、民主党が出したものの延長線上になるのでしょうか。この二つは、違うようで、本質的にはそんなに大きな違いはありません。
むしろ、民主党がこのとき言っていた事の方が、まともというか。
私は、個人的には、もっと抜本的な検討をと言いたいのですが。

あの民主党の税制改革案なら、別に役所はかまわないんじゃないかなと思います。

ただ、理屈と現実は違うので、もう少し現実を見据えたものにする必要があるのだと思いますけれど。

民主党の昨年の税制改正大綱は、所得再分配の本質的な見直しに関しては、給付付き税額控除、その一方で、納税者権利憲章を謳ってはいますが、税務執行強化も言っていますから。

適正課税は当然あってしかるべきですが。

年内にいろいろ動きが出てくると思うので、予習をしておく必要がありますね。

Untitled/Unissued は、Roger McGuinn が集大成的なものを超える新しいものをやろうとしたのだなという意欲を感じます。ただ、バンドとしての統一性、統一感というのは必ずしもそういう方向には向いていないようですが。
Skip Battin の書いた曲は、バーズ向きじゃないとデヴィッド・マーシュが貶していましたが、そんなに単純なものでもなさそうです。
バーズは、自力で飛行できるようになったとき、飛ぶべき場所がみつからなかった、あるいは、飛ぶべき場所の地図がなかった、という感じでしょうか。
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by nk24mdwst | 2009-08-31 15:51 | 租税法(日米以外)

what's about local gov't

きょうは涼しいですね。台風が近づいているようですが。

カナダのメディケアは、全国民を対象としています。
Obama health reform turns spotlight on Canada

By CHARMAINE NORONHA
The Associated Press
Sunday, August 30, 2009; 12:39 AM

TORONTO -- From screaming babies to frail seniors, Canadian-born or recent immigrants, the patients flow continuously through the waiting room of Dr. Kamini Kambli's clinic. Most have made their appointments that day. None will receive a bill.
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2009/08/29/AR2009082901161.html
カナダ人自身は、制度の不備を指摘していたのですが、アメリカでの医療制度改革反対論者から、失敗例としてあげられているのに反発しているわけです。

ブッシュ政権での経済政策のかじ取り役だったグレン・ハバードの議論。
Obama’s Mixed Messages

By R. GLENN HUBBARD
Published: August 29, 2009

PRESIDENT OBAMA’S health care plan is in trouble. If he really wants to accomplish reform, he might start by learning some lessons from the past. I witnessed firsthand President George W. Bush’s attempt, and unfortunate failure, to reform Social Security. Now, Mr. Obama is making similar mistakes in his effort to fix our health care system.
http://www.nytimes.com/2009/08/30/opinion/30Hubbard.html
ブッシュ政権も個人勘定、まあ、民営化ですが、それによって医療制度改革をやろうとしたけど失敗したと。

借金は、仕方がない。
Till Debt Does Its Part

By PAUL KRUGMAN
Published: August 27, 2009

So new budget projections show a cumulative deficit of $9 trillion over the next decade. According to many commentators, that’s a terrifying number, requiring drastic action — in particular, of course, canceling efforts to boost the economy and calling off health care reform.
http://www.nytimes.com/2009/08/28/opinion/28krugman.html
1930年代の均衡財政政策が戦争の引き金になったとし、連邦財政赤字の金額の大きさに驚くなと。財政赤字が不況を崖っぷちから救ったのだとし、財政赤字規模自体も、経済規模自体が大きいので解決できる範囲だと。
ここで出口戦略、あるいは、引き締めに転じることは政治が馬鹿だからだと。

地方財政の赤字が連邦財政の経済刺激政策の効果を減殺しているという議論を余り見かけないのですが。
地方自治体の赤字問題は別の問題として議論されているようなところが、個人的には納得できないです。

数日前にイギリスの金融取引課税の話は税金の話を探していて見つけたのではなくて、ジム・ゴードンのことを調べていて引っかかりました。
イギリスのブラウン首相は、ジェイムズ・ゴードン・ブラウンなので、英語で検索をかけると引っかかってくるのです。
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by nk24mdwst | 2009-08-30 14:41 | 租税法(アメリカ)

the byrds flyght in 1970

1970年ごろのバーズの様子の記事が、クローダディにありました。

Byrds for Gearheads
by Dinky Dawson   August 26, 2009
http://crawdaddy.wolfgangsvault.com/Article/Byrds-for-Gearheads.html

ここでは、当時のバーズのギアについて書かれています。ストリング・ベンダーについても詳細に書かれています。
Bだけではなくて、E, B, G, Dをベンドするタイプもありだったということだったようです。

1970 Tales of Byrds and Brownies
by Dinky Dawson   July 16, 2009
http://crawdaddy.wolfgangsvault.com/Article/1970-Tales-of-Byrds-and-Brownies.htmlこちらは、バーズの最期について。

このサイト、なんか色々ありますね。
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by nk24mdwst | 2009-08-29 15:30 | 音楽

a lot to be done

きょうは、天気予報が外れて、蒸し暑いです。

つまらん、研修会で話を聞いています。昨日の晩は、Merry Go Round を聞いていたはずなのですが、記憶がありません。

ノーテルはカナダの破綻した携帯電話メーカーですが、滞納税額について、I.R.S.から裁判所に請求されました。
Nortel faces $3 bln tax claim in U.S.
Fri Aug 28, 2009 5:42pm EDT

TORONTO, Aug 28 (Reuters) - Bankrupt Canadian telecom equipment maker Nortel Networks Corp (NRTLQ.PK) owes the United States Internal Revenue Service a staggering $3 billion in taxes and interest, according to a claim filed in the company's bankruptcy case.
http://www.reuters.com/article/bankruptcyNews/idUSN2837688120090828
延滞税も含めて30億ドルの滞納があるというのが課税側の言い分。それに対して、ノーテルは繰越欠損金が合った筈だと。

リーマン・ブラザーズが破綻しましたが、リーマンに対しても同様の訴訟が提起されています。これらの訴訟は、連邦破産裁判所に対しておこなわれます。

結局、無い袖は触れないので、最終的にどれだけ払えるかで決着するのでしょうが。

日本の租税訴訟は、すべて裁判所ということになりますが、アメリカの場合は、連邦租税裁判所、連邦地方裁判所、連邦請求裁判所、そして連邦破産裁判所の4つで行われるということになります。
上訴された場合は、連邦巡回裁判所へ持ち上がるということですけれど。

ワシントン・ポストが有識者?!に現政権の赤字財政問題について聞いています。
How Can President Obama Regain His Political Footing?

Sunday, August 30, 2009

With polls showing that President Obama is losing ground, The Post asked political experts what he could do to regain the initiative. Below are contributions from Scott Keeter, Michael S. Berman, Newt Gingrich, Donna Brazile, Robert J. Blendon, Christine Todd Whitman, Dan Schnur, Ed Rogers, Harold Ford Jr. and Ed Gillespie.
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2009/08/28/AR2009082803158.html
かなり、厳しいです。

これに対して、例によってクルーグマンは、前の大統領が悪かったと。
August 28, 2009, 10:59 am
The burden of debt

I respect Jim Hamilton a lot, so I take his criticism seriously — and he raises questions that others raise too about my relatively sanguine assessment of the debt situation. Yet I think that he and others are quite wrong, on several counts.
http://krugman.blogs.nytimes.com/2009/08/28/the-burden-of-debt/
今後10年間の経済成長は、これを見ろという感じでしょうか。


UBSについてですが、連邦所得税を免れているということは州所得税等の脱税もあるはずだというわけです。
Conn. To Investigate Possible Tax Evaders

By THE ASSOCIATED PRESS
Published: August 28, 2009

HARTFORD, Conn. (AP) -- Attorney General Richard Blumenthal says he's investigating whether any Connecticut residents are illegally evading taxes through offshore accounts.
http://www.nytimes.com/aponline/2009/08/28/business/AP-US-Offshore-Accounts-Conn.html?_r=1&scp=7&sq=tax&st=cse
コネチカット州の州検事当局が、摘発を検討しているようですが。州知事が容認するのは、わかるのですが、I.R.S.との情報交換協定でもできたのでしょうかね。
もっとも、連邦当局によって訴追された人や法人は、名前が公表されますから逃げようが無いでしょうけどね。
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by nk24mdwst | 2009-08-29 15:02 | 租税法(アメリカ)

so were the days

振れるにも程度があるかなと。
In Britain, Fear That a Tax Would Drive Banks Abroad

By JULIA WERDIGIER
Published: August 27, 2009

A suggestion by the chairman of Britain’s markets regulator that financial transactions be taxed to deter excessive risk-taking and future crises has ignited a heated debate in London’s financial industry and beyond.
http://www.nytimes.com/2009/08/28/business/global/28turner.html
租税制度を利用して何かを規制できるかということについては、基本的には懐疑的にならざるを得ないと考えています。

バブルを煽る税制、富の偏在をもたらすための税制というもの存在は認めますが。

*8月31日、追記

これ、イギリスでトービン・タックスを入れることだと今頃気づきました。お通夜に行く算段で、考えている暇がなかった。

これは、歴史の話ですね。ニクソンが大統領辞任の引き金となったテープの話。ターゲットは、亡くなったテディ・ケネディです。
Nixon dug deep for dirt on Ted Kennedy

By CALVIN WOODWARD
The Associated Press
Friday, August 28, 2009; 3:24 AM


WASHINGTON -- President Richard Nixon considered Ted Kennedy such a threat that he tried to catch Kennedy cheating on his wife, even ordering aides to recruit Secret Service agents to spill secrets on the senator's behavior.
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2009/08/28/AR2009082800345.html
j個のきじの3ページ目にまで行かないとたどり着きませんが、ウェブ上で、ニクソン・テープのライブラリーが存在するのですね。

nixontapes.orgというサイトです。http://www.nixontapes.org/index.htm

結局、10時に出発、帰ってきたら4時半。葬儀からの儀式が一通り終わりました。
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by nk24mdwst | 2009-08-28 17:15 | 租税法(日米以外)

a man must walk

きょうは、曇り空、蒸し暑いです。

何で、月末に、こうばたばたするのか。先月もばたつきました。生病老死は、人知の及ぶところではなく、予定表に入れるわけにはいかない。

カーナビから、ボブ・ディランの声が聞こえたら、どうします?
On GPS, Bob Dylan Might Guide Lost Drivers Home

By Paul Farhi
Washington Post Staff Writer
Thursday, August 27, 2009

Bob Dylan: folk-rock legend, poet-spokesman of his generation . . . and GPS voice?

Maybe. The enigmatic troubadour said on his satellite radio program that he is negotiating with two car manufacturers to be the voice of their in-car navigation systems. Insert your own Dylan-lyric pun here about "no direction home" or "there must be some way out of here" or "how many roads . . . ."
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2009/08/26/AR2009082603658.html
ディランは、ペプシやキャディラックその他の広告にすでに出演しているのですね。

しかし、Victoria's Secretの広告に出たというのは、ちょっと驚きであります。このメーカーは女性下着専門なので。
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by nk24mdwst | 2009-08-28 09:57 | その他

what's immotal?

今日も、晴れ。暑くなりそうです。

テディ・ケネディも亡くなりましたが、大叔父も亡くなり、今日はお通夜です。
この大叔父の弟は、昭和20年の8月にフィリピン沖で、戦死しています。要するに、輸送船が撃沈されたわけですが。
お盆に墓参りに行くと、この大叔父の家が私の家の本家なので、代々の法名と没年月日が石に彫ってあるのをいやおうなしに見ます。
昭和20年8月初めに亡くなった私の知らない、大叔父、その前は、大正時代に同じ年に何人も亡くなっています。スペイン風邪です。

このブログ、身内の不祝儀ばかり書いているような気がします。
10月は祖母の7回忌です。祖母の母親は、スペイン風邪で亡くなったと聞いています。

ラリー・ネクテルが亡くなったのが一番、ショックでしたかね。大叔父には悪いですが。

アメリカの不動産市況が一変したのですね。
INSTANT VIEW: Another big jump for sales of new homes

Wed Aug 26, 2009 12:16pm EDT

NEW YORK (Reuters) - Sales of newly built U.S. single-family homes rose for a fourth straight month in July to set their fastest pace since last September, while the inventory of unsold homes fell to the lowest level in 16 years, a government report showed on Wednesday.
http://www.reuters.com/article/GCA-Economy/idUSTRE57P33920090826?sp=true
不動産の在庫レベルは、過去16年間で最低レベルになり、7月まで4ヶ月連続で新築住宅が作られたと。

今年の税制改正で導入された、新規住宅取得者に対する8,000ドルの税額控除が効果を出したようです。
過去3年間に、住宅を持っていなかった人が新たに住宅を取得した場合、最大8,000ドルの税額控除が受けられるという制度です。
これは、日本の住宅等借入金等控除とは違い、税額ゼロでも税額控除額が還付されるので、実際には消費者に対する補助金として機能します。同様の制度は新車購入の場合にも創設されています。

期限が限られているので、駆込み需要が出ているのかもしれません。

この要件をきちんと充たしているのかどうかについて、後から、問題が起きるような人もおそらく少なからず出るのでしょうね。

UBS事件の一連の騒動というのは、基本的にサモンズ(summons)という行政上の召喚状の効力をめぐるものだったわけです。
フロリダ連邦地裁は結局、海外の法人であるUBSに対するジョン・ドウ・サモンズの有効性に冠するUBSからの申し立てに対する判決は、結果的に出さずじまいでした。

UBS関連で脱税(tax fraud)で有罪で実刑を食らった人たちは、みな、有罪答弁をして、さらに司法取引をしています。これは、刑事訴訟法の世界ですが、結局、量刑をどうするかということでしかなかったのですね。

北野税法学流にいうと、納税者の権利には、租税の使い道の監視まで含まれるということになりますが、一般的には、納税者の権利保護、擁護というときには、租税制度の公平性とか、租税の使い道にまで言及されることはなく、税務行政の執行上の透明性、手続的な納税者権利救済の道が設けられているかどうかという議論になります。

もっとも、アメリカの全米納税者連盟は、地方政府レベルにいたるまで、税金の使途を見張るという姿勢です。運動としては、アメリカでも一定の効果を持っていることを昨年のブッシュ政権の金融機関救済策に対する下院での否決に結果の一端が現れているといえます。

日本の場合は、そもそも、税務行政にかかわる手続規定がいわゆる先進国の水準に達しているのかどうかというのは、判断に苦しむところです。日本的な曖昧さにみなが甘えているという点を否定できませんから。
資料調査課とか特別調査部門などといってくるのは、すべて任意調査ですしね。

アメリカの今回の一連のことを見ながら考えたことは、summons, subpoena(罰則がついています),warrant の違いはどのような場面で出てくるのかということですね。

サモンズや、サピーナは、行政法ないし、私法上において登場するわけですが、ワラントは刑事事件だけかというと必ずしもそうではないようですし。

アメリカの最近の租税判例を見ていると、巡回裁判所とか連邦最高裁レベルで争われているのは、基本的に手続法上の問題が多いのだとわかってきました。実体法的な問題は、逆に租税裁判所で争うほうが実効性があるのだと。

今日は、Ry Cooder を聞くことにしましょう。
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by nk24mdwst | 2009-08-27 10:27 | 音楽

granduncle's gone

秋空っぽいのですが、今日は、少し暑くなりそうです。

今週は、朝一番と夕方に必ず聞いているのが、Henry Kaiser の’Those Who Know History Are Doomed To Repeat It’です。
最初に聞いたとき、何だって思ったのですが、タイトルに偽りなく、思わぬ拾い物というとカイザーに失礼ですか。

最初は、オリジナルと比較をして些細な違いが気に入ったりいらなかったりしたわけです。ただ、このアルバムは、全体がカヴァー・ヴァージョンばかりなのですが、この選曲で、この順序で聞くことを続けていると、カイザーの音楽として受け入れられるようになって来ました。

大体、The Man Who Shot Liberty ValanceとかOde To Billy Joe と同列でDead とBeefheart が並んでいるわけでして、繰り返して聞いているうちに、オリジナルのことを忘れてしまいます。
突然、Mirror man!!! なんて叫び声が聞こえたりするので、オリジナルを思い出してしまう。実に浅薄な第一印象だったと反省をしております。

きょうは、Poco でも聞きましょう。まあ、最初にペダル・スティールを入れたロック・バンドのひとつですが、ヒットに恵まれず、やってた音楽も大きな流れを変えるようなものではありませんでしたが。

Ritchie Furay 曰く、Eagles が当初のカントリー・ロック路線から、ハード・ロックの方向にシフトしてきたので、自分たちもそうせざるを得なかったと。
イーグルスがシフトしたころというのは、Doobie Brothers, Steely Dan, Little Feat といったあたりは、若干の色付けの違いはあってもほとんど同じような音楽をやるようになってしまっていました。
バンド間の交流もあったので、同じ声がしてましたしね。

このころの彼らの音楽をどう考えるかという以前に、イーグルスのシフト、方向転換はなぜ起きたか。

1980年前後に、ナッシュヴィルのメイン・ストリーム・カントリーがアーバン・カウボーイ路線にシフトしてくるのです。必然的に、ロック・バンドのほうは、ロック食を強めざるを得なかったのでしょうね。

ナッシュヴィルのアーバン・カウボーイ路線シフトに対抗して、アウトロー・カントリー、オルタ・カントリーが登場してくるという構図でしょうか。このオルタ・カントリー路線で表舞台に立ってくるバンドというのは、根っこは、ABBとかLynyrd Skynyrd のようなサザン・ロック・バンドにあるのですね。
このあと、Punk の登場と機を一にして、カントリー・パンク・ロックのようなものをやりだすのですが、これが、ナッシュヴィルのお偉いさんには、受け入れられず、小さな会場をバンで回ったり、あるいは、ウェスト・コーストへ行くということになったようです。
Steve Earle, Dwight Yoakamといったあたりでしょうか。

Chris Hillman (Desert Rose Band)がヒット曲を出せたのはメイン・ストリーム・カントリーが方向転換してきたのと同時期なのですね。ちなみに、Bakersfield というのは、大恐慌時代にオクラホマから移住してきた人たちとその子孫が中心の町なのだそうです。

FZがいうInland Empire には、それなりに意味があったようです。
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by nk24mdwst | 2009-08-26 10:53 | 音楽

larry's gone

ラリー・ネクテルが亡くなったのですね。享年69歳。
Larry Knechtel dies at 69; bassist, keyboardist for '70s soft-rock group Bread

Knechtel played keyboards and bass with the Wrecking Crew, a group of L.A. studio musicians, before joining Bread in 1971. His arrangement of 'Bridge Over Troubled Water' won a Grammy in 1970.
http://www.latimes.com/news/obituaries/la-me-larry-knechtel24-2009aug24,0,3190712.story
ラリー・ネクテルのベスト・ワークというのは、どれになるんでしょうね。

'Bridge Over Troubled Water' のピアノ演奏ではないと、個人的には思うのですが。

Bread のDavid Gates は、高校でLeon Russell の同級生でしたが。
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by nk24mdwst | 2009-08-25 16:49 | 音楽

i've been thinking

夕べは、薄手の布団だと寒いくらいでした。特に、明け方は寒いと感じました。
結局、今年は、夏がなかったようです。

涼しいとよく眠れるようで、昨晩は、Eddie Hinton を久しぶりに聞こうかなと思ったところで記憶が途切れています。歯医者さんで、疲れたかな。痛みを感じたのですね、治療中に。
我慢ができない痛みというほどではないのですが、小さな痛みでも歯の痛みというのは、まったく別物ですね。胸の鈍痛も嫌ですけどね。

アメリカの大統領もやるもんだというか、WashintongPostは、手厳しいです。
Senior UBS Official, Key Donor Shares Some of Obama's Down Time

By Michael D. Shear
MARTHA'S VINEYARD, Mass. -- One of President Obama's golfing buddies Monday was a top donor to his campaign and the president of a bank at the center of a U.S. investigation into illegal tax shelter.
http://voices.washingtonpost.com/44/2009/08/24/senior_ubs_official_key_donor.html
休日に大統領がUBSのアメリカ法人社長とゴルフを楽しんでいるというわけです。
大口献金者であるようですね。アメリカでは、個人献金は構いませんから。

いずれにしろ、アメリカの大統領も完全に方向性を見失いつつあるようで、それを強いる国民に対して怒るクルーグマン。
All the President’s Zombies

By PAUL KRUGMAN
Published: August 23, 2009

The debate over the “public option” in health care has been dismaying in many ways. Perhaps the most depressing aspect for progressives, however, has been the extent to which opponents of greater choice in health care have gained traction — in Congress, if not with the broader public — simply by repeating, over and over again, that the public option would be, horrors, a government program.
http://www.nytimes.com/2009/08/24/opinion/24krugman.html
レーガン以後の27年間で、アメリカの所得上位0.1%の所得は7倍になったわけです。それに対して、中位所得層の場合は、22%の増加。この27年間の経済成長の3分の1以下なのですね。
富の偏在の問題をどうするか、ということです。

アメリカは世界の縮図で、同様のことが世界各国で起きていて、さらに、世界のすべての人々をカウントするとさらに巨大な規模で同様な富の集中が起きているというわけです。
時計の針を逆に回すな、規制緩和路線、小さな政府路線を捨てるなと叫んでいる新聞もありますし、バラマキは、無責任という意見も納得できるのですが、世界的なこの大きな流れは止まったのかどうか。

個人的には、アメリカの規制緩和の動きは、ニクソン時代に最高裁の判事を保守的な人物に少しずつ入れ替えるところから布石が打たれ、南部民主党のカーター政権のときにその萌芽が見られたのだと思います。
確実に目に見える形で実行に映し出したのはレーガン時代ですが。

アメリカの政権、あるいは、国民の意識とアメリカの音楽の流行というのは案外、相関関係があるように思えるのですが。

さて、バーナンキがFRB議長再任ということになりましたが、政治任命職というのは大変です。

アメリカの場合、政府の省庁の長官だけではなく、一定の地位以上の人たちは、大統領に任免権があります。大統領が候補者を指名し議会の承認を得るということですね。これが、政権成立後7ヶ月目なのに大幅に滞っているのです。
Obama’s Team Is Lacking Most of Its Top Players

By PETER BAKER
Published: August 23, 2009

WASHINGTON — As President Obama tries to turn around a summer of setbacks, he finds himself still without most of his own team. Seven months into his presidency, fewer than half of his top appointees are in place advancing his agenda.
http://www.nytimes.com/2009/08/24/us/politics/24confirm.html
バーナンキは、FRB議長に再任されましたね。

しかし、財務省、司法省その他重要省庁の主要ポストが空席です。
もちろん、空席というのは言い過ぎで、ブッシュ政権時代に任命された人たちが後任が決まらないのでそのまま職責を果たしているという状況なのですね。

ヒラリー・クリントンが大統領になったらやめるといったI.R.S.高官がいましたが。

今日、流れているのは、Randy Newman です。
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by nk24mdwst | 2009-08-25 13:22 | その他