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life sick dead

趣向を変えてというか、no more tax poems という気もするので、Jimi Hendrix を採り上げている詩を引っ張り出してみました。

最初は、celine charcoal のタイトルがそのまんまの詩です。

       jimi hendrix

All I want is
to bump into
jimi hendrix's ghost.


like this:

でも、まあ、ジミヘンなんかっていう人も当然いるわで John Thorkild Ellison は、同じタイトルでも中身は・・・


       Jimi Hendrix

Jimi Hendrix was a figure
In 60's rock.
Those were the days
When songs like 'Are You Experienced'
And 'Purple Haze'
Were popular
And Jimi's dexterity would amaze
His fans -
He'd started quite a craze.

His sudden tragic death
(He took too many sleeping pills)
Propelled him into immortality,
The man became a myth.

1960年代をどうとらえるかという価値観の一つの象徴としてジミ・ヘンドリクスは詩の中で登場してくるようです。
1966年に彗星のごとく現れ、モンタレー・ポップ、ウッドストックで人気絶頂となり、突然死んじゃった、かくて伝説は作られた。

それほど単純に切り捨てられたら楽なのですけどね。

素直なファンもいて。 Tonelius Oliver の詩です。
詩の題名は、ジミ・ヘンドリクスの曲名、セカンド・アルバムのタイトルそのままですが。

     Bold As Love

Once a great guitar contortionist
alluded to the Axis
He provided peculiar clues
to a mystery that still hadn't been solved
Were we too caught up in a druggy haze
to see that Jesus Saves
Purple melodies dripped into tie-dyed brains
only to be erased by L.S.D. trips
Believing to be believed
Maybe the drugs made you feel
Experienced
But really were we ready
Ready to understand this Gypsy
and his blissed out harmonies
Wanting to take us to a distant multiverse
Were we ready?
It's o.k. what he left behind
is as Bold as Love


To
Jimi Hendrix (you are loved more than ever)

ジミ;ヘンドリクスの音楽は、みながクスリにくるっている時代のものではありました。ジミ自身もクスリをやっていたわけですが、彼の音楽や詩がどれほどクスリの影響下にあったかというと、話は、そう単純ではないと考えています。

ジミの死因は、クスリに起因するといえば言えますが、いわゆる麻薬のオーヴァー・ドウズによるものではなく、先の詩にもあるように睡眠薬を誤って多量摂取してしまったからです。
過度のストレスから不眠症だったジミヘンは、睡眠薬を常用していたわけですが、普段と違うクスリだと気づかず処方量以上飲んじゃったのですね。
意識のないジミに気づいたガール・フレンドが直ぐに救急車でも呼んでれば別だったかもしれませんが、家の中に禁止薬物があったので連絡等が遅れてしまったというわけです。

この話を聞いたMiles Davis は、女性との付き合い方、クスリとの付き合い方、全部教えてやったのに馬鹿なやつだと思ったと自伝に書いてます。一緒にやる予定があったようですね。
まあ、マイルスも迷ってた頃ですしね。

詩について、昔、私が買ったElectric Ladyland の日本盤の解説に音楽に合うように適当に言葉を並べているだけなんて書いてあったのを中一のときに読みました。
動詞のhaveを習い始めたところの私に、意味がわかるはずもなく、そうなのかなと。

ジミヘンは、音にも詩にも非常にこだわりを持った人だったと考えています。
ライブをどうとらえるかですが・・・

ジミがイギリスに渡ったというか連れて行かれた1966年というのは、The Beatles がライブ活動中止宣言をした年なのですね。

Chas Chandler は、それを意識していたわけです。The Cream が1966年に結成されたのも決して偶然ではないのだと思います。

他方、シングルの寄集めではないアルバムとしてのLPが登場しだす年でもあるわけですが。

when were stones rolling?
even if birds could have fled.
when the dead were alive,
was a plane flying?

who stole songs, singers, managers, or companies?
whose songs they were, writers', singers' or players'?
for whom those songs were, not for listeners?
wondering who are singing and playing
those guitars, basses and drums, do you?

who cares 'bout what i care.
maybe i such a fool as i am.
ax the taxes, cut the budget deficit
nobody mind the poor are dying in this aging country.

can't walk no longer but should
can't stand still and stop crying
fear the roaring thunder
hard rain's gonna fall, wind blowing cold.


でも、まあ、dave sherratt のこの詩のようにお気楽なことを考えている人もいるんだなとも。

      The Big Gig

do they have karaoke in Heaven?
what a gig that' d be
I could sing Limp Bizkit ' Rollin'
'Evolution' with Fred Mercury

Jimi Hendrix on guitar
Cozy Powell, thunder God
John Entwhistle on bass
what an earner, what a wad!

tickets would sell like hot cakes
tho' hot cakes burn your mouth
oh my what a dream world
from Heaven, I'm still south

The thought of being with heroes
The day will soon appear
Or should join them for a sing song
make ya' mind up, there's a gun here


天国でフレディ・マーキュリーのバックが、ジミヘン、コージー・パウエルそれにジョン・エントウィッスルだったら凄いだろなって。

どう考えたらこういう組み合わせになるのか。
自分の好きな人を寄せたんでしょうけど

ジミ・ヘンドリクスは、Stevie Winwood のファンで彼と共演することを楽しみにしていたのです。

Noel Redding と Buddy Miles がこの世を去っているわけですが、この二人にジミだとけんかが絶えないでしょうね。

Billy Cox にバディ・マイルスを加えたThe Band of Gypsy によるレコーディング自体は、契約のもつれを解きほぐすためだったわけですが、このあと、バンドから外されることになるバディ・マイルスはかなり不満だったようです。

同様の不満は、Experience 時代のノエル・レディングも持っていたわけで。

ジミ・ヘンドリクスの訃報に一番がっかりしたのは、Miles Davis だったのじゃないかなどと思っています。70年に入るとマイルス・デヴィスも全く精彩を無くします。というか、60年代の彼のバンドも正体は、Wayne Shorter & Tonny Williams バンドだったと思いますけどね。

John McLaughlin は、トニー・ウィリアムズとLifetime なんて出来損ないフュージョン・バンドをでっちあげますが、マイルスに呼ばれてアメリカに渡ろうとしとき金がなくて、飛行機代を出したのがJack Bruceです。

Cream を止めて直ぐでたジャック・ブルースのソロはSongs For A Taylor ですが、その前にThings We Like というアルバムを作っています。発売は、こちらが後ですけど。
Things は、ブルースがウッド・ベース、McLaughlin がギター、あとは、Jon HisemanとDick Heckstall-Smithがドラムとサックスで、60年代中頃のいわゆるモダン・ジャズをやってます。つまり、アヴァン・ギャルド色が強い、だからIan Carr の方がまだまし。
by nk24mdwst | 2008-04-26 11:46 | 音楽


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