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cat breath, in the year of the plagiarism

昨日の晩は、東京から偉い先生がお見えになったので賑やかしで呼ばれ、ちょっとお酒を飲みました。帰りのバスの中でドリー・パートンを聞いていました。
ウォークマンの類を聞きながら公共交通機関に乗るのは、私のように普段は車で移動している人間にとって非常に危険です。

ドリー・パートンはメイン・ストリーム・カントリーからメイン・ストリーム・カントリー・ポップ、ポップ路線の人という印象ですが、ジョリーン他ソング・ライターとしてもいい曲を書いています。
いつも日のあたる場所にいる人という印象が私のようなひねくれ者にはなじめない部分無きにしも非ずといいたいのですが、良い曲を良いレンディションと編曲で聞かせてくれるひとです。
サザン・ダイアレクトが心地よく感じられるときが多い、時に鼻につく、かな。

同じようなところから出てきたジャッキー・デシャノンがシンガーとしては彼女に比べると成功度合いが少ないし、歌唱力からいうとはるかに劣るキャロル・キングの方が成功しているようなのは納得のいかないところではありますが。

先週、東京に行っていたときも秋葉原で乗り換えなければいけないのに乗り過ごしました。眠ってしまうからです。最悪は、去年、新大阪で下りるのをボンヤリして大阪駅まで行ってしまったときかな。

最近、寝つきがいいのですが、今週、聞いたいたのはHillman-Souther-Furay Band、McGuinn, Clark & Hillman, Jo Jo Gunne そしてSpiritというあたりです。
ジョー・ジョー・ガンはスピリットから派生したバンドですが、キャッチーで心地よいハード・ロックを聞かせます。二本のギターを誰が弾いているのかわかりませんが、ドラムもキーボードもしゃんとしています。

Spirit は、ロック、ジャズ、ブルースに少しサイケ風味をつけて実に上手にやっているバンドですが、Randy California たちが歌っているのは確かでしょうし、ギターやリズム・セクションに参加もしているのだろうとは思いますが、それにしては上手過ぎると言うのが率直な感想。
スピリットをコンパクトに売れ線でまとめるとジョー・ジョー・ガンになるかな。あと、ジャズっぽいところを全部なくしちゃって。

Sons Of Champlin の初期の3,4作なんかも実に良いサザン・カリフォルニアの香りがします。

Monkees がプロジェクトだと言うのは誰でも知っていることでしょうが(でもない?!)、他にもプロジェクトと言うか企画物って案外たくさんあるのではないかなと最近思います。
企画物だから悪いと言うような偏見は等の昔に捨て去っておりますので構わないのですが。

1966年にビートルズがライブを止めたのでその空白を埋めるための企画として誕生したのがJimi Hendrix Experience とCream なのだろうと思っています。

Cream は、Eric Clapton のバンドとして企画したけど、実質的にはJack Bruce が乗っ取ったというあたりでしょうか。
ジャック・ブルースをベーシストとしてどのように評価すればよいのかというのは非常に難しい問題で、ロック・ベーシストのスタンダードからいうとあまり評価できないのかな。

Graham Bond Organization なんか勝手聞く価値は全然無いですが、当時から上手くないハーモニカ吹きながらTrain Time やってたりして、ブルースは本当は何をやりたい人なのかということ自体がわかりづらいところが問題です。

Things We Like なんてジャズ・アルバム、ウッド・ベースを弾いてますが、録音したのはCream 解散前です。ソロ・ファーストのSongs For A Taylor の方が先に発売され、Things の方は1970年に出ました。
British Jazz の主流派グループというのも存在するのですが、その連中とも基本的には距離を置いているようだし、Robin Trower なんかとつまらんハード・ロックやってたりするし、よくわからん人です。
とかなんとかいいながら、全部一応付き合っているのは何でかな・・・。

ソングズ・フォー・テイラーは、発売と同時に買っているので昔からどこかしらひかれるものがあったというわけです。Cream のBBCセッションなんかを聞くと、このソロ・アルバムに入っている曲はクリームのレパートリーにするつもりだったようですね。

クリームの服のデザインをしていたJeannie Franklyn (Jeannie the taylor)にささげられたアルバムです。ジニー・フランクリンは、Phil Ochs の従姉妹でウェスト・コースとにいたときはCaptain Beefheart & the Magic Band の衣装デザインをしていてその後渡英したのですね。
フェアポート・コンヴェンションのRichard Thompson のガール・フレンドだったわけですが、かの事故で亡くなったというわけです。
リチャード・トンプソンの歌声が聞こえてきましたが。

Bill Champlin もChicago とやっているやつは縁が無いですがそれ以外はずっとお付合いしているし。

腐れ縁でしょうか。
by nk24mdwst | 2008-09-12 10:29 | 音楽


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