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bowie though we

LODGにDavid Bowie は載っているのですね。スターはすごい。

FZのバンドを辞めた、辞めさせられた連中は大概、彼のことをよく言わないのですが、例外もいます。よく言わない理由もわかります、バンドにいる間に全身全霊をささげることを要求され、辞めた後には何も残らない。だから、後の音楽生活で成功しない。
みんながみんなそうなるわけじゃないので、個々人の資質次第かとは思いますが。

例外がAdrian Belew かな。ナッシュヴィルあたりでくすぶっていたのをFZに発見され、誘われた。
FZは、彼のスタイルにあわせて曲を書くという普通、しないようなことをしています。彼が、Bowie に誘われたとき、FZに申し出たところ快く、そうすれば、と言われた。
まあ、例によって去るものは追わずだったと言うだけかもしれませんけれど。

Belew は、自分が若かったが故の失敗だと後悔しています。もう少しあのバンドに残っていたら良かったとインタヴューで語っています。
そりゃそうでしょ、目先の金はともかく、もう少しFZの下で勉強というかトレーニングされていたら、今頃King Crimson でRobert Fripp なんかに使われていることにならなかったでしょう。
フリップなんて譜面が読めて、そのとおり弾けるだけのギタリスト、フリッパトロニクスなんてありましたが、創造力に決定的に欠けていると思います。三流の金儲け好きの独裁者の下でなんかやるのを悔いているのでしょう、べリューは。
今のKCのベースはフリップの弟子、ドラムはドラム・マシーンの方がいいんじゃないかという感じですから。
一応、曲を書けるべリューは利用されているだけ。フリップは歌えないし背も低いし。

表紙を変え、中身は変わらず再発を続け、本当に価値のあるものにゴミを混ぜて高く売りつけるなんてFZは、決してやりませんでした。フリップがやっているのはそれです。
という風にファンに思わせるあたりを考えるとFZの方が上。何がゴミかというのは価値観の問題なので難しいですが、ファンの足元を見てというよりも、うまくターゲットを絞って晩年商売したのは事実でしょう。
もうけた金は、全部自分のオーケストラ作品の演奏、録音、シンクラヴィアに突っ込んだFZというわけです。

1960年代の終わりにズービン・メータを初めとするクラシックの連中と金でもめたせいで、晩年、自作を自前でやらなきゃ行けない羽目になった。FZも若かった。金も無かった。
訴訟もやりすぎた。

オーケストラや指揮者の方がやりたいと思っているのに自腹を切らざるを得なかったという皮肉。

今日は、やたら目覚めが良いです。

夕べは、MC5のKick Out Jams を聞いていたら三曲目が過ぎたところで記憶が途切れました。ライブ・アルバムと称していますが、スタジオ録音に曲の間の演説だけ重ねたものじゃないかと思いました。
ブート並みの音質の録音を含むボックスなんかを最近、入手し聞いた上で聞きなおすと、オイオイと思ったわけです。

演奏と歌に客席の音がかぶらない、ラインから録ったからだとは言わせません。だって演説というか客をアジっているところは客の声が聞こえます。この部分も、もしかしたら作り物かもしれないかもしれませんが。
演奏と歌は好き嫌いは別にして、思っていた以上にちゃんとしてました。要するに本物ライブとはちょっと違う、つまり、ミスが無い。
上手に、ライブっぽく荒い演奏に見せかけている?!
独断偏見なので、馬鹿なことをいっていると思う人は思っていただければ良い訳で、こちらは、ア、そうかと思って直ぐに眠れたわけです。

昨日は、普段余り聞かないMothers の One Size と Overnight 、それに気に入っているRoxy あたりをかけながら仕事をしたらはかどりました。右から左へ抜けたというわけです。
by nk24mdwst | 2008-06-08 06:51 | 音楽


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