the fluke of runes

今日は、Bobbie Gentry が流れています。
アルファベット順に聞いてるだけという安易な選択ですね。

昨日の夜は、本当に疲れが出ていたのでDominos のボックスに入っているセッションの方を聞きました。Duane Allman は、登場しません。一曲目が終わるかどうかのあたりで寝ちゃいました。
心地よいリズム、余計なことを考える必要もないというわけです。
ギタリストは無視すればよいですからね。

EC だったらデュエイン・オールマンの歌の方がまだましと思うこと少なからず。どちらも精神衛生上好ましいかどうかは別ですが。

警句で有名なAmbrose Bierce の詩です。

      The Statesmen

How blest the land that counts among
Her sons so many good and wise,
To execute great feats of tongue
When troubles rise.

Behold them mounting every stump,
By speech our liberty to guard.
Observe their courage--see them jump,
And come down hard!

'Walk up, walk up!' each cries aloud,
'And learn from me what you must do
To turn aside the thunder cloud,
The earthquake too.

'Beware the wiles of yonder quack
Who stuffs the ears of all that pass.
I--I alone can show that black
Is white as grass.'

They shout through all the day and break
The silence of the night as well.
They'd make--I wish they'd go and make--
Of Heaven a Hell.

A advocates free silver, B
Free trade and C free banking laws.
Free board, clothes, lodging would from me
Win wamer applause.

Lo, D lifts up his voice: 'You see
The single tax on land would fall
On all alike.' More evenly
No tax at all.

'With paper money,' bellows E,
'We'll all be rich as lords.' No doubt--
And richest of the lot will be
The chap without.

As many 'cures' as addle-wits
Who know not what the ailment is!
Meanwhile the patient foams and spits
Like a gin fizz.

Alas, poor Body Politic,
Your fate is all too clearly read:
To be not altogether quick,
Nor very dead.

You take your exercise in squirms,
Your rest in fainting fits between.
'Tis plain that your disorder's worms--
Worms fat and lean.

Worm Capital, Worm Labor dwell
Within your maw and muscle's scope.
Their quarrels make your life a Hell,
Your death a hope.

God send you find not such an end
To ills however sharp and huge!
God send you convalesce! God send
You vermifuge.

stateman と politician は違うなんて教科書に書いてあってりしますがそんなものではないようですね。

アンブローズ・ビアスというと『悪魔の辞典』(The Devil's Dictionary)を思い浮かべる人が多いかもしれません。

南北戦争従軍後、西部へ移り、サン・フランシスコに落ち着き、William Randolph Hearst の the San Francisco Examiner 紙に寄稿するようになるのですね。
大体、このことから彼の政治的立場はうかがえるようです。

この詩で、再び登場するのが the single tax on land ですね。
以前、Edgar Lee Masters の' Spoon River Anthology’ にある詩を照会したときにも出てきた税金です。

この税金、アメリカの西部開拓、大陸横断鉄道等、19世紀後半におけるアメリカの産業革命と資本主義の勃興、租税制度について勉強しなければいけないですね。

包括的所得税論を論ずるときには合衆国の税制史を抜きにはできませんから。

*メモ
アメリカの税制を日本のそれと比較するとき、前提が大きく異なるという点には常に留意しなければならないと思います。

例えば、アメリカにおける事業体課税を論ずる場合において、内国歳入法典に規定するC法人、S法人、LLP、LLC、trust、partnership その他のビークルを個別に検討するのはよいのですが、あくまでも連邦全体に統一的に適用されるIRCにおける存在としての性格、存在意義の検討に止まってはいけないのだと思います。

アメリカでは、合衆国全体に統一的に適用される商法典もありませんし、会社法も存在しません。自然人以外の社団等を含む私人間の取引、地位や権利を定める民法も連邦レベルのものは、ありません。
日本の商法、会社法、民法等に該当する法律は、基本的に州法として定められているわけです。

ですから、内国歳入法典でAという形式の事業体だと認定されているものは、州によって、その位置づけが異なることがあるわけです。州によってその性格を異なるものとして定義されている上、個別の州ごとに州税としての法人、個人所得課税の体系は、異なる点が少なからずあるわけです。

具体例をあげるとすると、連邦モデル会社法というものもあり、それによっている州も小さなところではあるのですが(人口でという意味です。)、そのモデル法も手本にしているのは、デラウェア州法における会社法です。

アメリカの大企業はほとんどがデラウェア法人なのですが、デラウェア州においては、州法人所得課税がないのですね。デュポンの地元だからかどうかは知りませんが。
事業体としてのLLP(有限責任パートナーシップ)というものがありますが、このLLPに関しての連邦所得課税は、どうなっているかというと、基本的には、パス・スルー課税、すなわち、LLP本体に課税せずその構成員に対して個人所得税を貸すこととなっているわけです。
ところが、デラウェア州においてはLLPに法人格を認めているわけですね。
つまり、LLPは法人であるので、州法人所得課税は課されない、内国歳入法典上はパス・スルー課税されるのでどこに住んでいようとその構成員に対しては連邦個人所得課税がされます。

しかし、州税についていえば、構成員が住んでいる州の税法によるということになります。デラウェア州在住であれば、法人扱いなので州税レベルのパス・スルー課税はない。

というようなわけで、アメリカにおける事業体課税論は非常に複雑な順列組み合わせになるはずなので、実務家としてスキームを組む、あるいは、訴訟になるということを除くと外形的に研究することには自ずと限界があるはずなのです。

要するに、あまりに概括的なものか極端に租税回避的性格を持つものしか表に出てこないということです。

日本において、相続税の課税方式に関して遺産税方式、すなわち被相続人(亡くなって財産を残した人)の遺産額に応じて相続税額を計算する方式から、遺産取得税方式、すなわち、相続人(遺産をもらった人)がもらった遺産の額に応じて課税する方式に変更するような流れができてきています。

これもアメリカその他先進国は遺産取得税だ的ないい方をするのですが、アメリカにおいては、遺産の取得等を定める民法は州法であり、個々の州で異なるわけです。州の中には、夫婦財産共有制を定めているところもあるわけです。
したがって、遺産取得税スタイルをとらざるを得ない。

また、夫婦財産共有制を前提にすると、夫婦合算申告の選択適用を認めておかないと、特定に州の住民にとっては不都合が生じうるというようなことですね。

他国の制度をわが国の制度と比較するときは非常に複眼的な思考が要求されるので、財政学的に、要するに取る側の一方的な論理により結論が出るというようなものでは決してないのです。

今は、Bonnie Raitt の歌声が聞こえます。

 
[PR]
by nk24mdwst | 2008-06-17 10:27 | Tax Poems


<< insomnia vivace elastic people >>