カテゴリ:租税法(アメリカ)( 499 )

it's over and the next's coming

しかし、翻訳というのは難しいものですね。読んで理解するということと(理解したつもりになるということというべきか)と、他人が外国語で書いたものを別の人に対して日本語で原著者の意図のとおりに伝えるという仕事は、とても私ごときがやれることではないと、つくづく感じました。

法律概念、税法の専門用語、日本にない組織等々、定訳がないものは、困ります。私の力不足なのだけど、共同作業において他の人と日本語に対する感覚が違うのですね。読みにくい原文を読みやすくすることはご法度であるようです。

日本では、新しい国税通則法が制定されました。一昨年の暮れに民主党政権が提案したときは国税通則法という名前を変え、納税者の権利保護を第1条の趣旨規定に入れ、さらに、納税者権利憲章そのものを条文化したという画期的なものでした。

確かに、現状追認という言い方で従来よりも納税者に対する義務強化になる規定もありました。その一点を取って、従来、納税者権利憲章制定の運動をしていた人たち、学者などから不十分だという声が上がりました。逆に、課税庁側からは、こんなのが入ったら調査ができないという巻き返しもあり。とどのつまりは、義務強化規定だけが残ったような感じに見えます。
実際、そのとおりなのですが、従来全く規定のなかった質問検査権、つまり調査事前手続きについて原則事前通知とすること等、手続規定としての体裁を整えたものになったこと自体は一定の評価をすべきでしょう。
ここでいう、評価というのは、褒めているという意味じゃなく、また、けなしている意味でもなく、客観的に評価をして実務においてどう対応すべきか考えるべきという意味です。

ところが、権利憲章がポシャッタためか、現実に法定化された新しい通則法の元における税務調査関連手続に対する対応についての議論が、納税者、税理士、税理士会、日税連の側からほとんどありません。課税庁は、静かに準備を進めているにもかかわらずです。というか、今年の9月から内部事務に関しては全税務署において試行するとしているのですけどね。

と書いてきてみて、すこし、個々の条文を検討しながらというか条文をきちんと読むということが必要なんだと。内内の勉強会でちょっと話したことはあるのですが。

やっぱり、字数に制限を受けないというのは気楽ですね。短い言い切りの中で議論をしようとするツイッターなんてろくなもんじゃない。フェイスブックは、お行儀良くしていないと楽しくないし。フォーレター・ワーズが出ないところがフェイスブックのいいところなのですけどね。逆に、主義主張が違うようなことは言い出しにくい。
おっと、脱線。

ここまで書いてきて思ったことは、ベントレーの本は事後救済手続、システム論が中心だったなと。

世界的な納税者の権利憲章の広がりっていうのは、左側からの圧力じゃなくて、適正手続、事前予測可能性、税務当局ともめたときにおける処理の仕方(最終的には滞納処分)においてどうすれば、納税者、課税当局双方が(特に後者が)最小コストで税務行政を運営できるかっていう視点からでてるのです。だから、OECDが、モデル条約なんか作る。

結果としてどうなっているかというと、国家財政が破綻したアフリカ諸国に対して、IMFと世界銀行がタッグして乗り込むときに徴税システムを効率的に動かす必要があるから、納税者権利憲章も入れるなんて話なのです。
まあ、日本が財政破綻してIMF管理になったら納税者権利憲章もできるでしょう。もちろんそのときは、今よりもはるかに高い消費税その他の租税負担と強力な徴税攻勢とセット。だって、国家の借金を返すためには売上増大、つまり課税強化しかないわけで。

財務省主税局レベルでは、納税者権利憲章を入れなきゃいかんなんてことはわかっているわけです。TPPじゃないけど国際標準にならない。

例によって書いているうちに興奮してはないsがどんどん飛躍しているのを感じます。これをきちんと、論理立て、裏づけを付しながら書かなきゃいかんのだけど、編集者のいないブログゆえ、今日は、これにて、御免。

話が全然変わりますが、りマスターされた大映の座頭市シリーズの1960年代のやつはいいですね。

次は、明日かも知れず、来月かも知れず、税金の話か、音楽の話か・・・
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by nk24mdwst | 2012-05-11 20:44 | 租税法(アメリカ)

on the way home

Spooner's on the way home.

ということで、スプーナー・オールダムは退院したようです。よかった。
アメリカのミュージシャンの病気の知らせを聞くたびに思うのは医療保険制度のことですね。有名ミュージシャンでも保険がないので適切な手術等の処置を受けられない。チャリティ・コンサートをするとか言う話がやたらとあります。

ちょっとサボっていたので、遅れましたが全米納税者擁護官のニーナ・オルセン女史(博士)が定例の議会証言と報告を行っていて、IRSのサイトにアップされてます。

Written Statement of Nina E. Olson before the Committee on Finance, United States Senate. Subject: Complexity and the Tax Gap: Making Tax Compliance Easier and Collecting What's Due. 06/28/2011
http://www.irs.gov/advocate/article/0,,id=125634,00.html

pdfファイルが落とせます。
上記が議会証言、議会リポートは下記から落とせます。

National Taxpayer Advocate's 2010 Annual Report to Congress!
http://www.irs.gov/advocate/article/0,,id=233846,00.html


全米納税者擁護官の由来等は省略。
年に二度の議会報告が重要な仕事の一つです。もちろん、一番重要なのは実務的な面で納税者が困っている他時に助けるということですけれど。

この議会報告の特徴を、以前も書きましたが、確認しておきます。

内容は包括的網羅的で現実を踏まえての問題点指摘と改善案の提示です。納税者擁護局自体はIRS内部の組織でその長が全米納税者擁護官です。全米納税者擁護官の任命権者は財務省長官です。この報告は、IRS長官、財務長官といった職制の上では上位に位置する人の検閲、意見等を一切経ることなく議会に提出されるものです。完了システムにおけるものとしては、きわめて異例なものであると思います。
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by nk24mdwst | 2011-07-10 08:17 | 租税法(アメリカ)

book's green

アメリカの2011年度予算
Budget of the United States Government: Browse Fiscal Year 2011

Issued by the Office of Management and Budget, the Budget of the United States Government is a collection of documents that contains the budget message of the President, information about the President's budget proposals for a given fiscal year, and other budgetary publications that have been issued throughout the fiscal year. Other related and supporting budget publications, such as the Economic Report of the President, are included, which may vary from year to year.
http://www.gpoaccess.gov/usbudget/fy11/index.html
きょうは、John Hiatt
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by nk24mdwst | 2011-02-16 11:24 | 租税法(アメリカ)

dealing taxes

少しばかり、寒くなってきました。

きのうは、一日、勤労奉仕。
机を並べてやっていると、生産性の違いがわかるのですね。
お客の立場からすると、番号札をもらい、座って待っている間に、誰が早く終わるかって解るわけで。スーパーのレジでも、手の速い人のところに並びたいと思いますが、番号で割り当てられる場合は仕方ない。

一昨年以来、スイスのUBSをめぐって資産隠しをやっていた人に対してIRSは、自主的に申し出た人に対しては罰則等を軽減すると期限を切ってやったところ、15,000人余りが自主申告をしてきたわけです。真相は藪の中ですが、IRSが合法的にUBSから得ていた顧客情報は、4000件程度だったとされています。
今回、新たに、HSBCの従業員が顧客情報をIRSに手渡ししたことが明らかになっています。このブログに書いたか、ツイッターに書いたか記憶が定かではないのですが、IRSは、また取引をするのじゃないかなと思っていたのですが、案の定ですね。
I.R.S. Offers a Tougher Amnesty Deal for Offshore Accounts
By LYNNLEY BROWNING
Published: February 8, 2011

Offshore tax evaders received a new incentive on Tuesday to come forward and declare their hidden bank accounts to the Internal Revenue Service, with stiffer penalties than a previous offer but no risk of prosecution.
http://www.nytimes.com/2011/02/09/business/09tax.html
今年の8月31日を期限として、自主的に申し出た人に対しては、罰則等を免除すると。

アメリカは脱税告発をした人に報奨金の出る国です。報奨金額は、脱税金額によって増加します。

フェア・プレイ精神ですかね。

少しずつ、現行通則法と新国税手続法との読み比べをしています。

車の中で、ヘンリー・マンシーニを聞いていたりすると自分の車じゃないような気分であります。夜は、John Frenchを聞いていたりします。

来週、また、勤労奉仕があるのですが、今度は山麓へ行くので、雪が降らなきゃいいなと。天気予報では大きな雪だるまマークでありまして。
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by nk24mdwst | 2011-02-09 18:37 | 租税法(アメリカ)

who pays corporate taxes?

日経でもアサヒでもどこでもいいけど、ちゃんとこういうことを書きなさい。
January 27, 2011, 11:20 am
Winners and Losers Under the U.S. Corporate Tax Code
By CATHERINE RAMPELL

My colleague Binyamin Appelbaum has an article today on the challenges of reforming the corporate tax code, which currently presents a wide disparity in its treatment of different industries and individual companies.
http://economix.blogs.nytimes.com/2011/01/27/winners-and-losers-under-the-u-s-corporate-tax-code/
GEなんか全然、アメリカで法人所得税払ってないじゃないかって話です。
多国籍企業は、海外のタックスヘイブンを利用している、それから製薬会社やシリコン・ヴァレー企業は投資税額控除の優遇を受けている。
それに対してウォルマートのような純米国企業はまともに税金を払っている。
日本も同じですぜ。
鳥インフルエンザが最初に問題視され、ワクチン不足が取りざたされたとき、試験研究費税額こ所の項目にワクチン研究設備が追加されていたりしたしね。

30%以上の法人所得税負担をしている企業もあれば、5%未満の法人もある。だけど、法人所得課税改革は進まないというアメリカの状況。
Corporate Tax Code Proves Hard to Change
By BINYAMIN APPELBAUM
Published: January 27, 2011

WASHINGTON — Large trucking companies paid the government more than 30 percent of their income in 2009. Biotechnology companies paid less than 5 percent.
http://www.nytimes.com/2011/01/28/us/politics/28tax.html
ロビーイングのお陰ではありますが。逆に、今年度の日本の税制改正なんて、火事場泥棒のやりっぱなしって感じですね。
国債の格付けの意味も解らない財政再建派の首相というのは、理解を超える存在です。
格付け会社なんてインチキだと思いますけどね。

投資税額控除をめぐるクラス・アクションがアメリカで以前、起こされ、控訴審レベルで納税者が勝ったのです。びびったのは恩恵を蒙っていたトヨタ、ニッサン、ホンダといった日系自動車企業。
連邦最高裁でひっくり返ったので、胸をなでおろしたというわけです。

以前、投資税額控除についてちょっと調べたことがあるのです。北野税法学原論でいうところの、Tax Expenditure Budget(租税歳出)論ですが、私は、北野先生とは違い、アメリカの制度に対しても肯定的には、なれません。まして、日本のシステムなんて。

今日も、のんびりDead を聞いてます。
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by nk24mdwst | 2011-01-29 17:42 | 租税法(アメリカ)

me no care you cuda

小雪ぱらつき、デッドを聞きながら。

エコノミスト誌がスウェーデンの失敗を喜ぶようにテキサス州の失敗を喜んでいるように見える。
The Texas Omen
By PAUL KRUGMAN
Published: January 6, 2011

These are tough times for state governments. Huge deficits loom almost everywhere, from California to New York, from New Jersey to Texas.
http://www.nytimes.com/2011/01/07/opinion/07krugman.html
大統領も税制改革に必要性を訴えるのだけど。
The coming talk on tax-reform: what's at stake

By Linda Stern

WASHINGTON | Thu Jan 6, 2011 3:08pm EST

(Reuters) - Want to talk about tax reform? President Obama does. He's slated 2011 for a year-long conversation about the increasingly complex income tax code, aimed at eliminating some of that complexity (read: deductions) and lowering the income tax rates.
http://www.reuters.com/article/idUSTRE70559O20110106
税制が複雑になりすぎているので、控除を減らして課税ベースを広げ税率を下げる方向へというわけだけど、これは、一昨年の5月のグリーン・ブックに既にあったわけです。
そのときならともかく、上下両院がねじれ、財政赤字が膨らむ一方、超党派を標榜し、皆で話そうスタイルでいけるのか。

アメリカの今の大統領の超党派姿勢というのは、まじめに国民全員の合意を得ようとしていると捉えるべきなのか、彼の本来の資質と言うか政治姿勢を誤魔化すためのものなのか。
当初言われていたようなプログレッシブな政治思想の持ち主でないことだけは確か。
一義的には、自らの権力基盤を維持すること、本質的には、それまでの大統領と基本的に立場の変わらない人物であると言うことを隠すための超党派スタイルのように思えてきたのですね。

時間が無い、記憶力が減退した、気力、体力が落ちたということ、金が無いということ辺りまでは、まあ仕方が無いけど、最近、やたらと物を無くす。どこに何をおいたかが解らない。
あるはずのものが、なぜか無い。
私もこの世にいるはずでないのかもしれない。
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by nk24mdwst | 2011-01-07 15:42 | 租税法(アメリカ)

you don hafta

なんとなく、今日辺りから娑婆も少し動き出したのかな。

きょうは、Leo Kottkeを聞いてます。
仕事をしながら聞くのには、CDをかけかえるのが面倒くさい。'80年代以後のリオ・コトキの音楽は、それまでのアグレッシブさが消え、ある種気持ちの良い環境音楽風に聞こえないでもないです。

きょうは、朝から、郵便屋さんみたいに車で近場を集配して回ったというところです。年末調整ってそういう仕事です。
天気予報が外れっぱなしで、雪が無いから助かります。

昨年だったら、まず、自宅から車を大通りに出すまでに小一時間。5分で来るところを20分かけて事務所に到着。とにかく車を駐車場似いれて、それから、雪かき、また小一時間。
積雪20センチくらいだとこうなります。
最近、それ以上降ることは、めったにないのですけれど。

ギターの音も響かせ方、微妙なピッキングで歌わせるのが芸ですね。リオは、不協和音を多用する人ですが。
12弦ギターのスライドは、抜群に上手いというか、腕力勝負。

ライブでの演奏のほうが張り切っていて、凄いというのが。

どうでもいいことだけど、確か、Ry Cooderは片方の目が見えないはず、コトキの方は、耳が片方聞こえないはずです。

アメリカの税法は複雑すぎると、全米納税者擁護官のNina E. Olesen女史。
I.R.S. Watchdog Calls for Tax Code Overhaul
By DAVID KOCIENIEWSKI
Published: January 5, 2011

The various calls to revamp the nation’s highly complex tax code were joined by a significant new voice on Wednesday — the I.R.S.’s own taxpayer advocate, who urged that the system be rewritten for the first time in a generation.
http://www.nytimes.com/2011/01/06/business/economy/06tax.html
一応、このアメリカの納税者擁護官制度の研究が私のメイン・テーマなのかな。
National Taxpayer Advocate's 2010 Annual Report to Congress!
http://www.irs.gov/advocate/article/0,,id=233846,00.html
しかし、年々、ヴォリュームが増してますね。
今年は、72ページのサマリー、576ページの本体(分割して落とせるようになってます)、162ページの第二部という構成です。
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by nk24mdwst | 2011-01-06 17:29 | 租税法(アメリカ)

no one's ruling nothing

皆が違う方向へ向かう結果、最悪にいたる。あの国を統治しているの誰だ。それも誰が誰のために。
Right Flank Puts Pressure on G.O.P. on Tax-Cut Bill
By JENNIFER STEINHAUER
Published: December 14, 2010

WASHINGTON — Republicans are under pressure from the Tea Party movement and some other conservatives to reject the compromise tax bill, potentially complicating its passage and highlighting how the Republican Party is likely to face a persistent rightward push when it takes control of the House next month.
http://www.nytimes.com/2010/12/15/us/politics/15cong.html
当初、選択肢は三つだったわけです。
民主党の主張する高所得層に対するブッシュ減税を廃止し中低所得層の減税は維持する。
共和党の主張するブッシュ減税の恒久化。
そして最後が最悪の選択、つまり、どちらの政党も両院で多数派を占めているわけではないのでどちらの法案も通らない結果、ブッシュ減税が期限切れになり、この不況下に、以前の高率課税が完全復活する。

大統領は、本性を現して共和党抱きつき作戦で共和党の主張を丸呑み、低所得者に対する税額控除、失業給付延長という自分の主張も一緒に妥協策を下院で可決させた。
基本的に上院もこれを議決するという流れなのですが、一番右側のティーパーティーないしその系統の議員からの反対意見が出てきているのです。
つまり、民主党の言い分を呑んだ部分が許せないというわけです。失業給付、税額控除、期間制限等ですね。だから、妥協案にも賛成するなと。
まあ、勝手にすればよいのですが、そうなると最悪の結果が待ち受けるだけですね。クリントン時代の税制が復活する。
完全にどうかしています。誰も、まともに物を考えていない。
それから、ティーパーティーを本当に主導しているのが誰なのかはわかりませんが、全米的にこの運動に共鳴している人たちは、この運動の主張するところで本当に利益を受ける人たちではないはずなのに、上手に議論をすりかえて頭の中に刷り込むことに成功しているのですね。
街頭インタヴューで、財政赤字削減のためには消費税増税も仕方ないと答える三越の袋個を下げたどこの誰だかわからないおばさんと同じ。
実際には、実在しないけれど、存在する人。

分断されたアメリカ。レッテルを貼られるとお終い。
December 12, 2010, 7:52 am
Orwellian Centrism

I don’t usually bother looking at the Washington Post. But I’m inside the Beltway right now, so I spared a peek — and for my sins ended up reading Dana Milbank, who praises Obama for punching the hippies.
http://krugman.blogs.nytimes.com/2010/12/12/orwellian-centrism/
現代アメリカで社会主義者のレッテルを貼られたら命取りですが、今の物差しだとニクソンは貼られる事になるでしょう。

格差、という言葉はマルクス主義を嫌うから使われるのですね。階級論をするとマルキストだといわれるから。
December 14, 2010, 8:52 am
The SPECTRE of Inequality

I’m still a couch potato, box of tissues close at hand. So I’m watching stuff my Tivo thought I might want to see, which happened to include the old Bond film Thunderball.
http://krugman.blogs.nytimes.com/2010/12/14/the-spectre-of-inequality/
アメリカに現在でもアメリカン・ドリームが存在するのは事実でしょう。
それから、欧州やアジアのように世襲貴族が存在しないも事実です。しかし、所得格差は、建国以来存在しているのであり、その格差は広がる一方で、広がる速度は拡大の一途を辿っている。昔の教科書なら、この格差のことを階級と呼び、アメリカには、労働者階級がずっと存在してるのだということ、現代の問題は、労働者階級と資本家の対立なのではなく、労働者階級自体の没落にあるのだということは、みなが目をつぶって言わないことです。
変わりに、無人機で中央アジアで戦争をしている。
あれは、スカイネットそのものですよ。

機械が人間を殺す時代に生きている私たち。それになんらの感慨も持たずに生きているような人間をディックはアンドロイドと呼んだ。
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by nk24mdwst | 2010-12-15 17:57 | 租税法(アメリカ)

which worse, worst

最悪の税制改正法案が下院を通ったわけですが。
Something for Everyone in Tax-Cut Deal
By ALBERT R. HUNT | BLOOMBERG NEWS
Published: December 12, 2010

WASHINGTON — The late Representative Phillip Burton, mentor to Nancy Pelosi, the House speaker, once said a popular colleague’s idea of negotiation was to find out what the other guy wanted and give it to him.
http://www.nytimes.com/2010/12/13/us/13iht-letter13.html
中間選挙で、民主党が地すべり的敗北を喫する前に税制改正法案を審議、投票するべきだったわけです。
ところが、上院院内総務個人が自分の選挙のためにそれを避け、さらにホワイト・ハウスのエマニュエル首席補佐官はシカゴ市長選で頭がいっぱい。

民主党は致命的なミスを犯した。
Out of Power Soon, and Out of Sorts Now
By CARL HULSE
Published: December 12, 2010

WASHINGTON — As House Democrats met privately to weigh the tax deal negotiated by the White House, an angry chant spontaneously rolled across the room.
http://www.nytimes.com/2010/12/13/us/politics/13memo.html
今の大統領が再選されないと、アメリカはどうなるか。民主党は、また2012年までの時間を失ったことか。
アメリカの行く末は現状の軍産複合体ならぬ、諜報産業複合体の時代において、裸の家事の資本主義の始末をつけていない以上、誰が大統領になろうと変わらないでしょう。

クルーグマンの見解も同じ。
Block Those Metaphors
By PAUL KRUGMAN
Published: December 12, 2010

Like it or not — and I don’t — the Obama-McConnell tax-cut deal, with its mixture of very bad stuff and sort-of-kind-of good stuff, is likely to pass Congress. Then what?
http://www.nytimes.com/2010/12/13/opinion/13krugman.html
フェイスブックで知り合った人たちというのは、きっかけがアラバマのスコット・ウォード氏なので、そのお友達から広がっています。
マスル・ショールズのプロがいたりします。
彼らの世界観、宗教観が自然ににじんでいて。クルーグマンなんか引用しているやつは、馬鹿だと思っているでしょう。

一人一人をとると、みな、良い人柄で家族と地域を大事にしている人たちだということがわかりました。60年代以後に生まれた人の大学進学率が高いことも解ったし。
税制視察なんていう形で行くと、こういう普通の人と話すことができない。ワシントンのIrs高官に会う、アポは取れても。
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by nk24mdwst | 2010-12-13 15:26 | 租税法(アメリカ)

dancing dancers who can't dance

晴れている東京は暖かい。今朝、飛行機に乗るときは、雷と霙だったのに。

先週末の無理がたたり、今週、不調、なのにまた、東京にいる私。
夕べは、Wavelengthを聞いてました。Van Morrison。
昼間は、何を聞いていたかな。Zappaですね。

車の中では、Tommy Taltonです。Scott Boyerとこんなに雰囲気違ってたかなと。

共和党に抱きつくなというクルーグマンです。
Op-Ed Columnist
Let’s Not Make a Deal
By PAUL KRUGMAN
Published: December 5, 2010

Back in 2001, former President George W. Bush pulled a fast one. He wanted to enact an irresponsible tax cut, largely for the benefit of the wealthiest Americans. But there were Senate rules in place designed to prevent that kind of irresponsibility. So Mr. Bush evaded the rules by making the tax cut temporary, with the whole thing scheduled to expire on the last day of 2010.
http://www.nytimes.com/2010/12/06/opinion/06krugman.html
だけど、抱きついちゃった、それも想像以上に。
December 7, 2010, 7:45 am
The Deal

So the tax deal is out. Obama extracted some concessions, with the big surprise being a payroll tax cut. How much better do these concessions make the thing?
http://krugman.blogs.nytimes.com/2010/12/07/the-deal/
ペイロール・タックスの減税は余計。
結論とすると、共和党の減税案を呑み、さらに自分のやつもぶち込んだので甘いものだらけ。苦い結果だけが残るというクルーグマンの結論は、正しいでしょう。

大統領は、腰抜けのばか者だってクルーグマン。
December 8, 2010, 9:39 am
The Sorrow And The Self-Pity

There is a case for the tax cut deal, as the best of a very bad situation. But Obama did not help that case yesterday by lashing out at “purists”.
http://krugman.blogs.nytimes.com/2010/12/08/the-sorrow-and-the-self-pity-2/
みんな見放したぞ。

再選されるために必要な妥協、中道よりになったのだというわけだけど。
Path to Re-election? Straight Back to the Center
By SHERYL GAY STOLBERG
Published: December 9, 2010

WASHINGTON — Of all the questions swirling around President Obama in the wake of this week’s tax deal with Republicans, this one may matter most to his political future: Can he win back the center?
http://www.nytimes.com/2010/12/09/us/politics/09obama.html
自分で自分の足を撃ってしまった。
とほほ。

世界中、誰が操縦しているのだ。

バブルを造って弾けさせたやつらが相変わらず操縦かんを握っているのか。

日本の政府税調における、納税者権利憲章関係についての批判を書かねばならないのだけど。
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by nk24mdwst | 2010-12-09 16:00 | 租税法(アメリカ)