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being a southerner

Mark Kemp の Dixie Lullaby を再読しました。
非白人のアメリカ大統領が民主党から登場した意味を考えるため・・・1960年にノース・カロライナの片田舎に生まれた普通の子供が公民権運動、サザン・ロックの盛衰、ディスコ、パンク、アウトロー・カントリー、MTV、ラップについて個人的な体験を確かめるために書いた本というべきでしょうか。

サザン・ロック・ファン向けにしては、ちょっと南部社会とは何か、南部人とは何かという問いかけを私小説的に行っているのがわずらわしいでしょうね。ただ、生きている(少なくとも2000年には生きていた)南部の音楽関係の重要人物のほとんどに直接あって話を聞いているのでは、あります。

Drive-By Truckers の音楽は、私にとっては、非常になじみ深いものに聞こえるときと、聞くに堪えないと思えるときがあるのですが、その理由もなんとなくわかります。やっている本人たち自身の葛藤であるようです。
しかし、CDのライナーは、字が小さいといってまじめに読まないのはいけませんね。Patterson Hood が、あのDavid Hood の息子だって知らなかったわけで。
マスル・ショールズで、R&Bクラシックが録音されているころ、パターソンは、そこらをうろついていたのだというわけです。1960年生まれだと思いますから。

しかし、英語の聞き取り能力があるなんて思っていませんが、少なくとも1970年代半ばというかラップが出てくるまでの歌は、歌詞が言葉で成り立っているということがわかります。言葉を聞き取れる、歌詞の内容がわかるというレベルだというので毛頭ありません。
ところが、今の日本のはやり歌を聞いていると、言葉が聞き取れない。
となれば、年寄りは、聞く音楽をどんどんさかのぼって古いものにせずにいられないということです。

Wolfgang’s Vault のビデオを見ている方がYouTube を探し回るより、私のような怠け者には向いているようです。

Vern Gosdin は、Jim Dixon にThe Byrds へ来ないかと誘われたのだそうです。当時は、Chris Hillman と一緒にHillmen にいたわけですが。
by nk24mdwst | 2009-10-23 17:21 | 音楽


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