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nothin' changin'

FZのアルバムで、再生頻度が低いのは、One Size Fits All とOvernight Sensation ですね。
どちらも、カル・シェンケルのジャケット、同じ頃に続けて録音されていて、いわゆる、コンサート・フェイヴァリットとなる曲ばかりなのですが。
この2枚は、出た順に、入手しなかったのかな。よくできたアルバムだと思うんだけど。
Playground Psychoticsの方を聞いている頻度が多かったりするので、何をFZに求めているのか。
Zappa論なんかやる気は無いので、やめます。

クルーグマンの苛立ちをメモしておこうと。個人的な理由なので。まあ、いずれにしろ、誰にも将来は見通せないわけです。現状認識にも違いがあり、それが単に見ている数字が違う、基本的な考え方が違う、あるいは、単なる党派的な利害に起因する、それらのどれかが原因、あるいは、複数が原因か。
Flo & Eddie がJeff Simmonsが200Motelsの台詞の練習をしているのを、からかってます。
彼らも所詮、ザッパにとっては、ツールなのですけどね。ツールには、きちんと対価は払うけれど、それ以上の見返りは無い。ザッパは典型的共和党支持の中小企業の親父だと思います。
ただ、レーガン時代になり、共和党が南部の保守層、つまりキリスト教原理主義的民主党員を取り込むために右旋回したのに対しては、強い拒否反応を示していました。
キリスト教原理主義と自助努力、セーフティー・ネット不要論、小さい政府論が結びつくというケヴィン・フィリップスの分析は的を得ているというか、目からうろこなんですが。
また横道。
August 5, 2010, 3:46 pm
Tax Cuts And The Economy

If we could wave away political reality, I’d let all the Bush tax cuts expire, and use the improvement in the budget outlook to justify a large, temporary increase in public spending.
http://krugman.blogs.nytimes.com/2010/08/05/tax-cuts-and-the-economy/
クルーグマンは、ミルトン・フリードマン流の減税による景気刺激策を100%支持しているわけではありません。
ただ、消費性向の強い、比較的低い所得層に対する減税は、消費を拡大するので効果があるだろうというわけで、その通りだと私も思います。高額所得者に対する減税が景気を刺激するというブッシュ減税、フリードマン的な考え方には、明確に異を唱えていて、まあ、私も、そう考えます。
日本の財務省にも、そういいたいのです。経団連企業の減税なんて意味が無い。税率論争は無意味。だって、連中、そんなに税金払ってないんだから。
国際比較をするときは、上手に資料をこしらえて日本企業の租税負担率が高いという数字を示すのが上手ですけどね。

メディケア、つまりアメリカの医療保険制度改革の問題は、単に国民皆保険論ではなくて、アメリカ社会の高齢化に伴う社会保障負担をどう考えるかという話なのです。
August 5, 2010, 4:31 pm
Bending The Curve

The new Medicare Trustees Report is out. Comparing Table IIIA-2 in this year’s report and last year’s report, we get this:
http://krugman.blogs.nytimes.com/2010/08/05/bending-the-curve/
連邦財政、社会保障財政、地方財政を総合的に検討することは、アメリカにおいては日本よりはるかに難しいはずです。
また、それらを整合的に一定の方向性を持たせて、つまり、保護を厚くするかほったらかしにするかというどちらの方向性を持たせるにしろ、日本のように中央集権的ではない政府機構の存在を考えると政策実現自体が、中途半端にならざるをえないというのが、アメリカの宿命なんでしょう。

分権システムが機能するのは、スウェーデン・レベルの経済規模においてなら摺合せがそれほど難しくない要に考えられますが、アメリカの経済規模では、難しいのでしょうね。かといって、アメリカが中央集権システムをとるということは、憲法上も不可能だし。
日本には、真面目に考えたら、第三の道があったと思うのですが、そういう方向へ舵を切る機会を25年前に失ってしまったようです。

Flo & Eddie Mothersが私は、好きだということのようです。Ray Collins とRoy Estrada のいるMothersもすきなのですね。
まあ、いずれにしろ、Mothers ないしザッパの音楽の集大成自体は、ザッパが生前に既にやってしまっていて、膨大なレコーディングが残されているとしても、単に、ライブ・コンサートをそのままの形で提示するというのは、ザッパの遺志に恐らく反するのだと最近感じます。
ただ、単なる追っかけ、ファンですから、平均以上の演奏が平均以上の録音水準のもので残っているのは、間違いないので、それは聞きたいとおもいますね。
しかし、あの一連のライブ演奏を精選したシリーズにおいて、ザッパは単純に一つのコンサートその通りの順番で提示することをあえてせず、時代、バンド・メンバーなどが異なるものを、上手につなぎ合わせて製品化しているということの意味には、やはり配慮が必要なんでしょう。
Joe's Domage のような、ゴミを出されても仕方がないのです。ただ、あれはあれで、研究素材にはなるんでしょうが、エンターテインメントではないですよね。

ザッパ、クルーグマンにアメリカ税財政、日本の税制改革について特に焦点を絞ることなく、思いつくまま書き連ねているものを読まされるほうはたまったものではないか。
by nk24mdwst | 2010-08-07 02:26 | 租税法(アメリカ)


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