人気ブログランキング | 話題のタグを見る

i'm still alive, raining and dull

昼前から小雨が振りだしました。週末のお花見はお預けですね。

夕べは、Robert Palmer の1970年代半ばのSneakin' Sally, Pressure Drop などというものを聞いていました。

Lowell George がLittle Feat に完全に嫌気がさして他のアーティストとやりだしていた頃のもののですが。たしかに、ジョージらしいスライドが聞けます。リトル・フィートのナンバーもやってるしロバート・パーマーの歌い方もジョージのようなメリスマですね。でも、ただのハスキーヴォイスのブルー・アイド・ソウルで、歌は、調子のいいときのジョージに敵わない。

バックには、Bill Payne 他のフィートのメンバーが参加ということです。このあたりの音楽を贔屓にする人も多いのでしょうね。フィートよりもタイトな演奏かなと聞こえたりするわけです。ドラムがRichie Hayward じゃないからかなとか。

ウェスト・コーストの当時の売れっ子のみなさんのバック・コーラス、ときどきレゲェ風、全体はブルー・アイド・ソウル、若干ファンクより?!
この線だと、やはり拒否反応がでますね。1975年頃になると、それまで割合好みだった人でも、大概、もういいやという感じになってしまうのです。明らかに、60年代は終わっているということを感じます。

ロウェル・ジョージは毒にも薬にもならないというか、彼らしいハイ・トーンのスライドを聞かせるわけでもなく、彼のギターだとはわかりますが、駄目ですね。ライブでのぶっ飛びのかけらも感じられない。既に、煮詰まっているんでしょう。

ジョージもマザーズができた頃からFZの周辺をうろついていたわけで、年の割には業界には長い人です。ただ売れなかっただけ。この頃は、もうかなりクスリの影響もあったのでしょうね。

ライブの映像を見ていると、晩年のでっぷり太ってからは駄目ですね。1972年くらいまででしょう。だから、Waiting For Columbus は、後からダビングしたのかどうかはともかくあの時期にしてはいい演奏と歌を聞かせたということでしょう。

ロウェル・ジョージの追っかけだからロバート・パーマーなんかもあるのです。でも、この頃になるともう駄目ですね。しかし、ハリウッドの音楽シーンは、それまでとは世代交代してジョージの世代がかなり伸してくるわけで、その意味では、かなり屈折した心境だったと思います。

勘違いしていたのは、もう1人、ジェシ・エド・デイヴィスですかね。彼も歌わなければいいのに。

この2人は、私の15歳のときからの憧れの人たちであります。

昨日、風呂に入りながら、久しぶりにEddie Hinton のことをいろいろ考えていたのです。彼も時流に乗れなかったのは仕方がなかったのかなと。

Carlie Daniels はスターになった、エディー・ヒントンはカプリコーンが破綻したあと、消息不明になっていた時期がある。その違いはどこにあるんだろうなんて考えていたのです。

カントリー・ロックというのはバド・シャンクのフルートが出てくるのが正統派なのだなどと訳のわからんことを寝入りばなに感じたりするわけですけど。

スタジオとロードは違うということです。

クリス・スペディングは自分のことをセッション・ミュージシャンではなく、ギグ・ミュージシャンだとHPで述べています。同世代のイギリス出身のミュージシャンであるエインズリー・ダンバーは、自分をどう評価しているんでしょうかね。

ダンバーがマザーズに加入する前の一連のリーダー・アルバムはブルース・バンドだというくくり方は可能だと思いますが、フリートウッド・マックのようなストレートなシカゴ・ブルース・ロックとは明らかに一線を画しているといえます。
ホーン、キーボードを多用しているだけではなく、フォー・ビートの曲が少なからずあったりして、同じブルースブレーカーズ卒業生組ということでは、コロシアム以上にジャズよりに聞こえたりもします。

1960年代後半には、ポール・バタフィールドもホーンを入れていますし、ジョン・メイオールもそうです。シカゴの当時の最先端に近づこうとしたら偶然そうなったというところでしょうか。

クルーグマンがG20における中国の発言力についてコラムで触れています。
China’s Dollar Trap

By PAUL KRUGMAN
Published: April 2, 2009

Back in the early stages of the financial crisis, wags joked that our trade with China had turned out to be fair and balanced after all: They sold us poison toys and tainted seafood; we sold them fraudulent securities.

The bottom line is that China hasn’t yet faced up to the wrenching changes that will be needed to deal with this global crisis. The same could, of course, be said of the Japanese, the Europeans — and us.

And that failure to face up to new realities is the main reason that, despite some glimmers of good news — the G-20 summit accomplished more than I thought it would — this crisis probably still has years to run.
http://www.nytimes.com/2009/04/03/opinion/03krugman.html
書き出しは、差別意識丸出しというか何というか、笑えないジョークです。
中国は昨年来、汚染食料品や有害物質を使った玩具を輸出して外貨(米ドル)を稼いだ、その見返りにこっちは元本も危うい財務省証券を売ってやったって。

結論は、ちゃんと優等生発言、中国も日本も、そしてアメリカも現状を正しく認識していないって。まあ、それでもG20サミットは、当初の予想に比べたらやってよかったって結論で付けていますが、結局、何もいっていないのと同じかな。
by nk24mdwst | 2009-04-04 15:29 | その他


<< it's fine, ... spring is coming >>