so many dying fools

暑い、暑い、暑い。
お盆に墓参りに行ったら、こっちがどうかなるんじゃなかろうか。

FZのImaginary Diseases を久しぶりに夕べ聞いてました。二度聞きました。
1972年の失敗に終わったPeti Wazoo Tourのライブで、FZ没後に出たものです。
曲目は、1."Oddients" 、2."Rollo" 、3."Been to Kansas City in A Minor" 、3."Farther O'Blivion" 、4."D.C. Boogie" 、5."Imaginary Diseases" 、6."Montreal" です。
録音日時は、一つではありません。

メンバーは、Frank Zappa – Conductor, Guitar, Vocals、Malcolm McNabb – Trumpet、Gary Barone – Trumpet, Flugelhorn、Tom Malone – Tuba, Saxes, Piccolo Trumpet, Trumpet
Earl Dumler – Woodwinds、Glenn Ferris – Trombone、Bruce Fowler – Trombone、Tony Duran – Slide Guitar、Dave Parlato – Bass、Jim Gordon – Drums です。
このツアーでしたっけ、トニー・デュランが給料上げてくれって言ったら、直ぐに帰れてt言われたの。

当時の一流セッション・プレイヤーを集めて、Grand Wazoo のようなブラス・オーケストラをやろうとしたのですが、興行的に失敗して、途中で打ち切りになりました。
アルバム評なんてしたくないのですが。

FZコンプリースティストは、持っているでしょう。Jim Gordon コンプリーティストも持っているのでしょうかね。

ザッパのツアー・バンドは、間違いなく'88年のバンドが最高だと思います。
アレンジ、歌唱能力、演奏能力、それに完璧なリハーサルとステージでの出来栄え、メンバーの力量、どれを取っても、他を寄せ付けません。
他の色んなツアー・バンドは、それぞれに魅力があるのですが、総合力では、'88年バンドが群を抜いていると思われます。

実力的には、他の時代のバンドも'88年のバンドに必ずしも劣るわけではないと思うのですね。この'72年のバンドも決して劣るはずがなかったと思われます。
今、聞きなおすと、色々と粗が見えます。
まず、曲がまだ充分に熟成されていないと感じられるのは、アレンジとリハーサルの不足のせいなのでしょう。それと、ギタリストの実力が一番劣っているように思えます。FZですが。
ブラス・セクションは、ブルース・ファウラーのトロンボーンが聞き所でしょうけど、彼のベスト・プレイとは言えません。
水準以上のプレイをしていると断言できるのは、ジム・ゴードンだけですね。かなり、派手にドラム・ソロもやっているし、バックに回ったときのプレイも素晴らしい。
いつも、ドラマーの他にパーカッション奏者を加えるのが常のザッパが、このときドラマー一人だというのは象徴的です。
ジム・ゴードンは、色んなスタイルをこなせるヴァーサタイルなドラマーですが、曲が悪いのでしょうか、相性でしょうか、完全にフィットしているとは思えない。要するに、ドラムに気持ちを集中して聞いていると悪くないのですが、上に乗っかっているものは必ずしも最良の出来とはいえないと感じられます。
全員、ちゃんとしたキャリアが既にあった人たちですが、1人だけリーグの違いを感じさせるわけです。

これは、アンサンブルを聞かせることを主眼としたこのバンドにとっては致命的な欠陥だと思います。

'88年バンドは、要するに学校出て、まだ食えない人たちをザッパが教育し、あるいは、既にザッパのバンドで経験を積んだ連中をオーディションを重ねて集め、さらに、過酷なリハーサルを課した成果なのですね。
ギタリストとしてのザッパの進歩も目覚しいし、スタント・ギタリスト集団もいい。
名前は、挙げませんがドラマーも上手いです。ドラム譜どおり、きちんと叩けたのですね。ジム・ゴードンのようなスリルは感じませんけど。
Vinnie Colaiuta の方がまだ、スリルを感じるときが・・・あんまりないか。Terry Bozzioがぶっ飛んでいるときは、別ですが。

誰に薦めればいいんでしょうね。ただ、聞き流すのなら、それはそれで悪くないアルバムだとは思いますが。
生前、ザッパが出さなかった理由は理解できます。
まあ、ジム・ゴードン・ファンとしては、一応、感謝しておくことにします。

Flo & Eddie とくんでやった方が、この時代のFZにとっては良かったのではと思います。
インスト・バンドを組んでツアーをやるには資金と環境がまだ整っていなかったのでしょう。

Zappa 聞いた後、アンディ・グリフィス・ショーのDillardsを聞いてミッチ・ジェインをしのんでいるうちに寝てしまいました。
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by nk24mdwst | 2010-08-05 11:23 | 音楽


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