カテゴリ:音楽の本( 16 )

captain, captain

きのうは、お休みしました。

遠来の友来るあり、語りて過ごす。

きょうは、とりあえず、これ。
February 6, 2011, 3:27 pm
Live Analysis: Super Bowl XLV, Packers Beat Steelers, 31-25
By THE NEW YORK TIMES
http://fifthdown.blogs.nytimes.com/2011/02/06/live-blog-follow-super-bowl-action-here/
今日も、ビーフハート聞いています。

確定申告シーズンなので、予告無しの来客多し、仕事はかどらず。
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by nk24mdwst | 2011-02-07 16:31 | 音楽の本

yes, snow again much more

午前中は11時半まで雪かき。月末にしてることじゃない。

ザッパ・ビーフハート本入手。パラパラめくる。企画としては正解、誰がやっても誰かが文句をつける。
評価にはどうせ興味がないし、レコーディング・データその他はウェブ上その他に詳細なものが存在するわけで。

ザッパ、ビーフハートのバンドOBとか関係者のアルバムをかなり網羅していて、こんなのも入るのかって感じがあるのだけれど。Judy Henskeを持ち出すなんてやりすぎでしょうに。
持っているから言える。それくらい、私が馬鹿だってことか。

Gentle Giantを聞きながら、腰の痛みをこらえ、月末最後の追い上げに入る・・・明るいうちに帰らないと帰り道が恐い。

身体を普段使わないので、肉体労働は心地よい疲れをもたらすのでありますが、頭の中まで空っぽになって仕事にならん。ビールがのみたい。
アンコール・ワット、アンコール・トムは夢の彼方だけど、目を瞑れば思い浮かぶ。

フェスブックで感じてるのは、アメリカ南東部、要するにディープ・サウスってことですけど、皆気のいい人たちですね。宗教保守からウルトラ・レフトもいる、ジョニー・キャッシュのファンだけどセックス・ピストルズだって聞く。
ブルーズとカントリー、ソウルは要するに基本的素養なのだって感じです。オズモンズのマスル・ショールズ録音なんてのもあるんですね。

日本の国債は心配ないって、気楽なクルーグマンですが、ダボス会議について。
A Cross of Rubber
By PAUL KRUGMAN
Published: January 30, 2011

Last Saturday, reported The Financial Times, some of the world’s most powerful financial executives were going to hold a private meeting with finance ministers in Davos, the site of the World Economic Forum.
http://www.nytimes.com/2011/01/31/opinion/31krugman.html
インフレなんか来ないって。
この記事の最後で、19世紀末から20世紀初頭のアメリカの有力政治家ウィリアム・ジェニングズ・ブライアンについて触れています。長引くデフレ下で中西部の農家の支持を受けた、民主党系の大統領候補でしたが、一度も当選できませんでした。ポピュリストの系譜にある人ですが、上手く都市部の労働者票を集められなかった。
そりゃ、雇用者にブライアンに投票したら首にするぞって脅されたらね。
当時のアメリカ経済の状況。
January 30, 2011, 4:30 pm
Recessions Under the Gold Standard

One of the discouraging features of economic debate today — maybe it was always thus, but it seems especially intense now — is how much of it rests on “facts” that aren’t, but which become articles of faith.
http://krugman.blogs.nytimes.com/2011/01/30/recessions-under-the-gold-standard/
金本位制でもで不況は長引くって話です。
ここで示された19世紀の後半にアメリカにおける産業資本、金融資本の集積が完成したのです。
ブライアンは、累進所得税等を提唱していたんですけどね。

二人のローズベルトとウィルソンがブライアンを阻んだ。
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by nk24mdwst | 2011-01-31 16:35 | 音楽の本

o neil

Bert Janschがニューヨークで公演しています。そのレヴュー。
Casually Tough, Steeled by Ghosts

By BEN RATLIFF
Published: December 16, 2010

From this distance, the early 1960s Edinburgh and London acoustic folk scenes that produced the singer and guitarist Bert Jansch seem credulous, pious, sentimental to the point of mysticism, a lot of impressionable boys and girls trembling before the authentic.
http://www.nytimes.com/2010/12/17/arts/music/17jansch.html
ニール・ヤングの昨年の全米ツアーの前座をバート・ジャンチはやったんですね。
そのお返しで、今年は、バーとの前座は、ニールの奥さんのペギーがやってる。

ブラウニー・マギーに影響を受け、ブルーズを始めたスコットランド人なんて紹介ですね。あとは、ニール・ヤングそのほかに対するバートが与えた影響。
バート・ジャンチのギター・スタイル、歌い方をどう捉えるかというのは、なかなか難しいものがあるわけで、この評者もかなり困っている様子がうかがえます。

まず、ブラウニー・マギーやビッグ・ビル・ブルーンジーがニューポート・フォーク・フェスのイギリス版という感じで渡英するのがブリティッシュ・ブルーズ・ブームの始まりです。彼らは、アメリカのクラブ等では既にエレキを使いモダンなスタイルでやっていたわけですが、ニューポートでは、トラディショナル・カントリー・ブルーズを演じさせられた。
同様に、イギリスでもアクースティックを使ったスタイルで公演して回ったのですね。
正しておかないといけないのは、バーとに影響を与えたのは、この評者がいうブラウニー・マギーじゃなくてブルーンジーだということです。
それらか、ブルーズやフォークに関してはアメリカからイギリスに対して影響が最初に与えられるわけだけど、それに反応して生まれたブリティッシュ・ビート・グループ、ブルーズ・バンド等がアメリカのポップ音楽を変え、バーズ等を生んだ。
バーズ等から派生したジェファーソン・エアプレーンへのイギリスからの回答がフェアポート・コンヴェンション。まあ、私の解釈ですが。
ペンタングルは、最も優れたブルーズ・ギター・ロック・バンドだったと時期があると思います。ちょうど、クリームとかってバンドがあったころの話。

エーと、何を書こうとしていたんだっけ。

ペンタングル解散以後のバートは、商業的には成功していません。アメリカで1970年代初頭に録音した数枚のアルバムは悪くないと思いますが、時代にはそぐわなかった。
近年、Black Swanという佳作を出しましたが、体調があまりよくないと聞いていたのに頑張っているようで、まずは、一安心ということかな。

ギタリストとしてはJohn Renbourneが数段上なのだと最近思います。でも、ISBのロビン・ウィリアムソンの連れだったって考えると、ね。
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by nk24mdwst | 2010-12-17 18:07 | 音楽の本

happy birthday

天気予報が外れて、一日、晴天。

決算、二件やっつけ、原稿、一本仕上げて、疲れがどっと。

きょうは、Dan Penn の誕生日です。
彼のバイオです。
Dan Penn helped shape the development of southern soul music with his legendary songwriting, musicianship and production.
http://www.danpenn.com/dan.htm
GPも、ダン・ペンの曲、やってますね。
キース・リチャーズがGPについて。
Keith Richards Writes About Gram Parsons In Life
Posted: Nov 13, 2010

Keith Richards Writes About Gram Parsons in Life

I’ve been reading Keith Richards’ new book, Life. I’ve already made some notes for the Swampland review, but today I reached page 247 where Keith writes about Gram Parsons.
http://swampland.com/posts/view/title:keith_richards_writes_about_gram_parsons_in_life
今日は、のんびりダン・ペン・メドレーというわけで、Irma Thomasなぞから始めております。
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by nk24mdwst | 2010-11-17 16:29 | 音楽の本

mirror mirror me are R

John French のビーフハートの本は、まだ、全部、読み終えていません。
段組58行で860頁余りあるので。
700頁、読み終えて、まだ160頁も残っているというのは、楽しみであります。

時間がかかるのは、英語で書いてあったりするから。途中で、放り投げだしたくなったりはしません。こんなに面白い本は、久しぶりですから。
ポイントが小さいので、余り長い間続けて読んでいられないのです。
それと、索引がないので、頭に全部叩き込まないといけないし。参照のために1950年半ば以後の流行りもの音楽、ブルーズ、R&B、それにビーフハートとザッパの手持ちの音源を色々探して聞いたりしていまして。

箸休めじゃなくて、目を休めるために、Jack Bruce のバイオ、Electric Folk, それからSouthern Music/American Music を読んじゃいました。
ペーパーバックだから、持ち歩きやすいこと、字が大きいこと、書くのが本職の人が書いているから読みやすいこと、音楽家が書いているわけではないので、他を参照するまでのこともないことでしょうか。
わかった風なことを書きましたが、字が大きいから。

ジョン・フレンチの文章が解りにくいということではありません。構成もきちんと時系列に沿って、個々の事柄についても、複数の人物の意見を聞いて真実に迫ろうとしています。まあ、ビーフハートに人生を奪われちゃって自分の人生の意味が自分の理解している通りでよいのかどうかということを確認しているビーフハートのバイオグラフィの形を借りたフレンチのバイオグラフィとでもいえばいいのでしょうか。
誰か、ビーフハートやザッパだけではなく、第二次大戦後のアメリカの音楽や映画に通暁した練達の翻訳者によって翻訳されるといいななんて思うのですが。
ビーフハートやザッパなんか所詮B級のまがい芸術のインチキだというくらいの信念のある方が望ましいです。

ただ、恐らく翻訳本を買うと思われるのは、今のところ、私とFDさん、でしょうか。
FDさんのおかげでこの本の存在を知ったことを非常に感謝しております。

アンテロープ・ヴァリー・ハイスクールのHPをみつけたのですが、CBもFZもジョニー・フランクリンもそこにはないようです。

同級生、同窓生という話でいえば、リオン・ラッセルとデヴィッド・ゲイツは、高校の同級ですね。

マジック・バンドの悪夢のハリウッド体験のあとに出てくるのが、デブがリーダーのキャンド・ヒートが当たったこと。Hourglass がこけたときのプロデューサーだったダラス・スミスの仕事です。
Hourglass の演奏はほとんどすべてセッション・プロですが、デヴィッド・ゲイツがいたのかな?!

Southern Music/American Music は、アメリカの大学の先生が書いた本できちんと要領よくまとまっていて悪くない本でした。初版ではなくて改訂版を読んだのですが、著者の一人が、サザン・デモクラットとサザン・バプティズムについて論じた本があるようで、興味を持ちました。

O Brteher がヒットしたことは悪いことじゃないけど、あれは、やっぱり南部に対するステレオ・タイプの見方、迷信や誤解をそのまま上手く使っているだけだと。音楽にしても、アパラチアン・ブルーグラスのように素人に聞こえるかもしれないけれど、特定の地域の特徴のない、仮想のものだって断じているのですね。ダン・ティミンスキーはヴァーモント、アリソン・クラウスとジリアン・ウェルチは、それぞれイリノイとカリフォルニアの出だと。ウェルチは、ジュリアード出身だし。

古い、ザディコの演奏を漁っていたら、ジェームズ・バートン・スタイルのドブロに出くわしました。バートンはもちろんルイジアナ出身ですが。
ザディコとウェスタン・スウィングとハワイアンの間にサーフ・ミュージックがあるのかな?!地理的な意味でいっているので、深く考えてませんけど。
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by nk24mdwst | 2010-05-05 16:31 | 音楽の本

the loess blown in from china

今日は、全国的に強風で飛行機が欠航しているようです。
昨日は、既に強風で遅れが出ていました。昨日の帰りの飛行機は離陸、着陸の前後の揺れ方は、なかなかのものでありました。
しかし、上手い人もいるのですね。風が吹いているので、旋回せずに真っ直ぐに急上昇で離陸したと思ったら、着陸のときは、強い南風が低空から地上で吹き続けていて、機体が揺れ続けているのを、着陸時のショックの方が小さいくらいで、着陸させたのですね。感心しました。

南風のせいで、当地の方が東京より気温が高く24度ほどあったのが、夕方から風向きが北西風に変わり、夜半から強い雨も混じりました。風も強くなるばかり。

今朝、お彼岸の墓参りに行こうと思い、車を見てびっくり。ピカピカになんかしてはいませんが、濃紺の車が茶色の車になっていました。
春の黄沙での汚れには、慣れていますが、これほどのは、初めてです。

モンゴルで大きな砂嵐があり、北京で凄い黄沙が降ったというやつが、海を越えてやってきたのですね。

むかし、夏になると、夜、雲霞がそれほど家の中に数え切れないくらい入ってきたものです。当時、知りませんでしたが、この雲霞という小さな緑色の昆虫は、西風に乗って大陸からやってきたのです。
近年、全く見かけなくなりました。かわりに、ひどくなる一方の黄沙。

中国大陸の産業化、あるいは農地の放棄が進み砂漠化が起きているのでしょうね。モンゴルにも同様のことがいえるのかもしれません。
黄沙で今朝は、遠くが見えないだけではなく、なんともいえない嫌な匂いが漂っていました。

大阪の梅田駅前で感じた匂いに近いでしょうか。

墓参りに行きましたが、突然、また大粒の雨が降り出しました。

Harry Shapiro のJack Bruce: Composing Himself は、1950年代以後のイギリスのジャズ・シーンについても詳しく触れられていて、面白いです。
ジンジャー・ベイカーとの確執についても、客観的に書かれています。それから、これまで、ジャック・ブルースが言った言葉や彼のしたことだとして私が呼んだ記憶のある事柄のほとんどが、事実に反する事もわかってきました。

アイドル・ポップ・バンドのマネジメントをしていたロバート・スティグウッドがグレアム・ボンド・オーガニゼイションのマネジメントを行い、リトル・リチャードの全英公演でGBOが前座を勤め、惨憺たる客の入りで、破産しかけたという話には、笑いましたが。

イギリスのジャズ・シーンについては、もちろん、おまけでCDがついていた、ディック・へクストール=スミスの自伝が詳しかったですが。
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by nk24mdwst | 2010-03-21 15:16 | 音楽の本

this is it

小雪が時折強風を伴ってちらつき、寒さが足元を伝わる感じです。

微熱のせいか、いつもにも増してぼんやりしています。

John French の本は、一日、数頁ずつ、読むようにしています。字が小さくて辛いので。
いや、読み出すと止まらないのです。
色々な思いがやたらと出てくるのは私の悪い癖ですが、そういうことではなく、非常によく書けていると思います。
ジョン・フレンチが非常に、知性にあふれた人物であることがよくわかりました。
下手な音楽評論家風情や、研究家よりはるかにましです。
それから、自身がシーンの中心にいたにもかかわらず、独善に走らないようにという配慮でしょう、当時の関係者、要するにザッパ、ビーフハート周辺にいたほとんどの人にその生い立ちから問いかけをしているというスタンスは、研究者的な視点ですね。

Denny Walley が公式にザッパやビーフハートのディスコグラフィに登場するのは70年代になってからですが、50年代に砂漠の町、ランカスターにいたのですね、彼も。

'40年代後半から’50年代にかけてのアメリカの普通の人たちの生活の中から、若者文化というかロックンロールやブルーズ、R&Bに関する青少年の関心が高まっていく背景まで視野に入れていて、ハルバースタムの50年代を描いたノンフィクションよりも、面白いです。

ジョン・フレンチは1948年生まれですが、ベビー・ブーマー以前の世代、つまり1940年生まれのザッパとかビーフハートたちと戦後生まれのベビー・ブーマーとの世代間の意識の違い、さらに、同じベビー・ブーマーでも50年代以後に生まれた世代の違いなどもきちんと意識していて、ビーハートやザッパのファンのための本に終わっていないように、感じます。

要するに、1989年のベルリンの壁崩壊以後、冷戦体制化の西欧社会も緩慢な崩壊の過程をたどっているように感じるのですが、第二次大戦後のアメリカの世界制覇を成し遂げたという時代をみなが謳歌していたことを振り返るのにちょうどよいような感覚を読みながら感じています。

GMに勤めるブルーカラーの人たちがダウ平均株価を気にしていたという時代があったのです。

例によって突然の方向転換なんですが、シューベルトの弦楽四重奏、それもNHKのFMでライブをカセットにエア・チェックしたやつをいつも車の中で聞いていた時期があったのです。ほとんど、そらんじているくらいなんですが、いま、のんびり聞いていると、ヘンリー・マンシーニなんかのラウンジ・ミュージックの方がはるかにスリルがあるなと。

西洋古典音楽は、やはりライブで聞かないと駄目ですね。いいライブだと目が覚めるし、中途半端な出来だと眠くなる、退屈だったら席を立てばいいんですが。
指揮者、演奏者によっていいグルーヴを感じる演奏があるということだけは、何度か経験しました。必ずしも楽曲に左右されるわけでもないようですし。
ただ、私がいい演奏だと思うものと、周囲にいる普通のクラシックの聴衆がよいと感じているものは、なんとなく違うものであるようだということも気づいたのですが。

ゆうべは、久しぶりにPentangle などを聞いていてJohn Renbourne がダウランドのマドリガルなんかやっているので、そういえば、学生時代、オープン・チューニングでない方のギターでリュートのための曲を弾いて遊んでいたなって思い出しました。
譜面どおりに弾くのはそんなに難しくないのですが、どんな風に弾けばいいかが解りませんでした。ダンス・チューンだということが理解できなかったわけです。
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by nk24mdwst | 2010-02-05 16:28 | 音楽の本

the magic in a desert

三週間ぶりに、雪が降っています。積雪5cmくらいですが、既に春の淡雪の感あり。

昨日の晩、がんばって、Cream のGoodbye を聞きました。
何であんなバンドがステージでうけたか、あんなバンドのレコードが売れたか、理解に苦しみます。

3人がばらばら。音楽性が違うとか、人間関係以前に、アンサンブルの体をなしていない。
バックビートを打てないドラマーとギターとベースのタイムが一致していない。ギターとベースは勝手に違うことをやっている。
スタジオ録音でさえそんな感じだから、ライブはもう頭が痛くなる。

ヒット曲としてラジオでよくかかっていた数曲くらいでしょう、聞けるのは。

しかし、何で12歳からいままで、ジャック・ブルースに付き合っているのかは自分でも解りません。かれは、ロック・ベーシストとしては失格だと思うし、歌と曲は、彼自身独自の思い込みの世界だし。
こんなのが中心で、まともにインプロヴもできないギタリスト、祭り太鼓みたいなドラマーのバンドが何であんなふうになれたんでしょう。
プロモーションの力か。
舞台衣装がよくて、見栄えがしたからだったりして。

プロモーションについて、ロック史上最悪のマネージャーは誰かってMojo の記事。
The Worst Rock'n'Roll Management Decisions In History

ブライアン・エプスタインが筆頭なのはご愛嬌だとして、注目すべきは6番と7番。
親父等の身内が6番、自分でやるのが7番。
Zappa は、6番と7番に該当です。

John French のBeefheart: Through the Eyes of Magic がアマゾンUKから届きました。
ハードカバー上製864頁、白黒ですが写真と細かい字がびっしり。

ザッパやBeefheart と同じ、ランカスター生まれのジョン・フレンチが高校時代から話を始めています。
読み出すと、仕事を放り出さなければいけなくなりそうなのでしばらくお預けですが。

ビーフハートやザッパ周辺に当時いたほとんどのミュージシャンにインタヴューしています。それに、自分の見解を述べて今日に至るものです。
775頁以降の部分は詳細なトラックノートです。90ページ以上あるのです。

全然話が変わるのですが、Apostrophe のタイトル曲は、ザッパとジャック・ブルースそれにJim Gordon のインストなんですが、この曲のほかのヴァージョンを知りません。それから、この曲が録音されたいきさつもよくわからない。
ジャック・ブルースの自伝(3月に出る予定)を見たら解るかな?!

やたらと音を沢山出して、うるさいベーシストだというのがザッパのジャック・ブルース評。そのとおりでしょうね。
ピアニストとしてのジャック・ブルースは捨てたものではないと思いますが。
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by nk24mdwst | 2010-02-03 09:59 | 音楽の本

snow thunder

こう連日、雪雷が鳴り続けると、さすがにいい気分ではありません。
私は、雷は恐くないのですが、犬が恐がる。なにより、PCを使っているときが気ではありません。
ノートでバッテリー駆動は気にならないんですが、電源をコンセントから取っているときは、そうはいかない。
夏の雷と違い、冬の雷は、雲が低いので、地上から近いのです。数百メートルの高さでなりますから。
ですから、標高1000メートルのところへ行くと、雷を下に聞くという感じになります。

相変わらず、またなぜかByrds モードに戻っていて。オリジナル・メンバーがRoger McGuinn 抱けになってからのヴァージョンです。
ロイヤリティ・メンバーは、マギンだけのはずなんですが、アルバム全体は散漫といわれようが、Clarence White 他のメンバーがやりたいようにやっているって感じですね。
契約があるから、マギンはバーズを止められなかったのかもしれない。

John French の Beefheart: Through the Eyes of Magic という本が出ることを知り、迷っています。
最大の理由は時間と金。800頁を超えるようですし。まあ、3000円プラスですけど、考えるのです。
もう一つ、アマゾンUKで買うか、ジャパンにするか。UKの方が信頼性が高いので、円高だしUKにしようかと。

CCH のMaster Tax Guide 2010は、アマゾン・ジャパンに注文したのでまだ入手できません。アメリカに注文するべきでした。
日本のCCHには在庫があるのですが、10000円に消費税。アメリカのCCHで買った方が安いんですが、以前は、日本で買えって拒絶された経験がありまして。

この手の税金の本って、一年経つと陳腐化するんですが、逆に、アメリカのように毎年頻繁に税制が変わるところ、というか世界中そうですが、マニュアル本は、毎年持ってないと比較しづらいのですね。

教科書本は、判例中心で理論を述べるのでそれほど陳腐化が激しいわけではないんですけど。

金子租税法は、貶してばかりいるけど、毎年買ってます。マニアですね。

音楽でも、そのアーティストに対する関心の程度が当初と現在とでは変わっている、好きになったものもあるし、それほど評価しなくなったものもあるという意味ですけど、とにかく全部そろえるという、いわゆる追っかけ状態になっている人たちも何人、何組かあるんですが、そういうのを告白するというのは、ちょっと恥ずかしい。

The Band は、ほとんど聞かなくなったのに、リストのトップに存在していたわけです。晩年のRick Danko とRichard Manuel は、声が衰えて痛々しいのですが、それでも手を出してしまうというのは悲しい性です。
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by nk24mdwst | 2009-12-20 08:46 | 音楽の本

that's rock and roll, babe

Robert Palmer の遺稿集、Blues & Chaos をざっと流し読みしました。

私が、ロバート・パーマーの本を読むのはこれが、三冊目です。
Deep Blues: A Musical and Cultural History of the Missiippi Delta, Rock & Roll: An Unruly History を既に読みました。

Deep Blues は、初めてデルタ・ブルーズの歴史、Charlie Patton に始まるその伝統を生んだ背景、その影響をきちんとインタヴューとフィールド・ワークをもとにまとめたものを読んだという気がしました。
要するに、まず、ブルーズの元となるものは、当時の南部のプランテーションで働く、アフロ・アメリカン社会の共有的な文化的財産だったということを確認したうえで、革新者としてチャーリー・パットンを位置づけるということをしています。
この「Blues & Chaosでも、触れられていますが、テキサス・ブルーズ、John Lee Hookerといったあたりもきちんと検討をしています。そういうわけで、それ以前の色んなブルーズ本の中でもっとも説得力というか、私の個人的な知識、感覚の及ぶ範囲で納得のできるものだったということです。

1945年、アーカンソー生まれで大学時代にはバンドでサックスをやり、その後、ミシシッピ・ブルーズ・フェスティヴァルを主催していたというくらいの知識で読んだのですが。

PTVのロックの歴史を扱ったドキュメンタリーがありますが、その監修をしたのもパーマーで、それをまとめたのが、私が読んだ二番目の本です。
この本の最後に、彼の選んだロック・ベスト・テン・アルバムというのがあって、グラムとかパンクなんかまでちゃんと追いかけているので、私とはかなり違うものではありました。
まあ、私は、アルバムを10枚、列挙せよといわれると、ザッパのアルバムを最初から10枚とかいう具合にしか、今は思いつかないのでどうしようもないのですが。ザッパの最初の10枚がロックのベスト・テンだなんて意味じゃもちろんないです。

マジック・バンドのライブで1曲目のロケット・モートンのベース・ソロを聞いているうちに寝てしまうというのは、関係のない話ですが。
それが、一昨日で、昨日は、頑張ってSafe As Milk を最後まで聞きとおしたような気がしますが。

ロバート・パーマーのBlues & Chaos は、とんでもなく広い分野についてパーマーが書いた記事や、ライナー・ノートのアンソロジーです。全体を通してのテーマというのは、ないのですが、パーマーの混沌をそのままあらわしているのでしょう。
面白いものも少なからずあるのですが、いかんせん、短いと感じます。ほんの性格上仕方がないんでしょう。

冒頭、はしがき部分で、52歳で亡くなる直前の様子が語られていて、長年の薬物依存のせいで肝臓移植が必要だという話が出てきます。それが果たせず、亡くなるのですが、パーマーには医療保険がないのですね。
それで、チャリティ・コンサート等で募金が行われたなどと。つまり、国民皆保険なんて話から始まるのです。
もちろん脇道そのものですけどね。

大きなテーマとしては、ブルーズ(デルタ・ブルーズに限定していません)、ジャズ、ロックンロールの誕生(50年代、特にBo Diddley、Little Richard, Jerry Lee Lewis )、ソウルとR&B(Ray Charles, Sam Cook, Stax)という具合に進みます。

Deep Blues でもきちんと検証され、強調されていますが、デルタ・ブルーズ・キングとしてのRobert Johnson 伝説をこの本でも、根も葉もない嘘だと述べているのはその通りだと思います。
Son House, Holin' Wolf, Muddy Waters たちがその後のシカゴのアーバン・ブルーズにつながる伝統をCharlie Patton から継承発展させたのだということです。
ロバート・ジョンソンの直接的な影響を受けたギタリストというのは、60年代のブルーズ・ブームにおける白人ギタリストたちですよね。
だって、義理の息子のRobert Lockwood, Jr. は、最初にエレクトリック・ギターを持ってプレイしたブルーズ・ギタリストの一人だと思いますが、彼は、ボトル・ネックじゃなくてシングル・トーン・プレイヤーです。
ま、いいか。

実は、一番最初の部分は、アメリカン・ミュージックとは何かということで、マイケル・ティルソン・トマスとチャールズ・アイヴズの話からエドガー・ヴァレーズなんてところへ話が進みます。
もちろん西洋古典音楽の人たちなのですが、ティルソン・トマスが、James Brown とストラヴィンスキーを対等にみなしているのに賛意を示しているのですね。
このあとに、ロックンロールを定義づけするなんてことをやってます。当然、ロックの定義づけも行われなければなりません。

このあとは、まあ、クラシック・ロックとして、The Band, Eric Clapton, Lennon, Rolling Stones, Led Zeppelinに触れ、John Lennon はひとつの章立てがされ、さらにパンクから、次がワールド・ミュージックに広がるわけです。モロッコの音楽を現地へいって聞き、習うというのは、何か、ある種懐かしいものを感じますね。
Brian Jones もそんなことをしましたね。要するに、彼は、1960年後半のドラッグ・カルチャーを信奉する、教養のあるヒッピーの正統的な人物であったようです。両親は公民権運動の運動家だったようですし。

最後に、Willam Burroughs とかTerry Riley のインタヴューまである始末で。

ここの記事自体は、Rolling Stone とかNY Times なんかに掲載されたものなのでちゃんと読ませますが、中身があるというか私が感心を持つものほど短いと感じます。

Rick Kenmp のDixie Lullaby の方が、同じ南部出身で1960年生まれの音楽業界関係者の音楽を通した南部社会と自分史、いや、逆ですね、南部社会史と自分史を通じた音楽史として面白かったと思います。

リック・ケンプが上の世代に抱く違和感を常に語っている理由、私がベビー・ブーマーに抱く違和感と同じなのかもしれませんが、所与のものとされている前提が世代で異なるのでしょう。

1950年代、60年代のウェスト・コースト・ポップ・ミュージックに対する無視、カントリー、つまり、ナッシュヴィルのカントリーに対する無視というのは、やはり一種のエリート主義なんでしょうね。

The Band とRobbie Robertson, Levon Helm たちについては、私は、この数年、個人的に整理ができてなくて、あまり聞くことができません。Sandy Denny を聞くと胸が張り裂けそうになることがあるので、あまり聞かないようにしているというのとは違う次元です。

パーマーはバンドをやっていたので、フィルモア・イーストでのAllman Brothers Band のコンサートは、自分のバンドのギグがない限りすべて見たって語っています。Miles Davis のKind Of Blue のライナーでです。
Hourglass 時代のDuane Allman にコルトレーンのレコードを聞かせてやったのだそうです。

ECとのインタヴューは、まあ、呼び物のひとつなんだと思います。パーマーがECをどう評価しているかは、どうでもいいのですが、繰り返し、Albert King のコピーだよねって言っていて、そうだとECも答えています。
ここで疑問。例のLayla のリックは誰が考えたか。一応、デュアン・オールマンだということは、2人とも認めているようです、Randy Paw のSkydog によると。ただ、ここでおまけがあって、デュアンは、あれの元はアルバート・キングだってネタばらししているんですね。
そうだろ、そうだろ、要するに、音楽社会的共有財として既に存在していたものだ、ジャン、ジャン?!
アルバート・キングおたくのECは、わからなかったのか?もちろんわかったけど、アイディアとしては出なかったということでしょうか。

Sun Ra もPatti Smith もみんな出てきます。

Anthony Braxton なんて懐かしい名前も出てくるのですが、Frank Zappa, Captain Beefheart, Grateful Dead は出てこない。これは、アンソロジーだからたまたまかもしれませんが。

MC5は、出てきます。Purity Accuracy という2004年のボックス・セット(音悪し)を聞いた後では、Kick Out the Jams は、学芸会のように聞こえます。
というか、四文字言葉を連発して、それに対する歓声の入った本物ライブを聞いた後では、キック・アウトは、当然、ワード・コードの問題もあるでしょうが、偽ライブとしか思えんのですが、きっと勘違いでしょう。
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by nk24mdwst | 2009-12-09 18:40 | 音楽の本