Delmore Schwartz の詩は、初めてでしょうか。
For The One Who Would Take Man's Life In His Hands Tiger Christ unsheathed his sword, Threw it down, became a lamb. Swift spat upon the species, but Took two women to his heart. Samson who was strong as death Paid his strength to kiss a slut. Othello that stiff warrior Was broken by a woman's heart. Troy burned for a sea-tax, also for Possession of a charming whore. What do all examples show? What must the finished murderer know? You cannot sit on bayonets, Nor can you eat among the dead. When all are killed, you are alone, A vacuum comes where hate has fed. Murder's fruit is silent stone, The gun increases poverty. With what do these examples shine? The soldier turned to girls and wine. Love is the tact of every good, The only warmth, the only peace. "What have I said?" asked Socrates. "Affirmed extremes, cried yes and no, Taken all parts, denied myself, Praised the caress, extolled the blow, Soldier and lover quite deranged Until their motions are exchanged. -What do all examples show? What can any actor know? The contradiction in every act, The infinite task of the human heart." 戦争は、金がかかります。税金が先か、戦争が先か。 税金が文明の対価であるという言い方をする場合は、その文明とはなんでしょう。 Oliver Wendell Holmes, Jr. が我らが文明を維持するために租税が支払われるものなりといったときのアメリカは、福祉国家であったか。裸の資本主義精神を体現する資本家が南北アメリカの権益を手にし、さらに、カリブ海やフィリピンにまで手を伸ばしていたのではないですか? カリブ海に住む人たちの文明という概念、フィリピンに住む人の文明なんて概念を持っていたはずがありません。 税金は自分たちの文明を維持するための対価であるなら、文明の対立(この概念に与するわけではないですが)があるとしたら、異文明が自己の文明の妨げになるのであれば、当然、排除されるべき、あるいは、収奪の対象であるはずで、そのためには金がかかり、その元手は戦時国債を経由するかどうかはともかく、最終的には租税ですね。 戦時国債の金利を払うのも租税でしかできません。 戦時国債で思い出しましたが、クリント・イーストウッドの日本の硫黄島映画がありました。アメリカが舞台の方は、硫黄島の戦士として戦時国債を売るためのお人形にされた人たちの話でしたね。硫黄島は、三月に陥落、そのあと、東京大空襲その他日本各地の諸都市への無差別空爆、そしてヒロシマ、ナガサキへと続くわけでね。オキナワもあります。 あの時点で戦時国債により調達されたお金は、形を変えて私たちの父母、祖父母たちの頭の上に降ってきたということではないですか。 そういう意味でホームズ判事の言葉を捉えなおしてみる必要がありそうです。 文明と戦争が不可分であるという前提に立ち、人類全体を一つの文明のもとの運命共同体という事実が存在しない以上、租税は、文明、すなわち戦争の対価なのでしょう。 人類みな家族なんて考え方は、少なくとも私は真っ平御免であります。 アメリカの連邦制を考えた場合において、アメリカ合衆国の利害と個別の州、ないし市、郡、学校区その他雑多な地方自治的組織との利害自体も一致しないはずですし、アメリカ文明としてくくられる平均的なものは存在すると仮定しても、それは、100人、100通りなのではないでしょうか。 ただ、マス・メディアは、多元的な価値観を単一化する方向に働いてきたようには思えますが、そのサイクルも終わろうとしているのか、また同じサイクルを違う形で始めようとしているのか。 金子宏「租税法」は、田中二郎ではあまりに露骨に見える官学としての租税法学を上手にオブラートに包んだものであって、非常に洗練されて入るものの、その本質は官学そのものであると個人的には考えています。 ところで、平和憲法を持っている日本は、今、税金で何をしているのでしょうか。アフガンでボランティアの青年が殺されたニュースのあとに、なぜ、某国営放送は、インド洋のガソリンスタンド法の話との関連に触れないのですか。
by nk24mdwst
| 2008-08-27 18:47
| Tax Poems
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